PHOTOGRAPHER’S DIARY

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フォトグラファーズダイアリー

Fri 27
岩手で潜る。2日目
2011.05.27

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岩手での2日目、昨日とは違う港に潜っての海中ガレ撤去作業を行なった。ガレを動かすたびに、沈殿していた堆積物が巻上がり、あっという間に視界が0になる。

湾内には、いくつものフロートが浮いている。これは、ゴールデンウィークに訪れたボランティアダイバーたちととももに、くまちゃんたちが、サルベージ船が来た時に、引き上げ易いようにと、自分たちでは撤去しきれない大きなガレにマーキングしてあるものだ。

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ダイバーが地元の漁師さんたちと連携して行なう、この作業。今後も続けていくべきとは思うのだけど、一つだけ不満に感じている事がある。

漁師の方たちや、サルベージ作業に従事するプロ潜水士の潜水作業は、国からの要請があり、作業に対しての対価が支払われる。危険な作業なのだから、当然だ。しかし、彼らファンダイバーが行なうこのボランティア活動には、国からの援助は一切降りない。ボランティアなのだから、参加する人間が対価を求めるわけではないけど、少なくとも中心に立つ人には、危険を覚悟での作業なだけに、何らかの国からの援助が受けれてもいいのではないかと感じる。ボランティア保険ですら、海中作業では適用されないのだそうだ。

クマちゃん自身の活動は、多くの賛同者から得られた義援金によってのみ、成り立っている。知っているダイバーの中には、自分自信が被災してしまっている人もいる。クマちゃん自身は、自らのダイビングフィールドが津波の被害でダメージを受けてしまったものの、自身の家は内陸にあり、被災は免れている。

自分たちが生活していくことに、精一杯の人たちに、「くまちゃんと同じように活動すべきだ」とは、言えない。

昨日は、くまちゃんが活動を続ける大船渡ではなくて、南三陸町の漁師の方から、大船渡の漁協の方に、沈んだ船を引き上げようと思うのだけど、海中でロープか何かが絡まって、引き上げられないから、ボランティアで活動するダイバーに潜ってロープを切ってもらえないかとの依頼が来た。

もしかしたら、とても危険を伴う作業で、プロ潜水士に任せるべき状態かもしれない。しかしながら、プロに払うお金は無いから、ボランティアで潜っているくまちゃんのところへ問い合わせてきたわけだ。

多くの場所で、今後も彼らのような活動が必要になってくるのは、間違いない。国からの支援が頼れないのであれば、個々からの支援に頼るしかない。

自分は、そのことに、彼が潜水清掃活動を始めた当初からどうにかしなければと感じていた。今、海外のダイバーの協力を得て、資金を集める計画をすすめているところだ。

くまちゃんが、フィールドにしているサケが遡上する川。震災直後よりは奇麗になったものの、サケ達に遡上してもらうには、もっと奇麗な川に戻す必要があるのではと感じる。

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「かなり奇麗になりましたよ」とくまちゃんは言うけれど、川の方側では、2ヶ月以上たつというのに、このような惨状が残っている。

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反対側では、被災した小学校のグランドで、体育の授業をする子供たちの姿が見られた。

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作業で濁ってしまった湾内で見つけたサビハゼ。健気に生きる、彼の虹色に輝く瞳は、意色々な事で悩む自分を勇気づけてくれた。

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Mon 23
岩手で潜る
2011.05.23

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昨日、WEB-LUEのローカルプレスにも参加してくれている、モルジブのガイド、カオリータと一緒に、岩手入りした。GW前に、彼女が「ダイバー、震災、ボランティア」でネット検索していたら、僕のHPでGW中にくまちゃんのところでボランティアダイバーを募集している告知を発見して、連絡をくれていた。

モルジブのシーズンが終わって、帰国するのがGW後だからそのときに、くまちゃんのところにしばらくいて、ボランティアで海中清掃したいということだった。自分自身もGW期間中には行ける状態では無かったので、前々からバハマに行く前には、一度行っておこうと思っていたので、それではとくまちゃんに連絡を取って、了解を取ってから、一緒に行く事になった。

当初は、ドライ着たことも無いし「足手まといになるのでは」と心配して、鍵井君と葉山のNANAに行って、ドライ試着して、マスク曇らしたりしていた。現地に到着してからも、エントリー前は、笑いもぎこちなく、ドライスーツを装着した後も、借りて来たネコのようなおどおどした表情を見せていたけど、いざ本番になるとさすがに、数千本潜っているプロのガイド。経験の無い低さの水温と、試着で一回しか着た事の無いドライスーツで、黙々と潜水清掃に従事していた。

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この日は、くまちゃん基金の窓口をしている早乙女君とGWでボランティア潜水作業にも参加していた女性も週末を利用して東京から来ていた。

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二人で、救援物資をつんで、朝早くに車で出かけた。道中は他愛も無い会話を続けたり、冗談を言い合ったりしていたのだけど、一関で高速を降りてリアス式海岸に出たところで、突然姿を見せた惨状に、二人して言葉を失った。

映像で見る以上に惨憺たる現状。リアス式海岸の山を一つ越える度に眼下に広がる瓦礫の山と化した町。ここが同じ日本だということが信じられなかった。

「写真撮りたかったら、止まって撮影していいですよ」とカオリータに言われたけど、くまちゃんたちが、潜る準備をして待っていてくれてたので、この日は一度も止まることなく、目的地まで車を走らせた。

行きは、カオリータのお兄さんの車を借りて一緒に来たのだけど、長く滞在予定の彼女を残して、帰りは電車で先に帰ろうと思っていた。でも、帰りにレンタカーを借りて、同じ道を撮影しながら帰ろうと決めて、そのことを伝えると、その車を僕に貸してくれて、自分が電車で帰ると申し出てくれた。

自分も滞在を1日延ばす事に決めた。

GWが終わってからも、くまちゃんと漁協が連携しての海中清掃作業は続いている。海中清掃とともに、漁具類など、まだ使えるものを引き上げることが、重要な作業になっている。この活動が先駆けとなって、多くの場所で、漁師さんとダイバーが連携してこのような活動ができるようになればいいのにと思う。

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しばらくすると海中作業にも慣れて、積極的にゴミの回収に当たるカオリータ。

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緑の下の部分まで津波が来た。

Sat 21
MSNのSANKEI PHOTOにヤップ、Yap day vol 2の記事がアップされました
2011.05.21

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ヤップデイ、本編

ある年のヤップデイ、私は少し前からヤップ入りしてダイビングの取材を行なっていた。しかし、ヤップデイ開催日が近づくにつれて、雲行きが怪しくなってきた。「これだと、当日は雨っぽいね」とダイビングガイドに言うと、そいつは、海の先にある黒雲を、目を細めてぼ〜っと見つめながら、「大丈夫、白魔術師たちが、雨降らないように、呪文となえてるから」と言うのだ。

 「え?しろまじゅつし?お前何言ってるの」と思った。彼曰く、雨を降らせないために、ヤップデイ期間中、その白魔術師たちは、断水をしなければいけないのだそうだ。とりあえず「へ〜」と聞き流しておいた。

記事抜粋

Sat 21
スキューバダイビング.jpに写真集出版記念インタビューvol.2
2011.05.21

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写真集「クジラ!大写真集 WHALES」(二見書房)を発売しての8回連続インタビュー第2弾。写真集についての話のはずが、あまりそのものについては、ほとんど語っていない内容になっています(笑)。


スキューバダイビング.jp

Tue 17
スキューバダイビング.jpで写真集発売記念インタビュー
2011.05.17

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スキューバダイビング.jpに、写真集「WHALES!」の出版を記念したインタビュー記事が、8回連載で掲載されます。今日、1回「新聞社時代〜フリーになったときの話」が掲載されました。

インタビューは、編集長のいぬたくさんと、その奥さん(さっちゃん)のお二人で事務所兼自宅のある新浦安まで来て頂きました。インタビューをいぬたくさんが担当して、撮影を奥さんが担当されていました。古見君や中村卓哉くんのインタビューでもご夫婦で取材されていたそうです。

2〜3時間で終わると思っていたインタビューですが、家ということもあり、リラックスして頂いていたからか、途中で話が脱線しまくり。息子たちもいたのもあるとは思うけど、結局8時間近く色々なお話をさせて頂きました。

でも、いぬたくさんはインタビューよりも、妻の出したナチョスと、トッピングのアヴォカドのペースト(生ハム入りとか)をえらく気に入ってくれたようで、延々と食べ続けていました(笑)。これ、長男の海友も大好物なのですが、二人しておかわりとかしてるから、あっと言う間に無くなりました。

通常は、海友と美味しいものを奪い合うのは、僕(颯友は食べ物を奪い合うほど、そんなには量食べないので)の役目だったのですが、この日ばかりは、僕は本当の父親になった気分で、二人の食べる姿を愛情を持って眺めていました。

まあ、そんな事もあり、8時間近くのインタビューとなったのですが、僕の話したことを、上手くまとめて頂けている連載になっていると思います。「カメラマンとしての個人的な情熱」という話題になると、どうも人にストレートに話していいものか、恥ずかしくて悩むところがあって、いつもカワシて人に言わないでいることがほとんどなので、今回もその事にはあまり触れていないですけど、「こんな生き方がしたい」というのは、お話できたのかな〜と思います。

というより、僕の「情熱」は人には伝わりにくいのかな〜。やっぱり。と改めて思い返させてもらえた機会だったのかもしれないですね。まあ、伝えるのが下手なんですけど。すぐおちゃらけちゃうし。

いぬたくさんとは、今後も色々お話できればと思っていますが、今度は自分ももっとアヴォカド、食べるようにしようと思います。ありがとうございました。

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2018.02.02
ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた ワープフィンの先端をカットした遠藤学オリジナル形状ワープフィンを使ってみた

長くワープフィンを愛用している。クジラやバショウカジキ、シャークダイビングなどは黒の一番硬いワープを使用。イルカ、アシカなど、一緒に泳いだり、回転したりする場合には、少し柔らかめの白のワープを使用している。フィンソックスを使わず、素足で履くので、かなり足にフィットしないと激痛が走ることもあり、なかなか他のフィンに移行できない。 黒を使う理由は、様々で 1/スキューバダイビングの場合は、撮影時にどこかに足をかけたりする場合に汚れたり、傷がつきやすい。なので、白はすぐ汚れてしまうから黒を使用。 2/クジラやバショウカジキなどは、直線で横に泳ぐ場合が多いので堅めの黒を使用。 3/タイガーシャークやスリランカでは、黒いフィンを使用することを奨励しているために黒を使用。 などあるため、黒のフィンを使用する頻度が一番高い。 あとはブレードの長さが、個人的には撮影時にフィンが映り込みにくい長さという感じ。 以前は、フィンのパワーに負けないように、走り込んだり、色々とトレーニングもしていたが、最近は忙しさもあり、ほとんどトレーニングができていない。それに、年齢的にも当然脚力も落ちて来ているんじゃないかな〜と思うところもあった。 そんなとき、以前パラオのデイドリーム取材でお世話になったガイドの遠藤学さんから連絡をもらい、「越智さんには是非使ってみて欲しい」というので、使ってみたのが、このワープフィンの先端を遠藤さん自らがカットしたオリジナルフィン。 遠藤学オリジナル形状フィンとでも言えばいいのか。正直、カットした部分は手作り感満載で、決して綺麗とは言えない。しかし、実際に、タイロケでのダイビングや、その後の奄美でのホエールスイムでも使用してみたところ、これがかなり使いやすかった。 どこが違うのかというと、説明は、以下のブログから https://sandwave.jp/2017/04/5379/ つまり、自分が使用してもこの記事で書いてあることと同じ感覚になるということです。感覚というか、実際に、ブレが無くなり、より自然にスムーズにフィンキックができます。これ、遠藤さんがガイド現役時代に、すっごくお世話になったから言っているわけではありません。「良いものは使う、悪いものは使えない」昔からはっきり物を言ってしまう僕なので、いくらお世話になったからって、お愛想で「これは使えます!」とは言いません。だって、下手したら、命に関わることでもありますからね。 ということで、僕は、白のワープフィンも、この形状にしてもらおうと思っています。 それにこれはあくまで噂でしかないですが、この形状で評判が上がれば、この形状のニューワープフィンが作られる可能性もあるみたいです。あくまで噂ですけど。遠藤学オリジナル形状ワープフィンがプロトタイプのガンダムだとしたら、ジムが量産されるってことですね(古い)。 従来のワープフィンに、プラスカット代で5000円ほど必要になりますが、今までワープフィンを使っていて、少しブレが発生すると感じている皆さまは、是非、新宿のサンドウェーブで遠藤さんにフィンをカットしてもらってください。 僕以外にも、激流の海を潜るガイドの人たちの間でも徐々に噂になってきてる、ある意味「プロ」が認めるフィンになりつつあるのかもしれません。 そのうち、「お、あなたも遠藤学モデルですね。通ですね〜」って海でやり取りするようになるかもですね。 P.S. この記事を書いた直後に遠藤さんから白のワープフィンをカットしたものが送られて来ました。次のアシカスイムで使用してみたいと思います。

参加者の声

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声

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INTO THE BLUEとは?

INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
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