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レストランで、ブッフェの夕食を食べ終えて、デザートを食べているときに、「海友〜、お前はちゃんとしてれば、かっこいいんだよ」と言うと、「え、全然かっこ良くないよ。そんなこと言われたこと無いもん」と答える海友。
「他の人から見たらどうだかわからないけど、パパやママから見れば、すごくかっこいいんだからな」と言うと、ちょっとはにかんで嬉しそうにしたけど、すぐに「デザートまた取って来る」と言って、席を立っていなくなってしまった。
次に、颯友にも「お前もパパとママから見たら、すごくかっこいいんだからな」と言うと、「パパ見て」と言うので、「何?」と尋ねると、
「りす」と言うなり、しゃかしゃかしゃかしゃか・・・・とデザートのクッキーを両手でかかえて激しく食べはじめた。相変わらず、こいつのリアクションの意味がわからない。
またデザートを取って戻ってきた海友に、「海友にとって、かっこいい人ってどんな人の事?」と尋ねると、最初は「え〜分からない」って答えてたけど、「分からないって答えが一番ダメなんだよ、何でも良いから思った事言ってみな」と再度尋ねると、
海友「えっと、顔が、かっこいい、しっかりしてる、仕事を一生懸命してる、人に優しくできる・・・かな〜」
父「なるほど〜、で海友がなりたいかっこいい人は、どんな人なの?」と尋ねると、
海友「人に優しくできる、かっこいい人」と答えた。
父「いいじゃん、皆に優しくできる人はすごくかっこいいよ。海友は、学校でも、4年のときの担任の先生が、海友君は誰とでも、仲良くできて、海友君の周りはいっつも笑顔が溢れていますって言ってたって聞いたよ」
海友「え?何でパパが知ってるの?全然家にいないのに」
父「ママから聞いたんだよ。4年の先生だけじゃなくて、3年の時も、2年の時も、先生がそんな風に言ってくれてたって」と言うと、海友は満面の笑みを見せて、目を輝かせた。
次に、颯友にも「で、お前のかっこいい人ってどんな人?」と尋ねてみた。
颯友「えっとね〜、面白くて、やんちゃで、てきと〜・・・・、あと逃げ足が早い」
父、「おまえやん」
長男の海友が、Jrオープンウォーターを取得したタイでのダイビング以来、久しぶりのダイビング。お願いしたのは、かなり昔に取材や、まだ結婚間もない頃に夫婦でダイビングするときにお世話になった、ブリーズハワイ。
超久しぶりに、当時お世話になったガイドのヒデキさんに連絡を取って、Jrオープンウォーターでも潜れるポイントに連れて行ってもらうことになった。ガイドしてくれたのは、ヒデキさんの奥さんのリツコさん。お二人も同じ年頃の子どもたちがいるということで、海友の態度の悪さや、落ち着きの無さとか、口の悪さなんかにも、とても上手に対応してくれていた。ハワイだから、きっとこういう子連れダイバーも多いんだろうな。
アラモアナビーチパークの西にあるマリーナからダイビングボートに乗船して、10分程でポイントへ。
目の前には、ワイキキのビーチが。
1本目に潜ったのは、タートルキャニオンというポイント。ジャイアントストライドでエントリー。
これは躊躇することは無かったけど、潜降するまでに、ちょっと風邪気味だったのもあり、なかなか耳が抜けなかった様子。最初はちょっと緊張していた様子だった海友を、海中でも上手くエスコートしてくれて、無事、水深10mくらいの海底へ。
そして、アオウミガメの沢山いる小さなリーフへ。
ここでフィーディングして集まってきたソロイモンガラにちょっとビビる。イルカやジンベエザメなら大丈夫なのに・・・、何なんだお前。
リツコさんが、餌あげてみる?みたいに、パンを差し出すのだけど、「いい、いい、遠慮します」のポーズ。
順調に潜れてるかなと思ったけど、コース半ばで「浮上したい」の合図。20分ほどでボートに浮上。どうしたのかと思ったら、「ちょっと頭が痛くなった」とか。
これは2本目は無理かな〜と思ったのだけど、一度港に戻って、休憩してから向かったノーチラスというポイント。「サメ(ホワイトチップシャーク)がいるよ」とリツコさんに言われると、「え、サメ無理、無理、ぜったい無理」とか言ってる。
ジンベエザメだってサメだんなんだよ。メキシコではジンベエザメやマンタとは平気で素潜りしてたくせに、何、このチキンぶりは。こりゃあ、やっぱり潜らなそうだな。
と思ったのだけど、前々から水中の砂を持って帰りたいって言っていて、リツコさんが持ってきてくれたジップロックを渡してもらい、水深12mの砂地で夢中になって、砂をジップロックに詰めたり、リツコさんが見つけてくれたタコのマクラを気に入って、ダイビング終わるまでずっと持ってたり。
途中でホワイトチップに遭遇したときには、また同じように、無理、無理ポーズ取って、リツコさんの後ろに隠れていたけど。結局40分しっかりダイビングして終了。
「海友、ダイビング面白かった?」と尋ねたら、
「うん」と言うので、「何が面白かった?」と聞くと
「えっとね、砂!」。
「え、他には?」。
「砂!」
「・・・・それだけ?」
「だって砂好きなんだもん」
「あ、そうですか」
できればもっと魚に興味持ってくれよとも思ったけど、まあ10歳だし、とりあえず、海底の砂に夢中になるだけでもいいのかな。
ダイビング終了してから、お店に戻って、リツコさんにログ付けしてもらった。魚の名前、教えてもらって書いていたけど、きっと覚えてないうんだろうな〜。
おっとりしてて、何に興味があるのか良くわからない奴だけど、色んな事経験して、自分の好きな事、見つけてくれれば、それでいいんだけどな。
この日記も、いつかは思い出のログになるかもしれないな。
海底の「砂!」が大好きだった、10歳のダイビング
旅の途中。性格の違いが、表情に一目瞭然の二人の写真。基本旅には、ゲームは持っていかせないんだけど(自分の事は棚上げ)、出発間際に「3DSだめでげすか?3DS持っていっちゃだめでげ〜すか?」と最後まで尋ねるのは、二男の颯友。
プールで遊びまくった後、食事に出かけたのだけど、服脱いで、結局海に突っ込んでいく二人。やることは、何年経っても全然変っていない。いや、変ってくれない・・・。
二男の颯友が、隙あらば、「うぎゃ!うぎゃ!うぎゃ〜ぎゃ〜!」と叫びながら、背後から飛びつき、おんぶしてきて、最後には肩車状態になり、暴れ回る。妖怪こなきじじいかお前は。
ご覧のように、陽気な妖怪こなきじじいに取り憑かれてる毎日です。
このメンバーで、アラモアナビーチパークのマジックアイランドでバーベキューをした。オーシャナでも仕事をお願いしている、水中カメラマンの石丸君と、岡田君、それに岡田君の子どもたち。ママたちは、仕事だったり、ショッピングに出かけていたり。初対面の海友と颯友に岡田君とこの子どもたち、あっという間に仲良くなって、一緒に遊んでいたと思ったら・・・いつの間にか、さらに仲間が増えていた。皆で釣り上げたのは、アナゴの仲間。それを、持って「バーベキューにして食べたい!」と近よって来るのを、さばいてバーベキューのするの面倒くさいパパ連中は「可哀想だから逃がしてあげなさい」と偽善的な嘘をつき、難を逃れる。
相変わらず、面白い発言ばかりの海友と颯友(特に颯友)。家にいれば、すぐにfacebookにアップできるのに、外を出歩いているときに、「お!その発言、後でfacebookにアップしちゃおう!」と思っていても、気づくと結構忘れていることが多い。「ねえ、さっきさ〜、なんかすっごく面白い事言ってたじゃん、あれ何て言ってたっけ?」と聞き直しても、「え、知らな〜い、覚えてな〜い」あるいは「覚えてるけど、どうせfacebookにアップするんでしょ。だから教えな〜い」って言われちゃうし、妻にたずねても、「あ、そういえば、何か面白い事言ってたよね〜、何だったっけ?」って感じで、何かと〜っても損した気分になる。そのモヤモヤした気分は、水中でのシャッターチャンスを逃した時に匹敵したりして・・・。
4年振りに、この「ものぼけ」を見た。前回は、お箸だったけど、今回はなが〜いフライドポテト。
ウクレレの無料レッスンにも参加してみました。先生の話を案外真剣に聞いてる海友と、コードを見るのさえ、苦痛な感じの颯友。
成田空港で買った2014年の本屋大賞受賞作「村上海賊の娘、上巻・下巻」を読み終えた。個人的には、2013年の本屋大賞受賞作の「海賊とよばれた男、上巻・下巻」の方が感動したかな。村上海賊は、戦(いくさ)の戦闘シーンの描写がハラハラするけど、「感動する」って感じじゃない。映画化したら、「キルビル」とか「300」みたいになりそうだし。
で、息子たちに「お前らも旅行中に本読めよな、最近本読んでる?」と尋ねたら、「読んでるよ!その本より分厚いの、ね〜カイト!」と自信満々に二男の颯友が言うので、「本当かよ〜?そんなの借りてるの見た事無いけど」と言うと、「パパはそれ、4日くらいで読んだんでしょ?オレなんかそれより分厚い本、5分で読めるよ!ね〜カイト!」と自信満々。海友も「5分じゃ無理だけど、10分くらいなら」とか言ってる。・・・・・、それって「コロコロコミック」の事だろ。にしても、5分は早過ぎる。10分もだけど。
「海友〜、颯友〜、写真撮るから、笑顔で良い顔して〜」と言った後の二人の「良い顔」の意味の認識の違い
・・・・、颯友の顔が、また嫌な予感
やっぱり・・・
「ちゃんと良い顔してくんないかな〜颯友〜」
・・・と言っても変らない。
颯友「もういい?疲れた」
もういいって、良い顔全然してないだろ〜。海友はちゃんとしてくれてるぞ。もう一回!
はい!
・・・・、ごめん海友、また無理だわ。
という感じで、実は、颯友の爽やかな表情を撮影するのは、カエルアンコウがあくびするのを撮影するくらい、至難の業だったりする。
連日のように、リゾートのプールと目の前の海で暴れ回る二人。何かあっては、と付いて回ったのは、2日目くらいまでで、それ以降は、ライフガードの人も沢山いることだし、特に迷子になるほどの広さって訳でもないし、自分たちで僕らのいる場所まで戻ってこれるし、部屋にだって戻れるってことで、ほとんど野放し状態に。 (今回も写真多めです)
8歳の海友はともかく、5歳の颯友も大丈夫なの?って思うかもしれないけど、奴には、ライフジャケット入りの上下がセットになった、ラッシュを着せているので、万が一にも溺れる心配は無い。まあ、唯一心配なことと言えば、トイレに行くときは、背中のジッパーを下ろしてやらないといけないので、もよおした時に、即効で僕らのところに戻って来れるか、あるいは、奴が誰かに頼めるかってことだ。今のところ、問題はおきて無さそう。
二人で遊んでいるときもあれば、それぞれ単独で好き勝手に遊んでるときもあるし、同じように長い滞在で友だちになった子と遊んでる時もある。
しかし、昨日くらいから、海友が始めた事があった。それがバブルリング作り。自分がバハマで船を停泊しているときに、素潜りで作ってみせていたのを思い出して、見よう見まねで練習していた。
その様子をちょっと撮影してみたんだけど、近づくと恥ずかしがって止めてしまう。
夕食の時に、「明日は少しやり方教えてやるよ。だからちょっと一緒に練習してみよう」と伝えると、ちょっと恥ずかしそうに「うん」と返事が返ってきた。
そして翌日、午後はノースショアにウミガメの甲羅干しを見に行く事にしていたから、午前中に練習してみることに。
最初にやってみせて、口の形や、「もう少し優しく、空気を丸めるように出してみて」とか、「プールの手すりに捕まって、水底に水平に寝そべって、落ち着いてからやってみな」と伝えて、何度かやってみた。
最初は、ゴーグルも着けずに、やっていたので、自分の出した空気が、ちゃんと丸くなってるかどうかもはっきり確認できなかったみたいだったけど、おしい感じのが何回か作れた。
「ゴーグルつけてちゃんと確認しながらやってみな。優しくね優しく出すんだよ」そう伝えて、ゴーグルをつけてトライしてみた。何度目かに、何個かちょっといびつだけど、奇麗な輪になったバブルを作ることができた。
「すごいじゃ〜ん!海友、あともうちょっとで、奇麗にできちゃうんじゃないの!」と誉めてたら、5歳の二男の颯友が、「はやともやる〜!はやともバブル作る〜!」と言い始めた。
「え、お前が?まだ無理なんじゃない」と冷静に言うと、「やる〜、やる〜!」と襲いかかってきたので、「わかった!わ〜かった、じゃあ見ててやるから、やってみな」と言って、マスクつけて、潜って待っていたら、プールの階段の手すりに捕まって、水中に入ってきた。
「・・・・・」傍観する父
「ぷっ!」
颯友:「ぷぷぷぷぷ〜〜!」
父:「だ、だめだって、空見上げるみたいに、上見ないと、バブルは作れないよ」
颯友:「やっぱゴーグルつけてやる」
父:「おし、じゃあ、もう一回な」
身体を横にして、水中に入ってくる颯友。
父:(お、良い体勢、そんな感じ、そんな感じ。いいぞ〜)
父:(あ、身体が立ってきてる、もっと倒して、もっと〜)
颯友:「かはっ!」
父:「えっ!?」
颯友:「かはははははは〜〜〜〜〜!」
父:「かはかは言いながら沈むな〜!」
水面に戻ってから、
颯友:「おい、とうちゃ〜ん、どうだった〜(くれよんしんちゃん風に)?」
父:「やる気だけは認める。だから、特訓だな」
颯友:「じゃあもう、やめる〜」
今回の旅行は、フリーになってから初めてのまったく仕事抜きの家族旅行のはずだった。しかし、来る直前に、コンデジのサンプル撮影の仕事を依頼されたと前に書いた。だから、今回撮影している写真は全て、このコンデジで撮影している。
基本は、水中での撮影。しかし、ハワイでは、海に入ってダイビングする事は当初から予定していなかったので、プールで遊ぶ息子たちとか撮影してみた。はたして、これが、サンプル撮影用として、活用できるのかどうか定かでは無いけど。まあ、楽しそうだからいいか。
で、今そのコンデジの様々な撮影モードを使って撮影をしている。ちなみに、画像クリックすれば大きな画像で見れます。普段はあまり大きな画像にしていないですけど。
これが、ジオラマモード。
まあ、今となっては、このモードは普通にコンデジに着いてたりする機能なのかな。あまり使ってないから良くわからないけど。もう一台、愛用しているリコーのGXRにもついている。他のは使ってないから知らない。
それから、これはパノラマモード。
パノラマモードって、昔はただ、フィルムのセンター部分しか写らないようにしてただけだけど、デジタルでは、何枚もの写真を連射してつなぎ合わせて1枚の写真にするため、こんな写真も撮れる。
上手くやらないと、移動途中のこんな映像が合成された写真が撮れてしまう。まあ、これはこれで面白い。
という感じで、コンデジでの撮影を楽しんでいる。
今日はワイキキのビーチでのんびり1日過ごすことに。(写真多めです)
せっかくだからとカタマランのヨットに乗船して、プチクルーズを楽しもうということになった。
最初は人数も少なくて、ロコのかっこいいお兄さんと、その飼い犬と数人のゲストしか乗船していなかった。なので、海友も颯友も広々とした空間で楽しめると喜んでいたのだけど・・・・。
出発直前になって、一気に若い女性客が10数人ほど乗り込んできた。
船はあっという間にガールズのパーティー船状態?
しかし、その状態に露骨に不満気な表情を見せる男が一人・・・
颯友だ。
「おいらは犬と一緒に海に出航したかっただけなのに」
こっちにも、
そして、こっちにも
「女の人ばっかりで、も〜うんざり・・・」
一方、兄海友の方は父と仲良くクルーズを楽しんでいた?
やっとビーチに戻り、父と一緒に砂に穴掘って遊ぶ。
しかし、そこにも犬を連れた可愛いロコの女の子が登場。
「アロ〜ハ!わお、大きな穴ね〜」
「あの、犬はいいんだけど・・・・・・女の人はだめです」
フィクションです。
今日は、DOLEプランテーションの巨大迷路に行ってきました。巨大迷路を制覇した直後くらいから雨が降ってきました。体調が完全で無い海友は、疲れたのと、寒さでまた熱が出てしまいました。
・・・・・、なんか子供の日記みたいだな。
ということで、ワイキキのコンドに戻り、とにかく海友は、後半のメインのホテルで体調を戻す事に専念した方が良いと伝えて、早々と睡眠。
パワーを持て余してる颯友は、僕と一緒に屋上のプールへ。しかし、風が強くて、早々に引き上げる。それでもまだパワーが有り余っている。何かやらせなくては、と思いついたのが、KOKOROKOINOBORIプロジェクトの手描きの鯉のぼり作成。
颯友の幼稚園のパパ友にも、何流か渡して、作成してもらう事になっている。僕らがハワイにいる間に集まって作成してくれるのに、自分たちは、そこに参加できないので、何流か、こちらにも持ってきて、家族で描くつもりでいた。
本当は、海友も元気なときに、全員で描きたかったのだけど、パワー有り余る颯友に早めに描かせることにした。
あんなに落ち着きない颯友だったのに、「被災地の子供たちにプレゼントするんだよ。バハマでも大きいの描いたでしょ」と伝えると、相当に真剣になって描き続けた。
絵も字もへたくそだけど、とにかく何故か字を書きたがった。「がんばれにっぽん・はやと」と書いり、とにかくまとまりは無いけど、一人だけで、一生懸命描いていた。もう寝ればいいのに、「あともうちょっとかこうかな」「あともうちょっとかこうかな」とぶつぶつ言いながら描き続けていた。
夜11時過ぎ、気がついたら、そのままテーブルの横で眠ってしまっていた。
この手描きの鯉のぼりは、多くの人が描いてくれた、大小合わせて、約200の手描きの鯉のぼりと一緒に、5月4日、5日に、岩手県の大船渡市で開催されるけせんフェスの会場で空に舞う予定。
コンドの屋上のプールで朝早くから遊び過ぎて、長男の海友が熱を出した。3月のワイキキは、天気は良くても、風も水温もまだまだ冷たい。特に今年は寒いそうだ。
翌日には、熱も下がってきたのだけど、まあ遠出しないで近くでのんびりしようということになった。
たまたま同じ時期に合わせて、ミナ(妻)のおじさんが、ハワイに遊びに来ていた。というのも、おじさんの息子、ミナの従妹が、ハワイのイタリアンレストランで、エグゼクティブシェフとして働いているからだ。お店の名前はワイキキビーチウォークにある「タオルミーナ」。 相当人気のレストランらしい。
しかし、大変だったのは、そこに行き着くまでの二男、颯友の暴れっぷり。体調もまだ完全でない兄は、さすがに、しっかり母親について歩くのだけど、二男はとにかく寄り道したがるし、どこかに逃走しかねない勢い。
スキあらば、「大人しくしろ!」と注意する僕にパンチと蹴りを入れてくる。一度なんかマジで金的に直撃して、「うっ」という鈍い悲鳴とともに、一瞬しゃべれなくなった。でも、周囲には気づかれないようにしていたけど。映画で、子役が大の大人に金的蹴り入れたくらいで、大した事ないだろうって思っていたけど、入りようによっては、5歳の子供の蹴りでも、相当に効く事を実感した。
どうにか、お店の前でおじさんと合流。店内で従妹のヒロ君と出会って、ランチを食べた。前回に会った時は、まだイタリア修行中だった頃。今はさすが料理長になって、貫禄も出て来た感じ。料理はパスタ中心に。自分はネットでも話題になっていたウニのパスタをオーダー。美味しかった。デザートは、ライチのシャーベットがおすすめ。
ランチ後、また海友の体調を考えて、コンドに戻ることにした。しかし、「ビーチを歩きたい」という二人の要望で、途中からビーチへ。相変わらず、ビーチのかさ上げ工事をしていて、波打ち際には、大きな段差ができている。
息子たちは、海と波を見ただけで、「きゃ〜〜〜!」と歓声を上げて、その段差の下へ。
何か嫌な予感・・・「おい、水着持ってきてないんだから気をつけろよ!」
「きゃ〜〜〜〜!」 ざっぱ〜〜〜〜ン!!!
「・・・・・・・・」
ごろごろごろ・・・・。その後も周囲で見てる人が心配になって、「おい、両親、ほっといて大丈夫なのか?」という不安そうな顔を僕らに向けるくらい、服のまま波に飲まれまくる二人。
途中で颯友が、「砂が入って気持ち悪いから、全部脱いでいい?」と聞いてきたけど、さすがに、ここでマッパはやめてくれと懇願。さすがに、海友はもう恥ずかしいらしく、脱ごうとはしなかったけど。
結局砂だらけになり、ビーチの冷たいシャワーを浴びて、で、着替えるものも、タオルも無く、そのままコンドへ。
戻ったところで、ハワイに住む友人から電話が入った。僕らがハワイに着く直前に、二人目の子供が産まれて、バタバタしてるから、会えないかなと思っていたのだけど、今日なら時間作れるから大丈夫なら会いましょうって事になり、迎えに来てもらって、ローカルに人気の(というか友人が好きで良く行く)BIG CITY DINNERへ、連れて行ってもらった。ただの大衆食堂かと思いきや、「ベストレストランアンダー$20」という賞も受賞している人気店だった。っていうか、前に来た時にも連れて来てもらったな。
しかし、すでに遅めのランチでたらふくイタリアンを食べていた僕らは、このボリューム満点の美味しい、早めのディナーを堪能できる程の胃袋は残っていなかった。はずなのに、ロコモコとフライドライスを頼んで、結構食べれてしまった。おまけに最後にデザートのアイスとケーキも。
ということで、この日1日で、お気に入りのTシャツが着れなくなるくらいに体重が増量した感じ。
その後、もう一件行こうと思っていた場所があったのだけど、子供たちが眠くなってしまったので、そちらに行くのは諦めて、コンドに戻った。しかし、そこでも何故か眠りから目覚めた二男は暴れ回る。
あまり触れてはいないけど、あまりの傍若無人な奴を反省させるために、5分間の黙祷を課した。
しかし、空手で慣れているせいか、あっさり5分をクリア。しかもベッドの上だし。あまり効果の無いまま、終了し、そのまま暴れ続けたのだった。
3月20日、息子たちが春休みに入った翌日、家族でハワイに到着。実は、新聞社を辞めてから(つまり結婚してから)、全く仕事が絡まずに、家族で海外旅行するのは、今回が初めてだった。結構色々な場所に連れて行ってはいるけど、全て仕事が絡む(と言っても、端から見ると、ただ、楽しそうに写真撮ってるだけって思われるかもしれないけど)旅行。
で、今回は「絶対仕事用のカメラ持っていかない!」と心に決めていた。確かに、いつも仕事でメインで使っているカメラは一台も持って来なかった。だけど、これも実は出発間際まで、どうしようか相当に悩んだ。だって、今まで海外に行くのに、メインのカメラを持っていかなかった事なんてなかったから。
直前まで、カバンから出したり、入れたりを繰り返していたのだけど、最後の最後に、断腸の思い(大げさ)で、全てカバンから取り出した。
もちろん、家族との時間をのんびり過ごしたかったって言うのもあるのだけど、実は、この旅行直前に、某メーカーのタフモデルのコンデジのサンプル撮影を頼まれたからというのもある。某メーカーって言っても、下の写真見ればどこのカメラかは一目瞭然だけど。
過去にも何度か頼まれたことがあったのだけど、だいたい「メインの撮影の合間に撮る」って感じで、どうしてもベストの撮影環境の時に撮影することができていなかった。それがいつも気になっていたので、今回は、基本全部このカメラで撮影するって決心するためにも、持って来るのをやめた。・・・・・とか言いながら、同じメーカーのミラーレス一眼は2台持って来ちゃったけど。でも、とにかく軽いのは嬉しい。息子たち暴れ回るし。
息子たちの写真も基本LUMIXのDMC-FT4で撮影。・・・・、ということで、サンプル撮影をするので、結局まったく仕事無しにはならなくなってしまったのでした。
ちなみに、出発日間違えたのは、21日の午前12時20分発のフライトだったから。羽田空港に遅くに到着して、眠そうな二男、颯友。
妻の話によると、初日、プールで遊び、ビーチで遊び、食事して、かき氷食べただけで、「いいな〜、ハワイいいな〜、プールや海で遊べるし、暖かいし、楽しいし、かき氷食べれるし、ハワイで産まれてたら良かったのにな〜」と嬉しそうにしていたらしい。「じゃあ、生まれ変わったら、ハワイに産まれてくればいいね」と妻が言ったら、「あ、でもいいんだ、そのうち、仕事で来れるようになるから」とえらく自信満々に言ってたらしいけど、いったい、どんな仕事に着く気なのか。ちなみに、颯友にとっては、今回が初ハワイ。
ワイキキのビーチで、ロングボードを持った男性とすれ違う、長男、海友。海友は、1歳になりたての頃、一度だけマーシャル諸島からの帰りにハワイに来たことがある。本人はもちろん覚えていないけど、奴が歩けるようになったのは、このオアフ島だった。
海友も、大喜びしながらも、写真でもわかるよに、何かメモしながら、ビーチを徘徊していた。どうやら、気になった事とか、感じた事を忘れないようにメモしているらしい。まあ、書いてあることは、「海がきれい」とか、「裸足で歩くと砂が気持ち良い」とか、そんな感じだったけど。
自分が気になったのは、ワイキキのビーチに沢山の砂が積み上げてあったこと。どうやら、海岸の砂が浸食してしまって、そのかさ上げ工事用の砂らしい。景観は悪くなるので、ちょっとがっかり。最初は津波の影響なのかと思っていた浸食は、このサイトを見て、長年の浸食の結果だと知った。
まあ、取りあえず、滞在も長いので、仕事も多少抱えているけど、基本的には、家族の時間を大切にしたいと思います。