'; ?>
イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 親子でマナティーに会いに行ったこと
マナティーは、野生の海洋ほ乳類なのですが、草食で警戒心を全く持たない(全くと言うと語弊があるかもしれないですけど)生き物なんです。
生息環境も、夏の暖かい時期は、海に散っていますが、寒くなって海水温が下がる時期になると、フロリダの湧き水の出てる泉に集まってきて、暖を取ります。フロリダの地下水はどこも,22度と一定していて、冬のフロリダの海水温よりは、全然暖かいからです。
マナティーと泳ぐことができる、クリスタルリバーやホモサッサリバーにも、同じような理由で沢山のマナティーたちがこの時期に集まってきます。
そこは、大自然の中というよりは、住宅地の水路になっている場所もあって、人間との生息環境がとても近いんです。だから、簡単にマナティーたちに会うことができます。
地元の小学校では、この時期になると、課外授業で子供たちをマナティーと泳がせるプログラムを行なっているようです。毎回、撮影に行くたびに多くの子供たちが、ワラワラとマナティーたちのいる泉で泳ぐ姿が見られます。
子供たちが、触っても、マナティーたちは、あまり嫌がって、ダッシュで逃げ出す事はなくて、ゆ~っくり、ゆ~っくり、マナティーのサンクチャリーとして設置された人の立ち入り禁止区域に、移動して行く程度です。
個体によっては、まったく逃げないでずっとぼ~っとしてたり、逆に、身体をかいて~と自ら寄ってくる個体もいます。
外見よりも、そのキュートで、平和ボケとも言える行動に、なんだかハマってしまうんですよね。
そして、様々な海洋ほ乳類を撮影してきたなかで、これほど、安心して子供を会わせられる生き物は、他にいないんじゃないかと思います。
実際、長男、海友が生後3ヶ月の時に、初めて連れて行った撮影旅行が、このマナティーたちのところでした。もちろん生後3ヶ月で一緒に泳ぐわけでもなく、マナティーを自ら見るわけでも無くて、ボートの上で、母親と一緒に日向ぼっこしてるだけでしたけど。そんなボートの近くにでさえ、写真のようにマナティーは近づいてきてくれました。
その数年後には、5歳のお孫さんを連れた女性と一緒に、このマナティーに会いにいったりしました。5歳の男の子は、「さむい~、さむい~!」と言いながらも、毎日元気にマナティーと泳いでいたのが、とても印象的でした。
日本では、なかなかこんな経験ができる海洋ほ乳類はいないですけど、もし、お子さんがいて、子供に海で(海ではないですけどね)野生の動物とのふれあいをさせてみたいと思っている方がいたら、絶対マナティーがいいと思います。
うちの子も、もう6歳と3歳になりました。二男の颯友が5歳くらいになったら、家族でまた、この優しいマナティーたちに会いに行こうと思っています。
Next 「好き?嫌い?好き?」
Previous 「最後の雪遊び」
トラックバックURL: http://takaji-ochi.com/mt/mt-tb.cgi/1221
コメントする