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スペシャルトリップブログ

Wed 24
トンガ、日曜日、月曜日はオフ。韓国TVのクルーと食事
2011.08.24

日曜日、敬虔なクリスチャンの多いトンガの法律で、日曜日は働いてはいけないことになっている。しかし、近年はその辺があやふやになっていて、日曜日もホエールスイムのボートを出せる年もあれば、出せない年もあるなど、いい加減な状態だった。

今年は、来る直前に「絶対に出してはいけない」という通達が警察から出されたと連絡が来た。過去7年間の中でも一番厳しく日曜日に働く事が禁じられた年になった。

「タクシーもだめなの?」という質問に「わからない。もしかしたら、ダメかもしれない」と島の人が答えることもあった。はっきりしないのは、この禁止令が発令されたのが、今回の日曜日で今年2回目だからだ。

まあ、結果的にタクシーは動いていたし、何件かのレストランは営業していたけど。

ボートだけ、厳しく取り締まられるのは、明らかに、ホエールスイミング業界に対しての、嫌がらせとしか考えられないと言う人もいた。国としては、外貨を稼ぐ絶好の機会なのに、何故このような対応をするのかは本当に疑問だ。

その日曜日、トニーとエミさんはセーリングサファリのオンゴの家族たちに招かれて食事をし、その後オンゴのお墓参りにでかけた。自分は、別行動で韓国人写真家のチャン・ナムオンさんと、ソンミさん。それに韓国のテレビ局SBSのクルーが25日まで滞在しているというので、彼らの滞在しているゲストハウスにランチに招かれて一緒に食事を取った。

チャンさんは、以前にバハマのドルフィンクルーズとトンガのホエールスイムに参加してくれたことがある。その後もパラオやフィリピンでの撮影で偶然出会ったこともある。何度も「韓国に来なさい。写真を送ってくれれば、韓国の雑誌に紹介するよ」と言われていたにも関わらず、両方とも自分の都合が悪くて未だに実現していなかった。

ソンミさんの作った日本風のカレーライスと、クルーがトンガの野菜で即席で作ったキムチをごちそうになり、ビールを飲んで、写真集をプレゼントして、彼らの映像を見せてもらいながら、色々な話をした。

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食事を頂いてすぐに帰るつもりだったのだけど、結局4時過ぎまでお邪魔してしまった。

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翌日の月曜日は、朝のフライトで帰路に着く、1週目の延長組の4人をエミさんと一緒に空港まで送迎に行く。トニーはシンガポールなどからのゲストと一緒に海に出た。

ここで少しトラブル。移動途中でバスがガス欠。たまたま車で通り過ぎたホテルスタッフの車でゲストとエミさんだけ先に空港へ向かってもらい、僕は荷物と一緒にバスに残り、他スタッフの車に載せ換えて、後から空港へ向かうことになった。しかし、その車がボロボロで調子悪くて、やばそうだったので、早々に「タクシー呼んでおいて」とスタッフに頼んでおいた。案の定少し移動したところで車はエンスト。呼んでおいたタクシーがすぐに到着したので、そちらに荷物を載せ換えて僕だけ空港へ。

初めて来たゲストは気が気ではなかったようだけど、今までトンガで様々なトラブルを経験してきた自分たちにしてみれば、まったく大したトラブルでは無かった。

無事、皆も荷物も載せて、飛行機は飛び立った。その後は銀行に行ったり、レンタル機材の事を頼みに行ったりして時間を過ごし、ランチを中華レストランで食べてから、2週目のゲストを迎えに空港へ。こちらも無事到着。

Sun 21
2011年トンガホエールスイムday 5 シングル、親子
2011.08.21

快晴、風は南西。今まで北から吹いていて、暖かかった風が南に変わり、ボートコート無しでは肌寒く感じるようになってきた。

この日は、10時出港でプナとフルークの2隻で海に出る。

プナのエンジンの調子が悪いので、ノースベイに行きたいというリクエストもあった事から2隻ともノースベイへ。しかし、ブローの一つも見当たらない。

そのまま、フンガ島の外洋側を南へと移動するが、こちらでもまったくブローが見つからない。フンガの南側とサブマリンロックの間を西のリーフの方へと移動。風が南西から吹いているために、この辺が一番風が強く、波も荒れていた。

リーフの濁った海水がこの辺まで流れ込んでいることが一目瞭然。その荒れたエリアでブローを発見。シングルのようだった。しばらく海面に浮いているのだけど、ボートで近寄ると潜ってしまう。自分だけ潜ってチェックするが、透明度が悪く、確認できない。

クジラを動きを良く確認しながら、再度チェックで海に入る。ゆっくりと潜行するクジラは垂直に潜行して、丁度テールが微妙に確認できるかできないかの深度で停止した。テールの上の黒い部分が上になっているときは確認できない。下の白い部分が上を向いた時だけ、太陽の光が反射して、なんとなく確認ができる。

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その上に留まっているつもりでも、波で流されてしまって、テールの黒い部分が上のときには、見失ってしまう。その度に潜行してテールを確認しなければいけなかった。

しかし、その体勢のまま、ゆっくりと浮上してきて、テールを海面に持ち上げてから移動するのでずっと上にいれれば、近くで撮影ができた。

この個体の他に、もう2個体別々に近くにいて、1個体は歌っていて、もう1個体は海面でバシャバシャと遊んでいた。どうやら、今年親離れしたばかりの若いクジラのようだった。

最初のは潜ると探しづらいので、その個体にアプローチしてみた。

すぐには潜行せずに、しばらくこちらの様子を伺いながら、潜るというパターンを繰り返した。海面にいる間は、身体をくねらせながら、のんびりと泳いでいた。のんびりと言ってもこちらからすれば、相当に激しく見えるのだけど。

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その後、プナを呼び、泳げると伝えたが、最初に泳いでいた個体と、この若い個体が合流してしまい、激しくブリーチングやテールスラップなどを繰り返し始めたので、しばらく様子を見て、落ち着いてからエントリー。

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しかし、あまり近寄れなくなってしまったので、無線で連絡のあった、泳げる親子の方へ移動。これが、チャネルの反対側というか、ホワイトパッチの方だったので、もう帰る時間帯にも関わらず、移動だけで相当時間がかかってしまった。

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それでも、最終日なのでギリギリまで粘る。親子ともに海面に浮いていて、ほとんどブローを上げていなかった。子供の小さなブローでかろうじて場所を確認。交互にエントリーを繰り返す。何度かのエントリーの末、ゆっくりとしている親子の撮影をして,帰路につく。時間は18時になっていた。2時間のオーバータイム。

Sat 20
2011年トンガホエールスイムday3 and day4。ブリーチング連発
2011.08.20

3日目は、プナに乗船。スキッパーはオンゴの息子のイッカ。快晴だが、風は昨日より相当に強く、小さな船ではなかなか外洋に出るのは困難な状況だった。

チャネルを通過して南下。さらに南で2頭のザトウクジラが何度もブリーチングを繰り返すのが遠くからでも確認できた。波は高いがそちらに急行すると、3頭のクジラが激しくブリーチングを続けながら移動を始めた。3頭が立て続けにブリーチングを繰り返す。一度に3頭が一緒にブリーチングした瞬間もあったのに、そのタイミングで高い波のせいで、船全体が水しぶきを浴びて、カメラごとびしょ濡れになったために、撮り逃した。

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それでも、おそらく40回近くブリーチングを繰り返してくれたので、単独のブリーチングは何度も撮影することができた。子供が50回とか100回ブリーチングを繰り返すことは良くあるのだけど、大人のクジラがこんなに何度も繰り返すのは珍しかった。

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最後はさらに外洋まで出ていってしまったので、追跡を諦めて他のクジラを探す。

西のリーフをゆっくりと移動。なかなか良いクジラが見つからず、しばらく時間が過ぎたが、トニーの乗船するプロイティウスが、他の船から親子とエスコートを譲り受けて、エントリーしていたものを、終わった後に譲り受けてた。

止まらないが、前に回り込んでもらって、4回程エントリー。そちらも、さらに南の外洋の方へ向かって行くので、そこで諦めて帰路につく。

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この日は、この他にもあちこちでブリーチングが見れて、最低でも50回以上はブリーチングを目撃した日になった。

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4日目は、6名のゲストの最終日。

7時にプロティウスで出港。チャネルに入るなりすぐに何個ものブローを目撃。ペアにしぼってアプローチする。潜った場所で、自分だけ先に入ってチェックする。相当深くで、2頭で留まっていた。確認はできるが、目をそらすと見失いそうな深さだったので、片手を上げて船に知らせて皆に入ってきてもらった。しばらくすると下で絡まり合いながら、2頭がゆっくりと浮上してきた。

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僕らに気づいて、方向を変えて泳ぎ去った。

再度同じようにトライするが、今度は海中にいるままで移動を始めて、姿が見えなくなってしまった。

この後はあまり寄れそうにないので、他のクジラを探す。

トンガシカを出た辺りで、4個のブローを発見。2組のペア。しかし、長く潜っていてなかなか浮上して来ないので、そのままノースベイへ移動。

まったくブローをせず、海面に留まっている親子を発見。しかし、ボートが近寄ると移動して、深く潜ってしまう。母親が相当に神経質らしく、何度か海中で目撃はできたものの、まともに撮影するには至らなかった。

この日、午後のフライトでトンガタプへ移動するために、残り時間も少なくなってきた。この親子と心中はちょっと厳しいと思い、他のペアにアプローチするが、やはりなかなか上がって来ない。

ペアが沖へ泳ぎ去った後に、シングルのクジラが近くに浮上してきた。シンガーであればと思い、チェクしてみると先ほどまで親子と潜っているときには、聞こえていなかった、歌声がはっきり聞こえた。

潜った辺りを探すと、シンガーの姿が見えてきた。

それほど深くはなく、25mくらいの深度で頭を下、テールを上にして歌っていた。皆を呼び、歌を聞きながら、素潜りして撮影を行なう。

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歌っている時間も長く、浮上するときも、それほど逃げる感じではなかったので、撮影もできた。

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もうそろそろ帰らなければいけない時間になったが、再度チェックのためにエントリーすると、すでに歌うのを止めていた。まるで、帰国する6人のために、少しの間歌を歌っていたかのような感じだった。

Thu 18
2011年トンガホエールスイムday2。親子
2011.08.18

2日目、朝から激しい風雨。視界も悪い。大型のプロティウスは、8時の定刻とおり出港したが、3人乗りのフルークとプナでは、捜索が困難なコンディション。キャンセルするか、悩んだ末に、結論を通常の出発時間の9時半から、10時半に変更して様子を見ることにした。

10時過ぎに、急に風も雨もおさまり、出港することに決定。2隻に海に出る。

チャネルの中から南下していくが、まったくと言っていい程、クジラのブローが見当たらない。携帯で先に出ていたエミさんに連絡を取ると、西側でペアなどのブローが上がっているというので、そちらに移動した。見つかったが、望みは薄く、潜れる可能性は無かった。
さらに西で、3頭のクジラと何とか泳げてるとエミさんから連絡が入ったので、そちらに急行しようとしたが、エンジンの調子が悪くなり、スピードが落ちたためにそこまで行き着けず、新たに入った情報で、エウワカファ島の内湾、シシア島の近くに親子がいて、順番待ちすれば泳がせてもらえるとの事だったので、ゆっくりとそちらに向かった。

スピードの出ないボートにイライラしながら進んでいたら、途中からまた急にスピードが出始めた。現場に到着したときには、親子に3隻のボートが付いていたので、その次に譲ってもらう事にした。

最初にスイムを終えたボート(Dream Catcher)が近づいてきた。良く見ると、韓国人の写真家で、友人のチャンさんとソンミさんが乗船していた。同じ時期にトンガにいるとは聞いていたので、後日食事しようと約束して、別れた。久しぶりの友人のとの再開は本当に嬉しい。

交代してもらい、海に入る。透明度は良く無い上に、サンゴのプラヌラのような浮遊物が沢山浮いていて、撮影には支障がある。それでも、ゲスト3人中2人は初めて見るクジラの親子に感激して興奮していた。

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何度か入水、プナもやってきたので、交代で入り、5時には帰路についた。
この日は全てのゲストが水中でクジラを見ることができた。

夕焼けが美しく、星空も美しかった。今日は快晴。沢山クジラに会えるといいな。

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Tue 16
2011年トンガホエールスイムday1。シンガー
2011.08.16

今年もトンガでのホエールスイミングがスタートした。トンガも今年で8年目。スペシャルトリップをスタートしてから7年目になる。

1週目のメンバーは計10人。3隻の船に乗船して海に出る。4人乗りに僕、3人乗りにトニーとエミさんがそれぞれ乗船してガイドをつとめ、海に出る。

今年はクジラの出が早いと聞いていたので、期待して海に出た。すぐにブローを発見。昨日親子とエスコートがいた場所と同じだというので、期待したが、ペアでしかも一度チェックで入水したけど、移動してしまうので、今年は沢山いるというのを期待して、入るのを諦めて他の個体を探す。

その後、すぐにまたペアを見つけてエントリー。入るとクジラの鳴き声が聞こえてきた。しかも近い。ペアなのに鳴いているのかなと気になった。様子を見ていると、何回目かに浮上して潜行した場所が、海底が見えるくらい浅かったので、チェックしてみると、案の定下に留まって、1匹が鳴いていた。

ペアでいるのに鳴いてるということは、どういうとなのだろう。

1匹が20mくらいと浅かったので、潜行してテール側を何度か撮影した。

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その後深い場所に移動したので、潜る深さも深くなったのか、姿が見えなくなったので、諦めて別の個体を探しに移動。

しかし、その後はまったくクジラのブローが見当たらなくなる。トニーやエミさんに連絡しても、まったくいないとの返答。あれだけいたと言われていたクジラたちはどこへ行ってしまったのか。

朝、雨が強く降っていたのも影響しているのだろうか?

もうほとんど時間切れのタイミングで、外洋でブリーチングや、ペクトラルスラッピング、テールスラッピングなどを続けるペアに遭遇。

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追跡するも、その後は水面下を激しく移動しているだけなので、エントリーには至らず。しばらく追走して諦めて帰路についた。

ちゃんと水中でクジラは見えているけど、満足の行く結果では無かった。

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世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
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