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子育て日記

Mon 04
大人だけでは気付かなかった、ビーチ前の公園の芝生のごみの存在
2004.10.04

1ヶ月に及ぶ海友を連れてのマーシャル諸島滞在を終え、日本に帰国する前に、1週間ほどハワイのオアフ島でのんびりすることにした。

今まで夫婦一緒にあちこちにロケに行って、住みたい場所はどこかと話し合うことが良くある。「この場所はこれが最高、でもあれが無い、こっちにはあれがあるけど、でもそれが足りない」と多くの場所を見てくると、今度は無いものねだりでなかなか二人が理想とする永住地を決めることができなかった。そんな中でも、いつも「なんだかんだ言って、やっぱりハワイはいいよね?」という結論に達していた。

海友が生まれてからは、初めてのハワイ。1歳を過ぎ、そろそろ自分の足で歩き始めそうな頃だったが、まだまだハイハイの方が得意な時期。マーシャルでは無人島に行くしか海友を安心して好きなように遊ばせられなかったのだが、ここなら、滞在しているホテルの目の前にビーチや芝生の公園が沢山ある。「気兼ねなく野放し状態で好き勝手に遊ばせることができるね」と二人で喜んでいた。以前から、ワイキキのホテルに滞在しているときは、アラモアナショッピングセンターにウィンドウショッピングに行った後に、その目の前にあるアラモアナビーチパークヘ足を運び、二人で芝生の上でぼーっとすることが多かった。平日はワイキキよりも人が少なくて、ビーチが目の前だし、綺麗な芝生のエリアも広いので、二人とも大好きな場所だった。

当然、この時もそこに海友を連れて行った。しかし、いざ芝生の公園に遊びに行くと、綺麗に手入れがいき届いた芝生が広がり、一見とてものんびりできそうに見えたのだが、二人で来ていたときにはまったく気にならなかった小さなゴミ、ガムとかチョコレートの、光輝く包み紙とか、ビール瓶の栓とか、当時の海友くらいの好奇心旺盛な赤ん坊が大好きそうなゴミが点在していたのだ。

当然のことながら、親の目を盗んでは包み紙を咥え、ビール瓶の栓をなめることに専心し始めた。のんびりするどころか、マーシャルの無人島にいるときよりも落ち着きなく、奴の手から包み紙や栓を取り上げ続けなければいけなかった。二人だったら、きっと芝生の木陰でぼ?っとしながら本を読んだり、ビーチに行って沈む夕日を眺めたりできたのに、それどころでは無い。赤ちゃんが生まれると、居心地良かった環境が、こんなにも違った視点で見直すことができるものなのかと驚いた。

しかし、多分もう少し大きくなって、自分で走り回れるようになったら、きっとこの公園は僕たち家族にとって、また居心地の良い場所に戻るのだろう。そう思うと居心地の悪さを感じるのは今回が最後かもしれない。海友を連れての旅では、自分だけの視点からでは気づくことの無い新たな発見をいくつも経験することができる。こういう経験をしていると、多くの意味で、他の人の立場に立って物事を考えてあげられるようになるような気がする。苦労も多いけれど、奴との旅で経験する貴重な体験から人として学ぶことも多いと感じるのは大げさだろうか。

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