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スペシャルトリップブログ

Fri 13
Week3、イルカとバショウカジキがコラボ
2012.01.13

Week2のメンバーが帰国した翌日は、オフ。ゴルフカートで島を観光し、遺跡などを巡った。

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南北に8kmのこの島は、東西は数百メートルしかない場所もある細長い島。観光地の中心となっているのが北端側、僕らのホテルは東北の端に位置する。遺跡があるのは、島の南端。そこにはイグアナも生息している。大きさは、ガラパゴスの陸イグアナと海イグアナの間くらい。

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夕方から夜にかけてゲストが到着。明日のブリーフィングをして就寝した。

そして、翌日12日目。Week3初日。海は今回の中では一番の凪。まあ、空には多少多く雲が広がってはいたけど、この日に出なくして、いつ出る!くらいのコンディションだった。にも関わらず、この日はフィッシングでセールフィッシュを1匹ヒットしたに留まった。

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初日でもあり、先に来ていた人たちから「船酔いが辛い」と相当に脅かされていたこともあり、酔い止めを飲んでいたこと、それに時差ぼけもあり、皆ほとんど船の上で眠っていた。

自分としては、このコンディションが2日間続く間に見れてしまえば、ラッキーと思っていたのに、初日から見られなかった事が悔やまれた。

そして、week3、3日目、トータルで13日目。この日も昨日以上の凪。かなり北まで移動して鳥山を探す。9時半から見つけた鳥山にエントリー。しかし、バショウカジキの個体数が20匹程と少ないためか、かなりイワシの群れが小さくなっているにも関わらず止まらない。

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自分はついて行けるスピードだったが、皆は、何度も船に戻り前に落としてもらう事を繰り返した。徐々にイワシの数も減り、止まるのではと思いながら追い続けていたら、どこからか「ジジジジジジ」という聞き慣れた音が聞こえてきた。

(イルカのソナー音だ)とすぐにわかった僕は、泳ぎ続けながら周囲を見回した。しかし、それと同時にバショウカジキの群れがスピードを上げ、振り切られそうになった。群れに遅れないように必死に追走しながら、周囲を気にしていると、後ろからタイセイヨウマダライルカが1匹、2匹、・・・6、7、8匹。あっさりと僕を通過してバショウカジキとイワシの群れの方へ泳いでいった。

必死になって追いかけるが、そのままスピードを上げていき、最後には見えなくなった。イルカだけの写真は撮影できたと思ったが、遠くにうっすらバショウカジキの群れも写っていた。まあ、証拠写真程度だけど。

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その後も2個、違う鳥山にエントリーし、トータルで3時間程この日は泳いで終了した。

明日からまた風が少しずつ上がる予報。この日に沢山見れて良かった。

これで、自分のトータル遭遇回数は、17回で13回。遭遇率87%。

Tue 10
バショウカジキ、2週目100%遭遇率達成
2012.01.10

前日の午後から風向きが変わり、バショウカジキを探すには,難しいコンディションになった。2週目のゲスト最終日の9日も同じような風向きで、生暖かい風が強く吹いていた。

早朝、港で会ったアンソニーも、「今日は難しいな。でも出てみないと何が起こるかわからないよ。とにかく出ることだ。そして、探し続けることだよ」と言っていた。

フィッシャーマンたちは、長年の経験からすでにわかっているのだ。そして、条件が良かろうが、悪かろうが、現場に出続ける事がいかに大切かを知っている。だから「忍耐」も知っている。奇跡が起きることがあることも知っている。

いつも探している海域に今日も一番乗りで到着。予報では風は風速17ノットくらいまで上がっている。前日は10ノットくらい。うねりも昨日よりあるが、慣れてしまった自分は、あまり違いを感じなくなっている。

「もっと北だな」スキッパーのロヘリオがぼそっと言って、船をさらに北へと走らせる。荒波の中を、とにかく船を走らせ続ける。それでも、見つからない。

半ば諦めていた僕らは、もし探しても鳥山が見つからない場合は、グンカンドリたちが生息する、ナショナルパークになっている島を見学に行けるようにロヘリオに頼んでいた。

彼も、11時、12時まで探しても見つからなければ、島に行こうと言ってくれていた。が、その直後、突然前方に鳥山が立った。他に船はまったくいない。ロヘリオは無線で他の船に位置を連絡しながら、鳥山に向かって移動を続けた。

徐々に鳥山に近づく。体力温存のために、眠ていた皆を起こし、準備を促す。誰かが、「今日も見れちゃうんだ」と小さな感嘆の声を上げた。そう、もし今日見れたら、2週目のメンバーは、6日間で6日間、つまり100%の遭遇率を達成するわけだ。

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エントリーの体勢を整えて待つ。鳥山はまだ激しく移動している。また誰かが「誰でもいいから、水中で一度は見てね」と言った。遭遇率100%。その記録が欲しい。きっと誰もがそう思っていたに違いない。

ロヘリオの「OK!」の合図とともに、皆が荒れた海に飛び込む。目の前をイワシの群れとバショウカジキの群れが通過して行った。これで100%達成。

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しかし、移動速度は早い。自分はダッシュで群れを追いかけ続けた。海が荒れているせいか、イワシたちは、右往左往するだけでなく、上下にも逃げ道を求めて泳ぎ回っている。群れのサイズ的にはそろそろ食い尽くされてもおかしくない大きさだが、まだ移動を続けていて、止まって見れるという感じではない。

こうして、船に戻らずに、無理してでも追いかけ続ける事で気がついたことがある。誰かが側にいて、泳ぎ続けることで、バショウカジキたちが警戒して、群れが留まる前に食い尽くす事を抑制できるということだ。

少なくなったイワシの群れが、生きるために、僕らの側にいることに最後の望みを託した時に、群れは動かなくなる。そうなれば、泳力の無い人たちも、落ち着いて長い時間バショウカジキたちを間近で見ることができる。要するに、"身を挺してイワシの群れをプレデターたちから守る"わけだ。興奮して突っ込んで来るバショウカジキたちの勢いたるや、凄まじい。度胸試しだ。

誰かが側にいなければ、あっと言う間に食い尽くされてしまうことの方が多い。
しかし、同じ場所に留まって、動かなくなってからは、あまりイワシの群れに人がたかってしまうと、今度はほとんどの場合、バショウカジキが警戒して捕食に来る頻度が減ってしまう。

場合によっては、その残り少なくなったイワシたちを放棄して、泳ぎ去ってしまう事もある。

適度に距離を置いて観察している方が良い。それは間違いない。

この日も定かでは無いけど、「しゃくれ君」と個人的に名前をつけていた、吻が相当付け根から折れてしまっている個体と似た個体が気になっていた。しかし、こいつは、"武器"を失っているにも関わらず、他の個体よりも多く獲物を捕獲していた。きっと最初の頃はなかなか吻が無いことで苦労したに違いないその個体は、いつの間にか吻無しでも獲物を捕獲する術を体得したのだろうか。

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しかし、この日のイワシの群れは相当小さくなっても、移動をやめず、かなり長く踏ん張って追跡を続けた自分も、一度力つきて船に戻った直後に、食い尽くされてしまった。

自分は、20分ほど一緒に泳いでいたけど、他の人たちが見れていたのは、多分5分程度だったかもしれない。

それでも、この週は、6日間トータルすると10時間以上見れていたので、誰も不満に思う人はいない。それよりも遭遇率100%を達成した事を喜んでいた。

その後、まったく鳥山は見つからず、引き上げた。

これで、個人的には、15日間で11日間の遭遇。イワシのフィッシュボールは、10日間遭遇。

遭遇率100%を達成した、2週目のメンバー。本当にお疲れさまでした。

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Mon 09
バショウカジキ、5連ちゃん。風が変わる
2012.01.09

今日、明日参加を希望していたNさんという女性が参加し、ゲストは5名に。

前日、どんな条件だとバショウカジキ遭遇率が上がるのか、下がるのかをアンソニーに聞いてみた。「東や北の風はいいけど、南はダメだ。最悪、まったく、まったくいなくなる。イワシもバショウカジキももっと北へ移動してしまうんだ」と教えてくれた。

今回は、あまりに見れているので、出航を6時半とか7時に遅らそうかと思たけど、結局6時に出航。他の船がまだ一隻も出て来ていない時間帯、7時に鳥山を見つけて早速エントリーを開始した。

泳いだのは、30分程度だったが、参加した女性も初日の午前中からあっさりカジキを見ることができてしまった。少し暗かったのもあるけど、気持ちに余裕もあったので、ちょっとスローシャッターで撮影してみようと試みた。あまり良い出来映えではないけど、何度かこういうコンディション下でまたトライしてみたい。

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参加者全員が目的の物を見れるのが、自分の企画するスペシャルトリップの目標でもあるので、少ない回数での乗船で見れたことは大きかった。しかし、やはり船酔いよりも、波酔いでダウンしてしまったようだ。

その後風が変わり、暖かく感じる。そういえばあまりバショウカジキに会えなかった1週目も暖かかった。

スキッパーのロヘリオも、かなり北まで船を走らせてくれたけど、鳥山も見つからない。波も高くなってきた。

午後1時過ぎまで探しまわったが、この日は無理と判断して、切り上げて早めに戻ることにした。それにしても、朝6時のままにしておいて良かった。遅く出ていたら、今日の朝の鳥山にも遭遇することなく1日が終わっていたに違いない。

明日は少し難しいコンディションかもしれない。

Sun 08
バショウカジキ、4日連続で泳ぐ。そして釣り上げる
2012.01.08

セールフィッシュスイム8日目、この日も朝8時頃から泳ぎ始めた。あまりに毎日泳げてしまうので、書く事が無くなりそうだ。しかも、毎日数時間。この日も3時間半以上泳いだ。そのほとんどが、留まっている状態から、食いつくしシーンまで。

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鳥山にして、4つ違う山に入ることができた。しかも、これで、4日間連続。過去総計で12回中9回の遭遇率。

これだけ色々入れると、バショウカジキの捕食行動に関して、色々と「もしかしたら、こうなのかもしれない」という仮説を個人的に考えたり、新たな疑問も色々と沸き始めたり、撮影に関しても、捕食の瞬間以外にも「この瞬間が撮りたい」と狙いが増えて来て、結局はまた凝りもせず、延々と撮影と観察を続けてしまう。

「捕食」というエグイ状況を間近で見てるにも関わらず、バショウカジキに愛着を感じ始めている。ゲストに冗談で「バショウカジキの個体識別すれば。きっと世界初だよ」と言われた。識別するには、数が多過ぎるし、マンタのように特徴的な模様があるわけでも無い。おまけに体色をコロコロ変えるから、何を目安に識別していいのかわからない。

吻の先端が折れていたり、背びれの千切れ具合に特徴があったりする個体は、そのときにはとても目立つのだけど、じゃあ次会った時も区別がつくかと言うと微妙だ。

こういうのは、やはりフィッシングでの格闘でついてしまうものなのだろうか。

今回も吻が折れてしまった、下の写真の個体がとても目立った。吻が折れている個体というのは、毎回そうなのだけど、獲物を弱らせる"武器"である吻が無い分、餌の捕食率が下がるようだ。その分他の個体よりも、多く餌に対してアプローチをかけている印象がある。

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でもその場合の捕食確率は、やはり低いようだ。必然的に、餌となるイワシの側にいる僕らの側にいることが多くなり、愛着がわく。

とか言いながら、この日はあまりに泳げてしまうので、途中でしばらくフィッシングに変更。なんとバショウカジキをヒットする。ゲストのKさん・・・・、写真が掲載されてしまうので、本名で毛塚さんは、世界中の海で様々な海の生き物を撮り続ける写真家。これまでにも、バハマのイルカ、フロリダのマナティ、タスマニアのハンドフィッシュ、エクスマスのジンベエザメ、トンガのザトウクジラ、ニュージーランドのシャチ、エスペランスのリーフィーなどなど、一緒に撮影に出かけた事がある。

生物たちへの愛着は、ある意味変態的に"好き"なオタク的な人。「何でそこまで好きになれるの?」くらいに好きなだけに、持ち合わせた動物運も相当な物で、彼と一緒に撮影に行くと、信じられないくらいの遭遇や瞬間を経験することが多い。

側で見ていると、うらやましくもあり、彼程の生物好きで無い自分は、あやかりたく無くもありといった感じだ。まあ、いずれにしても一緒に行くときの引きの強さは感じていて、久しぶりに一緒になった今回も大当たりして、また相性の良さを実感している。そして、写真もプロ顔負けの凄い作品を沢山撮影している。

と、長い紹介をしてしまったが、これがKさん、もとい、毛塚さんが釣り上げたバショウカジキ(キャッチアンドリリースなのでこのあと、海に戻した。まずくて食べないらしい)を握りしめて、嬉しそうにしているところ。

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これなんか、背びれに自分の顎を乗せて、恍惚とした表情を浮かべているところ。こんなところが変態的でいつも笑わせてもらっている。

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そして、これがヒットしたバショウカジキが背びれを開いて飛び跳ねてた瞬間。

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夢が二つもかなって、良かったですね。毛塚さん。

彼とは、次のターゲットをまた一緒に撮影に行こうと画策中だ。

Sat 07
セールフィッシュスイム、3日連続スイム
2012.01.07

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この日も6時出航。波は相変わらずだ。初日、2日目とダウンしていたT君、そろそろ復活してもらわなくては、と思ったのだけど、この日も船が出るなり、横になって眠ってしまった。

そろそろ写真撮ってもらわないと、と思うのだけど、こればっかりは慣れるしかしょうがない。

2日連続でフィッシュボールの捕食を見れているから、そろそろ厳しいかな〜と内心思っていたのだけど、8時台には、鳥山を見つけ、エントリー体勢に。

しかし、一緒にいたフィッシングボートが何故か鳥山の真上を通過。その途端に鳥山は崩れて、四散。どうやらフィッシュボールは、バショウカジキたちともども、海中へと潜ってしまったようだ。

「な〜にやってんだよ〜」と失笑してしまった。スキッパーのロヘリオも、苦笑していた。しばらく様子を見ていたが、それ以降、鳥山が再生することは無かった。

諦めて別の鳥山を探すためにゆっくりと移動を開始。それと同時にロヘリオが、「フィッシングの仕方を知らない、素人だな、あいつら。鳥山の真上通過するなんて」と呆れて言った。(あ、やっぱりそうなんだ)と思い、「どこから来た船?カンクン?ムヘーレス?」と訪ねると、「カリフォルニアだよ」とのこと。

要するに、よそ者で、無線で連絡しても非協力的なのだと言う。無線で釣り方のノウハウを伝えても、無視なのだそうだ。まあ、慣れない場所で慣れない物を釣ろうとするのだから、しょうがない。

しかし、事、セールフィッシュスイミングに関して言うと、このフィッシングボートとの友好関係無くしては、成り立たない部分もある。ある意味、フィッシングボートにしてみれば、僕らセールフィッシュスイマーは、邪魔者なわけだ。僕らが海に入って群れと泳いでいる間は、危ないから釣り糸を流せない。

しかし、この日は3 Kings Dayと呼ばれる祭日でフィッシングボートの数も多い。多いときには、50隻以上ものレジャーフィッシングボートが近海に繰り出す。ラッシュアワー状態だ。当然鳥山の周囲には、沢山の船が集まってくる。そんな中でセールフィッシュスイムを行なうには、お互いに信頼関係が無ければ成り立たない。

僕が彼らと一緒にこのセールスイムをすることに決めたのは、元来がフィッシングチャーターの会社で、他のフィッシングボートとも、長年情報交換をし合う仲を築き上げているからだ。

どこかで鳥山が立てば、どこかの船からすぐに連絡が入る。もちろん、こちらが鳥山を見つけたら逆に教えてあげる。だから、僕らが泳いでいる間は、フィッシングボートは、泳ぎ終わるまで待っているし、僕らもフィッシングが終わるまで待機している。そういうやり取りを見ていても、気持ちがいい。

この日は、昨日のようには鳥山が沢山は立っていなかった。しかし、どこかの船からの無線で、ロヘリオは鳥山のいるポイントへ的確に船を移動させる。まだフィッシングボートがいるが、「もう奴らは2〜3匹バショウカジキを釣っているから、こちらに譲ってくれるそうだ。すぐ用意して」。とエントリーを促す。

この日も、70~80匹の群れが、イワシのフィッシュボールを追走していた。最初は止まる感じではなくて、移動していたが、この群れの数でフィッシュボールの小ささからいくと、もう少しで止まりそうだった。

自分は、昨日のように必死でダッシュを続け、群れとの距離をキープした。他のメンバーは2~3回、船に戻っては前に回り込み、落としてもらっていた。

しばらくすると、逃げ場を失ったイワシたちが、逃げる抵抗を諦めて、同じ場所に留まり始めた。皆、ここぞとばかりに撮影をする。もちろんバショウカジキもここぞとばかりに捕食を始める。そして、空にはグンカンドリたちの姿も。

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この日、T君もかなり船酔いに慣れたのか、かなり長く撮影に加わっていた。それを見ていて、少しほっとした。しかし、やはり途中で波酔いしたらしく、同じく、波酔いしたSさんと一緒にリタイア。少しは気に入った写真が撮れていればいいんだけど。

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1時間半程して、まだイワシは10数匹残っていたけど、回りを見ると、フィッシングボートだらけだった。最初にいた70~80匹のバショウカジキも、いつの間にか、10数匹に減っていた。

多分僕らのスイミングが終わるのを待っているのだろうと思い、残って一緒に入っていた、YさんとKさんに、「戻りましょう」と合図して、船に戻った。

ロヘリオが「あれ、もう全部食べられたのか?」と訪ねてきたので、「いや、船が沢山待っていたから、全部食べたらバショウカジキがいなくなるので、残して戻ってきた」と伝えたら、ニヤッと笑って、他の船に無線で何やら連絡していた。

その直後に、何隻かの船がその鳥山にアプローチをかけ始めた。

3日連続で泳げたのは、本当に運が良いと思った。何故って、あのプロ意識の強いスキッパーのロヘリオとウワンが、「今日は昨日みたいに鳥山多く無いから、もうゆっくり島に向かって移動しながら探そう」と言って、くつろぎ始めた事だ。

彼ら的には、「相当に見せた」感があると感じた。ずっと荒れた海に出続けてくれたし、この先もあるし、すでに2人がダウンしてもいるし、この日は、早めに切り上げて帰ることにした。港に着いたのは、1時だった。

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世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
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