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子育て日記

Sat 23
颯友、幼稚園卒園の日の出来事
2013.03.23

バハマのタイガーシャーククルーズから帰国した3月16日の翌日、17日の朝、二男の颯友は、幼稚園を卒園した。

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長男の海友のとき以上に、なかなか幼稚園の催しに参加してあげることができなかったから、「卒園式と入学式だけは、なんとしても出る」と、ちょっと前に、颯友と男の約束していた。

前にもこんな事があったから
「うそつきんこ」と言われた日

前日、飛行機もスケジュール通り無事に到着して、時差もあり、ほとんど寝ずにリビングで作業していたら、寝室から妻が起きてきた。

妻「チチ、明日さ〜、海友を病院に連れて行ってくれないかな〜」

自分「え?どうしたの?」

妻「なんかね、怪我してそのままにしていた指がね、結構腫れてきちゃってるんだよね。もうすぐタイに行くし、一度お医者さんに見といてもらった方がいいと思って。忙しいし、時間も無いから、チチがいるときに分担して行っといた方がいいと思って」

自分「え?でもオレ、明日颯友の卒園式の後、すぐ寺山君が来て、オーシャナロケで鳥取だけど」

妻「うん、だからね卒園式行かないで、病院連れて行ってもらえないかな」

正直、一瞬返答に窮した。「男の約束」を二男としたのに・・・・。でも、長男が楽しみにしているタイロケ(旅行)で、もし指が化膿して潜れなくなるのは可哀想だし。

妻はこの卒園式の後、「さよならの集い」みたいなのが、先生と子どもたちと、お母さんたちだけであって、その卒業対策委員会の担当者だったから、この日のために、ほぼ母子家庭状態にも関わらず、徹夜で色々な作業をしてきていて、こと卒園式に対しての思い入れが強い。

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長男を病院に連れて行ったら、自分は間違いなく、二男の卒園式にはまったく出れない。

しばらく葛藤した挙げ句、妻にこう提案してみた。

「オレが卒園式でて、ミナが病院連れていけば。それでも、さよならの集いは間に合うでしょ。もし、病院が長引くようなら、卒園式終わったら、交替するし・・・」

しかし、この発言は、車登園が禁じられていて、今まで雨の日も風の日も、そして雪の日も、大震災のときも、一緒に幼稚園に自転車と徒歩で通い続けた二男の晴れの舞台を、当然見るものと思っていた妻を呆れさせてしまった。

でも、自分には、これが最善の方法だと思った。、「颯友との約束を守ること」、「海友がタイで海に入れなくなっては可哀想だということ」、「卒園式にかける妻の思い」。

自分が帰国したばかりで、フラフラで、卒園式が終わったら、その直後に車で鳥取にロケに行かなければいけないという、ハードな状態であるということは、その葛藤の中には、入れる余地も無かった。

こんな些細な事でも、全ての事を完全に全員が満足行く結論を出すことがなかなかできないな〜と感じた。

大げさかもしれないけど、家族や身近の人とのこういう約束事すら守れない、ちゃんと対処する事を避けて、「面倒くさい」と逃げ出しているようでは、社会に出ても同じ事をしてしまうような気がするんです。

自分「じゃあ、わかった。自分が海友を病院に連れていくよ。卒園式出れないのは残念だけど」

そう答えると、しばらくして、妻が「やっぱ卒園式出ていいよ。さよならの集いが終わるのが、病院が閉まるギリギリ前だから、何とかダッシュで帰ってきて、海友病院に連れて行くよ」と言ってくれた。

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そして、晴れて?僕も卒園式に出ることができ、先に家に戻り、海友が小学校から帰ってきたのを確認して、寺山君が車で僕を迎えに来て、鳥取まで9時間かけてたどり着いた。

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移動中、気になって妻に電話してみた。「海友の病院は間に合った?」

「結局、間に合わなかったよ。でも、いいよ、そんな痛がってないし。明日か明後日、ちょっと学校行くの遅くして病院に連れて行くよ」

単純に合理的に考えれば、「なんだ別の日に行ける余裕があるんじゃん」って事なんだけど、そうじゃない部分が人との関わりには沢山あるのだということも、考えなければいけないって事ですね。

颯友、卒園おめでとう。そして、もうすぐ小学校の入学式。

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