'; ?>
トンガは6週間の滞在。ゲストの送迎以外は、ほぼ毎日クジラを探すために、海に出ている。しかも今年は、毎晩のように、ゲストとの飲みに付き合っている。去年までは、少しでも体調を整えるためにほとんど夜は付き合わないで早めに寝ていた。
それが、今年は1週目に飲む人が多くて、誘われて付き合っていた。遅くまで飲んで、朝早くに起きてクジラを探しに海に出るのは結構きつかった。だから、2週目は飲まないと決めたつもりなのに、結局2週目も、そして3週目も、飲む人が多くて、今日3週目のメンバーが皆帰国するまで、毎晩飲んでいた。
身体を十分に休めていた、昨年までよりも、当然の事ながら、疲労はたまっているはずだ。でも、この生活パターンに慣れてしまったような気もする。
いずれにして、疲労がたまり、ホームシックになると、いつも家族の写真や動画を一人ベッドの上で眺めて、「明日も頑張って良いクジラを探そう!」と心に誓う。
ベッドの上で息子たちの写真や動画を見ているときは、端から見ると、多分かなりニヤニヤしていて気持ち悪いに違いない。
今回は、写真だけでなく、クジラが少なくて心が萎えたときに、見るものがある。それが息子たちの描いてくれた絵と短い手紙だ。出発する前に、妻がこっそりスーツケースに忍ばせていてくれた。
虹と太陽と海と海洋生物たちと船の絵。クジラにシャチ、イルカ、イッカク、カメ、イカ、クラゲ、それにタコ。最近海友は、近くに出来た公民館の図書館や学校の図書室から、本を沢山借りてくる。そのほとんどが「海」に関わる本。だから、自然と海の動物の写真や絵を見ることが多くて、こんなに色々描いてくれるのだろう。
おそらくほとんど長男の海友が描いたものだとは思うのだけど、絵の上に書かれた手紙には、「ぱぱへ、おたんじょうびおめでとう。きをつけてね。かいとはやとより」と二人の名前が書かれている。
海友は絵に虹を描くことが多いような気がする。これは、きっと妻の影響なんだろうなと思う。
まだ誕生日には少し早いんだけど、この絵を見て、そして、i-phonから流れるFunky Monkey Babys の「ヒーロー/明日へ」を聞きながら、家族の事を思い、今日も海に出て、クジラを探す。
「最寄り駅の改札抜ければ、いつもよりちょっと勇敢なおとうさん」
「ダディ、その背中に、愛する人の声がする」
「家族にとってのヒーローになるため、転んでもまた立ち上がるんだぜ」
「家で待つファミリー、その愛しい笑顔がある限り」
「人知れずに世の中にファイティングポース」
。。。。このどうしようもない程のノウテンキな笑顔に、どれだけ心が救われていることか。まだちょっと早いけど、海友、颯友、そしてママ、誕生日のプレゼント、どうもありがとう。
今日も頑張ります。
今日、トンガに出発する。滞在期間は6週間。夏休み中、もう子どもたちの相手をしてやることができなくなる。
明日から自分がいなくなるからなのか、二男が絵を描いてプレゼントしてくれた。
「ぱ〜ぱ〜、み〜て〜、絵かいたんだよ」と最初に持ってきたのが、これ。
はっきり言って、何かわからない。でも、「お〜すごいね〜。。。。で、、、これ何描いたの?」と訪ねると。
「え?えっとね〜、遊び場のてがみ〜」
「あ、。。。遊び場の手紙か〜、いいね〜」とあくまで褒めたたえる。
すると、満面の笑みを浮かべて、リビングへと去って行った。
またしばらくして、
「ぱ〜ぱ〜、み〜て〜、また絵かいたんだよ」と持ってきた。
「。。。ど、どれどれ?ん?これは何かな?」
「え?これは〜、おべんきょうができたとき〜」
「おべんきょうができたときか〜、ハヤトのお勉強?」
「え、ちがう〜、パパの」
「え?パ、パパのお勉強ができたとき?へ、へ〜、すごいじゃ〜ん!」と褒めたたえる。するとまた、満面の笑みを浮かべてリビングに引き返し、またしばらくすると、
「ぱ〜ぱ〜、見て〜、また絵かいたんだよ〜」
「どれどれ〜?」
「、、、こ、これは?」
「これはね〜、おばけが来た時に、おばけの口に入れると、おばけがチョウチョになる紙」
「。。。な、なるほど、すごいタイトルだね。でもそのタイトルのつけかたが、いいね。」とまた何か描いてくるのを期待して、またまた褒めたたえる。
やはり満面の笑みでリビングに引き返し、またまた絵を描いてもってきた。
「次は何?』
「これはね〜、ヤップにパパが一人で行って、パパが血が出た時、大丈夫か見るやつ」
「な、んるほど〜。でも何で出血?」
、、、絵はともかく、タイトルの発想が気に入った。
ちなみに、長男はスイミングスクールにも通うことになった。これで、サッカーとスイミングというある意味、王道な習い事を始めたわけだけど、二男に、「はやとは何か習いたいものあるの?」と訪ねると、
「あるよ、えっとね、氷の上でね、ま〜るい平べったモンスターボ〜ルみたいのを滑らせてね、別のボ〜ルにカンカンって当てるやつ、それやりたいの」
「。。。。。か、カーリングですか?」
「う〜ん、あとはボーリング」
「。。。。」
今日も、海友と颯友と3人でプールに出かけた。今まではただ、水の中で遊ばせていただけなんだけど、25mプールで海友に、「ちょっと端から端まで一度も足つけずに、泳いでみろよ」と聞いてみた。
「え、無理無理、絶対無理」と拒む海友。
しかし、昨年のバハマでは、15mくらいは泳げてた。
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2009/06/20091-1.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2009/06/200924.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2009/06/2009-2.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2009/06/2009-3.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2009/07/2009-5.html
水深10mの足がまったく着かない海で、それだけ泳げるのだから、25mは無理でも、それくらいは行くだろうと、再度、「やってみろよ」と訪ねるが、結局
「え、無理だって」という返事。
去年は、毎日のように海に入っていたけど、しばらくブランクあるから、自信が無くなってるんだな、と思った僕は、ちょっと「アメ」を与えてみることにした。
父「じゃあ、25m泳げたら、今日はゲーム3回していいよ」
海友「え、何?何のゲーム?」思いっきり食いついて来た。
父「だから好きなゲームだよ」
海友「え、じゃあイナズマイレブン3回でもいいの!?」
父「だから好きなゲームって言ってるじゃん」
海友「本当に、本当!?」と目を輝かせる。
父「本当だよ」
海友「え、じゃあ、こっちの7から、あっちの7まで泳げばいいの?」
父「泳げば良いだけじゃないよ。足一回もついちゃだめだよ」
海友「わかった!」
そういうと、プールに駆け込み、泳ぎはじめた。スイミングスクールに通ってるわけじゃないから、はっきり言って我流だ。泳ぎ方もころころ変わる。しかし、その我流な泳ぎで、息継ぎしながら、あっと言う間に、25m泳ぎ切ってしまった。
父「な、なんだよ、お前。泳げるじゃん!」
海友「は〜きつかった〜。これで、ゲーム3回できるんだよね?」
父「お、おお、でも凄いじゃん!。そのまま、向こうまでもう一度泳いでみてよ。今度はさっき教えたクロールで」
海友「え〜!じゃあ泳いだら、もう3回できるの?」
父「それは、無いけど、そんだけ泳げるだから、今度はクロールで行ってみようぜ!かっこいいじゃん、その方が。」
海友「わかったよ〜」と渋々ながら、また反対側の7に向かって泳ぎはじめた。しかも、微妙なクロールで。
途中で鼻に水が入って、鼻水が出てきたから、苦しくなって止めるかなと思ったのに、息継ぎの時に、その鼻水払いのけて泳ぎ切ってしまった。
父「なんだよ、お前!やればできるじゃん!」
海友「約束だよ、ゲーム3回だよね。約束したよね」
父「おお、、、3回、3回していいよ」
海友「やった〜!じゃあ、もうプール出よ!」
しかし、それを見ていた颯友が
颯友「はやとも3回ゲームやっていいんだよね?」と聞いてきた。
父&海友「はやとは、何もしてないから、ダメだよ」
颯友「え〜、何でもするから」
実は颯友は、兄海友の度重なる悪戯と、おせっかいのせいで、ちょっと水を怖がっている。まあ、まだ3歳だからしょうがないんだけど。流れるプールとか入っていても、絶対に僕にしがみついている。まあ、足が着かないから当然なんだけど。それくらい怖がっている。
なので、「じゃあ、流れるプール、一人で1周できたら、いいよ」と言うと、今まであまり率先しては行きたがらなかった流れるプールへと躊躇する事無く向かって行った。
颯友「1周すればいいんだよね〜」と言いながら、プールの中へ。
浮き輪はしてないけど、昨年まで海友がバハマで着ていた、ライフジャケット入りのラッシュガードは着ていた。
今までは、手を少しでも離そうものなら、悲鳴を挙げて、しがみついてきたのに、黙々と流れに乗って泳ぎはじめた。そして1周一人で泳ぎきった。
颯友「はやともこれで3回いいんでしょ?」
父「お、おお。それにしてもお前ら凄いな。やればできるんじゃん。普段もこおうであって欲しいな〜」と言ってるのに、
海友&颯友「やった〜!、やっほ〜いい!ゲーム!ゲーム!パパ、早く出よ〜!」
颯友「あ、はやと目洗ってくるね〜!やっほ〜い!!」
って、「プール出るの早過ぎるんだよ!第一騒がしいんだよ、お前ら!」
まあ、感心はしたのだけど、この「アメ」作戦、あまりやりすぎると、ご褒美を期待するあまりに、普段は何もしなくなりそうで、ちょっと不安。
しかし,気まぐれで、ノウテンキな、うちの息子たちには、「ムチ」作戦はあまり効果が無いので、結局今後も「アメ」で鍛えるしか無いのだろうか。。
にしても、颯友よ、ちゃんと男の子がやるゲームしてよね。1回くらいは女の子のゲームしてもいいからさ。。。
子どもたちが夏休みに入ってからは、極力一緒に遊びに行くようにしている。もちろん、次のトンガの準備とか色々あるので、いつも付き合える訳ではないのだけど。もう、兄海友は小学一年生だし、父親の方が一緒に遊んでやる方が楽しい年頃だと思うから。
市営プールには、3回海友と、颯友と3人で一緒に行ったし、近所の公園で遊んだり、ディズニーシー、浦安の花火大会と続けて遊びに行ったり、遠出するわけではないけど、時間のある時は、ほぼ毎回どこかに出かけてる。
ディズニーシーは、初めて行ったので、新鮮だったのもあるけど、景観が楽しめて、個人的にはディズニーランドよりも楽しめた。子どもたちが一緒だから、激しい乗り物とかアトラクションはできないのだけど、タートルトークは面白かった。
ビール飲みたかったけど、帰りに子どもたちが眠ってしまったら、背負わなければいけないことを考えたら、酔ってると厳しいので、飲まなかった。案の定、二人とも眠ってしまい、海友をおぶってディズニーシーを歩くことになった。背中は汗だくで、身体はボロボロ、疲れ果てているのだけど、こうして子どものために、苦労しているのは悪くはないな。
翌日は、浦安の花火大会。颯友の友達のお父さんが、ベストの場所をキープしてくれたということで、会場まで見学に行くことに。家からは、歩いても20分くらいで行ける。途中まで自転車で行って、会場までそこから家族で歩く。
噂には聞いていたけど、かなり大規模で、すごい人の数。出店も沢山出ていた。花火の間に食べるものは、全部この出店で買うつもりだったので、妻と手分けして、購入していた。当然子どもたちがいるので、どちらかが、列に並んでいる間、迷子にならないように、もう一人が子どもたちと、見学場所までの移動をしていた。
自分がケバブを買ってる間に、妻と子どもたちが先に進んだのだけど、買い終わってから、追いかけるのだけど、あまりに人が多くて見失ってしまった。携帯かけるけど、混雑してて、つながらない。こういう時に使えないんじゃ意味ないな。
場所知らないのに、どうすればいいんだろう。
結局、花火開始直前になんとか合流できたけど、一緒に見る予定だった、友達家族には心配かけてしまった。皆の間では、僕が迷子になったということになり、「なんで?」って思ったけど、何も言わずに、花火を見ることにした。