PHOTOGRAPHER’S DIARY

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Photographer’s Diary

2015年6月のエントリー

Mon 29
オーストラリア・レディエリオット島。なんなんだ!?この海は!!と久しぶりに思えたダイビング
2015.06.29

レディエリオットでの3日間の滞在を終えて、ブリズベンまで戻ってきた。

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最初は情報もなく、サンゴが凄いってくらいかと思っていた。ところが、それだけじゃない。ここの海はとんでもないポテンシャルを秘めている。

なんだか、ここで伝えてちゃっていいのかな〜とプロモーション取材なのに、出し惜しみしたくなるダイビングを体験した。それも、7000本以上潜っている自分が、過去、5本の指に入るくらいの最高のダイビングだった。

マジで凄い体験だった。

でも、ここでは、
あまり多くを語らず、今回は、オーシャナのウエッブマガジンに凝縮したいと思います。

ということで、シーンの一部を写真で少しだけご紹介。

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<ダイバーが近くにいるのに、一向に気にせず、身体を砂地に擦り付けて身悶えし続けるレパードシャーク>

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<ギンガメアジを撮影していたら、突然やってきて、ギンガメアジを追い掛け回し続けたバンドウイルカ>

まだまだ、盛り沢山のダイビングでした。続きはオーシャナのウエッブマガジンをお楽しみに〜。

Thu 25
GBR魅惑のミンキークルーズ・ ミンキークルーズに10年間乗船している水中カメラマンでさえ、一度も見たことがない貴重な生態シーンを激写! 
2015.06.25

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去年に引き続き、Dive7Seasが一部チャーターするMIKE BALLのGBR(グレートバリアリーフ)ミンキークルーズに乗船した。昨年はMIKE BALLのスポイルスポート号の他、TUSA DIVESOF(スピリットオブフリーダム)号DEEP SEA DIVERS DENTAKA号の3隻に立て続けに乗船して、現地ガイドたちが豪語する、「ミンキーベストシーズンの遭遇率100%は本当なのか?」を検証した。

もちろん野生の海洋生物だから、ベストシーズンのズレや、海のコンディションなども考えると、100%は有りえない確率であることを前置きしながらも、4回目のクルーズとなる今回も、見事遭遇。自分自身も遭遇率100%を維持している。

ちなみに、ミンキーとは、ミンククジラのことで、ヒゲクジラの中でも最小のクジラ。そのミンククジラも、ミナミミンククジラとキタミンククジラ、そして、ドワーフミンククジラの3種に分類される。ここ、GBRで遭遇できるのは、この中でも最小のドワーフミンククジラ。通常観れるのが、4m〜7m、最大でも8mほどにしかならない世界最小のヒゲクジラだ。特徴は体にある複雑な模様。この模様や傷のパーターンによって、個体識別を行っていて、現在この海域では約300個体が識別されている。

昨年は、ミンキーメインのポイント、GBRのリボンリーフNo10のライトハウスボミーで、一度に7頭を目撃したり、自分自身、とにかく初乗船で大当たりしたと思っていたのだが、「今年は、良かった去年よりも、さらに多くのミンキーに遭遇できている感じ」と、クルーたちが口々に言うくらい、ミンキーの当たり年のようだ。

多くのミンキーに遭遇する中で、昨年も水中ではなかなか見ることのできないと言われている親子のクジラを撮影したり、ブリーチングシーンを撮影した。そして、今年。マーメイドロープ(ミンキースイムは、クルーズ船から流す2本の長いロープに捕まってみるというルールがある。このロープをマーメイドロープと呼んでいる)に捕まって、一緒にスノーケリングでミンキーを撮影していた、MIKE BALL専属水中カメラマンのジュリアが、「過去10年間で一度も見たことがない!」という貴重な生態シーンを目撃、いや、激写してしまった。

その写真がこれ

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一見、何の変哲も無い、2頭のミンキーの写真のように見えるけど、何が貴重なのか分かりますか?

右奥の個体の腹部から、何やら白い突起物が飛び出してるのが見える。そう、これ、ミンキーのペニス(生殖器)。

つまり、このオスのミンキーは、おそらくメスである左手前のミンキーをペニスを出して激しく追い回していたのだ。

フィッシュアイレンズで撮影していたので、自分は確認していなかったのだけど、側で撮影していた、水中カメラマンのジュリアが、直後に水面に顔をあげろと指示するので、何かなと思って顔を上げた。「タカ!見た!?今ペニス出してたわよ!10年間乗船していて、初めて見た!写真撮った?あんなシーン、研究者もまともな写真持っていないくらい貴重なシーンよ!」と興奮気味に叫んだ。

自分は、確認できていなかったので、「そうなの?」と慌ててモニターを拡大して確認すると、確かにペニスが写っていた。「あ、撮れてる、撮れてる、12カットくらい。そのうち半分は、君と一緒に写ってるけど(笑)」と言ってお互い笑った。

狙って撮影したわけでも、気付いて撮影したわけでも無いので、達成感は無く、ただただ、「ラッキー」と思っただけだけど。この貴重なシーン、他の人たちは、皆ダイビングに出かけていて、ほとんど見ていない。

ミンキークルーズでは、ポイントでミンキーが出ていると、ダイビングをするか、ダイビングをスキップして、スノーケルでミンキーを狙うかの選択は自分でする。ロープに捕まっていた方が断然ミンキーとの遭遇率は高くなるのだけど、ダイビング中に遭遇っていうのも、なかなか魅力的。悩んだ挙句ダイビングをスキップした選択が吉と出た結果だった。

この日は、ライトハウスボミーで6頭、ピクシーピナクルで4頭、最低でも計10頭に遭遇することができた。

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Sun 07
オーシャナ・久米島ロケ中
2015.06.07

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6月4日から、久米島のDIVE ESTIVANTでオーシャナロケ中。昨年もこの時期にオーシャナロケを行ったんだけど、梅雨が明けず、コンディション的にはかなり苦労した。今年こそは!と思ったのだけど、結局今のところ、また明けない梅雨に苦しめられている。

潜れるポイントも限られてるし、太陽も出ないから、地形の撮影もイマイチ。

オーナーガイドの川本さんも、何を撮らせようか試行錯誤の状態の状態?
しかも、そんな中で狙った被写体がことごとく外れ。トンバラのマグロは、3匹しかいないし、サンゴの産卵はうねりが入って潜れず。スミレナガハナダイの求愛はイマイチ。いるはずのヒオドジベラは見当たらない。う〜ん、こんなこともあるのかと苦笑い。

そんな感じだから、「とにかく1本でも多く潜って、1カットでも多くシャッターを切る」と心がけながらの取材が続く。

昨日もクマノミのハッチアウト狙いでナイト潜ったけど、結局ハッチアウトしなかったから、今日もまたトライ。

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でも、待ってる間ライト消して夜光虫で遊ぶのは、この年になっても楽しかったな〜。

ということで、ダイビング中、皆があまり気にも留めない魚たちにさえ注目しての撮影が続く。

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これは、アカモンガラの正面顏。なんかポケモンみたいで面白いでしょ。

ってな具合です。

Tue 02
日本で販売されなくなったTUSAのM-18QB CONCEROというマスク
2015.06.02

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昨日、久しぶりに、TUSA ((株)タバタ)の今村さんにお会いした。そのときに使用させて頂いている機材の話になった。3月〜4月に行っていたスリランカロケで、愛用の水中マスクM-18QB CONCEROが、船上で人に踏まれて壊れてしまった。いつも予備を持っていないと心配だから、一つお願いしたいと、伝えたところ、「そのマスクは、もう日本では販売してないんですよ。海外(海外では、M-17 CONCEROとして販売されている)からの取り寄せになります」と言われて、驚いた。

このマスクは、フレーム部分もシリコンでレンズを覆っていて、188gと、とても軽量。スカート部分の幅が短くて、視界も広いし、それに撮影のときにも、フレームがガツンと当たることもなく、ファインダーを覗き込めるので、とても気に入っていたのに。過去のHP調べていたら、2009年には愛用していたから、もうかれこれ7年近くは、このマスクを使用していたことになる。

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<2009年にM-18QBを装着していたときの写真>

軽量だから、あまり気にせず予備マスクをスーツケースに放り込んでいられたのに。そのお陰で、スリランカで踏まれて壊された(多分かなり上からマスクに飛び降りたんだと思うけど、やった人が名乗り出なかったので、真相はわからないんだけど)ときにも、予備マスク持っていたから、どうにか対応できた。

今村さんからは、「水中写真家のむらいさちさんも、装着跡も付きにくく、視界が広いと絶賛してくれている M1003, M1003QB Freedom ELITEを使ってみてください」。と言われたので、一度M1003QBを使ってみようとは思うのだけど、重さは233gと若干重い。大したことないように思われるけど、軽量で柔らかなフレームに慣れてしまったので、たまにレンタルで違うマスクつけると、とても違和感を感じるようになってしまっているくらい、愛用していた。だから、すぐに慣れるか心配。

と思っていたら、「時間かかるけど、海外のM-17QBが手に入るか対応してみます」と言ってもらえて、「よろしくお願いします!」と言ってしまった。わがままだなとは思うのだけど、機材って、これだけ長く使用していると、ある意味、体の一部みたいになってるから、少しの違和感も撮影には左右してしまうような気がするんですよね。

それは、ダイビング機材だけでなく、カメラにしてもそうなのだけど。フィルムの頃は同じ機材を10年近く使用していたのに、コンデジでは、長くてもせいぜい5年くらいで新しい機材になってしまって、いちいちボタンを確認しないでも操作できるくらいに使いこなせていないのが難点です。カメラも、最近やっと、もう新しい機材を無理に購入しなくて、このままでいいかな〜と思えるようになってはきたんだけど、やっぱり、新機能とか着くと、つい買ってしまいたくなります。

「芸術家」というよりも、「職人」を目指したい自分としては、同じ機材を長く使うことには、こだわりたいところなんですけど、なかなかね〜。

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  • 尾高大樹
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PICK UP

2018.02.02
ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた

長くワープフィンを愛用している。クジラやバショウカジキ、シャークダイビングなどは黒の一番硬いワープを使用。イルカ、アシカなど、一緒に泳いだり、回転したりする場合には、少し柔らかめの白のワープを使用している。フィンソックスを使わず、素足で履くので、かなり足にフィットしないと激痛が走ることもあり、なかなか他のフィンに移行できない。 黒を使う理由は、様々で 1/スキューバダイビングの場合は、撮影時にどこかに足をかけたりする場合に汚れたり、傷がつきやすい。なので、白はすぐ汚れてしまうから黒を使用。 2/クジラやバショウカジキなどは、直線で横に泳ぐ場合が多いので堅めの黒を使用。 3/タイガーシャークやスリランカでは、黒いフィンを使用することを奨励しているために黒を使用。 などあるため、黒のフィンを使用する頻度が一番高い。 あとはブレードの長さが、個人的には撮影時にフィンが映り込みにくい長さという感じ。 以前は、フィンのパワーに負けないように、走り込んだり、色々とトレーニングもしていたが、最近は忙しさもあり、ほとんどトレーニングができていない。それに、年齢的にも当然脚力も落ちて来ているんじゃないかな〜と思うところもあった。 そんなとき、以前パラオのデイドリーム取材でお世話になったガイドの遠藤学さんから連絡をもらい、「越智さんには是非使ってみて欲しい」というので、使ってみたのが、このワープフィンの先端を遠藤さん自らがカットしたオリジナルフィン。 遠藤学オリジナル形状フィンとでも言えばいいのか。正直、カットした部分は手作り感満載で、決して綺麗とは言えない。しかし、実際に、タイロケでのダイビングや、その後の奄美でのホエールスイムでも使用してみたところ、これがかなり使いやすかった。 どこが違うのかというと、説明は、以下のブログから https://sandwave.jp/2017/04/5379/ つまり、自分が使用してもこの記事で書いてあることと同じ感覚になるということです。感覚というか、実際に、ブレが無くなり、より自然にスムーズにフィンキックができます。これ、遠藤さんがガイド現役時代に、すっごくお世話になったから言っているわけではありません。「良いものは使う、悪いものは使えない」昔からはっきり物を言ってしまう僕なので、いくらお世話になったからって、お愛想で「これは使えます!」とは言いません。だって、下手したら、命に関わることでもありますからね。 ということで、僕は、白のワープフィンも、この形状にしてもらおうと思っています。 それにこれはあくまで噂でしかないですが、この形状で評判が上がれば、この形状のニューワープフィンが作られる可能性もあるみたいです。あくまで噂ですけど。遠藤学オリジナル形状ワープフィンがプロトタイプのガンダムだとしたら、ジムが量産されるってことですね(古い)。 従来のワープフィンに、プラスカット代で5000円ほど必要になりますが、今までワープフィンを使っていて、少しブレが発生すると感じている皆さまは、是非、新宿のサンドウェーブで遠藤さんにフィンをカットしてもらってください。 僕以外にも、激流の海を潜るガイドの人たちの間でも徐々に噂になってきてる、ある意味「プロ」が認めるフィンになりつつあるのかもしれません。 そのうち、「お、あなたも遠藤学モデルですね。通ですね〜」って海でやり取りするようになるかもですね。 P.S. この記事を書いた直後に遠藤さんから白のワープフィンをカットしたものが送られて来ました。次のアシカスイムで使用してみたいと思います。

参加者の声

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声

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INTO THE BLUEとは?

INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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