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オンゴの死

すでに、今年トンガに参加してくれた皆さんには、伝えたのですが、僕や、トンガのホエールスイムを一緒に行っている、トニー、エミさんがトンガに最初に訪れて以来、ずっと僕たちと一緒にクジラと関わり続けてきた、スキッパーのオンゴが亡くなりました。
帰国前日の打ち上げの席で、「また来年会おう」と笑顔で握手を交わした数日後のことでした。帰宅して、すぐにトニーから「オンゴが亡くなった」という知らせを受けました。
僕は「何、冗談言ってるんだよ」と思いたかったけど、でも、トニーがそんな冗談を言う人間ではないことは良くわかっていました。
オンゴは、一流のホエールスイムスキッパーというだけでなく、人間として、最も信頼し、そして尊敬できる人でした。彼のクジラに対する真摯な姿勢、そして、どこまでも頑固な生き様と、好きなクジラに対しては子供のような表情を見せる無邪気さ。日本人では無いのだけど、一昔前の、頑固だけど、どこか憎めない日本のおやじのような人。裏表の無いまっすぐさが、僕は大好きでした。
今年、僕らが訪れる前に、倒れて頭を打ち、本当ならニュージーランドの病院に入院していなければいけない状態だったと聞いていたのですが、「お前たちのチャーターが終わったら、ニュージーランドに行くよ」と笑っていました。

自分が操船することは体力的に困難だったので、通常のスキッパーの仕事は、二人の息子たちに委ねてはいたのですが、週末、僕たちだけのときに、2度、スキッパーとして海に出てくれました。それが、オンゴが操船する姿を見た最後になってしまったことは、今でも信じられないというか、信じたくないというのが本心です。
初めて一人で彼の操船するボートに乗船したときに、数頭のクジラたちのヒートランがこちらに突っ込んでくる前にボートを滑り込ませて、「今だ!飛び込め!」と言われたときには、「この人何言ってるんだよ」と思いながらも、言われるがままに飛び込んで、クジラたちに突っ込んで行ったことを今でもはっきり覚えています。
僕らと一緒にボートに乗ったときに、クジラに向かって泳いでいく僕らに、「Go Taka! Go! Swim Tony! Swim!」と嬉しそうに叫んでいたオンゴ。延々と泳がされるのは、きつかったけど、そのおかげで、僕らもクジラがどういう行動をしているかを少しずつ理解していけたのだと思います。
オンゴが亡くなったことを、ブログに載せることを躊躇っていたのですが、トニーと相談して、掲載することに決めました。6年間、彼とともに、クジラと泳げたことを、僕たちは、誇りに思っています。
越智隆治
I tried to think of something to say about Ongo, but it's difficult to express my feelings for him in a simple way. He was a close friend, a teacher, and a role model. He taught me about the humpback whales of Tonga, and also about many things in Tonga.
We worked together to introduce Tonga and the whales to many visitors from Japan, and we also cooperated to teach people in Tonga about whales and people from Japan. Ongo represented all the good things I've grown to care about in Tonga.
I am grateful that I had the opportunity to share a few days on the ocean with him this year, and I will miss him every day.
Tony

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2011年4月に二見書房より出版して頂いた、写真集「Whales ! クジラ!大写真集」と8月に青菁社より出版して頂いた、「海からの手紙ー Message from the Sea」、発売中です。今現在は、今年3冊目になる予定の写真集作成に取りかかっています。 でも、忙しいから、来年になってしまうかも。。。
スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声
INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。
世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール
世界中のダイビングディスティネーションをめぐり、取材した海の魅力などをメインに、紹介しているフリーのPDFマガジンです。是非ご覧ください。 http://www.web-lue.com/











ちょっと、言葉がみつからないです。
I'm sorry to hear the news.
I can just say ' Thank you and hope you have good sleep; Ongo'
22日の今夜9時にロスに向かって出発する、
NZ航空の出発待ちで滞在している、
トンガタプのロイヤルトンガホテルの
部屋で久しぶりにこのHPを拝見し
思いがけないオンゴの訃報に接しました。
もう一日早く知る事が出来たら、
駆けつけてイッカにお悔やみを述べられたのに、
そして「おやじと一緒に撮った最後の写真」も差し上げられたのにと、残念でなりません。
最後の打ち上げがバルコニーであった晩が、
私がオンゴを知った最初で最後でした。
何かと気を使ってくれたイッカと、
親子でボソボソと言葉少なでしたが、
語り合うさまが、いかにもホノボノとして、
胸を打ったので、
是非一緒に撮りましょうと誘って撮った写真が、
思いがけなく、多分イッカにとっても
「おやじと撮った最後の写真」
だったのではないかと思います。
イッカのことは私のHPにも書いたように
私には忘れ難いヤツです。
きっとオンゴから引き継いだ
優しさがにじみでた性格だったのでしょう。
ご冥福を祈ります。
いまえだ
その写真を、もしよろしければ彼に送りたいのですが、
アドレスを教えて下さい。