コロナで感染者が増加する中ではあるのですが、急遽写真展を開催することになりました。
場所は、今年1月に写真展「Tahi Lanu Moana」〜青色の海〜を開催したのと同じ、LUMIX GINZA TOKYO。
開催期間は、1月8日(金)から2月17日(木)まで
タイトルのBiodiversityは、英語で「生物多様性」を意味しています。海中にいると、陸上にいる時よりも、この生物多様性を強く感じ、そして意識することが多いのではないでしょうか?
果たして、人間という存在は、その生物多様性に加わることができるのか?常にそんな風に悩み続けながら撮影を行っている気がします。
人間の生活が豊になればなるほど、自然界のバランスは崩れて行っています。しかし、それを食い止めようという動きをするのも、また人間にしかできないことです。
今回の作品は、木からではなく、石灰石から作られた紙、LIMEXを使用して、印刷を試みます。
プラスチックが海洋生物に与える影響が問題視される中、脱プラスチックで植物性由来の素材が多く使われだしました。でも、一昔前までは、森林伐採による森の消失が問題になっていたはずなのに・・・という矛盾も感じてしまうというか。
そして、コロナ渦で、使い捨て容器が多く使われているというのも、自然界にとっては、決して良い方向に進んでいるとは言えない状況だと思います。
そのような状況の中、新たな素材で地球を温暖化の驚異から守っていこうと努力している企業も出てきています。その一つがLIMEXという素材です。
紙やプラスチックそのものがいけないのではなくて、過剰に使い過ぎることが問題を引き起こしているわけで、そんな中で、こんな物もあるんだよ、ということを知ってもらえればと言う思いで、この写真展を開催することにしました。
DMの写真は、地球を救うも、ダメにするのも、人間次第・・・そんなイメージに合っているかなと思って、選びました。
地球が、いつまでもBiodicversityを維持していける惑星であって欲しいという願いを込めて。