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新学期になり、5年生と2年生になった海友と颯友に質問をしてみた。
「ねえ、新しいクラスに可愛い女の子とかいた?」
間髪入れず(多分、1秒もたたないで)
海友「いない!」、颯友「しらな〜い!」
父「・・・・(何こいつら、つ、つまらな過ぎる)」
父「ま、まあ2年の颯友は許すとして、海友、5年にもなったら、好きな子の一人もいるもんじゃないの?」
海友「だっていないんだも〜ん!」
父「もしかして、男の子とか好きとかじゃないよな?」
海友、颯友「え、それは無い」
父「じゃあ、好きな子の一人や二人はいるだろ〜」
海友、颯友「いな〜い!」
父「・・・・。じゃあ、まあ今はいないとして、大きくなって、結婚するとしたら、男、女、さあどっち?」
海友「それは女だよ。決まってるじゃん」
父「結婚の選択肢には、男は無いと?」
海友「あたりめ〜じゃん!」
父「なるほど、なるほど、(と言いながらちょっとにやける父)」やっぱり、大きくなって、つきあってる人紹介しにきて、それが男だとちょっとがっかりだからな、父としては、うんうん。
父「で、颯友は?」
颯友「でもさ〜、男同士だと何も家事とかやりそうにないじゃん。だから女だな」
父「え、男だってやる人はやるって」
颯友「まあ、ちゃんと一緒にやってくれるなら誰でもいいけど、まあ、やっぱ女でしょ」
父「まじで?男って選択肢は無い?」
颯友「無いって!」
父「なるほど、なるほど、それじゃあ、そういう風に男が好きとかじゃなくて、女に興味が無いように振る舞ってる奴の事をどう言うか知ってる?」
海友、颯友「え、知らない。何ていうの?」
父「そういう奴はな〜、硬派君って言うんだよ」
海友「え、紅白歌合戦?」
父「違う、硬派君」
海友「僕は、紅白歌合戦で〜す!お風呂入ろ」
父「違う!硬派君!」
母「二人はね〜、母から見たら、いけめんなんだからね」
颯友「いけめんじゃね〜!!」
母「あ!ソファーにチョコレートアイスがついてる!誰!?父〜、父でしょ!もうソファーでアイスは禁止!ちゃんと自分で奇麗に拭き取ってよね!」
父・・・無言
自分たちと同レベルで、母にしかられている父を見て、嬉しそうにする海友と颯友。
父「やっぱ結婚するのは女の子・・・なんだよな〜、お前ら」
颯友「でも、結婚しないって選択肢もあるよね」
父「なるほど!」それにしても、こいつは、今、父親の叱られ具合を目の前で見て、咄嗟にそんな事を思いついたのだそうか・・・・。
という意味の無い会話で盛り上がる、パラオ出発前夜。
パラオ行ってきます。
ちょっと前に、「パパと二人でエジプトに行きたい」と言っていた小学校1年の颯友。「行きたいなら、エジプトに関して、色々調べろよな。ちゃんと調べたら連れていってやる」と言っておいた。どうせそんなには調べないだろうくらいに安易に思っていたのだけど、今日、子供部屋に入ったときに、ふと、颯友の勉強机を見ると、図書館から借りてきた、エジプトやアフリカの本が積み上げられていた。えええ〜〜〜!
奴、まじで行きたいらしい。こうなると、連れていかないわけにはいかないかな〜。
ラジャから戻ってきて、息子たちが、今気に入っているカードなど見せてくれた。海友と颯友は今の子供たちの間で超人気の「妖怪ウォッチ」の妖怪メダル。なかなか手に入らないらしくて、近くのデパートのおもちゃ売り場で販売されても、一人限定一個までで、あっと言う間に売り切れるらしい。
そういうのに目をつけたヤフーオークションなどで販売してる人とかが、大量に買い占めているという話も・・・・・・。
なので、一人一人のメダルというよりも、今は、二人の共有メダルのようになっている。
そんな中、颯友が嬉しそうに見せてくれたカードがこれ。友だちの中学生のお兄ちゃんに連れて行ってもらった、"不思議な"駄菓子屋さんで見つけたらしい。
「何これ?なめネコじゃん」と言うと、
「え、パパ知ってるの?」と颯友。
父:「当たり前じゃん、これパパとかが子供の頃に流行ったキャラクターだよ」
颯友:「へ〜、そうなんだ、1枚20円なんだよ、安いでしょ」
父:「パパの頃は、多分1枚10円だったよ」
颯友:「え、そうなの!へ〜!」
と、父が思いのほか理解を示してくれた事を喜んでいるようだった。
そんな話をしていたら、妻が、「この前外で遊んでいて、颯友が転んだんだよね、で、皆が大丈夫?って声かけたら、『にゃ〜』って言いながら立ち上がったんだよ。あれはどう考えてもなめネコの影響だと思うよ」と笑いながら教えてくれた。
今、なめネコが再度流行っているのか知らないけど、自分も、その中学生のお兄ちゃんおすすめの不思議な駄菓子屋に行ってみたくなった。