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スリランカ、オーストラリアと転戦して、次のバハマまでの2日間、帰宅した。
いない間に、授業参観があり、長男の海友は小学4年生、10歳ということで、「2分の1成人式」というのを行ったと妻から聞かされた。
その席で、子どもたちが将来なりたい職業を発表したのだそうだけど、やはり一番人気はサッカー選手だったり、お医者さんだったり、女優だったり。
そんな中で、海友は「水中カメラマンになりたいです」と発表したそうだ。
幼稚園の年長、5歳の誕生日のときに、幼稚園の先生に作ってもらった絵本に、「おおきくなったらカメラマンになりたい」と書いてくれた海友。
2012年、8歳のとき、にキッザニアに行ったときに経験した仕事の中でも、「カメラマンが一番お気に入りで、たのしくて、大好き」とお仕事カードに沢山シールを張ってくれた。
大きくなったら、きっとなりたいものも変わると思うのだけど、いまだにそう言ってくれるだけでも、本当に嬉しく思う。少なくとも、父の職業を「将来なりたいもの」と言ってくれてるってことは、ほとんど家にいない父親である僕の事を「好きだよ」と言ってくれているのと同じ事だと思うから。
でも、本当は、他になりたいものはあるはずなのも知っている。それなのに、そう言うのは、海友が「父親である僕に気に入られたい」から、というよりも、たまにしか帰って来なくて、家族と離れていて寂しい思いをしてるであろう、父である僕を気遣っての発言だって事も知っている。
僕が家にいれるのが短期間だから、「ちょっと写真撮らせて。暗いから、動かないで」と頼んだら、プールに行く前で慌てていたのに、「ほら、颯友、パパが撮りたいんだって、動くなよ」と動き回る弟をたしなめてくれた。
寝るときも、まだ母親と寝たがる二男とは別に、子ども部屋の「2段ベッドで寝ようよ」と言ってきた。自分が上段、海友が下段。しばらくすると、「寒いから一緒に寝ていい?」と言って布団に潜り込んで来た。
10歳で、もう結構大きいから、なんとなく照れるのだけど、こうして狭いベッドに二人で寝ていたら、5歳のとき、海友と二人でバハマのドルフィンクルーズに1ヶ月半乗船したときの事を思い出した。大人ばかりのクルーズで寂しくなる事も多かったみたいで、ベッドに入ると、「パパ、ぎゅってして」と何ども言われた。きっと母親に逢いたくなった事も何度もあったに違いない。
でも、小さな息子との初めての二人旅に、ちゃんと対応できずに、戸惑い、不甲斐ない父に対して「お家に帰りたい」、「ママに逢いたい」って言葉は一度も発する事は無かった。
それどころか、5歳なのに、船酔いして、横になってるゲストに「大丈夫?」と優しく声をかけていたり、僕のアシスタントとしての役割を一生懸命果たそうとしてくれていた。
父子でバハマ、ディズニーワールドでスカイプで会話する息子たち
近所のお母さんたちからも、「海友くんは優しい」と言われることが多く、学校でも皆の輪に入れない子に声をかけたり、海友の回りにはいつも笑顔があると先生に報告されたりしたとも妻から聞いたことがある。
勉強ができるとか、スポーツができるとか、そういうタイプでは無いのだけど・・・、最近ちょっとぽっちゃりしちゃって、大丈夫かな、このままどんどん横に大きくなっていかないかな・・・・と親として、色々悩みや心配事もあるのだけど・・・・・。
たまにしか遭えないから。
だから、たまには、こんな事書いても許されるかな。