PHOTOGRAPHER’S DIARY

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フォトグラファーズダイアリー

Fri 25
激流のペリリューやテールトップリーフを潜るためのデイドリームの安全対策とは
2014.04.25

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ダイバーの間では、激流で有名なパラオのペリリューコーナー。
パラオ在住のインストラクターでさえ、まともにガイドできる人は少ないと言われる。

ましてや、さらに遠く、パラオの北の激流ポイント、テールトップリーフに至っては、潜りに行く機会も少ないので、今回のパラオ南北サファリでお世話になっている、Day Dream Palauのトップガイドである遠藤学さんでさえ、潮読みは難しいという。

今回も、テールトップリーフの水深30m前後のリーフ上の中層をドリフトで流しながら、緩やかにカーブするコーナー先端を過ぎた途端に、急にブルーウォーターへの払い出しの速い潮がかり、一気にリーフから沖へと流された。

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<後方のダイバーが吐き出したエアが、先行するダイバーを越えて進行方向に流れて行く。それだけ、流れが速い事が伺える>

ペリリューでも、速い流れの中でドリフトし、ポイントを2つも3つまたいで流す場合がある。
今回も、イエローウォールというポイントから、コーナー先端に向かって、ドロップオフをロングドリフトし、最後はペリリューコーナーを横切って浮上した。その距離約1.8km。

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<イエローウォールから、ペリリューコーナー先端まで、ドロップオフを流す。その距離は、約1.8km>

潮の速さ、波の高さ、天候、キャプテンの経験値、ゲストのスキル、魚の群れの状態など、様々な状況によってその時その時の遠藤さんの対応は臨機応変に変わる。

そのときのポイント全体の状況を把握した上で、どこで何分後に浮上するのかを、ピンポイントでキャプテンと打ち合わせて、その通りにダイビングを組み立てる。

今回のように流れの速いときに、まずリーフから離れて遠藤さんがすぐに行なうのが、フロートをあげる事。
その水深は25m前後だったりする。

フロートに装着している漁業用の手釣り用のラインは70mもある。
深い場所からフロートを打ち上げる場合、この手釣り用のラインの細さによる、潮の抵抗の少なさと、強度も重要なポイントになっている。

打ち上げるフロートのサイズも、通常のフロート長さが5フィート程度なのに対して、遠藤さんのフロートは、倍の10フィート。
幅も3倍近くある巨大なものだ。

エアをいっぱいに入れた巨大フロートは、フィンガーリールに巻かれたラインを勢い良く吐き出しながら、一気に水面に向かってロケットのように浮上していく。

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<全長10フィートのフロートを水深25mから打ち上げる>

巨大フロートを一気に打ち上げ、そのフロートが水面に到達すると、しばらくしてボートがフロートの周囲を旋回し、「フロートを確認している」事を安全停止中のダイバーたちに知らせる。

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<安全停止中に、ボートがフロートを確認している事をダイバーに知らせるために、フロートの周囲を一周して知らせてくれる>

リーフから離され、どんどんと沖へ流されていく状況で、ボートが旋回してフロートを確認している事を知らせてくれるこの行為、他のダイバーはどう思っているかわからないが、漂流経験のある自分としては、本当にほっとする。

ガイドとスキッパーとの間で、どういう潜り方をして、どう浮上するかの打ち合わせがしっかりできている事も、ハードな海でも安心して潜れる大きな要因だ。

経験本数の多いダイバーたちの多くが、穏やかな海よりも、こうした激しい海に潜ることを求めるようになってきている。
ペリリューエクスプレスやテールトップリーフを潜る事、それ自体がベテランダイバーのステータスであるとも言える。

彼等のハードな要求を満たし、ギリギリまで攻めるダイビングを行いながらも、安心して潜れるのは、こうした安全対策を怠らないガイドやオペレーターの姿勢にあるのだと、久しぶりに遠藤さんと潜って、改めて実感した。

DAY DREAM PALAU

Fri 25
パラオ南北縦断サファリ・北のカヤンゲル方面で大当たり。過去のウエッブマガジン
2014.04.25

デイドリームパラオ(Day Dream Palau)では、パラオの北、カヤンゲル島と南のペリリュー島にステイする、南北縦断サファリを行なっている。

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コースとしては、相当コンディションが悪くない限りは、まず北のカヤンゲルを目指す。
大物狙いの博打的なダイビングが多い南北縦断サファリの中でも、特に北は、相当に博打的だからだ。
当たれば凄いけど、当たらないと何も出ない。

南のペリリューの方が海の開拓も進んでいて、データも揃っているから、目的の生き物を確実に見せられるという自信もデイドリームのガイドにはある。

次はペリリューへと移動するので、あまり細かい事は書けないが、今回で3回目となる南北縦断サファリ、その中でも、今回は大当りだった。

テールトップという、パラオの3大大物ポイントでは、3000匹のロウニンアジと2000匹のバラフエダイの群れに2回も巻かれ、G1とソロールリーフでは、シルバーチップシャークを目撃。

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そしてグルグルマンタポイントのユウカクでは、2本のダイビング中、約20匹のマンタが捕食を続けていた。

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正直、北だけで紙面を作れるような満足できる写真を撮る事は至難の業であることが多いのだけど、今回は、十分にその素材が揃った。

これから後半のペリリューステイ。
こちらも大物狙いで博打的なのは変わらないが、デイドリームは、ペリリューステーションでの海のデータが蓄積されていて、「大物を見せる」という意味では、北よりも確実性が高い。

さて、どんな大物を見せてもらえるのか。

※過去のパラオでのウェブマガジンはこちら(古い順に並べています)。

定番無視のパラオ|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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リベンジ!ペリリュー・エクスプレス|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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ペリリューイエローウォール|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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Palau,Peleliu island ペリリュー島というところ|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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STAR WARS inPeleliu ペリリューのスターウォーズ|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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究極の激流地帯、パラオ・ペリリュー|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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Full Moon Peleliu 満月のペリリュー|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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ペリリュー発 群れBIG5|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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パラオ北R018|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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パラオマンタリサーチ!序章|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

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パラオマンタリサーチリベンジ!そして、ぐるぐるマンタの可能性|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

スクリーンショット 2014-04-25 04.06.49.png

Sat 05
ニューカレドニアのocean+α記事フォトブック
2014.04.05

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MDF(マリンダイビングフェア)で、ブースの展示物に、オーシャナで取材したときに作成したウエッブマガジンをそのまま使用してくれている所が何カ所かあった。

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PDFで作成した、雑誌スタイルのレイアウトでデザインするものなのだけど、ウエッブ上では、このデザインがあまり重要視されていない。記事と写真が一律に配置された、僕個人的には、殺風景なHTMLの記事だけを見て、情報を得ているだけの人が多い。

でも、印刷媒体で長く仕事をしているカメラマンとしては、このデザイナーの人が作り上げた雑誌スタイルのウエッブマガジンが完成してくるのが、毎回とても楽しみでもある。

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良いデザインやレイアウトによって、自分が気に入っている写真が、さらに引き立たせられた時などは、正直本当に嬉しくなる。

過去に、特に目立っていなかったマクロ生物を雑誌で見開き一面で取り上げた後、その生き物がブームになったなんて効果もある。写真が均一に並ぶHTMLでは、撮影者として、どの写真を、より皆に見てもらいたいかとか、何が強く印象に残ったとか、そういう思いが伝わらり辛いと感じる。

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ウエブを中心に活動しているのに、こんな事書くのはどうかと思うけど、やはり、手元にずっと残しておきたいと思うのは、毎日更新されていく、HTMLの記事ではなくて、丹誠込めて作り上げたてもらった、PDFのウエブマガジンだ。スマホやiphoneでは、文字が小さくて読み辛いのも十分に分かってる。効率とか、見やすさを考えると、PDFの記事をやめてしまおうかと思い悩まないわけではない。

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でも、MDF会場で、パネルや、配布用の印刷物になっているのを見ると、あ〜、やっぱりいいな〜と感じる。

そして、今回特に、こんな風に作ってくれたら記事の作成者として、嬉しいなと思ったのが、ニューカレドニアのウエッブマガジンをハードカバーのフォトブックにしてくれていたもの。

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自分たちが、丹誠込めて作ったウエッブマガジンを、とっても大切にしてくれているという気持ちが伝わってくる。気に入ってくれているんだなという思いが伝わってくる。そして、その思いを、素敵なハードカバーのフォトブックにしてくれた事で、撮影、記事、デザイン、そして、印刷物と、一つの記事が作り上げられている過程全てにおいて、「思い」が込められて、その「思い」が引き継がれて、単なる"情報記事"として、というよりも、一つの"作品"として、完成されていた。

帰りの電車の中でも、何度も開いて眺めてしまった。

でも、「越智さん、オレのおかげですよ」と、どや顔されるのも嫌だったので、このフォトブックを手に取ったとき、表情には出さなかったけど、涙が出てしまいそうな程、嬉しかった事は、作成者には言わないでおいた。

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ニューカレドニアのブースに立ち寄ったら、良かったら、見てみて下さいね。

Thu 03
三陸ボラのくまちゃんから届いたメカブの"おいしい"食べ方
2014.04.03

いつもいつも、何かの収穫の時には、「日本にいますか?」って連絡くれて、ホタテや、メカブなど海の幸や、実家のリンゴなどを送ってくれる三陸ボランティアダイバーズのくまちゃん。メンバーの人たちにも、色々送ってもらったりして、個人的には、とっても感謝しているのだけど、ロケで海外に出てばっかりで、なかなか僕が家にいるタイミングで送れなくて、食べそびれる事も多い。

しかし、今回は、とってもタイミング良く、しばらく日本にいる(といっても、1週間ほどだけど)この時期に、くまちゃんから、メールと一緒にメカブとホタテが届いた。わ〜い。

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越智さん

お疲れ様です!&お帰りなさい!
おやつ届きましたかー?
ホタテは形が悪くてはじかれたものですが味はいいです。
黒いところをとって、貝柱と耳をたべてください。
めかぶは、茎から切りはずして刻んでからさっと湯通しです。
そのままくきごとギャートルズ的に湯がいて食べてもおもしろいです!

クマ

というメールが届いた。

なるほど〜、ギャートルズ的に食べてもおいしいんだね〜。
じゃあ、早速、朝起きたてで

メカブをそのまま湯がいて・・・・

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そのまま〜・・・ガブリ!

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もぐもぐもぐ・・・・、美味しく無いわけじゃないけど、あんまり味がしない。

う〜ん、やっぱり、ちゃんと茎から切って、湯がいて、小さくみじん切りにして、醤油とかかけて、メカブ丼にして食べる方がいいかな〜・・・・・ん?

「めかぶは、茎から切りはずして刻んでからさっと湯通しです。
そのままくきごとギャートルズ的に湯がいて食べてもおもしろいです!」

ギャートルズ的に湯がいて食べても・お・も・し・ろ・い・です! ????

もぐもぐ・・・、おいしいじゃ無くて、おもしろい・・・・だったか〜。

まあ、そうだよね。

あんまり嬉しくて、早とちりしてしまいました。

後は、普通に小さく切ってメカブ丼にして頂きました。美味しかったです。

ごちそうさま〜。


Wed 02
ワイド撮影が魅力的なラジャアンパットの海
2014.04.02

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ediveが企画したラジャアンパットクルーズに乗船して、撮影を行なった感想をもう一つ、アップします。

前述したのは、ピグミーシーホースの個体数の多さや種類の多さ。今回は、ワイドの視点で見たときの、ラジャの海に関して、少しだけ触れたいと思います。

あまり前知識の無いままに、訪れたけど、インドネシアの海は透明度がそんなに良い印象が無かったので、あまりワイドは期待していませんでした。ただ、sふとコーラルは奇麗そうだな〜くらいな。

で、実際にところ、前半に潜った、ラジャの北のエリアは、そんなに透明度も良くなくてこんな海が続くのかなと思ったけど、南に移動してからの透明度は、かなり満足な感じ。

もちろん、北部も抜けるときは、奇麗に抜けるそうです。

で、北はマンタ狙いのポイントが多く、ハードコーラルやマングローブダイブなど、ワイドのバリエーションも豊富。

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南部は、透明度、ソフトコーラルのカラフルさ、魚影の濃さが目についた印象でした。一番撮影したかった、魚圧の濃い、イエローリボンスィートリップスの群れは、チーム分けして後発のエントリーだったりしたので、すでにバラけてて、思うように撮影できなかったのは残念だったけど。

個人的に一番気に入ったのは、南のYiliet Kecilというポイント。石灰石の岩場に空いた、いくつもの小さな穴から差し込む光が、ステージ上のスポットライトのように、海中に降り注ぐシーンは幻想的。朝、雨が降っていたのに、ダイビングと同時に太陽が差し込み、最高のシーンを演出してくれました。

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ということで、サンゴ、ソフトコーラル、マングローブ、地形、大物、群れなどなど、バリエーションに富んだポイントが揃うラジャアンパット。コンディションの良い状態で、全てのポイントに潜るのは至難の技。それだけに、何回乗船しても、飽きないと思います。

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コンディションがいまいちで、自分もまたリベンジしたい!と思うポイントはいくつかあります。次回行っても、同じポイントに潜れるかはわからないくらい、ポイントバリエーションも豊富なラジャの海、きっと、ワイドもマクロも堪能できると思います。

今年のediveが企画するラジャアンパットクルーズは終了したけど、また来年、1月、2月、3月と毎月1クルーズずつ企画していて、すでに予約も入ってきているとか。しかも、2月はラジャアンパットだけでなく、アンボンというエリアも含めて、9日間のクルーズ行程で潜りまくるそうです。

現地クルーズ日程:2015年1月18日(日)~26日(月)

         2015年2月8日(日)~18日(水)

         2015年3月17日(火)~25日(水)

まだ、確定では無いけど、自分もこの2月のクルーズに乗船して取材を行なうかもしれません。

ご興味のある方は、ediveまで。

今回のクルーズでの総集編は、5月末か6月頭頃にウエブマガジンにて、公開予定です。お楽しみに。

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参加者の声

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
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INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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