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Wed 06
マーシャル諸島でのダイビング後に漂流しちゃった話
2013.11.06

この話を、どう受けて止めてもらっても構わないのだけど、仕事柄?よくアクシデントに巻き込まれる。

で、毎回無事生還してはいるのだけど、それなりに精神的かつ肉体的疲労を伴い、日本人の一般常識から考えると、そのトラブルに至った原因の究明、ダイビングオペレーターへの責任追求など、すべき事なのかもしれない。

それが、トラブルの経験の無い一般ダイバーのトラブル時の指針にもつながる。

・・・・という事にもなるのかもしれないけど、どうしても「まあ、生きて帰れたんだから、まあいっか」と事後は笑い話にしてしまっている。
とは言っても、実際にその状況下にある時には、それなりにビビっていたし、もう生きて帰れないかもしれない、と思った事も何度かある。

真剣に、トラブルの原因究明、責任追及に奔走している人には、「ふざけるな」と思われるかもしれない、ということを前置きに、過去の漂流しちゃった話を、あくまで自分の「やっちゃった」経験として、何度か書いてみたいと思う。

十数年前のマーシャル諸島での漂流

まずは、マーシャル諸島での話。

もう十数年も前の事。
某雑誌のロケで、マーシャル諸島を訪れた。

それまで何度もマーシャル諸島は潜っていたのだけど、そのときは、取材中に新たにダイビングポイントを開拓する事を目的としていて、自分もまだ潜った事の無いポイントをいくつかリサーチすることになった。

マーシャル諸島共和国は、新聞社を退社直後から10年近く、毎年撮影に訪れていた場所。
個人的にも大好きな場所だった。

サンゴ礁が隆起してできた環礁だけの島国で、地球温暖化によって国土の水没が懸念されている国の一つでもある。
国民の多くが、国土が消失するかもしれない不安を持っているとは思うのだが、しかし、南の島だけあって、普段はいたってのんびりとしたペースで生活をしている。

この島国にいると、何事も「まあ、なるようになるんじゃない」と自分も細かいことを気にせずにいられた。

新しいダイビングポイント開拓

ある日、水中撮影のため、現地の日本人ガイドのS君と、サイパンから一緒に取材で来ていたガイドのHさんと3人で当時のマーシャルでは珍しいハゼを探すために、環礁のチャネルになっているダイビングポイントに潜ることになった。

しかし、水深も多少あり、3人で探してすぐに見つからないとエアを消費してしまうので、まずガイドの二人が入ってハゼを探し、見つけたところで、水中からフロートを上げ、僕がその合図に合わせてエントリーして撮影を行うという段取りになっていた。

exile_ochi_20131104_2.jpg

もし二人が入ってから10分たってもフロートが上がらない場合は、水面に上がるエアを目印に、潜ってきて欲しいと言われていた。
マーシャル人のボートキャプテンのRさんと、ボートクルーのJも「了解」ということで、二人は海中に潜っていった。

しかしだ、その日は風が強く、僕自身は二人の出すエアが水面に到達している場所がまったく確認できなかった。
Rさんに「見える?」と聞くと、「多分」と答える。
どこに行ってもそうなのだが、現地の人たちの目の良さにはいつも感心させられていたので、彼の言葉を信頼することにした。

「マーシャルの釣りバカ日誌」

10分が経過したが、フロートは上がってこない。

予定通り、僕もエントリーを開始することにしたのだが、自分自身は彼らがどこに潜っているのかさっぱりわからないので、「どの辺かな~?」とRさんに再度尋ねると、「その辺」と答える。
しかし、僕にはまったくわからない。

(この人本当に見えてるのかな~?)とちょっと不安になったのは、実はそのとき、外洋側のかなり離れた場所に、巨大な鳥山(現地の言葉でウナ)が見えていたからだった。

exile_ochi_20131104_3.jpg

Rさんは、「マーシャルの釣りバカ日誌」と言われるくらいの、大の釣り好き。

実は、ホテルやスーパーマーケット、真珠の養殖、ミネラルウォーターの工場などを持つ、地元でも一番大きな一族会社の重役でもあったのだ。

しかし、その一族での重要な会議シーンの写真がローカルの新聞に掲載されていても、彼だけがその場にいないことが多い。
別に出張とかでどこかに出かけてるわけではなく、そういうときはRさんだけ釣りに出かけちゃっているので、写真に写っていなかったのだそうだ。

exile_ochi_20131104_4.jpg

り好きのマーシャル人の中でも、無類の釣りバカ。
その釣りバカに、巨大な鳥山が目に入っていないわけが無かった。

多分その時の彼は、水面に立ち上るエアなんて見えていなかったんだと思う。
彼の中には(早くこいつを潜らせて、あの鳥山の下に群れているであろう、マグロやカツオを釣りに行きたい)と考えていたに違いない。

多少不安に思いながらも、ボートからエントリーして海中を見回す。
しかし、透明度は良いのに、二人の姿はまったく見えない。

(やばいな)
そう思った僕は、躊躇することなく浮上した。
しかし、時すでに遅く、ボートは鳥山に向かって全速力で突き進んでいるところだった。

(ま、まずい!)

波もあり、流れもあったため、エントリー時は近くにあった島からもどんどん遠ざかり、ハウジングに入れたカメラを2台も持っていたために、余計身動きが取れず、ただ流されるがままになっていた。

案の定の漂流

(多分、奴ら40分は戻ってこないな・・・)

通常のダイビングタイムを考えると、彼らは間違いなく40分近く釣りをして、なんらかの成果を上げなければ戻ってこないに違いない。

僕は再度少しだけ潜降し、フロートにエアを入れて浮上。
そのフロートを浮かべながら、流されるがままになるよりは少しでも同じ位置をキープしようと、疲労し切らない程度に流れに逆らってフィンキックしていた。

しかし、島の位置を目安にしていたのだが、やはり少しづつ流される。
しかも波があり、顔に波しぶきが当たるのがストレスになっていたし、重いカメラを持っているのも辛かった。

流されている間中、何度も船の去っていった方向と、二人が潜っているであろう辺りを振り返っていた。
ここでの「不幸中の幸い」は、チャネルの流れが、環礁内に流れ込む、インカレントだったことだ。

しばらくするとオレンジ色のフロートが上がった。
しかし、もうかなり離れている。

(今さら、遅いよ!)
そう心の中で吐き捨てながら、僕はどんどんと流されていった。

一人増えた漂流者

30分程、一人で漂流しただろうか。

(もう、カメラ捨てちゃおうっかな~。せめてウエイトだけでも捨てようっかな~)と思った頃に、なんだか水面でクルクル回転しながら「うへへへへ~」と近づいてくる人がいた。サイパンのガイドのHさんだった。

「あれ、どうしたんすか~?」。
僕は漂流しながらも、一人じゃなくなったことに、安堵しながら聞いた。

「いや~、フロート挙げたんだけどタカ(僕のこと)がなかなか潜ってこないからさ~、様子見ようと思って俺だけ浮上したら、遥か遠くにお前のフロートらしきものが見えるし、ボートは見えないし、流れ速いから、その場にいられないし、しょうがないから流されてきちゃったよ~。うへへへへ~」。

僕らは、それからまた30分近く二人で漂流した。
しかし、二人でいたせいもあり、冗談言い合ったりしていたので、それ程不安を感じることは無かった。

1時間後、RさんとJ、それに先にピックアップされていたS君の乗るボートに無事フロートを見つけてもらい、なんとか事なきを得た。

本来なら、ここで怒って当然なのだろうが、僕は半笑いして、ボートに戻り、とりあえず黙っていた。
それはすでにS君が二人をしかりつけていたからだ。

(一応、RさんはS君の上司なんだよな)
そう思いながら見ていたのだが、Rさんは、怒られながら人差し指と人差し指をくっつけて、彼なりの反省のポーズをしていた。

その傍らには、吊り上げたばかりのカツオとマグロが数匹転がっていた。

その後、島の目の前にある別のダイビングポイントに潜ることにして、ダイビングを終えて船に戻ると、二人が自慢気にクーラーボックスを指差して、「中を見てみろ」と言うので、開けてみると、クーラーボックスの中に取れたてのヤシの実がぎっしり詰まっていた。

僕がヤシの実を大好きなことを知っていて、太った二人がお詫びのしるしに頑張って木に登って取ってきたらしい。
それはそれで、嬉しくはあったのだけど、(そのために、また僕らが潜っている間に、船から離れてヤシの林の中に入っていたんだよね~)と思ったのだけど、言うのはやめておいた。

exile_ochi_20131104_1.jpg

「まあ、なるようになるんじゃない」

マーシャルに訪れる度に、そう思うようになったのは、そういう経験を沢山したからだ。
いや、させられたからかな・・・、Rさんに。


Tue 05
明日から、地震と竜巻が発生し、台風30号が迫るセブへ
2013.11.05

明日から、セブロケです。少し前に隣島ボホールで地震が発生。そして、今日はマクタンで竜巻が発生。さらには、今台風30号が接近中という、セブへの出発。宮古島の台風は、寺山君じゃなくて、俺が呼んじゃってたのかな?宮古島から戻ってから、波除神社にお参りしたのに・・・。

ということで、写真のような最高のコンディションを願いつつも、今から半ば諦めモードではありますが、それでも、撮影できるものを探して、取材を行うつもりです。

IMG_4385t.jpg

それでは〜

Sat 26
保険とイレズミ、ピアスの関係
2013.10.26

皆さん、知ってましたか?今日、保険の見直しをして、新たに契約したんだけど、「イレズミとかしてないですか?」と聞かれた。「え?入れてませんけど、入ってると何か問題あるんですか?」と聞き返したら、「イレズミ入ってると、保険に入れないんですよ」と言われてびっくり。「え?それって、ミッキーマウスちゃんのイレズミでもダメなんですか?」と問うと、「はい、ミッキーちゃんでもだめです」だって・・・。その会社のだけでなく、ほとんど日本の保険会社はダメだそうです。それにしても、「いえ、イレズミ入れてそうでしたので」と言われて何て言っていいのかちょっと悩んだ。普通の人にはきっとこんな質問もしないだろうな〜。

イレズミを入れていると、保険に入れないことがあるって話の続きですが、反社会的というのと、体況上のリスクという事だったので、「それでイレズミだめなら、全身ピアスはどうなんですかね?耳だけじゃなくて、鼻とかおへそとか、舌とか・・・」って訪ねたら、「全身ピアスはオッケーです」と自信満々に言われた。ささやかなミッキーちゃんのイレズミはダメで、全身ピアスはオッケーって、個人的には、全身ピアスの方が反社会的で、体況上のリスクは高いように思うのですが...。しかも、自信満々にそう言われた後に、「え?下にピアスしてるんですか?」と体の下の方を一瞬見られた。だから、してないです。そういうの。

Tue 22
夜の水族館体験!豪華プレゼントも当たるオーシャナのクリスマスパーティー開催
2013.10.22

皆さん、今年のクリスマスパーティーのご予定は決まっていますか?

2013年、オーシャナでは夜の水族館体験もできちゃうクリスマスパーティーツアーを企画しました!

場所は、鴨川シーワールドと、隣接する鴨川シーワールドホテル
日程は、2013年12月14日(土)~15日(日)です。

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鴨川シーワールドと言えば、オーシャナの代表でもある越智がシャチなど2014年カレンダーの撮影を行った縁のある水族館。
この水族館とホテルで、一緒に楽しみましょう!

もちろんオーシャナのイベントに初めてご参加の方も、大歓迎です。

先週末に告知ページをアップいたしました。

夜の水族館を楽しもう!豪華賞品も当たる2013年クリスマスパーティーツアー / オーシャナ

夜の水族館体験

なかなか普段は入ることができない夜の水族館を特別に回ることができます。
予定しているルートは、以下の通り。
(当日の動物の状況によって、コースが変更になる場合があります)

マンボウやコブダイがいる「エコアクアローム」
名物のシャチがいる「オーシャンスタジアム」
ラッコやペンギンがいる「ポーラーアドベンチャー」
アザラシやセイウチのいる「ロッキーワールド」

ホテル内レストランで豪華料理&パーティー!

夜の水族館を体験した後は、鴨川シーワールドホテルのデッキレストラン「サンクルーズ」にて、クリスマスパーティー!

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この「サンクルーズ」は料理が美味しいことでも評判のレストランです。
着席形式でのビュッフェになります。

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プレゼント交換会&オーシャナからのクリスマスプレゼントも

ご参加の方には、一つプレゼントを持って来ていただくことをお願いしています。
高価なものではなく、気軽に人に贈れるようなものでかまいません。

オーシャナメンバーも含めた全員でクリスマスプレゼントの交換会を行おうかと思います。

また、それとは別に、オーシャナからのクリスマスプレゼントもあります。
?万円相当のプレゼントもご用意する予定です!

詳細とお申込みはこちらから

より詳しい情報やお申込みは、こちらのイベントページのフォームよりお願いします!

夜の水族館を楽しもう!豪華賞品も当たる2013年クリスマスパーティーツアー | オーシャナ

Tue 22
セブ、取材同行ツアーのお知らせ
2013.10.22

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11月6日から15日、フィリピン、セブのBLUE CORALへ、オーシャナロケに行きます。今回は、フォトツアーなどは無く、ロケオンリーなのですが、現地で、取材同行ツアーを急遽募集することになりました。取材チームの船に同船して、普段のファンダイビングとはちょっと違うスケジュールでのダイビングを行なったりします。食事も一緒にするので、撮影に関してのご質問、他のロケの裏話などなど、聞いてもらう機会もあります。

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・・・という感じなのかな?まだ詳細が決まってないですが、ご興味のある方は、お問い合わせ下さい〜。担当者におつなぎします。もちろん、全日程じゃなくて、短期でのご参加オッケーです。

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2019年に開催する、奄美南部でのホエールスイム空席状況です。 開催期間 2019年1月26日(土)〜2月3日(日) 2019年2月23日(土)〜3月1日(金) 宿泊:ZEROグラビティー・古仁屋クラブハウスまたは、ZEROグラビティー清水ヴィラ 両方の宿泊施設は、車で5分ほど離れています。 船:ZEROグラビティー所有のカタマランボート。暖房完備の船室、冷蔵庫、ポットなど 温水シャワーのあるシャワールーム、トイレはウォッシュレット ボートの出港は、古仁屋からになります。宿泊施設からは、それぞれ、3分(クラブハウス)、10分(清水ヴィラ)。 空席状況(2018年12月22日現在) 1月26日(土) 空席4 1月27日(日) 満席 1月28日(月) 空席1 1月29日(火) 空席1 1月30日(水) 空席2 1月31日(木) 空席1 2月1日(金) 満席 2月2日(土)  空席5 2月3日(日) 余裕有り 2月23日(土) 空席2 2月24日(日) 満席 2月25日(月) 空席2 2月26日(火) 満席 2月27日(水) 満席 2月28日(木) 満席 3月1日(金)  空席2

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スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
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INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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