昨晩、母親が止めるのも無視して、家の中ではしゃぎまくり、走り回る二人を叱りつけた。「下の階の人に迷惑になるから、ドタバタするのはやめろ〜！」と言うと、一応「は〜い」とは言うのだけど、しばらくすると、またドタバタと走り回り始める。

何度言ってもすぐに忘れるて暴れ始めるので、かなりきつく叱った。というような事が何度か続いた。

翌朝、まずは海友が登校。もう小学生だから、一人でさっさと家を出て学校へ向かう。本当に楽になった。友達もすぐにできたみたいだし、帰ってきてから、色々な子の名前が出来てきて、一緒に何をしたかを話してくれる内容も、幼稚園の時より具体的になった。

しかし、まだ手のかかる奴が一人。海友と違い、朝にめっぽう弱い颯友。起きてくるのもいつも一番遅い。幼稚園への登園も、海友より１時間以上遅いから当然ではあるのだけど。

起きて来てから、しばらくして、やっと機嫌が良くなる。制服を着る頃には、はしゃぎまくり始める。よっぽど幼稚園が好きなのか？制服を来て、飛び跳ね出した。

あまりに嬉しそうにしてるので、写真を撮ることに。しかし、カメラを向けると、飛び跳ねるのを止めてしまう。「颯友、ちょっと、ここで飛んで、ここで」と促すと、しばらくは嬉しそうに、飛び跳ねてたんだけど、急に真顔になり、止めてしまう。

「写真、いまいちだからもっと飛んで！」と言うと、

「ドンドンしちゃいけないっていったよね〜」と厳しい顔を僕に向ける。

「う、た、たしかに言いました。。」

「でも、ちょっとだけだから」

そう言うと、「勝った」というような表情を浮かべて、また跳ね出した。

そして、満足気に勝ち誇った顔で幼稚園へと向かう颯友。

さぞや、気分良く幼稚園に行ったのだろうと思い、送って帰ってきた妻に、「どうだった？」と訪ねると、「それがさ〜、ぐずって幼稚園行かないって大変だったのよ。初めてだよ、あんなにぐずったの」。

「え〜、あんなに嬉しそうにしてたのに？何で？」

子供心はまったく理解できません。