2010年12月のエントリー
その後も、ヤップでの秘密基地作りと、自然の中での子供たちの暴れっぷりは、続いていた。どの村に行っても、颯友は、その辺にいる、犬だけでなく、豚まで可愛がる。餌をあげたいと、せがむ。しまいには、犬たちと一緒に外で寝ると言う始末。
そして、長男の海友は、7歳にして、初めてのダイビングに挑戦した。もともと、ダイビングより、スキンダインビングで海に慣れて欲しいと思っていたので、特に今回もダイビング用の機材やマスク、フィンなどは持ってきていなくて、あるのは、ゴーグルだけ、それに、潜るのも、僕の装着した機材のオクトパスをくわえて一緒に潜った。
水自体は怖がらないのだけど、さすがにゴーグルでは鼻がカバーできないから、無理かなと思ったのだけど、最初の1回だけ、「耳がいたい」と言うので、耳抜きの方法を教えたら、すぐに覚えたらしく、怖がらずに、どんどん下まで降りていった。最終的には、水深10m砂の海底まで潜行。
海底まで付くと、嬉しそうに裸足で砂の感触を楽しんだり、手にすくったりしていた。しかし、突然、指を上に向けて激しく浮上の合図を出した。1秒でも早く浮上したそうだったのだけど、落ち着かせるように、ゆっくりゆっくり浮上した。
ボートに戻ると、「どうした、大丈夫か?」とたずねると、「のどが乾く、これ〜!水ちょうだい!」と言って,水筒の水をがぶ飲み。そのご、「面白い!ねえ、もう一回、もう一回!」と何度もダイビングしたいとせがみ始めた。
しかし、やはり喉は乾くらしく、5分くらいで浮上。喉の乾きさえ、クリアすれば、ゴーグルでこれだけ潜れるのであれば、一人で潜れるようになる日もそう遠くないな。
二人とも、なんだか、日々たくましくなっている。
海友は、ダイビングしたのが本当に嬉しかったのか、海から戻ってくると、ダイビングしたことを絵日記にしていた。
5日目、6日目、7日目、8日目と写真日記を付けるのを忘れていたので、その数日間で行なったことを並べてみる。
相変わらず、朝はヤドカリ取りから始まる。
隣村や街までは、トラックの荷台に乗って、出かける。
ゲストのランドツアーについて行き、ストーンマネーと一緒に記念撮影。
戻ってきたら、早速素っ裸になって、海で遊ぶ。
日が暮れるまで、遊ぶ。
颯友は相変わらず、犬たちを可愛がっている。犬たちも、そんな颯友に心を許しているのか、いっつも、しっぽを振りながら、颯友に近寄っていく。
秘密基地の方は、ジョンが家の前の木々を伐採してくれて、眺めが良くなった。
アグリカルチャーからもらってきた植物を植えてみた。プルメリアは、枝を切って、それを植えれば成長するよって言われたので、言われた通りにしてみたけど、大丈夫かな?
本日、ヤップから帰国しました。現地では、ネット環境が悪くて、一つのブログをアップするのに、2時間近くもかかってました。電話回線で他にも利用しているので、なかなか使えず、結局2週間いたのに、最初の3日感だけで精一杯。でも、せっかくなので、続けてヤップでの冬休みの日々をアップしていきます。
毎日部屋の前で寝ている犬たちに、朝の挨拶をする颯友。
朝食を食べに出たのに、いつの間にか二人とも素っ裸でビーチで遊び始めた。まるで、海洋ほ乳類の子供たちのようなはしゃぎよう。
朝食を食べ終わると、建築中の家まで行って、ペンキ塗りと、土壌を耕す作業をすることに。日差しが暑いので、子供たちは日陰でペンキで遊び始めた。
男性陣は中庭に植物を植えるために土壌を掘り返す。ここに木屑なども混ぜて、土壌を肥えさせる。炎天下では、重労働。あっという間に汗が吹き出した。
女性陣は、飲み物の調達。それに、ヤップ人のシンディーの家に、あらたに植えたい植物をチェックしに出かけた。このヤシの実、甘くて,最高に美味しかった。
気づいたら、子供たちは、自分たちのサンダルにまでペンキを塗り始めていた。これじゃあ、しばらく履けないよ。
サンダルだけじゃなくて、手もペンキだらけ。でも、めちゃくちゃ嬉しそう。
と、思っていたら、颯友はおもむろに、両手をペンキの中に付けて、まるで、水色のビニールグローブ状態に。おいおい、、、、
と呆れていたら、またまたおもむろに、「このやろ〜!!」と叫びながら、スタッフのミカちゃんの服にそのペンキをなすり付け始めた。このやろ〜はお前だ!「ア〜!何て事するんだ、颯友!」。と叫ぶと、「いいんですよ。自分でも付けてるし」と優しいミカちゃん。
作業が終わると、暑いから早速海へ出かける
二人とも超楽しそう。遊んでいる間に、ジョンが、今晩の食事用の魚を突いてくれていた。
夕食後、部屋に戻ると、颯友の勉強を海友が教えてあげていた。
朝から、二人でヤドカリ探し。朝のヤドカリ探しは毎日の日課に。子供って何でヤドカリが好きなんだろう。
ほら、こんなに見つかったよ。捕まえては逃がして、また翌日捕まえてを繰り返しているから、きっと毎日捕まっているヤドカリもいるんだろうな。
「ほら、見てママ!」と、成果を母親にも報告。
街に出かける前は、兄弟でビーチで水遊び。おさがりの海パンを着ている颯友、サイズが合わずにずり落ちてばっかり。
足りなかったペンキと、家のフロアーに敷くタイルを見に街へ出かける。ついでに政府観光局にも立ち寄って、今後の打ち合わせ。
アグリカルチャーでは、20個以上苗木をもらう場合は、ただで譲ってくれる。庭に沢山の花と果物を植えたいというミナの意見で、苗木をもらいに行った。
譲ってもらった苗木の種類は12種類、27苗。マウンテンアップル、シトラス(レモン)、ハイビスカス、コーヒー、ジャパニーズマンゴー、バニヤンツリー、パンの木、ドランゴンフルーツ、ヴァニラ、火炎樹、グレープ、ハワイアンチェリー。
パパイヤやバナナ、ココナッツなどは、すでにその辺に自生している。
また、欲しくなったら、取りに来て下さいと、言われた。
できれば、家の側に大きな木を育てたい。次はマホガニーの木ももらって来ようと思っている。
戻って来てから、釣りに行くか、ペンキ塗りするかで、意見が別れたのだけど、色々立ち寄っていたら、遅くなって来たので、ペンキ塗りをすることに。今日は、二人は、ハケを使って、土台の柱にペンキを塗った。
大人たちは、ロールにエクステンションを付けて、高い部分に、下地のペンキを塗る。
夕暮れ時、ロフト部分で、記念撮影。
なかなかペンキ塗りが終わらずに、退屈し始めて、車の上でゴロゴロ。暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか。
ヤップに来て、とても犬を可愛がる颯友に「日本でも犬飼いたくなった?」とたずねたら、「いい」という返事。「何で?」と聞くと、「だって、飼ったらさ〜、犬残していろんなところに行くの、可哀想でしょ。だ〜から、犬はヤップのでいい」。う〜ん、4歳にしては、なかなか大人な回答。。。。しかし、、、いろんな所に行くつもりらしい。。。。
夕食の後は、DVDのトムとジェリーを観て過ごす。
朝、捕まえてきたヤドカリをレストランのテーブルの上に乗せて遊ぶ。
他に子供もいなくて、しょっちゅう、喧嘩もするけど、いっつも二人で遊んでる。
朝食の食べ残しを犬たちにあげたいという颯友。残りを外に持って行くと、あっという間に犬たちに食べられてしまった。
朝食の後は、バルコニーでお絵描きしたり、
ターザンロープで遊んだり、
ヤシの木登りをしたり、
ヤップの伝統的カヌーに乗ったり、
カヤックに乗ったりして遊んだ。
午後からは、家に塗るペンキを街に買いに行き、ペンキ塗り。ライズダイビングセンターのスタッフが手伝ってくれる。子供たちは、しばし、お昼寝。
お昼寝が終わって、犬たちと一緒に子供たちがやってきた。
早速、「塗りた〜い!!」ということで、下地のペンキ塗りを始めた。
高い場所は、エクステンションの棒を使って。
奇麗に、下地を塗り終えた壁。ヤップ滞在中、秘密基地と呼んでいる、海の見える丘の上に建つ、この小さな家の建築を、家族で手伝っていくことになる。
- Schmidt22Ebony Don't have enough money...
- 越智@自宅 あ、久しぶりですね。ハワイ楽しんでますか?はや...
- yumi ほんとにほんとにお久しぶりです。 その昔昔、モ...
- 越智@自宅 「フィクションです」にですか?...
- ゆうこ 最後の文章で吹き出しました(^-^)/ ...
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長くワープフィンを愛用している。クジラやバショウカジキ、シャークダイビングなどは黒の一番硬いワープを使用。イルカ、アシカなど、一緒に泳いだり、回転したりする場合には、少し柔らかめの白のワープを使用している。フィンソックスを使わず、素足で履くので、かなり足にフィットしないと激痛が走ることもあり、なかなか他のフィンに移行できない。 黒を使う理由は、様々で 1/スキューバダイビングの場合は、撮影時にどこかに足をかけたりする場合に汚れたり、傷がつきやすい。なので、白はすぐ汚れてしまうから黒を使用。 2/クジラやバショウカジキなどは、直線で横に泳ぐ場合が多いので堅めの黒を使用。 3/タイガーシャークやスリランカでは、黒いフィンを使用することを奨励しているために黒を使用。 などあるため、黒のフィンを使用する頻度が一番高い。 あとはブレードの長さが、個人的には撮影時にフィンが映り込みにくい長さという感じ。 以前は、フィンのパワーに負けないように、走り込んだり、色々とトレーニングもしていたが、最近は忙しさもあり、ほとんどトレーニングができていない。それに、年齢的にも当然脚力も落ちて来ているんじゃないかな〜と思うところもあった。 そんなとき、以前パラオのデイドリーム取材でお世話になったガイドの遠藤学さんから連絡をもらい、「越智さんには是非使ってみて欲しい」というので、使ってみたのが、このワープフィンの先端を遠藤さん自らがカットしたオリジナルフィン。 遠藤学オリジナル形状フィンとでも言えばいいのか。正直、カットした部分は手作り感満載で、決して綺麗とは言えない。しかし、実際に、タイロケでのダイビングや、その後の奄美でのホエールスイムでも使用してみたところ、これがかなり使いやすかった。 どこが違うのかというと、説明は、以下のブログから https://sandwave.jp/2017/04/5379/ つまり、自分が使用してもこの記事で書いてあることと同じ感覚になるということです。感覚というか、実際に、ブレが無くなり、より自然にスムーズにフィンキックができます。これ、遠藤さんがガイド現役時代に、すっごくお世話になったから言っているわけではありません。「良いものは使う、悪いものは使えない」昔からはっきり物を言ってしまう僕なので、いくらお世話になったからって、お愛想で「これは使えます!」とは言いません。だって、下手したら、命に関わることでもありますからね。 ということで、僕は、白のワープフィンも、この形状にしてもらおうと思っています。 それにこれはあくまで噂でしかないですが、この形状で評判が上がれば、この形状のニューワープフィンが作られる可能性もあるみたいです。あくまで噂ですけど。遠藤学オリジナル形状ワープフィンがプロトタイプのガンダムだとしたら、ジムが量産されるってことですね(古い)。 従来のワープフィンに、プラスカット代で5000円ほど必要になりますが、今までワープフィンを使っていて、少しブレが発生すると感じている皆さまは、是非、新宿のサンドウェーブで遠藤さんにフィンをカットしてもらってください。 僕以外にも、激流の海を潜るガイドの人たちの間でも徐々に噂になってきてる、ある意味「プロ」が認めるフィンになりつつあるのかもしれません。 そのうち、「お、あなたも遠藤学モデルですね。通ですね〜」って海でやり取りするようになるかもですね。 P.S. この記事を書いた直後に遠藤さんから白のワープフィンをカットしたものが送られて来ました。次のアシカスイムで使用してみたいと思います。

スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声

INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

世界中のダイビングディスティネーションをめぐり、取材した海の魅力などをメインに、紹介しているフリーのPDFマガジンです。是非ご覧ください。 http://oceana.ne.jp/