PHOTOGRAPHER’S DIARY

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Fri 30
カマストガリザメも登場! 20年振りの御蔵島・ドルフィンスイム
2015.10.30

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<20数年前に撮影した御蔵島のイルカたち。今でも健在なイルカも写っているかもしれない>

20年ぶりの御蔵島 変わったこと、変わらないこと

先日、オーシャナのスペシャルトリップで、御蔵島でのドルフィンスイムを行ってきた。

参加者は、台風の影響で催行中止となった去年のリベンジ組や、初めてお会いする方など総勢8名。

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<御蔵島スペシャルトリップ参加者>

今回も、台風25号の影響などで、危ぶまれていた天候もどうにかもって、イルカと泳ぐことができた。
そして、今シーズン最後のオーシャナでのドルフィンルイムツアーは、自分自身にとっては実に20数年振りとなる御蔵島。

20数年前には、御蔵島から出る船の数は5隻程度しかなく、三宅島からの漁船の数の方が多かった。
当時から御蔵島に生息するイルカの個体数は100頭程度だったので、今現在、131頭という頭数が観光協会のボードに提示してあったことを考えると、それくらいの頭数がこの近海に生息できる限界数なのかもしれない。

それを察知したイルカたちが、利島など、他の島への移住を決めたことは、決して不思議ではない。

御蔵島に到着して、気がついた大きな違いは、桟橋の周囲に新たに防波堤が作られていたこと。
以前は、ドルフィンスイミング船は、仕事が終わると、常に陸揚げされていたが、それに比べれば立派になったなという印象だった。

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<20数年前に撮影した御蔵島の桟橋>

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<今回の滞在中に撮影した、桟橋と村の様子。遠くに三宅島も見える>

カマストガリザメも出現!充実のドルフィンスイム

さて、ドルフィンスイムに関しては、透明度はイマイチだったけど、初日の1本目はベタ凪快晴で、海に出るとすぐにイルカの群れに遭遇。
しかも、3回目のエントリー後は、ほとんど船に戻ることなく泳ぎ続けた。

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御蔵島が超久しぶりだったのと、バハマとのドルフィンスイムと比較して泳いでみたりもしていたので、この遭遇率や状況がどんなものなのか良くわからなかったけど、オーシャナのツアーでいつも船を出してくれている海豚人丸(うみとんちゅうまる)の船長、加藤啓示さんも、「今日は久しぶりに、かなりたくさん泳げましたね〜」というくらいのラッキーな遭遇だったとか。

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20数年前も、これくらいは泳げていたようにも思うし、イルカたちの行動で変わっていたことはあまり感じられなかった。
ある一つの行動を除いては......。
それに関しては、次のヘッドラインで取り上げたいと思っている。

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<20数年前に撮影した御蔵島のイルカたちの写真>

今回印象的だった出来事は、イルカと泳いでいる最中に、なんと、パラオのペリリューなどでしか見たことのなかったカマストガリザメが出現したこと。

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<過去に、パラオのペリユーコーナー水深35m付近で撮影したカマストガリザメ>

水深10mにも満たないエリアに姿を見せたのにはちょっと驚いた。
最近では神子元での目撃情報もあるらしく、御蔵島で目撃できたのはとても興味深かった。

写真は証拠写真程度しか撮れなかったけど、イルカに追い立てられ、慌てて逃げ出す2m近いサイズのカマストガリザメの様子が滑稽だった。まあ、中には、突然現れたサメに驚いた人もいたみたいだけど。

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<イルカの群れの前に突如姿を見せたカマストガリザメ>

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<2m近いサイズのカマストガリザメ>

というようなラッキーな遭遇もあった。

イルカよりも嬉しかった!? 20年ぶりの再会

さて、20数年前というと、自分はまだ産経新聞者の写真報道局記者だった時代。
当然、様々な取材も兼ねての来島だった。
久しぶりに過去のスクラップブックを取り出して、どんな記事を書いていたのかを見てみた。

まず、これが初めて御蔵島を訪れた、1994年6月、産経新聞の一面トップページに掲載された御蔵島の記事だ。

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産経新聞に掲載するのは、当然なのだけど、この記事の他にも、写真グラフやウォッチング協会の新しい動向などを記事にしていた。

それだけでなく、雑誌「マリンダイビング」や今は無き「ダイビングワールド」などでも特集ページを担当して記事を書いたりしていた。

その中に、オーシャナの船長をしてくれている加藤さんを取材した記事も見つけた。
「ダイビングワールド」1995年10月号「イルカをとりまく人間たち 2大ドルフィンスポット御蔵島&バハマレポート」の記事がこれ。

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20年ぶりに会った加藤さん(通常は加藤くんと呼んでいる)は、昔と変わらず温厚で優しい人柄で、ついついいじりたくなってしまった。
今回、御蔵島のイルカたちに再会するよりも、実は加藤さんに再会できるこの方が楽しみだったかもしれないと思っている。

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<昔と変わらず、温厚な船長スタイルが懐かしかった加藤さん(奥)>

彼が船長だったので、何も心配することなく、イルカたちと泳ぐことができた......かな。

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船が接岸せず、1日延長した滞在では、宿のお父さんから車を貸してもらい島内観光。
桟橋や、村、三宅島が一望に見渡せる絶景ポイントや、巨大なシイの木を見学した。

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Mon 29
オーストラリア・レディエリオット島。なんなんだ!?この海は!!と久しぶりに思えたダイビング
2015.06.29

レディエリオットでの3日間の滞在を終えて、ブリズベンまで戻ってきた。

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最初は情報もなく、サンゴが凄いってくらいかと思っていた。ところが、それだけじゃない。ここの海はとんでもないポテンシャルを秘めている。

なんだか、ここで伝えてちゃっていいのかな〜とプロモーション取材なのに、出し惜しみしたくなるダイビングを体験した。それも、7000本以上潜っている自分が、過去、5本の指に入るくらいの最高のダイビングだった。

マジで凄い体験だった。

でも、ここでは、
あまり多くを語らず、今回は、オーシャナのウエッブマガジンに凝縮したいと思います。

ということで、シーンの一部を写真で少しだけご紹介。

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<ダイバーが近くにいるのに、一向に気にせず、身体を砂地に擦り付けて身悶えし続けるレパードシャーク>

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<ギンガメアジを撮影していたら、突然やってきて、ギンガメアジを追い掛け回し続けたバンドウイルカ>

まだまだ、盛り沢山のダイビングでした。続きはオーシャナのウエッブマガジンをお楽しみに〜。

Thu 25
GBR魅惑のミンキークルーズ・ ミンキークルーズに10年間乗船している水中カメラマンでさえ、一度も見たことがない貴重な生態シーンを激写! 
2015.06.25

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去年に引き続き、Dive7Seasが一部チャーターするMIKE BALLのGBR(グレートバリアリーフ)ミンキークルーズに乗船した。昨年はMIKE BALLのスポイルスポート号の他、TUSA DIVESOF(スピリットオブフリーダム)号DEEP SEA DIVERS DENTAKA号の3隻に立て続けに乗船して、現地ガイドたちが豪語する、「ミンキーベストシーズンの遭遇率100%は本当なのか?」を検証した。

もちろん野生の海洋生物だから、ベストシーズンのズレや、海のコンディションなども考えると、100%は有りえない確率であることを前置きしながらも、4回目のクルーズとなる今回も、見事遭遇。自分自身も遭遇率100%を維持している。

ちなみに、ミンキーとは、ミンククジラのことで、ヒゲクジラの中でも最小のクジラ。そのミンククジラも、ミナミミンククジラとキタミンククジラ、そして、ドワーフミンククジラの3種に分類される。ここ、GBRで遭遇できるのは、この中でも最小のドワーフミンククジラ。通常観れるのが、4m〜7m、最大でも8mほどにしかならない世界最小のヒゲクジラだ。特徴は体にある複雑な模様。この模様や傷のパーターンによって、個体識別を行っていて、現在この海域では約300個体が識別されている。

昨年は、ミンキーメインのポイント、GBRのリボンリーフNo10のライトハウスボミーで、一度に7頭を目撃したり、自分自身、とにかく初乗船で大当たりしたと思っていたのだが、「今年は、良かった去年よりも、さらに多くのミンキーに遭遇できている感じ」と、クルーたちが口々に言うくらい、ミンキーの当たり年のようだ。

多くのミンキーに遭遇する中で、昨年も水中ではなかなか見ることのできないと言われている親子のクジラを撮影したり、ブリーチングシーンを撮影した。そして、今年。マーメイドロープ(ミンキースイムは、クルーズ船から流す2本の長いロープに捕まってみるというルールがある。このロープをマーメイドロープと呼んでいる)に捕まって、一緒にスノーケリングでミンキーを撮影していた、MIKE BALL専属水中カメラマンのジュリアが、「過去10年間で一度も見たことがない!」という貴重な生態シーンを目撃、いや、激写してしまった。

その写真がこれ

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一見、何の変哲も無い、2頭のミンキーの写真のように見えるけど、何が貴重なのか分かりますか?

右奥の個体の腹部から、何やら白い突起物が飛び出してるのが見える。そう、これ、ミンキーのペニス(生殖器)。

つまり、このオスのミンキーは、おそらくメスである左手前のミンキーをペニスを出して激しく追い回していたのだ。

フィッシュアイレンズで撮影していたので、自分は確認していなかったのだけど、側で撮影していた、水中カメラマンのジュリアが、直後に水面に顔をあげろと指示するので、何かなと思って顔を上げた。「タカ!見た!?今ペニス出してたわよ!10年間乗船していて、初めて見た!写真撮った?あんなシーン、研究者もまともな写真持っていないくらい貴重なシーンよ!」と興奮気味に叫んだ。

自分は、確認できていなかったので、「そうなの?」と慌ててモニターを拡大して確認すると、確かにペニスが写っていた。「あ、撮れてる、撮れてる、12カットくらい。そのうち半分は、君と一緒に写ってるけど(笑)」と言ってお互い笑った。

狙って撮影したわけでも、気付いて撮影したわけでも無いので、達成感は無く、ただただ、「ラッキー」と思っただけだけど。この貴重なシーン、他の人たちは、皆ダイビングに出かけていて、ほとんど見ていない。

ミンキークルーズでは、ポイントでミンキーが出ていると、ダイビングをするか、ダイビングをスキップして、スノーケルでミンキーを狙うかの選択は自分でする。ロープに捕まっていた方が断然ミンキーとの遭遇率は高くなるのだけど、ダイビング中に遭遇っていうのも、なかなか魅力的。悩んだ挙句ダイビングをスキップした選択が吉と出た結果だった。

この日は、ライトハウスボミーで6頭、ピクシーピナクルで4頭、最低でも計10頭に遭遇することができた。

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Sun 07
オーシャナ・久米島ロケ中
2015.06.07

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6月4日から、久米島のDIVE ESTIVANTでオーシャナロケ中。昨年もこの時期にオーシャナロケを行ったんだけど、梅雨が明けず、コンディション的にはかなり苦労した。今年こそは!と思ったのだけど、結局今のところ、また明けない梅雨に苦しめられている。

潜れるポイントも限られてるし、太陽も出ないから、地形の撮影もイマイチ。

オーナーガイドの川本さんも、何を撮らせようか試行錯誤の状態の状態?
しかも、そんな中で狙った被写体がことごとく外れ。トンバラのマグロは、3匹しかいないし、サンゴの産卵はうねりが入って潜れず。スミレナガハナダイの求愛はイマイチ。いるはずのヒオドジベラは見当たらない。う〜ん、こんなこともあるのかと苦笑い。

そんな感じだから、「とにかく1本でも多く潜って、1カットでも多くシャッターを切る」と心がけながらの取材が続く。

昨日もクマノミのハッチアウト狙いでナイト潜ったけど、結局ハッチアウトしなかったから、今日もまたトライ。

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でも、待ってる間ライト消して夜光虫で遊ぶのは、この年になっても楽しかったな〜。

ということで、ダイビング中、皆があまり気にも留めない魚たちにさえ注目しての撮影が続く。

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これは、アカモンガラの正面顏。なんかポケモンみたいで面白いでしょ。

ってな具合です。

Tue 02
日本で販売されなくなったTUSAのM-18QB CONCEROというマスク
2015.06.02

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昨日、久しぶりに、TUSA ((株)タバタ)の今村さんにお会いした。そのときに使用させて頂いている機材の話になった。3月〜4月に行っていたスリランカロケで、愛用の水中マスクM-18QB CONCEROが、船上で人に踏まれて壊れてしまった。いつも予備を持っていないと心配だから、一つお願いしたいと、伝えたところ、「そのマスクは、もう日本では販売してないんですよ。海外(海外では、M-17 CONCEROとして販売されている)からの取り寄せになります」と言われて、驚いた。

このマスクは、フレーム部分もシリコンでレンズを覆っていて、188gと、とても軽量。スカート部分の幅が短くて、視界も広いし、それに撮影のときにも、フレームがガツンと当たることもなく、ファインダーを覗き込めるので、とても気に入っていたのに。過去のHP調べていたら、2009年には愛用していたから、もうかれこれ7年近くは、このマスクを使用していたことになる。

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<2009年にM-18QBを装着していたときの写真>

軽量だから、あまり気にせず予備マスクをスーツケースに放り込んでいられたのに。そのお陰で、スリランカで踏まれて壊された(多分かなり上からマスクに飛び降りたんだと思うけど、やった人が名乗り出なかったので、真相はわからないんだけど)ときにも、予備マスク持っていたから、どうにか対応できた。

今村さんからは、「水中写真家のむらいさちさんも、装着跡も付きにくく、視界が広いと絶賛してくれている M1003, M1003QB Freedom ELITEを使ってみてください」。と言われたので、一度M1003QBを使ってみようとは思うのだけど、重さは233gと若干重い。大したことないように思われるけど、軽量で柔らかなフレームに慣れてしまったので、たまにレンタルで違うマスクつけると、とても違和感を感じるようになってしまっているくらい、愛用していた。だから、すぐに慣れるか心配。

と思っていたら、「時間かかるけど、海外のM-17QBが手に入るか対応してみます」と言ってもらえて、「よろしくお願いします!」と言ってしまった。わがままだなとは思うのだけど、機材って、これだけ長く使用していると、ある意味、体の一部みたいになってるから、少しの違和感も撮影には左右してしまうような気がするんですよね。

それは、ダイビング機材だけでなく、カメラにしてもそうなのだけど。フィルムの頃は同じ機材を10年近く使用していたのに、コンデジでは、長くてもせいぜい5年くらいで新しい機材になってしまって、いちいちボタンを確認しないでも操作できるくらいに使いこなせていないのが難点です。カメラも、最近やっと、もう新しい機材を無理に購入しなくて、このままでいいかな〜と思えるようになってはきたんだけど、やっぱり、新機能とか着くと、つい買ってしまいたくなります。

「芸術家」というよりも、「職人」を目指したい自分としては、同じ機材を長く使うことには、こだわりたいところなんですけど、なかなかね〜。

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    はじめまして、富夢の長男のテツ申します。 テー...

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2017.06.30
INTO THE BLUE & underwater.jp 共同開催の御蔵島ドルフィンスイムスケジュール追加日程 INTO THE BLUE & underwater.jp 共同開催の御蔵島ドルフィンスイムスケジュール追加日程

ベストシーズンに突入した御蔵島。新たなスケジュールが決まったので、ご連絡します。 ■6月30日(金)~7月2日(日):満席 ■7月7日(金)~7月9日(日):満席 ■7月14日(金)〜7月16日(日):満席 ■8月25日(金)〜8月27日(日):残席2 ■9月8日(金)〜9月10日(日):満席 ■9月22日(金)〜9月24日(日):新スケジュール ■10月27日(金)〜10月29日(日):残席2 今後も新たなスケジュールが入りましたら、随時ご報告します。 参加申し込みのお問い合わせは、Underwater.jpまで。

参加者の声

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声

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INTO THE BLUEとは?

INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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