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スペシャルトリップブログ

Sun 10
2017 トンガホエールスイム スタッフ岡田祐介が感じたクジラとの距離感
2017.09.10

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トンガでのホエールスイムツアーに参加して5年目。今年も4週間の滞在が終了し帰国した。

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<今年でトンガ5年目になる、岡田>

毎日のように日本人へのガイドとし乗船し改めて考えさせられたのが、ザトウクジラとの距離感覚の難しさだ。

人や船が近づくことでクジラが嫌がり逃げてしまう境界線。
それを見極めるのは、クジラの個体差や行動パターンによってそれぞれ異なるので本当に難しい。
経験と勘が頼りで、そこにガイドの力量が問われるのだと思う。

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もちろんトンガでのホエールスイミングに共通のルールはあるのだが、ガイドや会社によって解釈が違うのも事実。
ガイドのアプローチ方法の違いでゲストの混乱を招くこともあるだろうし、少しでも近づきたいと願うゲストとガイドの軋轢の原因にもなっている。

例えばハワイのモンクシールや亀の場合には、砂浜に上がった時に人が近づける距離が条例で決まっており、ロープが張られ中に入れなくなるのでとてもわかりやすい。
しかし陸上と違って海には流れや波があり、クジラも人間も常に動いている為、正確に距離を測るのは不可能。

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野生動物を撮影する際の共通の問題だが、意思疎通の出来ない相手にどのぐらいまでストレスを与えることなく寄る事が可能なのか、単純に答えが出ない難しさがある。
親子のクジラの場合、公園のベンチで赤ちゃん連れで休憩していたら、急にカメラを持った人たちが押し寄せてくるようなものだとよく例えるのだが、それを考えたら相手の様子を観察しながら徐々に近づいていくべきである。

水中で写真や動画をする場合、被写体との間に水が存在している為、透明度の高い綺麗な写真を残すには少しでも近づいて撮ることが必要。
せっかくなら、より迫力あるシーンを求めて少しでも近寄りたいと思う気持ちは当然だと思う。
だからこそ、野生に生きる彼らの世界にお邪魔しているという気持ち、そこで一緒に泳がせてもらっているという謙虚さを決して忘れてはいけないと思う。

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今回のツアーでは、入水したゲスト同士が高い意識の元しっかりまとまってクジラの親子を観察していたら、背後からエスコートが急浮上してきて左右をクジラに挟まれるという、大迫力のシーンに遭遇することが出来た。
それは皆がバラバラに泳ぎ回っていては決して見られなかった景色。
クジラに受け入れられたかのような一体感と喜びをぜひ味わってもらいたい。

さらに今回、発情しているのか興奮して泳ぎ回るペアのクジラに追い回され翻弄される出来事があった。
胸ビレやテールを振り回して、ぶつかってもおかしくない勢いでこちらに向かって泳いでくるクジラ。
それをやっとの思いで避けて通り越したと思ったら今後はUターンをして戻って来る。

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まるでクジラと闘牛をしているような、大興奮の時間を過ごす事ができた。
こちらから無理に近づいていかなくても、向こうが興味を持って近づいてくる貴重な経験ができる日も、年に何度かあるのだ。

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最後に。
今年中か来年には、一緒に泳ぐことが出来なくなってしまうと言われているハワイのドルフィンスイムのように、これからもずっとトンガでクジラと一緒に泳げるという保証はどこにもない。
今のトンガの環境を守っていく為にも、クジラの存在をしっかりと尊重することはとても大切なことで、当たり前だがそれを第一優先にしてガイドをしていきたい。
そして更に、ゲストの方々の期待に応え楽しんでもらえるようなガイドになる為に、今後も感覚を磨き努力していきたい。

来年も前半の4週間、トンガに滞在する予定。

2018年度のトンガ・ホエールスイムは、以下のスケジュールを予定しています。
ご興味のある方はお問い合わせください。
week1 2018年8月5日(日)〜8月12日(日)
week2 2018年8月12日(日)〜8月19日(日)
week3 2018年8月19日(日)〜8月26日(日)
week4 2018年8月26日(日)〜9月2日(日)
week5 2018年9月2日(日)〜9月9日(日)
week6 2018年9月9日(日)〜9月16日(日)
week7 2018年9月16日(日)〜9月23日(日)
week8 2018年9月23日(日)〜9月30日(日)

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長くワープフィンを愛用している。クジラやバショウカジキ、シャークダイビングなどは黒の一番硬いワープを使用。イルカ、アシカなど、一緒に泳いだり、回転したりする場合には、少し柔らかめの白のワープを使用している。フィンソックスを使わず、素足で履くので、かなり足にフィットしないと激痛が走ることもあり、なかなか他のフィンに移行できない。 黒を使う理由は、様々で 1/スキューバダイビングの場合は、撮影時にどこかに足をかけたりする場合に汚れたり、傷がつきやすい。なので、白はすぐ汚れてしまうから黒を使用。 2/クジラやバショウカジキなどは、直線で横に泳ぐ場合が多いので堅めの黒を使用。 3/タイガーシャークやスリランカでは、黒いフィンを使用することを奨励しているために黒を使用。 などあるため、黒のフィンを使用する頻度が一番高い。 あとはブレードの長さが、個人的には撮影時にフィンが映り込みにくい長さという感じ。 以前は、フィンのパワーに負けないように、走り込んだり、色々とトレーニングもしていたが、最近は忙しさもあり、ほとんどトレーニングができていない。それに、年齢的にも当然脚力も落ちて来ているんじゃないかな〜と思うところもあった。 そんなとき、以前パラオのデイドリーム取材でお世話になったガイドの遠藤学さんから連絡をもらい、「越智さんには是非使ってみて欲しい」というので、使ってみたのが、このワープフィンの先端を遠藤さん自らがカットしたオリジナルフィン。 遠藤学オリジナル形状フィンとでも言えばいいのか。正直、カットした部分は手作り感満載で、決して綺麗とは言えない。しかし、実際に、タイロケでのダイビングや、その後の奄美でのホエールスイムでも使用してみたところ、これがかなり使いやすかった。 どこが違うのかというと、説明は、以下のブログから https://sandwave.jp/2017/04/5379/ つまり、自分が使用してもこの記事で書いてあることと同じ感覚になるということです。感覚というか、実際に、ブレが無くなり、より自然にスムーズにフィンキックができます。これ、遠藤さんがガイド現役時代に、すっごくお世話になったから言っているわけではありません。「良いものは使う、悪いものは使えない」昔からはっきり物を言ってしまう僕なので、いくらお世話になったからって、お愛想で「これは使えます!」とは言いません。だって、下手したら、命に関わることでもありますからね。 ということで、僕は、白のワープフィンも、この形状にしてもらおうと思っています。 それにこれはあくまで噂でしかないですが、この形状で評判が上がれば、この形状のニューワープフィンが作られる可能性もあるみたいです。あくまで噂ですけど。遠藤学オリジナル形状ワープフィンがプロトタイプのガンダムだとしたら、ジムが量産されるってことですね(古い)。 従来のワープフィンに、プラスカット代で5000円ほど必要になりますが、今までワープフィンを使っていて、少しブレが発生すると感じている皆さまは、是非、新宿のサンドウェーブで遠藤さんにフィンをカットしてもらってください。 僕以外にも、激流の海を潜るガイドの人たちの間でも徐々に噂になってきてる、ある意味「プロ」が認めるフィンになりつつあるのかもしれません。 そのうち、「お、あなたも遠藤学モデルですね。通ですね〜」って海でやり取りするようになるかもですね。 P.S. この記事を書いた直後に遠藤さんから白のワープフィンをカットしたものが送られて来ました。次のアシカスイムで使用してみたいと思います。

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世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール

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