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子育て日記

Fri 21
歯医者さんに、「チャンレンジャーですね〜」と言われた颯友の話
2012.12.21

八幡野ロケから帰宅して、帰って来るなり海友と颯友が、「パパ目をつぶって、手出して」と言うので、目をつぶって、両手を出していたら、その手に載せられたのは、八幡野に行っている間に、二人が受け取ったオレンジ色の空手の帯。

もしかしたら、本人たち以上に自分が嬉しかったかもしれない。「すごいじゃん!よかったじゃん!かっこいいじゃん!二人とも〜!おめでとう!これからも頑張れよ!」と二人の頭を撫でると、直後に型の練習を始め出した二人。

男の子は単純で素直で可愛い。

そんな様子を見ながら、食事してると、妻がいない間に幼稚園児の颯友が歯医者さんに行ってきた話を始めた。

「颯友、上の前歯、2個無くなってるでしょ」

それには気づいていた。行く前には、「乳歯ががたがたする」なんて全然言ってなかったのに、たった3日間の間に、いつの間にと思っていたのだけど・・・。

「なんか、ちょっとぐらぐら、本当にちょっとぐらぐらするからって、歯医者さんに連れて行って欲しいっていうから、連れて行ったんだけど・・・」と話を続ける妻。

一人診察を受けて、母親の待つ待合室に出てきた時には、あったはずの2本の歯が抜かれていたそうだ。そして、妻は、先生から「息子さんチャレンジャーですね」と言われたという、以下、診察室での先生と颯友のやり取り。

どうやら、ちょっとでもぐらつくのが嫌で、先生に「抜いちゃって下さい」と告げる颯友。

しかし、2本の歯はまだ根がしっかりとついていて、「麻酔をして、抜歯しないといけないから、痛いかもよ」と告げる。しかし、その意味を理解していたのかどうか・・・・。

それでも、「抜いちゃって下さい」と主張する颯友に、先生は、「お母さんに聞いてみないと」と言うと「ママに言うと止められるから、いいから抜いちゃって下さい」とあくまで言い張ったそうだ。

で、麻酔して抜歯して、母の元へ。

で、先生の「いや〜、息子さん、チャレンジャーですね〜」の一言に。いくら多少ぐらついている乳歯とはいえ、一気に2本。幼稚園児が自らの意思で、「麻酔して抜歯して下さい」と言うのは初めての経験だと先生。しかも、それが親の意思ではなくて、完全に自分の意思によるもの。

妻も正直驚いたと言う。

空手の型を終えて、紙のブーメランで遊んでいた颯友に、「お前、痛くなかったの?」と訪ねると、「別に」との返事。「本当に?全然?」とさらに訪ねると、「最初にちょっとチクっとしただけ。それだけだよ」という回答。

先生もさぞかし慎重にやってくれたんだと思うけど、何なの、意味不明なこの度胸?

と感心していたのだけど、なんかしばらくして、よくよく考えると、いくら本人が「ママに言うと止められるから、いいから抜いちゃって」と主張する6歳児の意見を尊重して、待合室にいる妻に一言も声をかけずに、抜歯した先生も相当にチャレンジャーだなと、思うのであります。

親が僕らみたいな性格だから、二人して笑い話にしてるけど、もしかしたら、「何で言ってくれなかったんですか?」って言う親もいるんじゃいかなと、先生のその判断を心配してしまう。

颯友の心意気に感動したのか、それとも、あまり前例の無いことに、冷静な判断を忘れてしまったのか定かでは無いにしても、八幡野ロケで後悔の念を引きずって帰ってきた自分に、笑いを提供してくれた颯友と先生の行為に多いに感謝した。

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