イルカやクジラと泳ごう INTO THE BLUE | Photographer`s Diary
御用の方はお問い合わせよりご連絡ください。
このサイトをご覧になるには
Macromedia Flash Player
が必要です。

キンバリーを抜けると、次は、2003年に世界自然遺産に指定されたングルバングルへと向かう。バングルバングルは、オーストラリア最後の秘境とも言われる場所。3億5千万年前の土砂が堆積して、砂岩となり地殻変動を繰り返してでできた山脈が、2千万年以上の長い年月をかけた水の流れによる侵食によって創り出された、自然の巨大芸術だ。

キンバリー地方で、僕が一番楽しみにしていたのは、この地域のアボリジニの先祖たちが、岩壁に描いたいくつもの壁画(Rockart)だった。今までにもエアーズロックなどで壁画を見てきていたのだが、このキンバリーの壁画は、他の地域のものとはかなり異質な印象を受けていた。

2日目、キャンプ地に行く前に立ち寄ったImintjiロードハウスには、観光用の真新しいヘリがあった。これに乗って、広大なキンバリーを空から撮影するのも悪くないな。そんな時間はあるかなと思いながら、キャンプ地(Silent Grove)へと続く、わき道へと向かった。

ブルームから、ダーウィンへの旅は、キンバリーという大自然の残る、西オーストラリア北部地域を巡る、全日程野宿というハードな内容だった。道路も全て未舗装。野宿するキャンプグランドに向かう途中、日没前には、焚き火用の薪を自分たちで集める毎日。

先の日記で、子供の頃の家族でのオーストラリア放浪、大学時代に4駆を日本から持っていって、砂漠地帯を横断した話に触れた。たまたま、ブルームに滞在中に、何人かの方から、友人などの結婚のお祝いに、僕の撮影した写真をプレゼントしたいけど、どうしたらよいかと問い合わせをもらったので、外付けのハードディスクに持ってきていた写真をちょっと調べていたら、ちょうどその頃の写真が見つかった。

カリジニ渓谷のでは、5箇所の渓谷を巡って撮影を行った。その中でも特に強烈に印象的だったのは、最初に訪れたWeano Gorgeだ。渓谷の中のトレールは、難易度によってクラス1からクラス6までに分かれている。僕たちが普通の装備でなんとか行けるのは、クラス5まで。クラス6になると、普通の装備では進むことが困難になる。

エクスマスを発ち、昨日ブルームに到着した。その間、滞在していたのは、オーストラリアの中でも秘境と言われるカリジニ渓谷。赤茶けた鉄鉱石の埋まる不毛の土地に、忽然と姿を見せる異様な渓谷の姿は、今まで見てきたオーストラリアの様々な奇岩の中でも突出した強烈な印象を与えてくれた。毎年観光客の中から死者が出るほどの危険な場所でもあるらしい。

このラウンドの間、僕は最悪の体調で、人と話すのも辛い状況・・・というより、とにかく独りになりたい心境だったこともあり、あまり皆と話をすることなく過ごした。写真は、日が暮れてから通過した、南回帰線での記念写真。

やっとネットがつなげる場所に来た。エスペランス方面へのラウンドを終了して、パースに1泊。しかし、到着が夜でその後打ち合わせなどがあり、そのまま就寝。翌早朝には、エクスマスまでのラインドに参加するために、ネットをつなげる時間はまったくなかった。