学校があるからと、おばあちゃんの家に連れていかれた、ジェイとBボーイに会いにいくために、海友を連れて、車で町にでかけた。（写真は、町のガソリンスタンドでガソリンを入れているところ。車は廃車じゃないですよ）

連れていかれるとき、二人は泣き叫んで車に乗るのを拒んでいたそうだ。よっぽど町が嫌いなのか、それともワチュラブ村での生活が気に入っているのか。まあ、お母さんがいるのだから、当然のことだけど。

二人は、長い間、お母さんとは離れ離れでフィリピンで親戚と一緒に暮らしていたそうだ。昨年末、遊びにきたのをきっかけに、帰国する日が過ぎても、ワチュラブ村に住み続けている。

大ちゃん曰く「帰国日が過ぎても、何故かいるんだよ、こいつら」らしい。

おばあちゃんの家を見つけると、二人は庭にいて、僕らが向かえに行くと、今にも泣き出しそうな悲しそうな顔をして近づいてきた。

大ちゃんがお母さんのグレースに電話をかけて、ジェイに換わると、電話で何やら話終えた直後に車に乗り込んできた。どうやら、「帰りたい」と伝えたらしい。

最初は神妙な顔をしていた3人だったけど、車が町を離れると、徐々に笑顔を取り戻してきた。

村に戻ると、またいつものように、暴れ始める。と言っても、まだ4日しか経っていないのだけど。なんだかずっと、こういう生活を続けているような気がする。僕たち家族が滞在している部屋の前で、好き勝手に遊ぶ子供たち。騒がしいけど、見てるとなんだかほっとする。