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スペシャルトリップブログ

Wed 09
セノーテに潜って思った事。あのラインはここに必要なのか?
2013.01.09

メキシコ、ムヘーレス島沖で行なっているセールフィッシュスイムの合間に、ユカタン半島でのセノーテダイブを行なってきた。セノーテダイブは陸にぽっかりと口を空ける淡水(ある水深で海水と混じり合う事が多い)の泉でのダイビング。一般ファンダイバーでも気軽にケーブダイブが楽しめる。最近では日本のダイバーの間でも、入り口付近の太陽光の差し込みの美しさが話題になり、「一度は潜ってみたい場所」の一つに上げられることも多いと思う。

セノーテ自体は、このユカタン半島に300以上あると言われている。その中でもカンクンやプラヤデルカルメンに滞在して、ダイビングで潜る人気のセノーテは、チャックモール、ククルカン、チキンハ、ドスオボス、グランセノーテ、アンヘリータなどがある。

自分も上記したポイントのうち、アンへリータ以外には、行ったことがある。今回は、その中でも人気の高い、ククルカンとチャックモールに潜ってきた。朝早くに出かけたこともあり、通常はダイバーでごった返すポイントだが、ラッキーな事に誰もまだ入っていない状態でエントリーができ、おまけに太陽の光もばっちり入って、最高のコンディション。

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案内をしてくれたメキシコ人ガイドのアルフレッドも、「何度もここに潜っているけど、今回が、自分にとっても、今まででベスト!」とまで言うくらいのベストコンディションだった。

セノーテの中に差し込む太陽光は美しく、できればケーブの中には入らずに、そこにずっといたいと思う程に幻想的だった。「完璧だ・・・・・しかし、一つだけどうしても気になることが・・・」

これを書くと、ocean+αのヘッドラインで、毎回とても面白いテックの記事を書いて頂いている、田原浩一さんに怒られそうなのだけど、あえて、勇気を振り絞って、カメラマン目線で書かせてもらうことにした。

ケーブダイブをするに当たって、田原さんが以前に、目印となる「ライン」の重要性や張り方のマナーなど書かれていた事があった。なるほどなかなか奥が深いと感心しながら読ませて頂いていたので、このラインがいかに重要かは、わかった上で、あえてここで触れたいのはというと・・・・

一番光りの差し込みが美しく、ここからの写真がベストだと思う位置から撮影すると、その「ライン」が写り込んでしまって、とても「残念」な写真になってしまうのだ。そういうポイントが結構あって、本音を言うと、「このライン切りたい」と思ったこと、今までにも何度かある。

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もちろん、このラインがケーブダイブではライフラインとしてとっても必要なのは良くわかってます。わかってるんですけど、このラインの張る位置、もっと、こう、なんというか、僕ら写真を撮影したい者たちのために、位置を変えてもらうことってできないのかな〜っと、思ったりするのでした。特に、その場所って、光が入ってくるところなのだから、ラインをばっちり張る必要は無いように思う。特に入り口付近。

ちなみに、この写真のように、ダイバーが写り込む場合には、ケーブダイブの状況説明としてはラインがあるのは、有りだとは思う。写真小さいから分かり辛いけど、二人のダイバーの下にラインが真横に走っている。

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きっと、ケーブダイブする人たちにとって、この光の差し込みは、さしてどうでも良いものなのかもしれないけど、「皆が楽しめる」を前提に考えた場合、これ配慮してもいいことなのではないかなと思った次第。

もちろん、ケーブダイバーからすると、「おどりゃ〜!このド素人が!何あほな事言うとんじゃい!ここに、このラインがあるのが重要で必要なことなんじゃ!」という主張があるのであれば、お伺いしたいし、まあ、ラインが入ってたから、って自分が怒り心頭なわけでもないんですけどね。

Sat 05
セールフィッシュスイムweek1終了 貴重な捕食シーン
2013.01.05

メキシコのムヘーレス島沖でのバショウカジキと泳ぐセールフィッシュスイムの1週目が終了。結果は、5日間で4日(自分は5日間で5日)、バショウカジキと水中で遭遇し、捕食シーンを堪能することがでた。

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4日目、5日目は、波もおさまり、カンクン、ムヘーレス島から合わせて5隻のスイムボートが出てきて、時に、バショウカジキの群れを多くのスイマーが取り囲んでしまって、バショウカジキが警戒して、捕食しようとするイワシ玉に近よらなくなり、いなくなってしまう事も多く見られた。

捕食シーンに関しては、初めてこの海を訪れた時に衝撃的なシーンを眼前で目撃した。それは、吻でイワシを突き刺して、器用に吻と身体を動かして、一度突き刺したイワシを外して、捕食するというシーン。あっという間の早業。写真も撮れず「あ、あ!!」と声に出さずにはいられなかった。

それ以来、その瞬間を納得が行くまで撮影したいと思うようになり、今に至る。冷静にはなったけど、いまだに納得の行く写真は撮れていない。

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5日目は、鳥山があちこちに立ち、バショウカジキがあちこちで捕食をしていたが、同時に、その鳥山がイルカの群れの捕食である場合も多く、イルカとバショウカジキの捕食の競演といった感じ。イルカの場合は、近よって来ないし、撮影も出来ない感じで、何とか単体を撮影したのみ。このイルカ、おそらくシワハイルカという種類ではないかと・・・。はっきりしないけど。シワハイルカは以前トンガでクジラと泳いでるシーンを撮影したことがある

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お昼過ぎまであちこちで立ち上がっていた鳥山も午後になっておさまり、見つけてもイルカしかいない状態になったので、引き返す。

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昨年の1週目に比べると、一つ一つの群れの個体数が多くても30匹くらいと少ない。透視度の悪い海域が多かったからもしかしたら、目測よりも多くいたのかもしれないけど。しかし、遭遇率は格段に上がっていて、バショウカジキがすでに、この海域に多数集まってきてるのかなと安心させてくれた。

Week1参加の皆様、ハードなセールフィッシュスイムに5日間参加して頂き、ありがとうございました。

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今回のスペシャルトリップに参加してくれてた水中写真家、峯水亮君のブログ

今年は、エビ図鑑、12年間かけて撮り下ろしたクラゲ大百科など、数冊の著書を出版予定です。

Wed 02
2013年、今年も元日からバショウカジキの群れと泳ぐ
2013.01.02

2012年の元日も、バショウカジキの群れに遭遇して泳いだけど、今年も初泳ぎできますようにと思いながら海へ出る。

元日なだけあって、フィッシングチャーターボートも少ないし、セールフィッシュスイムのボートも他には出ていなかった。

初日に泳げたエリアでグンカンドリの群れを探す。空に舞ったままで、なかなかバショウカジキの群れに集まる体勢を取る感じではなかった。

船を止めて、ベイト(バショウカジキの餌)となる、イワシ(Saudinella autra)を釣り始める。もし、出なかった場合にそれで、バショウカジキをおびき寄せる作戦だ。

魚は入れ食い状態で、底に釣り糸を落とすと、一度に数匹の魚が釣れる。良く見ると、イワシの数より、アジ系の魚の方が多い。

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釣り上げた魚を撮影していると、目の前で鳥山が立った。やっぱり、あまり気合い入れて探して無い方がいいのかなとか思いながら、すぐに皆に伝えて、エントリーの準備をする。

昨日、皆が入らなくて、見れなかったので、ロヘリオに「全員一緒でいい?」と確認すると、「オッケーだ」ということになったので、群れが近づいたタイミングで全員でエントリー。

イワシの群れはまだ止まる程小さくは無く、追い立てるバショウカジキの数も15匹~20匹程度と少ない。イワシは、バショウカジキの隙を見つけては、ダッシュで泳ぎ去ろうとする。

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そのたびに、こちらもダッシュで追跡しなければいけない。皆は徐々に遅れ出す。最終的には、結局一人になり、群れを見失わないように追跡を続けたが、バショウカジキの群れが少ないせいか、10数分でイワシの群れは、バショウカジキを振り切り、海底へと姿を消した。

バショウカジキたちもそれを追跡しながら、散ってしまい、空を見上げるとグンカンドリたちもばらけてしまった。

まあ、それでも、元日から全員がバショウカジキの群れを見ることができた。

その後もまたグンカンドリが群れた瞬間に合わせて皆でエントリーするが、やはり、イワシの玉が大きく、バショウカジキも15匹程度で、移動が激しく、皆も必死に追跡しようとするが、途中でイワシの群れが2つに割れて、バショウカジキも一瞬どちらを追いかけるか戸惑う様子を見せているうちに、両方の群れとも、振り切って逃げ延びてしまったようだ。

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バショウカジキの群れが上手く機能していれば、大きな群れを分断して、適度に小さくなった群れを追いつめて、最後には食い尽くす。そんなタイミングで入れれば、同じ場所に留まって長く見ていられる。

しかし、この日は、これ以上グンカンドリの鳥山が立たなかった。

その後、ベイトを使って、バショウカジキを船に寄せる方法で、2回、バショウカジキを近くで見ることができた。

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見れたは見れたけど、初日のような2時間近く泳ぐという感じでは無かったので、ちょっと不完全燃焼。まあ、それでも、3日で2日見れているので、良しとしよう。

明日は、僕が知る限りの情報では、過去一番多い、6隻のセールフィッシュスイムの船が出る。かなり大変な事になりそうだ。

Tue 01
セールフィッシュスイム2日目・厳しい1日
2013.01.01

大晦日の今日は昨日より、風もおさまり、フィッシングボートの数が多くなった。カンクンからも何隻か出ているようだった。

午前中に、昨日群れと泳いだエリアで捜索。鳥山が立つのだが、すぐに散ってしまう。おそらくイワシの群れが大き過ぎてあっという間に逃げてしまうのか、取り囲むバショウカジキの数が少ないのだろう。

鳥山が立ったタイミングでダッシュでボートを近づけるも、なかなか思うようにいかない。しかも、鳥山の動きが早く、エントリーしても、皆追いつけそうに無い感じだった。

なんとなく、微妙な感じに群れているグンカンドリの群れに対して、「タカ、お前だけ入ってチェックしろ!」とキャプテンのロヘリオに言われ、エントリー。

昨日よりは透視度も上がっている。

鳥山を目指して泳ぐと、巨大なイワシの群れが数匹のバショウカジキに追われるように、目の前を横切った。

その瞬間、慌ててシャッターを切ったものの、たったの1カットのみ。あとは猛スピードで移動していく。皆に知らせるために、片手を上げて追跡。振り返ると、ボートで前に回り込むのではなく、皆すでに海に入ってしまっていた。ちなみに、これが、2012年最後の水中写真。

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再度群れに振り返り、追跡するが、到底追いつけるスピードではないし、皆は自分よりさらに後方にいたので、一度船に戻り、再び皆でエントリーしようと試みたが、すでに鳥山は散ってしまっていた。

イワシの群れ(バイトボール)が十分に小さくなく、それを取り囲むバショウカジキの数も5匹くらいしか確認できなかったので、振り切られて、海底に逃げ込んでしまったようだ。

午前9時、日本時間の1月1日0時きっかりに船上で記念撮影。だけど、カメラをハウジングに入れたまま、慌てて撮影したので、水滴を拭かなかったせいで、おかしな記念写真になってしまった。(皆には、承諾を得て掲載)

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その後も捜索を続けるが、結局同じ状態の繰り返し。思わせぶりにグンカンドリが群れるのだけど、そちらに向かうと散ってしまう。エントリーするまで、なかなかイワシの群れが持ってくれず、散ってしまっているようだった。

結局この日は、見ることができず、終了。港に引き返した。

引き返す途中、ムヘーレスのビーチで面白い向きで寝ている女性二人がいたので、移動中の船の上から600mmの望遠で撮影。でも、移動のタイミングで手前に写った人の方が気になってしまう写真になってしまった。

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夜は島で花火を打ち上げるそう。でも、それまで起きていられるかな・・・。6時出港だし。

明日は、見れますように。

Mon 31
メキシコ・セールフィッシュスイム。初日からバショウカジキの群れに遭遇
2012.12.31

2012年12月30日、今年の潜り納めは、昨年に引き続き、メキシコはムヘーレス島沖でのバショウカジキとのスイミング。今回も4名限定で毎回ゲストを募り、1月末まで、4週間のセールフィッシュスイムを行なう。

初日の30日、風が強く、出れるのか心配していた。カンクンの情報では、港がクローズになり、カンクン側からバショウカジキを狙う船は全てキャンセルになったと連絡を受けた。

ムヘーレス島もそうならないか心配だったので、オーナーのアンソニーやキャプテンのロヘリオに、「大丈夫かな?」と訪ねると、「オレたちはプロ中のプロだ。心配するな」と心強い返事が返って来た。

それはそれで嬉しいのだけど、今度は逆に、ゲストの体調が心配になる。「明日は、風が上がり、カンクンの船は全部キャンセルになるくらいなので、船酔い対策はしっかりしておいて下さい」と伝えた。

海のコンディションが良いと、ムヘーレス島だけでなく、カンクンからも沢山の船がスポーツフィッシングや、セールフィッシュスイミング目的で海に出るために、海上はラッシュアワー状態になる。特にピークシーズンは尚更だ。バショウカジキの群れがイワシを海面に押し上げるのは、そんなに長い時間ではないので、ピンポイントでそこにいないといけないし、良い群れがいると、船が集中してしまう。なので、「海が荒れていた方が船も少なくて、自分たちだけで見れるから、いいんだ」と以前にロヘリオが教えてくれた。

翌早朝、出港は6時だったが、少し風の様子を見てから出発。やはり相当に荒れている。風は北。荒波に向かう船は、激しく上下して、時に海面に激しく叩き付けられるように跳ねた。それでも、天気が良いのが救いだった。

しばらく船を北に向けて、走り続ける。皆一様に無口になって、最後には横になって眠り始めた。おそらく酔い止めが効いて来たのだろう。

そうこうしているうちに、グンカンドリの群れを発見する。あちこちで微妙な動きをしている。どうやら、下にバショウカジキに追い立てられて、水面下まで上がってきた、イワシの群れがいるようだ。

皆を起こし、エントリーの準備を始める。荒れた海の上をグンカンドリの群れが徐々にこちらに接近して来る。いや、こちらがグンカンドリの群れに接近しているんだった。しかし、かなり近くまで来ても、海が荒れていて、バショウカジキの群れを確認できない。

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突然、キャプテンのロへリオが「今だ、行け!」と声を発した。「全員?」と聞くと、「全員だ!」という返事をもらうと同時に、「全員で行きます!」と皆に声をかけて、荒波にエントリー。

透視度も悪いので、たまに顔を上げて、鳥山を確認しながらダッシュする。大きめのイワシ玉と、30匹程度のバショウカジキの群れが確認できた。しかし、まだイワシ玉が大きいために、なかなか止まらない。波に翻弄されながら、移動を続ける群れを追いかけての撮影となった。

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この群れとは30分ほど泳いだ。初日、荒れてる中海に出た成果があって、ほっとした。

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その後も25匹程度ではあったけど、最初逃げ回っていたイワシの群れが、追跡を続けるうちに適度なサイズになり、自分の身体から離れなくなったために、動きが止まった。そこからゲストの皆が入って来て,1時間以上、この群れと泳ぐことができた。途中から、小さめのシルキーシャークも登場。目の前で捕食シーンを見せてくれた。

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この日は、海が荒れているにも関わらず、2時間近く泳ぐことができた。皆、疲れていたようだったので、早めに帰島し、祝杯を上げた。

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INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。

越智隆治プロフィール

世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
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