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ブルームからダーウィン、世界遺産バングルバングルでヘリに乗る

キンバリーを抜けると、次は、2003年に世界自然遺産に指定されたングルバングルへと向かう。バングルバングルは、オーストラリア最後の秘境とも言われる場所。3億5千万年前の土砂が堆積して、砂岩となり地殻変動を繰り返してでできた山脈が、2千万年以上の長い年月をかけた水の流れによる侵食によって創り出された、自然の巨大芸術だ。

ビーハイブドーム(蜂の巣ドーム)と呼ばれる、山の独特の縞模様は、水をよく通す砂礫層と火成岩の風化による細かい粒子の砂の層が交互に堆積して、砂礫層の表面には、藻類が付着して黒く染まり、細かい粒子の層は、含有鉄分によって赤く染まっているのだという。
この地は、アボリジニの聖地ともされていて、いまだに、バングルバングルの西側には、アボリジニ以外は踏みこむことができないそうだ。

そんなバングルバングル全体を見渡すには、もちろん飛行機やヘリを使った空からがベスト。・・・なのだけど、2日前にヘリが目の前で墜落したのを見ているだけに、ちょと躊躇していた。セスナでもいいんだけど、やはりヘリの方が撮影は断然しやすい。
しかし、飛行場についてみると、そこには、墜落したヘリとまったくの同型機が3台。仲良く駐機してあった。「こ、これか~・・」と思いながら、何気に後ろを振り返ると、バスに一緒に乗っていたドイツ人の女の子と目が合う。
しかもとても嬉しそうにこっち見てるから、「何?」と聞くと、「タカはヘリに乗りたいって言ってたよね」と満面の笑顔でにじり寄ってくる。
「乗りたいんじゃなくて、クライアントが絶対乗って撮影してください」って言うから乗るだけで、別に乗りたいわけじゃないよ」と答えると、「でもどっちにしても乗るんでしょ?」。
「まあ、そうだけど・・・、だから何?」と聞き返す。「タカがヘリにどんな顔して乗り込みのか、見届けてあげる」とさらに嬉しそうに言う。
(どうだっていいじゃないかそんなこと・・・。)と思ったけど、「はは・・」と苦笑いだけしてヘリに乗り込んだ。

何事も起こりませんように・・・と思って離陸。バスに乗っていたメンバーがこちらを見送っている。とりあえず無事、離陸・・のはずが、ヘッドフォンを付けた耳には、パイロットからの声が聞こえてくるはずなのに、まったく聞こえてこない。色々なボタンをいじくって、その度にパイロットがこちらに「聞こえるか?」というような顔を向ける。
しかし何度やっても聞こえない。ボタンをいじくる度に下を向き、ヘリが微妙に上下左右にぶれる。(もう撮影するだけだから、お前の声聞こえなくていいよ、この際。前見て飛んでよ・・・)と思ったのだけど、彼はヘッドフォンを外すように指示僕の耳元で大声で「無線の故障だ、一度引き返す」と言って、引き返した。
僕は「そのまま行っちゃってくださ~い」と言いたかったのだけど、結局「あ、はい」と答え、飛行場に引き返した。
まあ、この程度のトラブルで良かった。その後、ヘッドフォンを代えて、無事空からの風景を堪能して、撮影を行った。

トラブルはあったものの、やはりこの場所は、空からの観光がお勧めだ。もちろん、徒歩でこの渓谷の中に踏み入れるのも、面白い。まるでパワースポットのような圧倒的迫力のあるキャシードラルゴージなど、SF映画のCGシーンにも負けない、本物の迫力ある風景に、ただただ、呆然と立ちつくしていた。
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2011年4月に二見書房より出版して頂いた、写真集「Whales ! クジラ!大写真集」と8月に青菁社より出版して頂いた、「海からの手紙ー Message from the Sea」、発売中です。今現在は、今年3冊目になる予定の写真集作成に取りかかっています。 でも、忙しいから、来年になってしまうかも。。。
スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声
INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。
世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール
世界中のダイビングディスティネーションをめぐり、取材した海の魅力などをメインに、紹介しているフリーのPDFマガジンです。是非ご覧ください。 http://www.web-lue.com/











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