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子育て日記

Fri 05
いじめはゼッタイ許さない!!今、大人たちにできること
2008.12.05

ちょっと前に、NPO いじめから子供を守ろう!千葉シンポジウムというのに、参加してきた。

妻が、「こんなのあるよ」とポストに入っていたチラシを持ってきて見せてくれた。それが「いじめはゼッタイ許さない!!今、大人たちができること」をテーマにしたシンポジウムだった。

普通のシンポジウムだったら、参加していなかったかもしれないのだけど、そこでの講演者が、あのヤンキー先生こと、義家弘介さん(参議院議員・東北福祉特任准教授・元教育再生会議担当室室長)だったので、行ってみることにしたという軽い気持ちでの参加だった。

自分が子供のころ、海外の学校から転校してきて、しばらくの間、クラス中の男子から「しかと」されていた経験がある。しかし、自分は皆が「しかと」していることにまったく気がついていなかった。しばらくすると、クラスのほとんど全員と仲良くなったときに、仲間から「転校当初、生意気だから皆でしかとしようってことになったんだよ」と教えてもらって、初めて、自分がしかとされていたということを知った。

「え?だって、皆話しかけたら答えてくれていたじゃん」と問い返すと、しかとしてるにも関わらず、あまりに平気で話しかけてくるから答えざる負えなかったのそうだ。

要するに、自分が「しかと」されていることにも気付かない「鈍感」な少年、今でいうと「KY」な少年だったらしい。まあ、すぐに仲良くなってたから問題ないのかもしれないけど。

今までは、「いじめなんて自分でどうにかできるもんだろう」そんな程度くらいな思いもあった。しかし、今回シンポジウムに参加して、いかに今のいじめが陰湿かつ凶悪であるかをいろいろ例を挙げて語られ、学校の中で「いじめ」という言葉のころもを被った、「犯罪」であるかということを実感させられた。

いじめは、「いじめられる方にも問題がある」なんてありえない。自分の子供たちが、そんな「犯罪」の存在する学校に進んでいかなければいけないのかと思うと、ぞっとした。

「子供たちの中に、大人の目が存在していないこと」もいじめが発生する大きな理由でもあると言っていた。携帯メールによって、大人の目はさらに届かないところで「いじめ(犯罪)」は発生するようになった。そんなときに、橋下大阪府知事が小学校での携帯電話の使用を禁止すると発表した。名目は「学力の低下」の要因であるということではあるけど、いじめ対策としても有効であると感じた。

知ってしまったからには、大人として、見て見ぬふりはできない。多くの子供たちの将来のためにも、毅然とした態度で叱れる大人でいなければいけない。優しいだけではいけないのだなと強く感じた1日だった。

義家先生が、成長していく子供たちに対しての、親としての接し方をこんな言葉で表現していた。

乳児には、肌を離すな
幼児には、手を離すな
少年には、眼を離すな
青年には、心を離すな

子供たちを愛情を持って守り育てていた時期も過ぎ、特に、長男に対しては、これからは愛情を持って叱り、励ましながら「人としての在り方」を学び一緒に成長していく年齢になってきたのだなと感じることも多くなってきた。

二人とも、強くて、優しい子に成長してもらえればと願わずにはいられない。

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コメント(11)

すばらしいですね!
気付いてすぐに動き出せる越智家。 尊敬しています。

親殺し子殺し・少年犯罪・・・皆が目を向け、気付いて動き出さなければいけない時に来ていると思います。
私もいよいよ真剣に動き始めました (*^^)v
子どもたちの未来の為に ひとりひとりが今できることを考えていきたいですね。
「愛着」と言う絆の大切さ、伝えて行きたいです。

sea zoo eさん>何を始めるのですか?興味あるな。大人として、子供たちにしっかり伝えなければいけないことを伝えられる環境作りが必要ですよね。親同士や先生との理解、信頼関係を築くことも重要だととても強く感じます。

乳児には、肌を離すな
幼児には、手を離すな
少年には、眼を離すな
青年には、心を離すな

忘れずに心に刻みたい言葉。

わたしも、経験があります。とても辛かった。
でも、家族のあたたかさがあったから支えがあったから
事実を知り泣いてくれた友がいてくれたから通過点にできました。
当時、辛く苦しかったけど、『人の痛みがわかる人になれる』
と言ってくれた母の言葉。
今でも忘れません。
・・・語ってしまった。。。

JUNちゃんにもそんな経験があったんだね。信頼できる親や友人というのは、少年期や青年期の子供には、とても必要な存在だと思います。素敵な家族や友人にささえられて、今の明るいJUNちゃんがいるわけだね。いいお母さんになりそううだね。

「いじめはゼッタイ許さない」とわかっていても
自分が親になった時何ができるのか不安です。
学校の中とは閉鎖的な空間で、大人の目が届きにくいと思います。

私も小学生、中学生とシカトされ続けていましたが
心配させたくないのと、言っても無駄だ思ったから
親には何も相談できませんでした。
今でこそたくさんの友達や支えてくれる人がいてくれますが
辛い時期だったなぁと思います。

ただただ子供たちにはそんな思いをしないもらえたらなと願うばかりです。

ひろみ&しんじさん>皆いろいろ経験してるんだね。親に相談でいないという子は多いみたいだね。こういう時期の子供たちに対して、親がどう接すればいいのか、本当に難しいテーマなのかもしれないですね。

みなさん おっしゃる通りですよね。 ・・・えらい遅い返事ですみません^^;

赤ちゃんがお母さんのお腹に命を宿したその時から、おそらく刻まれていくんだと思います。潜在意識の中にいろ~んなものが!
実際いろんな家庭を見てきました。。。

不安や緊張が強くて、寝てもすぐに泣いて起きてしまうお母さんにとっては育てにくい子・・・
ほとんどの母親が妊娠時に何らかの強い不安やストレスを抱えています。
胎教が大切といわれるのがわかりますよね。子どもは全て背負って生まれて来るようです。

赤ちゃんは泣きます。
泣く事によって抱いてもらい安心できたり、空腹を満たされたり、不快を解消してもらったり・・・
周りの大人の無償の愛情によって願いを叶えて行きます。
これ、実は成功体験です。

泣いてもミルクは4時間間隔なのであげません、抱くと抱き癖がつくから遠くから監視します・・・
子どもはだんだん泣かなくなります。
願って行動しても欲しい物は得られないのですから。諦めて上手に生きる事を選びます。

これを毎日毎日繰り返して行くと、どうなります?
前者は自然と人に受け入れられ愛されているという安心感から自己肯定していきます。
自分を信じ人を信じることができた人間は、自分も相手も認める事が出来る人間としての土台を築く事が出来ます。
後者は自然と「どうせ無理」「やっぱり・・・」気がつけば自己否定していきます。
愛されているという実感が薄く自分を信じ切る事が出来ません。自分を認めていないのに人を認められますか?
この状態で大きくなっていくと自分を見て欲しい欲求からいろんな事をしてくれます。
更には劣等感に打ち勝つためにいろんな事を始めます。。。
いじめもその一つだと思います。

非常に極端で ピンポイントの例えですから 腑に落ちない方も沢山いると思いますが、
我が子を愛していながら本当に望んでいるもの、伝えてあげたい事が食い違ってしまっている親子って沢山いるんです。

もちろん修正や取り戻していく事は可能です。
親にそれが期待出来ない場合は他者でも。
でも、その時間が長ければ長いほど難しくなっていくのは確かです。

もう一ついうなら
愛情たっぷり貰っているけれど、世間一般でいう常識や躾を教わらずに溺愛され、
家庭の中で常に王様状態で君臨した子が 将来どんな人生を歩むと思いますか?
親のモノサシで”良かれ”と思って敷き続けたレールを ただ上手に歩き続けた子どもが、
将来どうなっていくかわかりますか?
最近の”事件”に多いパターンだったりすると思います。

幼児期の経験や思考パターンが、その子の一生を左右するくらい大事だという事をまずは知って欲しいと思っています。

長々偉そうに書いてしまいましたが、少しづつでも啓蒙していけたらと思っています。
そして、企業や学校、病院、高齢者施設などと連携し 
親も子も保育者も、地域住民もが互いに支え合い学び合える場として 
幼保園的な施設を立ち上げようというのが 私の夢です (^・^)

子育てはまず家庭からですよね。
親が見本となり、その背中で子どもに伝えられるものだと思います。
自分で考えて、自分で決めて、自分でやってみて、結果を受け止める。
この繰り返しができれば 必ず成長して行きます。

更に両親が楽しそうにしていたら、子どもは早く大人になりたい!と思うでしょ?
だから越智家、最高です ヽ(^。^)ノ

家族以外の子供たちと、大人たちが直接接して会話する機会があるのと無いのでは大違いだよね。今の大人と子供が接する機会の少ない社会というのは、言葉の通じない外国人や肌の色の違う人、宗教や文化の違う人に会ったときと同じ感覚なのかなと思います。自分があまり接した経験の無いものには、多くの人が警戒心を抱いてしまうというか。まあ当然のことだけど。でもそれも慣れだと思うから、やっぱり今の世の中、これからはもっともっと子供と大人が接して、直接お互いを理解し会う機会が必要だと思います。マスメディアでどこの誰だか知らない人が言ってることを鵜飲みにして、相手に対しての嫌悪感、不信感ばっかり煽られていたら、相互理解なんてとうてい生まれないと思います。ネット社会やテレビから抜けだして、もっと直接触れ合う機会が持てること。それはとても重要なことのように思います。確かに子供と接することは、ときにうざったいし、むかつくときもあるし、面倒かもしれないけど、そういうのも含めて、人と人とのコミュニケーションだと思います。自分の思い通りにならないことなんて当たり前。それをどう受け取れるようになるかで、世の中、楽しくなるか、不満に思うか、180度違ってきますよね。どうせ同じ経験するなら、どんな状況も「次はどなるかな」と楽しみながら生きていける方が断然お得です。子供たちだけでなく、成長した大人たちも、そういう気持ちで生きていける世の中になって欲しいですね。幼保園の夢、ぜひ実現してください。頑張って!

隆治さん 素晴らしい (T_T)

世界を見てきている人はやはり違いますね。
思いっきり同感です!

いろんな人と出会って いろんな価値観がある事を知ったり、
ぶつかりあって 自分以外の人間の存在を認め合ったり・・・人間関係の基本です。
公園に行っても遊んでいる子なんてほとんどいません。
「危ないから」って囲って、「人を簡単に信じちゃいけないよ」って教えてますからね。
テレビ見るより日本の昔話を読んで欲しい。

隆治さんが言うように、目の前で起きている事実は一緒でも
それをピンチ!!と思って動くか チャンス!と思って動くかで 気持ちもその後の結果も大違い。
これは 職場で人間不信に陥って、病気になってようやく身にしみてわかりました (^^ゞ
未熟者ですからね~、これからが楽しみです♪

隆治さんの 広角なものの見方、大すきです。
幼保園にはセミナールームを設けて 父兄や近隣住民、提携企業が気軽に参加できる
セミナーをたくさんやって行きたいと思っています。
講師は様々なジャンルから。。。隆治さん、もちろん入ってます~!ヽ(^。^)ノ
大丈夫ですよ♪返事はイエス!or はい!で (^^)/

越智さん、ご無沙汰してます。
自分が妊娠して、最近よく子供のことを考えます。
特に躾のこと。
自分にとっては常識だと思っていたことも、実は周りからみたらそうじゃなかった。
そういったことを、私が知らずに子供に教えていったらその子供はどうなるんだろう??
子供もそれを当り前と思う。
子供は親の鏡って本当ですね。
まだまだ、半人前な私が子供を育てていくなんてとても不安だらけですが、
子供と一緒に成長していこうと思っています。
いっぱい、いっぱい愛して。
バハマの船の上で海友に接するミナちゃんや、越智さんの姿を思い出しながら。

sizueさん、あゆばるんばさん>

養老孟司さんの著書「死なないと思っているヒトへ」の中に、こう書かれています。

「仕方がない」が消えた。・・・都市化が進んでくると、「仕方がない」がどんどん時代遅れになっていきます。都市の中では、すべてが人工物で、ありとあらゆるものが人間によって意図的につくられている。だからそこでは仕方がないというセリフは成り立ちません。・・・・・戦後ずっと、私たちが暗黙のうちに受け入れてきたのは、「仕方がないというのは時代遅れだ」という教育だったと思います。これは、端的に言って、日本がひたすら都市化してきたことを意味します。その中でどんどん子供たちが育っていきます。と綴っています。

この文章でもわかるように、何でも完璧でなければ許されない世の中が、どれほど窮屈で、ストレスに満ちているか。そしてそんな社会で生ているヒトの心がどうなっていくか。南の島で取材していると、よく「パラオタイムだから」とか「マーシャルタイムだから」「トンガタイムだから仕方がないよう」と笑って済ませられることも、日本ではまったく許されない。人の心に余裕が無いだけでなく、都市化された社会全体が、そういうことを許してくれなくなっているということだと思います。それに逆らって、「仕方がない」生活を日本でやっていくには、よほど周囲に流されない心の余裕が無いとやっていけないのかもしれないですね。周囲が「仕方ない」という心の余裕を嫌悪しちゃうわけだから。でも、そんな世の中が住みやすくて、居心地がよいわけがないことも皆わかってるはずなんです。だから、南の島に行くと「心が癒される~」とか言ってる。おかしいよね。だったら都会に戻ってきても、同じように生きてみればいいのに。それがどれだけ子供にはストレスのない生き方、育てる環境であるかもわあかっているはずなのにね。あゆばは、母親になる上でいろいろ心配ももちろんあるかもしれないけど、躾のことなんかは、まだまだ先のことだから、今は楽しいことだけ考えて少しでもリラックスした気持ちで、出産を迎えてください。報告、楽しみに待っているよ。

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