'; ?> 海はすき。でも、海の話をするのはきらい・・・|Kid's Diary 子育て日記 [ イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE ] 

イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 海はすき。でも、海の話をするのはきらい・・・

子育て日記

Tue 04
海はすき。でも、海の話をするのはきらい・・・
2007.12.04

_MG_7977.JPG

ニューカレドニアから帰国して、空港に家族が車で迎えに来てくれた。でも夜の便だったので、子供たちは車内で熟睡。家に到着して、目が覚めた海友と颯友をそれぞれ抱きしめたときの反応は・・

海友は、起きている間中、もう離れないとばかりに抱きついてきてくれた。その間「ね~明日の夜はいるの?それともも今日の夜だけなの?」と質問されたときは、ちょっと胸が痛くなった。「大丈夫今度はしばらくず~っと一緒にいれるよ」とママが言うと「ほんとう!!」とさらに嬉しそうにしがみついてきてくれて、自分もそんな海友をしっかりと抱きしめたりして。・・・・と感動に浸りながら、次男の颯友を「はやと~!」と抱き上げると、まるで拉致されたかのごとく「ぐぎゃ~!」と泣き出し、ママのもとへと身体を捩じらせてくれちゃって。

まあ、颯友はまだ小さいから我慢我慢。と辛抱しながら、子供たちとお風呂に入り、就寝。ベッドでも、「パパ、本読んで~」と海友が僕の横に本を持ってもぐりこんで来る。疲れているし、時差ぼけもあり、眠いんだけど、やっぱり読んであげなきゃと思い、本を読んであげていたのだけど、知らない間に眠ってしまっていた。

翌日は月曜日だけど、海友の幼稚園は代休。子供たちは、海友の幼稚園仲間と遊びに出かけ、夕方帰宅。帰って来ると、海友はまた僕にしがみついてきて、離れない。海友がおもちゃ箱から持ち出してきたのは、ペンギンがサーフィンしてる海のおもちゃ。

_MG_7908.JPG

「ほら、これ、いいでしょ」としきりに回転させてペンギンサーファーを動かして自慢してみせてくれる。「パパもやってみな」と言って渡され、動かしていると、「そうじゃないよ、いい、見てて、こんなふうだよ」と言ってまた回転させる。見た感じ、同じように動かしているようにしか見えないんだけど、彼にとってはかなり違うらしい。

「海友はやっぱり海が好きなんだな~」と僕が言うと、ちょっと小声になって海友が答えた。「・・・・海は好きだけど、海の話をするのは嫌い」。「え、何で?」と聞き返すと、「海の話をするとパパがいなくなるから」。

_MG_7925.JPG

何も言えず、僕はそのおもちゃを持つ海友をしばらく無言で抱きしめた。キッチンでその様子を見ていたミナも「聞いてて切なくなったよ」ともらしていた。

どんなに、家族を一緒に海に連れていこうと思っても、限界がある。特に家族が増えれば増えるほど、成長すればするほど、難しくなる。成長すれば父親なんて、多分ただうざったいだけの存在だとは思うけど、でも、小さな息子が発したこの言葉は、父として、母として、今はしっかり胸に受け止めておかなければならない。

そう思いながら、次男の颯友を見ると「ん?」と目線を合わせておもちゃのバスを咬んでいる。「・・・・」。

_MG_7957.JPG

またしばらく海友と遊んで次男の颯友を見ると「ん?」と目線を合わせ、今度はペットボトルを咬んでいる。「・・・・・」。

_MG_7937.JPG

やっと海友が僕にまとわりつくのを止めたので、颯友と遊ぼうかと奴を見ると、「んん?」と目線を合わせて、今度はバケツを咬んでいる。「・・・・・」。

_MG_7914.JPG

僕ら家族の間で、今の颯友を「かみかみ王子」と呼ぶことにした。と書いたら、ミナに「恥ずかしいからやめなさい」と言われた。でも、もう書いちゃったから。

_MG_7958.JPG

Next 「病気

Previous 「ヤップから帰国。2度目のお祝い

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://takaji-ochi.com/mt/mt-tb.cgi/1048

コメント(11)

切ないね~
読んで泣きそうになったよ。

お昼当番でよかった・・・。(会社)
(笑)

はじめまして。
越智さんの御活躍には、いつも感心と感動をいただいております。私は、デイドリームの秋野さんのブログから、越智さんを知り、ここ一年、毎日お邪魔させてもらっております。私はダイビング初心者の56歳の主婦。パラオが初ダイブでした。カープ島では一泊し、パラオ大好き!もう、5回程行っていますが、今はダイビングが怖くなりシュノーケルでのパラオスタイルになりました。次回は勇気を出して潜りたいと思っています。私は、お子様の海友君と颯友君の成長に、いつもとても感動しっぱなしです。今回の海友君と、越智さんとの会話の一つ一つに胸がジーンとなり、なんて素晴らしい御家族だろうと思い、今日は、思い切ってコメントさせていただきました。
越智様のこれからの、御活躍と、お子様の健やかな御成長を心から、祈ります。 

お帰りなさ~い^^
海友の言葉は確かに胸にジーンときてしまう(泣)
それに颯友の泣くのもよーくわかるな~
だって我が家の下の娘も、パパが仕事から帰ってくると火がついたように泣いてまし。
つらいよね~
でもママもつらいんだよね~

しばらく一緒にいられるようなので^^
パパガンバレ~ (^.^)/~~~

うっ・・・・°・(ノД`)・°・
やっぱり家族一緒が一番幸せですよね!
お子さんたちといっぱい遊んであげてくださいねー。

いい話ですねー。

日本にいる間はなるべく子供との時間を取ってあげて下さいね。

てんちゃん>泣かないで。お昼当番って何?

onさん>はじめまして。いつもありがとうございます。何故ダイビングが怖くなってしまったのですか?でも、僕も「怖い」と思うことはあります。ご自分がリラックスして楽しめる海の環境でダイビングができればいいですね。でも、自然に親しむのには、スノーケルでも十分に楽しめると思います。無理せず楽しんでくださいね。子育て日記、楽しみにして頂いて嬉しいです。実は自分も子育て日記を書いているのが一番楽しいんです(笑)。今までは、まだ幼くて、今回のようなことを口にすることはなかったですけど、これからは、度々長男のこうした思わぬ心情の吐露に、一喜一憂することになりそうです。これからもよろしくお願いいたします。

まつこさん>颯友、今はもう大丈夫です(笑)。海友と違って、ミナ以外にはなかなかなつかない颯友なのですが、さすがに、1晩一緒に寝たら、多少は慣れてくれました。頑張ります。

めぐみちゃん>はい、沢山遊ぶようにするつもりです。でも、寒いんだよね~、日本・・・・。

あべさん>はい、そのようにします。ありがとうございます。

越智様
お忙しい中、お返事をしていただきありがとうございました。じつは、私には2歳半になる男の子の孫がおり、孫のパパも仕事がら、海外出張が多く、行けば3週間程戻りません。帰ってきますと、パパべったりで離れません。まだ小さいので自分の思いは、言葉には表せませんが、全身で自分の寂しさを親に示しているのです。ですので海友君の言葉は共感するのです。
 子供は、正直です。表、裏がありません。大人はいろいろとごまかして、生きすぎています。
 子育ては、大変ですが楽しいものです。親は子供と一緒に笑い、また泣くのです。
どうぞ、素晴らしい両親の深い愛の中に守られて、海友君、、颯友君は大きくなっていくことでしょう。私も楽しみです。
(ダイビングが怖くなったのは、登山やスキーなどもしているので、潜る機会が少なくなったので、怖くなっているのです。来年は地元の伊豆で潜ろうと思っています)

んー、涙腺が一気にゆるくなっちゃった(・_・、)

onさん>お孫さんも、お父さんがいないのが寂しいんですね。友達の家に遊びに行って、そこのお父さんに色々遊んでもらう度に、「帰ってきたら、今度パパにやってもらうんだ~」と妻に言ってるというのを聞いています。男の子は益々激しく動くようになって、母親よりも父親と遊ぶのを楽しみにしるものなのでしょうね。onさんのお孫さんも、きっと同じような経験をされているのでしょう。そういう子供たちの思いを受け止められる親になれるよう、がんばりたいと思っています。どうもありがとうございます。

だんさん>す、すみません。もっと笑える話がいいですよね(笑)。

パパおかえりなさい~
海友くんの一言、せつなすぎます(;_:)

それにしても、ちっちゃい子は何故いろんなものを噛みたがるんだろ?そして噛んでてもかわいい(^O^)

Myu2>ただいま~。そうだね。切ない、寒いから余計切ない。この年齢の子は本当に何でも口に入れてしまうよね。面白いけど、ときどきびっくりします。