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イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 威信回復!鬼退治作戦
昨日の節分、どうにか父親の威信回復のために作戦を立てた。いつもハロウィンや、クリスマスなのどのイベントのときには、お化けやサンタになってもらうお願いをしている階下に住んでいるお兄さんに、今回も「お願い、鬼になって」と懇願し、豆と一緒についてきた鬼のお面を渡した。
優しくてイベント好きのお兄さんは、「いいですよ。任せてください、何時頃がいいですか?」と快く引き受けてくれた。「ありがとうございます。子供たち、おもいっきり泣かしちゃってください。怖くしちゃってください!で、僕が退治するということで!」・・・ということで準備万端。
(うしし、これでオヤジの威信回復。きっと今夜はパパと寝る~って言うに違いない)。と確信していた。
そして、幼稚園から帰ってきた海友に、訪ねた。
父 「ねえ、世界で一番強いのは誰?」
海友「そりゃあ、ゴーオンジャーでしょ。ねえ、ママ」
父「ふ~ん、じゃあ2番目は?」
海友「・・パパ?・・かな~」
父 「ふ~ん、パパは2番目なんだ~(ふふふん、それも今夜には一番に代わるのさ)」
そしてついでに、颯友にも
父 「ハッティー、世界で一番強いのはだ~れ?」
颯友「ママ~」
(・・・こいつは、頭の中にはママしかいないのか)
というような会話をしていると、ママが「あ、今日れん君に、リッキーも来るかもしれないから」。
父 「え?来るの」
ママ「それに、シュンペイに、さわちゃん、あ、あとリョウクンにハナちゃんも誘ったよ~」
父 「えええ!そんなに来るの?」
ママ「うん、みんな鬼退治楽しみにしてるよ~」
父 「・・・・そうじゃなくて」
ママ「何?」
父 「だって、大勢になっちゃったら、怖がらないどころか、逆に勢いついちゃって、俺の出る幕ないじゃん」
ママ「でも、もう誘っちゃったもん。皆楽しみにしてるし~。よろしくね」
そして、子供たちは、幼稚園で自分で作った鬼のお面を被りながら、集まってきた。いつものように、家の中はあっという間におもちゃでぐちゃぐちゃ。お母さんたちは、テーブルに集まって談笑。
こ、こんなはずでは。本当は人の少ない状況で、怖さ盛り上げて、やってきてもらう手筈だったのに・・・。と思っているうちに鬼が玄関をガチャリと開けて登場。
子供たち「わ~、鬼だ~、やっつけろ~わ~~~~!!」
子供たち「わ~~、豆なげろ~!!鬼は外~~~!!!!わ~~~~!!!わ~~~!!!」
父(ちょ、ちょっと~!!それはオレの役だって~~~!)「鬼さん~、もっと怖がらせちゃってください~~~!!!」
鬼のお兄さん「がお~~~、鬼だぞ~~~!」
子供たち「わ~~~!!豆なげろ~~~!!豆なげろ~~~!!」
マジ投げで豆を投げ付ける子供たち
鬼のお兄さん「いて、いてててて」
父 「いや、鬼さん、そこでひるまないで、もっと怖がらせて!」
鬼のお兄さん「がお~~~!!!」
子供たち「やれ~~~!やれ~~~!!もっとやれ~~~!!!豆なげろ~~!!」
これはまずい、写真など撮ってる場合ではない。
そう思った僕は、カメラを置き、豆をつかんで子供たちの前に回り込み、「パパがやっつけるぞ~!」
と言いつつ、優しく豆を鬼のお兄さんにぶつけた。
お兄さんは、「わ~~~、やられた~~~」と言いながら、後退。
そのまま、僕が豆を投げ付け続けながら、玄関まで追いやり、退散。鬼退治完了。
しかし、僕の後には、勝ち誇った顔をした子供たちが、「ばんざ~い!ばんざ~い!」と大喜びしてて、泣いてる子なんて一人もいなかった。特に海友なんか、一番前にいて、「オレが鬼退治したんだ」バリの自信満々な顔。
お兄さん、お面でなくて、お母さんの口紅を顔に塗りつけて赤くして、蛍光ペンで縁取りまでしてくれて怖くしてくれたのに・・・。
唯一、救いだったのは、鬼が去ったあとに、颯友が放心していたので、「どうした?」と尋ねたら「・・・・こわかった・・・」と無表情で答えたこと。
父(こ、これはもしかしたら効いてる可能性はあるな・・・)
そう思っているところへ鬼が戻ってきて、「改心しました」ということで、子供たちと記念写真に納まる。怖がっていた颯友も、「鬼さん、パパが退治したから、いい人になったんだって」とパパのおかげなのを強調。
そのせいか、怖がらずに鬼の膝の上で記念撮影。
最後に皆で豆を掃除して、終了。子供たちは録画したポケモンを見ていた。
そして、夜寝る時に、「海友~、世界で一番強いのは誰?」
海友「え、やっぱポケモンでしょ」
父 「え、だってさっきゴーオンジャーって言ってたじゃん」
海友「え、ゴーオンジャーは2番目だよね~ママ」
父 「え、2番目はパパって言ってたじゃん!」
海友「パパは~・・・6番目くらいかな」
父 「ええええ!ランク落ちてんじゃん!パパの上にそんなにいるの~?誰それ~」
海友「3番目が仮面ライダーでしょ、4番目がムシキング!5番目がシンケンジャーで、6番目がパパ!」
父 「虫より下かよ・・」
まあ、勝ち誇った顔していた海友には効果なかったにしても、颯友には効果あっただろ~
と思いつつ、訪ねてみた。
父 「ハッティー、世界で一番強いのはだ~れ?」
颯友「・・・ハヤト」
父 「え?お前怖がってただろ!」
颯友「ハヤト!」
父 「えええ~、そこまで主張するか~、じゃあ2番目は?」
颯友「・・・・マ、・・パパ」
父 「じゃあ3番目は?」
颯友「ママ」
父 「じゃあ一番目は?」
颯友「ハヤト」
父 「・・・・」
微妙な差ではあるけど、ママより強くなっただけ、少しは効果あったかな、くらいな結果に終わった鬼退治作戦だったわけで・・。
父「じゃあ、ハッティー、今日はパパと寝る~」
颯友「や~~~!ママ、ママ~!たっけて~!」
父 「じゃあ、海友は~?」
海友「ママ~~、ぎゅ~して~ぎゅしてねよ~~!」
海友&颯友「ママ~~、ママ~~!ぎゅ~して~~」
ママ「はいはい、も~」
父 (はいはい、も~じゃねえ!)
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だははは、ちょっぴりランキングですが、まだ一緒には寝ないのね?
昨晩、寝返りを打った時に、良伊加のギプスで殴られました。
一緒に寝ていると、なぐられたり蹴られたり、いろいろとアクシデントも
つきものなので、一概に良いとは申しません。(笑)
昨日の鬼役は良伊加くんでした。
ほんとおもしろいわ~!!
読みながら、今回も笑っちゃいました。
パパが1番でしょ大作戦する越智さん。
びゃははは (≧ω≦)b
鬼役のおにいさん、やさしいですね☆
おとうさんのお陰を強調するあたり、なんとも素晴らしい!
テツさん>良伊加、手のヒビ大丈夫ですか~。一緒に寝るのも、いろいろ大変なんですね~~、って今の僕には、全て自慢話に聞こえる~~~~。
JUNちゃん>はやくマサシ君に同じ思いを味あわせてやってください。