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子育て日記

Sun 05
「一生懸命作った子供の気持ちを考えなよ」という息子の衝撃的な一言に打ちのめされる
2012.02.05

昔、ミナ(妻)はちょっとした漫画本を1冊だけ出したことがある。原作はミナのお姉さん、そして漫画がミナ。

タイトルは、「R太郎、またやっちゃった!?」。お姉さんの子供(Rちゃん)が自閉症児なのだけど、日常にその子が巻き起こす様々なトラブルに前向きに、ノウテンキに接するお姉さんと家族の話を漫画にしたものだ。

たま〜に、自分も登場する。真っ黒でメガネかけてるから、誰だかはすぐにわかる。何故、この本を出版することになったかは、今となっては思い出せないのだけど、今まで一度も漫画なんか描いた事無いミナが、良く描く気になったなと思うけど、同時に彼女に漫画の執筆を任せた編集者も編集者だと、当時は感心したものだ。

ミナと知り合った当時から、結婚して間もなくまで、彼女がイルカに強く興味を持ち、色々な場所で、野生、キャプティブを問わず、イルカを見に行った理由の一つには、そのRちゃんをイルカと泳がせることで何かできることが無いだろうか、という彼女の思いもあった。最終的に自閉症児を野生のイルカと泳がせるプログラム(ドルフィンセラピー)を行なっている、アメリカのパナマシティに行き着いて、そのプログラムのボランティアの活動に何度か参加したこともある。結局遠過ぎて、Rちゃんをそのプログラムに参加させる夢はかなわなかったけど。今でもその活動に関わっていた人たちとの親交もある。

昨日、そのRちゃんの通う養護学校で、野菜を沢山作ったり、木の椅子を作ったり、手編みのティッシュケースなんかを作ったものの販売会が近所のデパートで開催されて、ミナが、彼らが作った野菜や商品を買いにでかけた。

自分はいまだに時差ぼけで、明日からのフィリピンロケや,その日の打ち合わせなどもあり、ぼ〜っとしていた。昼食のときに、ミナが買って来た野菜や、手作りのティッシュケースを見せて、「これ、全部手作りなんだよ。凄いでしょ!」
という説明にも、なんとな〜く、「へえ〜、凄いね〜」と抑揚の無い返事を返していた。

すると、横に座って食事をしていた海友が、「何で、子供たちが一生懸命作った物を見て、そんないい加減な反応なの?もっと、子供たちの事考えて見てあげてよ!」と言って、僕が軽く流していた手作りのティッシュケースを母の手から受け取り、「え、これ全部自分たちで縫ったの?すごい!上手だよね。これが100円なんて、もっと高くてもいいのに」と母親に笑顔で話しているのを聞いて、いくら眠いとは言え、自分の取った心ない反応に対して、小学2年生の息子が指摘した事に、返す言葉も無かった。

何か、出来過ぎ君にしかられてる、のび太みたいだ。

そして、海友と反対側に座っていた、5歳の二男の颯友も、責めるように、テーブルの下で僕の足に、何度も何度も蹴りを入れてきていた。

良く知り合いなどから、「越智家は、ママと男3人兄弟だね」と言われることがしばしばあるのだけど、まあ、それでも一応自分が「長男」みたいに言われているけど、この時は、明らかに、長男=海友、二男=颯友、三男=僕だった。

そして、その後、僕が取った行動はと言うと・・・・

その販売会で買ってきた野菜や椎茸などを使って、固焼きそばの具を作って食べていたのだけど、実は海友も颯友も今、椎茸が苦手で食べられない。だから、椎茸を僕やミナのお皿に移していたのをめざとく見つけた僕は、

「そんな事言うなら、お前らだって、擁護学校の皆が頑張って作った椎茸、ちゃんと食べろよな〜」と8歳と5歳の子供にムキになって言い、二人を呆れさていた。

え?大人気ない?。ええ〜、よ〜くわかっていますとも。別に3男でもいいです。

でも、子供というものは、大人に「すごいね!よくやったね!」って心の底から感心して誉めてもらえるのが一番嬉しいのだと思います。それは、自分の息子たちに対してだけではないんです。どんな子にも共通すること。だから、自分は感情を表に出すのは苦手な方なんだけど、本当に頑張っている子がいたら、どんな子にも、「偉いね!すごね!上手だね〜!」と言うように心がけてはいるつもりです。言うの、ドキドキするけど。

フィリピン行ってきます。

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