PHOTOGRAPHER’S DIARY

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Photographer’s Diary

フィリピン

Tue 29
第4回 Anilao Underwayter Shootoutに審査員として参加して来ました
2016.11.29

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フィリピンのアニラオは、"マニラの伊豆"と日本人ダイバーに表現されることもある。マニラから車で2時間ちょっとあれば潜りに行けるダイビングディスティネーションだ。

今回、ここでフィリピン政府観光省が主催して毎年11月末に開催されている、アニラオ水中フォトコンテスト(4th Anilao Underwater Shootout)の審査員として招待された。フォトコンは、今年で4回目を迎える。毎年4〜6人の水中写真家を世界中から審査員として招待していて、日本からも、第一回目に中村宏治さん、三回目に吉野雄輔さんが審査員として、招待された。

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自分は正直なところ、この"マニラの伊豆"、アニラオという海には一度も潜りに来たことがない。それどころか「アニラオ」という海がどんな海なのかすらほとんど知らなかった。

今年、審査員として参加しているのは、香港在住の水中写真家Stephen Wong氏、それに奥さんで同じく水中写真家のTakako Unoさん、コタキナバル在住の、Jason Isley氏、フランス水中写真家のGreg Lecoeur氏、地元フィリピン人水中写真家のScott Gutsy Tuason氏。

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<4th Anilao Underwater Shootoutの審査員。向かって右から、Greg Lecoeur氏、Jason Isley氏、Takako Unoさん、Stephen Wong氏、越智隆治、Scott Gutsy Tuason氏>


毎年違う写真家を招待し、「フォトコン期間中は審査とは関係無く、好きに潜ってアニラオを楽しんでいてくれれば良いし、部屋も広いし、他の審査員も友達や家族を連れて来てる人もいるから、家族を一緒に連れて来てもいいよ」という、かなり緩い感じの依頼だったので、「じゃあ、審査員として参加してもいいですよ」と返事をした。

で、家族に話してみたら、次男の颯友が行きたいというので一緒に連れていくことにした。長男は、中学の試験があるから、妻と日本でお留守番。

しかし、実際に来てみて初めて知ったのだけど、このフォトコンテスト、ワイド写真はカテゴリーになくて、被写体は、基本的にマクロのみ。それぞれ、コンデジ部門と一眼レフ部門1・Macro(マクロ)、2・Nudibranch(ウミウシ)、3・Marine Behavior(マクロの生態) 4・Portrait(魚のポートレイト) 5・Creative (マクロ・クリエイティブ)6portfolio(4点のマクロ写真のポートフォリオ)など、のカテゴリー。今年は、11月23日にスタートして、28日の審査発表までの期間でフォトコンに登録したダイバーであれば、プロの水中写真家を除いた、現地ガイドも含めた誰でもが参加可能。

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<珍しい、紫色のボロカサゴは2個体もいた>

とは言っても、「プロの写真家」ってどう区別してるの?資格があるわけでもないのに?と思ったのだけど、「少なくとも、審査員として招待された人は参加できない」とのこと。それ以前に、マクロの水中フォトコンなのに、なんで自分が招待されたんだろう?という疑問も。

開催前日に、潜水游世界China Scuba Diving BDMという中国メディアからのインタビューも受けたのだけど、その時には、マクロオンリーだとは知らなくて、インタビュアーの質問に対して、かなりワイド系な回答をしてしまっていた。

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<フォトコン参加のためアカシアリゾートに登録しに来たダイバーたち>

今年は、世界17カ国、約150人が参加。総作品数は500カット以上。審査員が滞在したアカシア・リゾート・アンド・ダイブセンター(ACASIA Resort and Dive Center)を本会場として、 このエリアに50以上あるリゾートのうち、20近くが参加。参加者の多くは、アジア各国のみならず、ヨーロッパからの参加者も。日本からは、地元ダイビングリゾート、アニラオ・ヴィラ・マグダレナ・ダイブリゾート(Anilao Villa Magdalena Dive Resort)のオーナー大沢義生さんと、そこに滞在していた4人のゲストの計5人が参加。

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<ウエルカムカクテルパーティーに参加したチームジャパン(?)>

日本からも近いし、近年ではLCCのおかげでかなり格安に来れるアニラオでのフォトコン、日本でも、ちゃんと宣伝すれば、フォト派のダイバーがもっと集まりそうな気もするんだけど。と初日のウエルカム・カクテルパーティーで大澤さんと知り合い、そんな話をした。

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<真剣な眼差しで、写真を見てジャッジする審査員>

28日の最終日には、6人の審査員が朝10時30から午後6時までの7時間半かけて、各賞を決定。以下にそれぞれの1位を紹介する。見ていただければわかると思うのだけど、黒抜きの作品が圧倒的に多い。日本では、明るめ、ふんわり系がちょっとしたブームな気がするけど、世界的なダイバーの趣向としては、こんな感じだ。決して審査員の好みで黒抜きだけになったわけでなく、出展作品のほぼ9割以上が、こんなイメージだった。

一番気になったのは、カテゴリー別に写真をエントリーするため、「この写真は、生態じゃなくて、ポートレートにエントリーしたら、トップ取っていたかもしれないのに、という感じのカテゴリー選択ミス?が何点かあったこと。4点の写真で構成するポートフォリオ部門は、4点のバランスやバリエーションが重視された。

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そして、今年は、前出のアニラオ・ヴィラ・マグダレナ・ダイブリゾートの大沢さんが、コンパクトデジカメのウミウシとポートフォリオの2部門で1位を獲得!実はフォトコン期間中、同伴した次男のJrオープンウォーター講習をしてくれることになり、ほとんど潜る時間の無かった中での受賞だったので、こちらとしても嬉しい受賞だった。

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2部門受賞した大沢さんは、「アニラオで受け入れ側の私がゲストの皆さんを差し置いて一位をとってはいけない(とれると思っていませんでしたし)なぁと恐縮しています。来年は皆さんがいい写真がとれるようによりサポート側に回りたいと思っています」との日本人らしい謙虚なコメント。

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「もしかして、知ってて何かしてくれたんですか?」と大沢さんに冗談を言われたのだけど、審査員は、完全に写真だけしか見せられずにジャッジするので、どの写真が誰のもので、誰が受賞者なのかは、パーティーでの発表までは、全くわからなシステムになっているから、今回のように同じ人が何部門でも受賞することもあり得る。ちなみに、フォトコン開催期間中も、審査員は参加者と同じ船に乗ることは認められず、いつも審査員だけで一緒に潜っていた。

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<フォトコン参加者のガイドを務めたローカルガイドたちも紹介された>

各賞受賞のパーティーには、かなりの参加者や関係者が参加し、リゾートのプールサイドに設置された特別会場は、超満員。地元の学生たちのショーや歌、主催のDOT関係者や、メインスポンサーのフィリピン航空関係者のスピーチなどの後に、各賞の受賞作品と受賞者を発表。

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5日間という短期間の間に、それぞれのカテゴリーの写真を撮影しなければいけないわけで、なかなか納得のいく写真が出せないこともあるかもしれないけど、こういう形のフォトコンが日本でもできれば、面白いのにと感じた。

来年もこの時期に開催される予定なので、オーシャナでツアーを組んで、さらに多くの日本人の受賞者を出せればいいなと思ったりしながら、帰国の途に着いた。

Sat 04
セブのフォトツアーで、サラワクイルカに遭遇
2016.06.04

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セブ・ブルーコーラルでのフォトツアー2日目、南セブ支店からバリカサグへの移動途中、珍しいサラワクイルカの群れに遭遇。サラワクイルカは、2〜3年前にスリランカで一度目撃して撮影したことがあるだけ。顔が小鳥みたい。背中だけだと、ハンドウや他のイルカと間違えてしまいそうだけど、今回は運良く顔の撮影ができた。自分はセブロケでは、過去にハシナガイルカやユメゴンドウなど、結構鯨類に遭遇することが多い。で、なんとなく、過去のウエッブマガジンを確認してみた。2013年の南セブ&ボホールロケでも、遭遇して船上から撮影したイルカの写真に、ハンドウイルカの群れって書いてたけど、今回の遭遇で再度確認してみたら、もしかしたら、これもサラワクイルカだったかも・・・。2カット目が、2013年に撮影したイルカの写真。

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3カット目は、バリカサグでギンガメアジ撮影中のフォトツアーの参加者たち

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Sat 28
今日新橋のBOXでスライドトークショー
2015.11.28

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今日、新橋のBOXでスライドトークショーを行います。しかし、SNSなどで告知前に満席になってしまったので、また日程を改めて再度スライドトークショーの開催を検討しています。

毎年恒例なのは、スライドショーが当日の直前まで完成していないこと。で、何名かのゲストの方から、今年もまだできてないんでしょう〜と聞かれたのですが、今年は、もう出来てるんだな〜、これが。

ただ、テーマが「2015年の軌跡」で、今年撮影した写真限定で作ってるので、インパクトイマイチなところも個人的にはありますが。まあ、楽しんでもらえれば、いいです。

実は、このスライド作成と並行して、来月乗船する飛鳥Ⅱでも、2回ほどトークショーをしなくてはいけないので、そのスライド制作にも追われていて、それもあって、BOXの方は早めに完成させれたという経緯もあります。

ということで、今現在、BOX用のスライド作成だけでなく、別に3つ程作成していて、写真入れる場所をパズルみたいに動かしてストーリー展開を思案中です。とはいっても、多分今日のは酔っ払ってのだから、ほとんどストーリーはあって無いような・・・いや、無くて、全然無いようなアドリブなんですけど。

Fri 29
セブの海で、RGBlue System02でマクロ撮影をしてみた
2015.05.29

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<RGBlue System02 2灯でマクロ撮影を行う>

オーシャナBlue Coralのフォトツアーを開催したセブで、フォトツアー期間外で潜る機会があったので、Blue Coralのオーナーガイド、ヒロさんにお願いして、今回は、RGBlue System02を使ってのマクロ撮影をおこなってみた。

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<セブのBlue Coralオーナーガイドのヒロさん>

昨年、バハマのドルフィンクルーズでは、System02を2灯使って、ナイトドルフィンスイミング時のイルカ撮影を行ってみた。暗闇でも、距離が近ければオートフォーカスもしっかり合うし、イルカ全体に光が回って、とっても雰囲気の良い写真撮影ができた。

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<昨年、バハマのドルフィンクルーズにて、RGBlue System02 を2灯使用して撮影した、ナイトでのイルカ。今年は、4灯に増やして撮影してみたいと考えている>

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<RGBlue System02 2灯でナイトのイルカ撮影を行う、越智>

最初にこのRGBlueを使用してマクロ撮影にトライしたのは、2年前にオーシャナロケで訪れた鳥取県の田後での取材「タイガーシャークから2ミリの世界@鳥取・田後/越智隆治はじめてのダンゴウ」でした。

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<初めてマクロ撮影に、光源としてRGBlueを使用したのは、鳥取の田後での、ダンゴウオの幼魚撮影だった>

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<これくらいの被写体であれば、水中ライトもありだなと感じた、ダンゴウオの幼魚の撮影>

その前に訪れたバハマでのタイガーシャーク撮影でも、RGBlue System01を使用して、動画でのタイガーシャークの撮影を行ったりしていました。

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<このときは、まだストロボ撮影でのフォーカスを得るために使用していたに過ぎなかったが、次回のタイガーシャーク撮影では、RGBlue4灯での撮影を行ってみたい。はたしてタイガーは気にせず寄ってきてくれるだろうか>

最近は、テレビからの動画撮影の依頼も増えてきていていることもあり、動画にも、静止画にも両方対応できるように、ストロボを使用しないで、どこまで静止画を撮影できるかを検証してみた感じです。もちろん、最近では、コンデジなどで、水中ライトのみを使用してマクロ撮影している人が増えていることも知っています。

今回は、System02を2灯を使用して、セブ周辺でのマクロ撮影などにトライしてみたので、その写真を紹介したいと思います。

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今までは、多少暗い場所にいる小さな魚たちでも、ライトを照らさずに、マニュアルフォーカスでしっかりピントが来ていたのですが、やはりそろそろ「老眼」に悩まされる年齢。少しでも明るくして撮影したいというのが本音です。

あれだけ、暗闇でのマニュアルフォーカスに自信があったのに、とうとうこの日がやってきてしまったか〜!という感じです。もちろん、ライトを照らすことで、逃げてしまう魚も多いですから、撮影可能な魚は減るだろうし、ライトを充てて接近しても逃げない根性のある個体を探すことが重要になってきます。

撮影していて気付いたのですが、今まで以上に、魚たちがこっちを見てる感が強烈に感じられる写真が多くなった気がします。気のせいかもしれませんが。

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ためしに、自分に向けてみたら、かなり眩しくて、しばらくチカチカして撮影どころではありませんでした。そう考えると、「ちょっと魚たちには申し訳無いかな〜」と思ったりすることもあるのですが、まあ、新しいマクロ撮影のスタイルとしては、面白いのではと思います。

今回は、絞りを開放にして、被写界深度を浅くし、周囲がぼやける、柔らかい感じの撮影を試みました。目にピンを合わせるのがシビアだけど、それだけ、雰囲気のある写真が撮影できたと思います。

また、ストロボではなくて、水中ライトでの撮影は、ストロボの同調シャッタースピードを気にする必要が無いので、絞り優先オートに設定して、撮影すれば、状況によっては、1/500秒とか、1/1000秒などの早いシャッタースピードで写真撮影が可能なので、手ブレ、被写体ブレの心配は軽減するなと思いました。

被写体によっては、ストロボのようにカッチリした光源が必要な場合もあるので、写真のように、RGBlueINON S2000を両方取り付けて使い分けての撮影もありかなと思いました。

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<RGBlue System02 とINON S2000両方を2灯づつ付けて撮影するBlue Coralオーナーガイドのヒロさん>

Thu 28
フィリピン・セブ島でのフォトツアー終了
2015.05.28

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<オスロブでジンベエザメを撮影するフォトツアー参加者たち。この日は、天候も、透明度も良く、ワイド撮影には最適の環境だった>

5月22日〜5月26日、オーシャナBlue Coral主催の水中カメラマン越智隆治と行くセブ・フォトツアーが行われました。

今回で4回目となるこのフォトツアーでは、バリカサグ島のギンガメアジの群れやウミガメ、リーフ上のサンゴに群れるアンティアスやスズメダイ、オスロブのジンベエザメ、スミロン島のサンゴ、ヒルトゥガン島のロウニンアジやツバメウオの群れなどの被写体をターゲットとした、ワイド撮影メインのフォトツアー。

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<バリカサグ島。サンゴの上で乱舞するメラネシアンアンティアス>

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<立ち泳ぎで、餌を食べる、オスロブのジンベエザメ>

総勢7名の方に参加していただいきましたが、事前に持っている機材を確認したところ、半数以上の方が、コンデジとワイコンのみでの参加。ストロボも水中ライトも持っていない人もいたので、今回は、「太陽光を利用したシルエット撮影」をメインのテーマに、撮影方法、構図の取り方、それに撮影後の効果的なトリミング、画像処理の仕方なども簡単に説明しました。

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<KASAI KYOMIさんの撮影した、バリカサグでのウミガメとダイバーの写真。アンダー気味の写真を明るく補正して、カメとダイバーが画面の中心に来るようにトリミングした Olympus TG4 + ワイドコンバージョンレンズ>

しかし、ワイド系の被写体を狙うときに重要なのは、まずはダイビングスキルであること。スキルだけでなく、周囲がどのような状況で、どんな要因で魚の群れがどう動くかを予測する洞察力や観察力。どんなに撮影に集中していても、ガイドがタンクを鳴らす音に瞬時に気づき、即座に反応する集中力や瞬発力などがとても重要であることも説明しました。

ゲストの方たちは、最初はあまりピンと来ていなかったかもしれませんが、群れや、大物をワイドで撮影する場合、他の人よりも、よりインパクトのある写真を撮ろうとするのであれば、ガイドが見つけてタンクを鳴らして教えてくれる音に瞬時に対応することで、誰よりも早く被写体に寄れるか寄れないか、より好ポジションで撮れるか、撮れないかが、大きく違ってきます。ときには、その反応の数秒のズレで、シャッターチャンスを逃すこともあります。

そして、もう一つ。当然、ワイドの被写体を追跡することで、グループから離れてしまう危険性も無くはないということ。安全にワイド撮影を楽しむためにも、自分自分の安全管理は自分自身で見極められるようになっておく必要があることも伝えました。

特に今回、1本目のバリカサグでは、流れが早く、サンゴに群れるアンティアスやスズメダイを撮影するには、最適でしたが、そこで長く留まっていると、他のダイバーは流れに乗って、どんどんドリフトしていってしまって、グループの前と後が大きく離れてしまうことがありました。ガイドが何度タンクを鳴らしても、撮影に集中していて、気づかない人が多くいました。

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<流れがあって、アンティアスやスズメダイ系の魚たちの群れ具合は最高だったが、撮影に集中しすぎると、グループから離れてしまうことも>

写真のスキルに関しては、初日の皆の写真を見て、寄りの甘さ、構図の取り方の中途半端さ、被写体に対する思い入れなど、全てにおいて、遠慮がちに見えていたのが、2日目、3日目とテーマを決めて撮り続けていくうちに、目に見えて写真が上手になっていく様子に、今回は自分も驚きを隠せませんでした。

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<すぐに深場に逃げてしまうギンガメアジを驚かさないように、アプローチして撮影する参加者>

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<ワイド撮影のフォトツアーとはいえ、時には、サンゴの中に住む魚を撮影してみたり>

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<バリカサグには、警戒心の少ない大きなアオウミガメが多く、初日のワイド撮影の被写体として、活躍してくれた>


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<オスロブのジンベエザメ。この日は10個体くらいのジンベエザメがいて、落ち着いて撮影することができた>

水中での撮影姿勢や、ガイドのタンクを鳴らす音への反応の速さ、周囲の状況を観察しながら撮影する様子。どれを見ていても、初日とは全然違っていて、「撮影する上での重要ポイント」を頭の中で意識しながら皆が撮影を行っているのが見ていても良くわかったし、実際に撮影した写真が驚くほど変わっていたことに、感動すらしました。

以下に、今回撮影した参加者の写真で、特に印象に残ったものを何点か掲載します。

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<TAGUCHI NOBORUさん撮影。オスロブのジンベエザメの手前に群れる小魚が、画面全体を覆い尽くしていて、野性味を感じさせてくれます。ダイバーが多くてバブルが立ち上がっているのが残念ですが、オスロブでの写真としては、珍しいイメージだと思います。Nikon D7100 + Nautilus Housing >

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<YOSHIKAWA YUKOさん撮影。バリカサグのリーフトップのサンゴに群れるメラネシアんアンティアス。潮の流れに乗って、同じ方向を向いているアンティアスやハナダイを画面いっぱに入れて、迫力のある写真になっています。Panasonic LUMIX GH4 + 7~14mmlens +Proof Housing >

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<YOSHIKAWA YUKOさん撮影の、ヒルトゥガン島のロウニンアジの群れ。この日はまとまりが悪かったので、撮影は難しかったのではと思う中で、かなり密にまとまっているロウニンアジを撮影しているし、対角線を利用して、上昇していく群れのイメージを上手に表現できています。Panasonic LUMIX GH4+7~14mm lens + Proof Housing>

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<MATSUZAKI NORIKAZUさん撮影のスパインチークアネモネフィッシュ。最初は、正面から撮影している構図だったのですが、奥行きや、バックの明るさなど考えて、横から撮影する構図に変わっていました。一つの被写体を様々な角度から撮影して、粘ってみるのも、写真が上手になるコツです。Olympus E-PL3+ Olympus Housing >

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<AKIBA MISATOさん撮影。オスロブのジンベエザメ。今回参加者が撮影したジンベエの中では、一番印象に残った写真。強烈な太陽光による白とびを避けるために、ジンベエの後に太陽を隠すことで、全体がはっきり見えるし、隠れた太陽の斜光が、とても美しくて、バランスの取れた写真です。カヌーの上からジンベエザメを覗き込む観光客の様子も臨場感が感じられて面白いですね。CANON S100 + INON Dome Lens +Recsea WHC S100 Housing >


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<MATSUZAKI MAKIKOさん撮影。ヒルトゥガン島。テンジクダイ系の群れがいるサンゴの上に停泊するバンカーボートまで構図の中に取り入れて、とても上手に撮影しています。セブの海を象徴する、バンカーボートは、邪魔だと思わずに、こんな風に被写体に取り入れてしまうのも悪くないと思います。他の人が、テンジクダイとサンゴだけを撮影していた中で、バンカーボートにまで、注目して、構図を取っているところが、素晴らしかったです。Olympus TG-3 + PT-056 >

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<MATSUZAKI MAKIKOさん撮影。ヒルトゥガン島。同じくテンジクダイの群れるサンゴをシルエットにして、太陽光に、ベラ?が被った瞬間を逃さずに撮影した、秀逸な写真です。今回のフォトツアーの中で一番印象に残った作品。コンデジでこれが撮影できたのには、正直驚きました。フォトコンなどに出しても、十分賞を取れる写真だと思います。MATSUZAKIさんは、水中で撮影しているところを観察して、シルエットで撮影することを一番意識していたのが、印象的でした。あの粘りや、構図の取り方は、今後も撮影に生かしていって欲しいと思いました。Olympus TG-3 + PT-056 >

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元々人に物を教えるのが苦手で、フォトツアーも毎回「これでいいのかな」と思い悩みながら開催していましたが、正直、今回参加しえくれた方の上達ぶりに、「フォトツアーを開催して良かった」と素直に思えたことが自分には大きな収穫でした。

フォトツアーにご参加いただいた皆様、ブルーコーラルスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

また来年も、開催予定です。ご興味のある方は、オーシャナまでお問い合わせください。

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2019年に開催する、奄美南部でのホエールスイム空席状況です。 開催期間 2019年1月26日(土)〜2月3日(日) 2019年2月23日(土)〜3月1日(金) 宿泊:ZEROグラビティー・古仁屋クラブハウスまたは、ZEROグラビティー清水ヴィラ 両方の宿泊施設は、車で5分ほど離れています。 船:ZEROグラビティー所有のカタマランボート。暖房完備の船室、冷蔵庫、ポットなど 温水シャワーのあるシャワールーム、トイレはウォッシュレット ボートの出港は、古仁屋からになります。宿泊施設からは、それぞれ、3分(クラブハウス)、10分(清水ヴィラ)。 空席状況(2018年12月22日現在) 1月26日(土) 空席4 1月27日(日) 満席 1月28日(月) 空席1 1月29日(火) 空席1 1月30日(水) 空席2 1月31日(木) 空席1 2月1日(金) 満席 2月2日(土)  空席5 2月3日(日) 余裕有り 2月23日(土) 空席2 2月24日(日) 満席 2月25日(月) 空席2 2月26日(火) 満席 2月27日(水) 満席 2月28日(木) 満席 3月1日(金)  空席2

参加者の声

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声

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INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

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世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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