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イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 父子でバハマ、出発の時、「ばかちん!」と叫ぶ二男
今、フロリダのホテルにいる。時差ぼけもあり、僕だけでなく、海友もホテルでは寝ることができずに、モゾモゾとしている。
出発の日の成田で、母親と初めて離れ離れになる長男、海友が、泣きだしたりしないかと心配したのだが、一番心配していた、海友は別に母親との1か月半の別れを名残惜しむでもなく、「じゃ~ね~!行ってきます~!」とあっさりと手荷物検査場へと、スタスタと歩きだした。
泣きそうだったのは、むしろ初めて海友と離れ離れになる、妻の方だった。
ホテルに着いてから、スカイプで顔を見ながら話をしたときに、「もう泣いちゃったよ~」と言っていた。海友の方は、もう大分前からきっと、5歳ながらに自分に言い聞かせていたのだろう。出発前はではいつも以上に妻に甘えまくっていたから。
しかし、それ以上に泣いたのが、二男の颯友の方だ。しかし奴の涙は、別れるのが寂しいからではなくて、「オレは行くはずじゃなかったのか!オレをだましやがったのか!オレをおいていくのか、このばかっちんが~!」という、だまされたことへのくやし涙だ。
第一ターミナル、手荷物検査を通過して、出国手続きのカウンターに向かう途中で、ガラス越しに、最後の見送りができる場所がある。颯友は、その窓ガラスの向こうで、母親の腕の中で、釣りあげられた直後に暴れまわる、ブリかハマチのごとく地団駄を踏んでいた。
ガラス窓越しに聞こえてくるのは、やつの絶叫のみ。「このばかちん~!ばかちんが~!はやとも、いぐ~!いぐ~!ばかちん~!」・・・・、お前は武田鉄也か。(あ、わかんないか)
妻も、しんみりと別れを惜しむ余裕すらない。腕から離れようものなら、奴は猛ダッシュで、手荷物検査場に走り込み、何度もそこで、追いついた母や、警備の人たちに取り押さえられ、その度に、「このばかちん~!ばかちんが~!」と泣き叫んでいたそうだ。
母親はともかくとして、警備網を突破して、何度も国外逃亡を図ろうと試みる2歳のガキに「ばかちん」呼ばわりされた警備の人たちは、苦笑するしかなかったそうだ。
そんなことは露知らず、海友と僕は機内で母親が用意してくれた仮面ライダーのプラモデルを作って遊び、そしてほとんどの間は爆睡し続けていた。
おかげで、二人とも、時差ボケで、今現在こちらの時間で朝6時だというのに、一睡もしていない。海友はやる気満々で、マスクとシュノーケル装着して遊んだりしている。
この後、突然の睡魔が襲ってこなければいいんだけど。
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やっべぇ~~、颯友、面白すぎるぅー!
ばかちん、最高です!
国外逃亡未遂で逮捕されなくてよかったですね。
マサシ君、久しぶり~。元気にしてる?こっちは、やっと1週目のクルーズ終了してフロリダに戻ってきたよ。颯友、やっぱり面白いね~。天然だなあれは。これからの行動も楽しみです。またそんでやってね