先日、ディズニーランドに行ったときの話し。家にいて、体力をもてあまし気味の海友の様子を見て、急にディズニーランドに行こうと決めた。

おもらししたときのためにと、換えのパンツや、着替え、水筒に入れた水、海友が好きなパレードの場所取り用の敷物、飽きてしまったときのためのお菓子などをミナに用意してもらい、かばんにつめた。

にもかかわらず、全てを車の中に忘れて入場してしまった。平日、しかもウィークデイの中日である水曜日だったにも関わらず、かなりの込み具合。実はディズニーランドなど苦手な僕は、ちょっと人が多いだけでも、すぐに帰りたくなってしまうのが常だった。

しかし、今回は自分の気分で、どうにでもなる相手と一緒に来ているわけではない。おまけに、自分の乗りたいものとはまったく趣味の合わないものに乗りたがる。ロケットに、ゴーカート、メリーゴーランド、ティーカップ、ダンボが回転するやつ、汽車（全部タイトルがついてるんだけど、忘れた）It`s a amall world.などなど。

ゴーカートは「ブルーのカーズ（ディズニーのキャラクターと同一視している）がいい～」と言うのだけど、順番だし、色々な色が来るから、確実に乗れるとは限らない。結局1回目は白のカーズだったので、降りるなり、「もう一回」といって、並びなおした。運良く2回目で青いカーズに乗れたけど、乗れなかったらどうなっていたんだろう。

僕の好きな「ホーンデッドマンション入る？」と聞くと「やだ、こわい～」。自分にとっては、It`s a small world の方が怖いんだけど・・・。同じ顔の人形が、同じ動きしてて。

ダンボは35分待ちだった。ダンボに乗る前に食事を済ませた。いつも落ち着きなく食事しているのに、この日はとても静かに一緒に食べてくれたので、「成長したな～」と感激していた。「トイレは、いいの？」と聞くと、「だいじょうぶ、したくない」と突っぱねたので、それを信用して、ダンボに並んだ。並んでいる間中、ダンボの柵の周囲を走り回るので、迷子にならないかひやひやしてた。やっと次くらいに乗れると思ったときに、戻ってくるなり「うんち～！」ときたもんだから、もう並ぶの諦めて、海友を抱えて、慌ててトイレに駆け込んだ。終わってから、また「ダンボ～！」というので、また1から35分間並びなおした。そして、並んでいる間中、またどっか行ってしまうものだから、「大声で「海友～、海友～」と呼び続けてる僕を見て、後ろに並んでいたお母さんが、「呼びに行かれるのなら、順番見てますよ」と声をかけてくれたので、ほっとした。今度は何事も無く乗れたのだが、後で聞いたら、そういうときは、スタッフの人に言えば、順番を取っておいてくれるのだそうだ。そんなの、知らないよ～。

海友にとってのメインは、エレクトリカルパレードとミナに聞いていたので、敷物も何も無いけど、ちょっと前に並んでおいて、良い場所で見せてあげようと考えた。しかし、すでに1時間以上も前から、最前列はほとんど場所取りされている状態。さすがに1時間も待てないよな～と思ったのだけど、すでに2列目、3列目も埋まり始めていたので、場所取りすることにした。周囲が用意周到に敷物や寒さ対策にブランケットを用意してる中、僕らは地べたに座って待った。しかもこの日、暖かいと安易に考えていた僕は長袖のTシャツにダウンのベスト、海友も長袖のTシャツにジャケットしか着てなかった。しかもそのTシャツにミッキーの絵がプリントされているものだから、それをミッキーに見せたいといって、寒いにも関わらず、ジャケットをちゃんと着ようとしない。

　
しょうがないから、膝に乗せて僕のダウンベストにくるんでいたのだけど、「寒いから前も絞めて～」と言う。自分の胴回りが大きいからか、ベストが小さいからか、前のジッパーは海友をくるんで締めることはできない。しょうがないから、僕がダウンベストを脱いで、海友に着せてやった。長袖のTシャツ1枚で、地べたに座って待つのは、はかなり寒かったけど、しょうがない。海友がベストを着ると、足まですっぽり隠れてしまって、それで近くをうろちょろしてると、皆から笑われていた。

にしてもだ、「Tシャツのミッキープリントをミッキーにみせたい」と言って、自分のジャケット着ないくせに、僕のベスト着て前絞めてってのは、矛盾してるんじゃないのかよ。

結局、エレクトリカルパレードと花火も見て、帰った。今までで、一番長く母親と離れて父親と一緒に過ごした1日だった。帰り際の車の中、助手席で眠る海友を見ながら、（少しづつ、少しづつ成長してるんだな～）と感じていた。

にも関わらず、家に戻るとママに会えなかった反動で、またもや「まっま～」と甘え出し、僕は締め出される。まあ、しょうがないけどね。もう慣れたよ。海友、1日お疲れ様でした。

今日の撮影機材：Panasonic DMC-FX01