INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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メキシコ セールフィッシュスイム

初日から、30匹以上のバショウカジキに遭遇

2011.01.08 / Author.

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今日、バショウカジキスイム初日、コンディションは上々。島から、最高40マイル離れた海域まで、バショウカジキの補食を捜索に出かけた。目標は空を跳ぶ、グンカン鳥の群れ。こいつらが、激しく海に突っ込んでいたら、イワシの群れがバショウカジキに追い立てられて、水面直下まで上がって来ている目印になる。
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しかし、今までも、様々な海で、そのような鳥山を見たけど、そうそう、バショウカジキがその下にいるものではなかった。
しかし、その経験を覆すかのような、バショウカジキのヒット率!グンカン鳥の補食場所に向かうと、船の上からでも簡単に確認できるくらいに、派手な背びれをばさばさ開いて、イワシを追いかけ回しているのが、確認できた。
そんなシーンに、この日何回遭遇した、はっきり覚えていない。僕らは、数匹でも、初めてのことだから、大喜びしていたのだけど、ボートキャプテンは、なかなか納得しない。「もっと、凄いの、もっと凄いのを見せてやる」と日が暮れるまで、イワシのフィッシュボールを探し続けてくれた。
一番多いときで、一度に、20匹弱、トータルで1日に30匹以上は海中で目撃し、参加した全員が水中で撮影する事に成功した。
その中に、よくパラオのペリリューに来ているゲストの人がいて、かなりの回数、ペリリューに足を運んだけど、一度もカジキ類を見た事が無いという人もいた。ペリリューだけでなく、過去に一度も水中で見た事が無かったそうだ。
それが、ここに来て、1匹のバショウカジキどころか、複数のカジキ、しかも,補食シーンを見るだけでなく、撮影までしてしまった。今回、一緒に来た全員が、この日バショウカジキの撮影に成功した。これが、その人が撮影した写真。
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後半になり、船の回りに鳥山があちこちで見れるくらいに、さらにヒートアップしてきた頃に、突然、マコシャーク(アオザメ)が水面に飛び出した。しかも、その口には、一匹のバショウカジキがくわえられていたのだ。さすがのキャプテンも「ウワオ!」と奇声を発するくらいの衝撃的シーン。
バショウカジキの後に、タイガーシャークをノーケージで撮影に行く予定の僕らも、さすがにそのシーンを見た直後には硬直して、一瞬エントリーするのを躊躇った。長いこと、この海で船を出しているキャプテンも、「こんなシーンは過去に1度見ただけだ。マコシャーク自体、珍しい。おまけに、ジャンプして補食なんてそうそう見れないよ」と言われたのだけど。。。。「とりあえず、場所をかえよう」とキャプテンが船を動かし始めた。
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内心ちょっとほっとしたのだけど、なんのことはない、100mくらい移動して、結局エントリーを再会。皆もバショウカジキの魅力には勝てず、どんどんエントリーして、バショウカジキ撮影に没頭していた。

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