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家の息子たち、特に二男の颯友は、他の子に比べて、明らかに内股だ。
写真を撮れば一目瞭然。ポケットに手を突っ込んで、不良っぽいのに、内股。
「誰に似たんだろうね〜?」と妻に聞くと、
「チチじゃない?」と即答。
「え?オレ?」
「そう、だってチチ内股だよ」
「オレのは、昔空手やってたから、その影響じゃない」
といつも、自分の内股は、空手のせいで、生まれつきではないと主張してきたけど、まだそんなに空手してない息子たちが内股ということは、生まれつき内股で、それが息子たちにも遺伝したってことなのでしょうか?
ちなみに、妻は内股で無く(がに股でもないけど)、一緒にいる男3人が内股なのは、ちょっと嫌かも。
まあ、内股の方が、空手するには良いという持論があるので、いいんだけど。確かに颯友の内股はかなり重度のような気がする。将来大丈夫だろうか・・・・。
昨日は午後から雨。風邪を引いてる妻の代わりに、二男颯友の幼稚園の送り迎え。行きは曇りだったので自転車だけど、帰りは雨。車での送り迎えは禁止の幼稚園なので、家から10分くらい傘さして歩いてお出迎え。行きは徒歩10分なのに、二人で歩くと、帰りは徒歩30分。雨で寒くても、寄り道しそうになるのを、「ほら、行くぞ!」と何度も方向修正しながら歩く。でも、しばらく前向いて歩いてて、後ろ振り返ると、あっという間に姿が見えない。しっかり飛行編隊組んでるつもりが、すぐに無言で離脱していく。僕の背中を見ながら、「にや」っと笑う颯友の顔が目に浮かぶ。
海友も、颯友も、結構習い事をしている。小学3年生の海友は、空手、水泳、ラグビー、そして英語。自分は小学生のときに習っていたのは、剣道、野球、英語、絵画教室。まあ、似た様なものと言えば、似た様な感じだ。しかし、小学生3年生の海友はともかく、まだ幼稚園児の颯友の習い事は、今現在、空手、水泳、テニス、そしてラグビーとスポーツ系ばっかり4つ。
自分が幼稚園の頃は、絵画教室だけだった事を考えると、多過ぎる気がするのだけど、父親である自分がいない事が多いので、一緒に遊んであげれないから、家でだらだらするより、少しでも外で身体を動かして欲しいという妻の希望でもある。
水泳、テニスは、それなりの月謝なのだけど、空手とラグビーは「え?そんな金額でいいんですか?」というくらい安い。ラグビーなどは、ラグビー好きのお父さんたちが集まって、ボランティアで教えてくれているので、1月の月謝は1000円以下。習いに来る子どもが100人を越えてるのは、それだけではなくて、校長(監督)を始め、ボランティアで教えてくれるお父さんたちが、とても熱心で情熱的でもあるから。先日初めて見学に行ったけど、学年別に別れて練習しても、十分なくらいの人数。
颯友が本当に楽しそうにしてるのが印象的だった。
新浦安は、同世代の子どもたちが多くて、子どもたちの習い事に関しては、本当に様々な種類があって、親も子どもたちも、「これも習いたい、習わせたい、あれも習いたい、習わせたい」という選択肢が多くて大変。
今は本人たちが「やりたい」と言いだしたものをトライさせてみるようにはしてるけど、できればいつかその中から本当にやりたい物を見つけ出していってくれればいいなと思っている。
正直、海友などはおっとりしていて、遠慮がちなので、今はスポーツには向いているようには見えないのだけど、まあそれはそれとして、好きなものを取捨選択できる環境にいるだけでも、ありがたい事だと思う。
12月2日には、二人とも空手の昇級試験がある。その日、パラオロケに出発なので、見に行けないのが残念だけど、頑張って欲しいな。
「オレがやる!」「オレがやる!」「ずるい!今度はオレがやる!」「ハヤトはちゃんとできないからダメだよ!オレがやる!」「え〜!何で〜!昨日もカイトがやったじゃん!ずるいよ〜!」・・・・・海友と颯友が言い争う声が聞こえる。
何を争っているのかと妻に訪ねたら
「トイレ掃除をね、自分がやるって取り合いしてるの」との返事。
「え〜、トイレ掃除争奪戦なの?」と僕
「そう、ここ最近ね」と妻。
何て感心な、と思ったが、絶対に裏があるに決まっている。で、妻に、「何で、トイレ掃除争奪?」と再度訪ねた。
「お手伝いをした、お駄賃がね、他は10円なんだけど、トイレ掃除だけ20円にしたの」
「20円・・・・、まあ、確かに倍だけど・・・」20円のために、争奪戦か〜。
しかし、確かに、自分が帰って来てからというもの、トイレ掃除以外にも何かと手伝っている二人。どうやら、お駄賃を集めることを競争しているようだ。
二人の財布を見せてもらったが、海友はもうすぐ5000円、颯友は1000円ちょっと。その差は歴然としているのだけど、一体何がそんなに二人をお手伝いに駆り立てているのか?
それにしても、10円や20円で1000円貯めるには、100回くらい何か手伝わないと行けない。5000円だと500回、まあたまに50円とか100円とかもらってることもあるだろうけど、それにしても300回くらいは何か手伝わないといけないよな〜と単純計算。
1日に何かを5回手伝ったとして、それなりの日数はかかる。ニューカレドニア行く前は、そんなに顕著にお手伝いしているようには見えなかったけど。
よくよく考えると、海友、颯友、お互いの誕生日のときに、600円と1000円くらいのプレゼントをこのお手伝いしてためたお駄賃の中から出して、それぞれ、買ってあげてたわけだから、まあそれは感心なことだなと思った。
で、先日、会社のmeetingを自宅でしたときに、一緒に仕事してる二人が家に来たのだけど、玄関に二人が姿を見せるなり、海友が玄関までやってきて、「いらっしゃいませ」と言って深々と頭を下げた。(何、何?この礼儀正しい挨拶は?)と驚いたのだけど、その後も、席に着いた二人に、お手拭きように、ティッシュ渡したり、妻が出そうとしていた、お茶を「ママ、僕がお出しするよ」と、言って、持ってくるし。
何、この子?どうしちゃったの?
くらいに驚いたのだけど・・・・
要するに、お客さんに対して、そういう対応をしていたのも、どうやら、「お駄賃」をもらいたいがためだったようだ。
なるほど、(言い方悪いけど)二人は、お駄賃をもらうためのダシに使われたってことだな。
それにしても、見事なまでに、あからさま過ぎるな。どこで覚えたんだよ「僕がお出しする」なんて葉が浮きそうな言い方。
で、二人が帰った翌日、海友が小銭だらけの財布取り出して、お金を計算しながら、
「あ、これで、100円になるよね」と10円玉10枚を100円にかえてっと
「これで、1000円になるよね」と100円玉10枚を1000円にかえてっと
「え〜っとこれも、50円になるし、こっちの50円と足して、残りの900円で1000円で〜、1000円が1、2、3、4、5・・・!やった!これで、5000円札一枚と交換できる!
ママ〜、交換して〜!!」
「はい、5000円」と母親に渡されて、
「やった、5000円札〜!颯友、見て5000円札〜(嬉)!」と弟に自慢気に見せつける。
それを見て、颯友は号泣。「だから、トイレ掃除さしてって、言ったのに〜、やらせてくれないからじゃん〜!!」
兄がいる時はトイレ掃除できないから、いないときを見計らって、颯友なりにトイレ掃除してたらしいのだけど、海友が帰ってきたら、また海友も掃除してたらしい。そんなに1日何回もしなくてもいいんだけど。
で、5000円札を手に入れた海友はというと、どうやら満足したらしく、今日はまったく何かを手伝う姿を見ることがなかった。
目標を持って何かに取り組みことはいいことなんだけど、できれば「お手伝い」はエンドレスで続けてもらいたいんだけど。トイレ掃除争奪戦は、またしばらく見れないのかな。自分も今日からセブに行っちゃうし。
追記1>
早くに起きて来た海友に、「5000円貯めたから、もうお手伝いは終了なの?」と訪ねた。すると、「ううん、するよ」と答えた。「でも、昨日はあんまりしてなかったんじゃない?」と聞くと、
「それは、颯友が、お手伝いして、お小遣い貯めたがっているから、全部譲ってあげてるんだよ。しばらくは、そうすることにしたんだ」との答え。
う、・・・・・海友、颯友の事をちゃんと考えていたのか〜・・・
追記2>
今朝、自分のブログを読んだ妻が、「チチ、あのおもてなしは、お小遣いのためじゃないよ。あの後、海友は、お小遣いちょうだいなんて、一言も言ってこなかったよ。あれは、海友が、本当に二人をもてなそうとして、やってたんだよ」と言われた。
う・・・・・、海友、疑ってごめんなさい。来てくれた二人も、「ダシ」だなんて言ってごめんなさい。
結局、自分が一番懐疑心があったってことですね。反省・・・・。
ニューカレドニア、バヌアツ、岩手と1ヶ月続いたロケから帰ってきて、この2日間は、はっきり言って、廃人のように眠り続けた。何かをする気力も無いくらいだった。
お気に入りのソファーで横になりながら、ぼ〜っとしていると、最初に長男の海友が起きてきて、静かに「おはよう」と言って、側にピッタリくっついてくる。自分がかけているブランケットをかけてあげて、二人でくっついてしばらく話をしている。
その30分後くらいに、母親に抱きかかえられた颯友が起きてきて、自分の足下に置かれる。当然のように、ブランケットの中に潜り込む。最初のうちこそ、眠たくてまだぼ〜っとしているのだけど、徐々に蘇生し始めると、モゾモゾと足の方からブランケットの中を移動して、僕の顔の方に顔を出してくる。それくらいはいいのだけど、その後、顔を這い上がって、頭の上に。
「何してんだよ〜」と言うと、「いいから、肩車しろ〜!」と上でゆさゆさと揺れ始める。それを見ていた、海友が、「やめろよ!パパ疲れてるんだから!」と止めに入るが、
颯友は、「やだ!やだ!」「このやろ〜!肩車しろ〜!」とぐるんぐるんとさらに回転を強める。
最後には、海友に引きづり下ろされて、押さえつけられるのだけど、「いいから、もういいから」と言って、二人を引き離すと、あっという間にまた肩の上に登ってきて、暴れ出す。
頼むから、あと1日、あと1日だけ寝かせてくれ〜と思うのだけど、颯友にとっては、すでに一ヶ月、遊んでいないわけで、ハロウィンも誕生日もいなかったんだから、家にいるなら遊んで欲しいと思うのが、まあ当然の事だろう。
でも、正直、今回は本当に身体が動かなかった。立ち上がると少しフラフラする。だから、お願い、あと1日ちょうだい。