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新聞社時代には、潜水取材班として、潜水取材を行うだけでなく、報道、スポーツ、芸能など様々ジャンルに渡って、取材を行っていた。
若い頃は、事件現場や紛争地などといった、報道最前線へ飛び出していく血気盛んな取材が好きだった。そういうものを報道することに使命感みたいなのを感じていたのもあるが、まあ、半分は「報道」という世界に洗脳されていたのだろうとも思う。
逆に一番嫌いだった取材は、芸能。特に浮気や離婚報道とかで、芸能人を取材するのは本当に嫌だった。「何で人の離婚や浮気でいちいちこんなに大騒ぎしなければいけないのか、ばからしい」。社会性のある、もっと硬派な事件報道なら率先して行く気になるのだが、出社した直後にデスクから、何も言わずに「越智、これ行ってくれ」と取材依頼書を手渡され、中身を見て芸能関係だと、もうその日1日が憂鬱でしょうがなかった。
そんな芸能取材の中でも、まあ、行ってもいいな~と思えたのは、結婚会見取材。まあ、それもはじめの頃はすごく嫌だったけど、行きなれてくると、その場ではとても幸せそうにしている人の表情を撮影するのは、決して気分の悪いものではなかった。
中でも記憶に一番残っているのは、1997年10月24日の「安室奈美恵とサム」の結婚会見。個人的な印象だけど、あれほど現場にいた報道陣を幸せに感じさせてくれた会見も珍しいのではないだろうか。会見の場に立つ二人には、嫌味が微塵も感じられず、本当に祝福してあげたいと思ったのは僕だけでは無かったと思う。まだ20歳、当時超売れっ子絶頂期のアイドル歌手が、妊娠3ヶ月のできちゃった結婚会見。それはもうビッグニュースで、テレビ、新聞などが大きく取り上げた。
会見場になったエイベックス本社には、報道陣250人が駆けつけた。これくらいのビッグニュースになると、カメラマンも1社から1名とかではなくて、複数名が現場に駆けつける。僕が所属していた社からは、自分を含めて4人のカメラマンが向かった。小さな会見場に250人も報道関係者が入るから、「あっちのアングルが良さそうだから、アッチ行こう」って、そう簡単に移動できない。だから、その現場のキャップの指示に従って、それぞれが、配置について、シャッターチャンスを狙う。
新聞社在籍当時から、自分の興味を覚えたものしか撮影しないと良く言われ(しかられ)ていた。このときも、結婚会見であるから、ほとんどのカメラマンが安室奈美恵とサムの2ショット狙いで撮影していた。僕も当然そういう写真を求められる位置にいたのだが、2ショットはほとんど撮影しないで、安室奈美恵の幸せそうな表情ばかりを300mmの望遠レンズで狙ってた。別にアイドル好きのおっかけカメラ小僧の素質があったわけではない。
当時としてはまだ珍しい、芸能人のできちゃった結婚会見にもかかわらず、本当に幸せそうな表情を見せていた彼女。お嫁さんになる幸せだけでなく、母親になる幸せを心底かみ締めているその表情を撮影してみたいと思ったからだ。横に並んでいた、別の社のカメラマンからは(こんなに近いのに、そんな長いレンズで何撮ってんだ)みたいな顔でこっちを見られたりもしていた。(別に紙面に使われなくてもいいよ)と思いながらも、紙面に使用する写真をセレクトするデスクや編集局長に「これだ!」と思わせるような瞬間を撮ってやろうと思いながらシャッターを切っていた。
取材から戻ってきて、4人で撮影した大量のネガフィルムが並ぶ中で、僕は写真をセレクトするデスクに、「これ使ってください!」ともなんとも言わなかった。ただ、デスクがどれを選ぶかを見守っていた。数あるカットの中、しかもネガフィルムというセレクトの難しい状態でありながら、ルーペでネガを流し見しながら、「今日のトップはこれだよ、これ!これしかない」と言ってパンチを入れた、当時のデスクが誰だったかを、今でも僕は忘れていない。

その日の新聞各社の記事には、当然のように2ショットの写真が大きく紙面を飾っていた。しかし、僕の所属していた新聞社だけが安室奈美恵の幸せそうな表情のアップが1面トップにでかでかと使われた。テレビのワイドショー番組でも、2ショットよりも、その写真を大きく取り上げて報道をしていた。社内でも、そのことが評価され、賞をもらった。
報道といものは、その場の状況をいかに的確に、わかりやすく冷静に伝えるかが重要だけど、本当に人を動かす1枚の写真というのは、そのレベルの感覚で撮影していては撮れないと僕は思う。人から「何撮ってるの?」と思われるかもしれないけど、自分の強く感じた瞬間を撮影する。そういう気持ちが一番大切だと思う。
それにしても、できれば、離婚せずにずっと幸せでいて欲しかったな~。
ああ、なんか久々にヒットした日記内容でした。
新聞社時代の光と影、サラリーマンしてたんですね。
マツちゃん、すみませんね~、いつもいつも子育て日記ばっかアップしてて。ちょっと気が向いたら、思い出の過去の写真をアップしていくよ。そうだよ~、サラリーマンしてたよ~。9年近く。
てんちゃん、ありがとう。まあ、多少わがままだったことも認めます。え~認めますとも。
そう、多少。てんちゃん、絡むね(笑)。
うん、うん。パパの新聞社時代の話、大好き☆
そうめったに聞くことがないから、余計に楽しみだよ。新聞社シリーズもやって~!
なんだか、ついこの間のニュースなような気がするけれど、パパがフリーになる前の時代なんだよね~。。初めてミナに紹介されたときは、新聞社に勤めていたんだった~。ヘリでどこかから帰ってきたって言ってたの、印象に残ってる。
もっと!海ねた意外もUPして~!
楽しみにしています。
ひっき~、こんあ昔の写真、よく記憶にあったね。でも嬉しいです。
てんちゃん、どうもありがとう。そのうち昔撮影した渡辺謙の写真とかも、載せてみるよ。そうだよ、絵描いてみれば。
TAGO、了解しました。しかし、書くと長くなるんだけど良いですかね~?
渡辺謙のせてぇ~~~。
渡辺謙にしても、役所広司にしても、大成してるのに。
小学生のころのほうが見る目があったのかな。
やっぱり素直にコレと思うことですね、ウン。
TAGO、そうなんだ、覚えてるんだ。どうもありがとう。じゃあ、長くなるけど頑張って書いてみます。
てんちゃん、わかりまつた。そうかもね~。それにしても渋い趣味だよね。
いつもレスポンス遅いけど、
今、読んで鳥肌りました☆
『自分の強く感じた瞬間を撮影する。』
「今日のトップはこれだよ、これ!これしかない!」って、タカさんの写真!
すげぇ~かっちょいいぃぃぃ~!!!
まきまき、どうもありがとう。これからもそんな風に写真が撮れていければいいけどね。しかもしれでちゃんち仕事になればなおいいけどね(笑)。
たかじさんの写真だったんですね。
わたし、この写真すごく覚えてるんですよ。安室ちゃんの幸せそうな笑顔にとっても吸い寄せられて、とっても幸せな気分になったんだ~。
この写真をとった人も、きっと幸せを感じながら撮ったんだろうなぁと思ったのを覚えてます。それが、たかじさんだったなんて^^まだ、会ったことはないけど、知ってる人でとっても嬉しい!!
早く会いたいですぅ。
真美さん、どうもありがとう。いや、いろんな人に覚えててもらえるなんて、本当に嬉しいです。あの会見は本当に見てる人を幸せにしてくれる会見でしたね。安室さん本人の素直な性格がストレートに現れていて、とても好感持てたし。そうですね、会ったことないけど、いつかはお会いできると良いですね~。
安室チャンの画像を探していて、偶然見つけて
初めておじゃましました。
私は安室チャンが大好きで、もちろん
この頃も大好きでした。
そしてこの写真が越智サンが撮ったものと知って
思わずコメしてしまいました。
だってこの新聞、今でも大切にとってあるから。
数ある結婚報道を伝えた新聞の中で
一番幸せな笑顔の写真だったから。
当時、この写真を撮った人は、
この幸せな安室チャンを目の前で見れたんだなぁって
とっても羨ましく思っていましたよ。
あれから10年。
その写真を撮った人にこうして出会えたなんて、ホント奇跡です。
安室チャンの素敵な写真を撮っていただいて
ありがとうございました。
そして、他の写真も拝見いたしました。
どの写真もすごく見ていて幸せになります。
これも何かの縁でしょうか。
また遊びにきます☆
では☆