先日、3人でボーリングをした後、妻と合流して、家族4人で葛西臨海水族館へでかけた。颯友が生まれてから、海外旅行とディズニーランド以外で、家族でこういうレジャー施設に出かけるのは、実は初めてのことだ。

息子たちは（もちろん、僕も妻も）、家族4人で普通にこうして過ごせるのがとても嬉しかったに違いない。特に海友は、何度も何度も肩車して欲しいとせがんできた。もうかなり重くなったし、すでに3人でボーリングで行って、精神的に相当やられてはいたのだけど、ちょっとだけ肩車してやることにした。

しかし、最近面白そうなことは、兄のマネばかりしたがる颯友が「ハッティーも～」と言ってくるので、しばらくしたら二人とも下ろして、自分で歩いてもらうことにした。が、それもそれで、のんびり寄り道しながら歩く颯友と、早く目的地の水族館に行きたい海友で、全然ペースが違って、二人の距離はどんどん離れていくという問題が発生。

おまけに、素直な海友に対して、天邪鬼な颯友は、こちらが求めているものがわかると、反対のことをしたがる。「早くおいで～」と言うと、にやと笑って、今来た方向へとか「きゃ～」とか言いながら走って戻っていく。もちろん、追いつけないスピードではないのだけど、その度に連れ戻しに行かなければいけないのが疲れる。おまけに、手をつないで、束縛されるのをすっごく嫌うし。

その間にも、しびれを切らした海友は、どんどんと先へと進んでいく。どちらかが、海友につき、どちらかが、颯友につく。まるでサッカーで攻め動く相手のフォワード選手に、アイコンタクトでどちらが、どの選手のデフェンスにつくか確認するように、こちらも右往左往しなければいけない。

妻は、こんな超マイペースで自由気ままな二人を、毎日一人で連れて出かけていたのかと思うと、本当に関心させられる。

偶然、H夫妻とK太郎君にも遭遇。あまりにも予期せぬ遭遇にお互い、戸惑い気味？しかもお互い子供連れていたから、まともに会話もできず。特に颯友ののんびりペースに付き合わされていた海友は、こちらが挨拶してるのに、「はやくいこ～！」と言いながら、そそくさと水族館方面へと走っていってしまったために、まったく話できなかった。

水族館では、二人とも、マンボウやマグロ、サメなどに興味津々だったのだけど、特に興味を持っていたのは、エビとカニ。タカアシガニなどは、ロボットっぽくて、かなり気になっていたらしく、海友は、水槽の中にいるカニはほとんんど動いてもいないのに、「カニ～、カニ～」と言いながら、延々と見続けていた。

颯友は、エビが気に入ったらしく、イセエビやセミエビの入った水槽に顔を押し付けて、「エッビまよまよ～、エッビまよまよ～」と歌い続けてるし・・・。気が済んだと思って、先へ進むのだけど、急に思い出したように、「エッビまよまよ～」と言いながら、進路と反対方向に駆け出し、姿くらます。どこ行ったのかと思ったら、エビの水槽の前でまた顔押し付けて同じ歌歌ってる。きっとこいつは、見たいのではなくて、食べたいのではないかとかんぐってしまう。

出口付近に、レッドデータブックに載っている動物たちを救済するための、ペンギンの親子の形をした募金箱があったのだけど、颯友は、その募金箱にもとても興味をしめした。「へんぎんさん～、へんぎんさん～」と両手を広げて嬉しそうに駆け寄っていくので、「かわいいから写真撮っちゃおう」とカメラを向けると、母親のまたの間から顔を出す、赤ちゃんペンギンの顔をバシバシ叩くし、開いた口に手を突っ込んで激しく左右に振ろうとするし、どうみても攻撃しているようにしか見えない。

でも、よくよく考えると、僕や妻が抱っこしていても、よく、ニヤニヤしながら、顔叩いてきたり、口に手をつっこんできたりしている。奴にとっては、きっとあれが愛情表現なのだろう。・・・・とても迷惑な話だ。