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子育て日記

Wed 06
パパがキムチ臭いから勉強できない、という二男
2014.08.06

明日、トンガへ出発する。いつも長期でいなくなる前には、自分しか食べない物を冷蔵庫に残していかないように、ちょっと無理してお腹に詰め込んでいたのだけど、最近は、そういう暴食も控えないと、と思っている。

・・・なんだけど、この日も夕食で「ちち、キムチ食べちゃってよ。ちちしか食べないから」と妻に言われて、もう結構お腹いっぱいだったんだけど、「わかったよ・・・」と言って、冷蔵庫からキムチを持ってきて、食べることにした。

その食卓での会話?。

妻が、まったく勉強したがらない二男の颯友(小2)に、ちょっとは宿題とかしなさいよねとか、チャレンジ(赤ペン先生)しなさいと、言っただけで、颯友がキレた。

キレた、と言っても、「いやだ〜!勉強いやだ〜!」と床に突っ伏して号泣しはじめるだけなんだけど。

好きな事はとことんやるけど、嫌いな事はとことんやらない。それが奴の主義のようで、まあ、他の子もそんななのかもしれないが、兄の海友は、たとえ嫌いでもこんなに拒絶する事は無かった。

最初は苦笑していたのだけ、あまりにも、「いやだ〜!いやだ〜!」と叫び続けるので、さすがに親として、なさけなくなり、近寄って、颯友の顔をあげ、「お前、いい加減にしろよな、勉強しろ!」と言うと、泣き顔で、「は〜い」と返事をするのだけど、どうも嘘泣きっぽい。

「それから、男なのに、そんな事でいちいち泣くな!」とさらに顔を近づけて、続けて言うと、「は〜い」と返事をした後に、「うぇ、うぇ〜」と急に、吐きそうな様子。

やっぱり本気泣きで、泣き過ぎて、嘔吐しそうなのかと思って、一瞬躊躇したが、「うぇ、キ、キムチ臭い〜、パパがキ、おぇ、ううぇ〜〜、キム、キムチ臭い〜」と口を押さえてマジで吐きそうな様子。

「こいつ、冗談か」と言うと、妻が、「子供たち、本当に匂いに敏感だから、まじで吐くかもよ」。

「おいおい、泣きながら、そんなところで、吐くなよな〜」。

「おぇ、うぇ〜〜。キ、キムチ臭い〜、キムチだめ〜、うぇ、うぇ〜」と泣き叫びながら、キッチンにいた妻の後ろに逃げ込む。

やらなければいけない赤ペン先生は、僕が座ってるテーブルのすぐ側に置いてある。

「もう、いいから、早くチャレンジやりなさい!」と妻がしかるのだが、渋々こっちに少し近づいただけで、

「だ、だめだ〜、キムチがキムチが〜、パパがキムチが、臭い〜、おぇ〜、うぇ〜ん。ママチャレンジ取ってきて〜」とキッチンに逆戻りして、また突っ伏して泣き叫ぶ。

あまりの泣き叫び具合に、叱っているにも関わらず、こっちも、もうおかしくて笑わずにはいられなくなってしまったのだけど、(いかん、いかん、ちゃんと叱らないと)と思い席を立ち、颯友に接近すると、

「ぎゃ〜〜!!キムチ〜、パパキムチ〜!」と言って逃げ出す。

(こ、こいつは〜)と思っていると、

「さすがに、ママも腹立ってきたよ!」と妻。(そりゃあ、そうだろ、そうだろう。言ってやって)と同意していると、

「パパはキムチ臭いかもしれなけど、キムチ好きな人は沢山いるんだからね!いい加減にしなさよ〜!キムチに失礼よ!」

(ち、違うだろ〜)

と言っても逃げ回るのをやめない颯友に、兄の海友が、「き〜むち〜だぞ〜」と言って、僕が食べ終わったキムチを乗せていた皿を近づけようとする。つまり、キムチ臭いパパと、キムチの匂いのする皿に挟まれる状態に。

「やだ〜!やだ〜!うぇ〜、おぇ〜!」

「もう、いいから、お前もやめろ!」と海友を制止して、「とにかく、離れるから、早く、赤ペン先生やれよ」と言ってる目の前で、海友が

「パパ、見て、オレ奇麗にブリッジできるようになったんだよ、ほら!」と言ってブリッジをし始める。「お〜、す、すごいじゃん」とその突飛な行動に一瞬ひるむ僕。しかし、それに気づいた颯友が、急に泣くのをやめて、ブリッジする兄のお腹をくすぐろうとする。

「おい!やめろよ!」と海友。くすぐろうとした颯友は、ついさっきまでキムチ臭い〜と泣き叫んでいた事を完全に忘れているかのように、「きゃは〜!」とか言いながら、ブリッジしようとする兄に全力でちょっかい出そうと夢中になっている。

颯友、・・・・どんだけ、気持ちの切り替えが早いんだよ。そこで、急にブリッジする海友も海友だけど、まあ、おかげで落ち着いて、急に勉強始めたから良かったけどさ。

明日からトンガ行ってきます。

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