INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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メキシコ セールフィッシュスイム

セールフィッシュスイム4日目、プロ根性

2012.01.03 / Author.

セールフィッシュスイム4日目、風も相当強いけど、海に出る。もともとがフィッシングチャーターの船だから、相当に海が時化ない限りは海に出る。他にも何隻かフィッシングボートが出ていて、バショウカジキを釣り上げているのを目撃したが、昨日のようにグンカンドリたちが捕食に走らない。バショウカジキがイワシの群れを水面近くまで追い込んでいないからだ。
海は荒れているけど、体調が完全に回復していたので、まったく苦ではなかった。残念なのは、この日最後のゲストが一人いたので、もう一回バショウカジキと泳ぎたかったけど、泳げなかった事。しかし、「最初から見れない覚悟で来ていたのに、あれだけの群れを見れたし、ビデオも良いのが撮れたから満足」と言ってくれた。昨日の群れは、ゲストが数えた限りでは、100はいたとのこと。まあ、どっち取るかって言えば数多い方が良いから、昨日の群れは100くらいに訂正します(笑)。明日はもっと風が強まりそう。
印象に残ったのは、スキッパーのロヘリオが「今日は難しいな」とぼそっと言ったので、もう諦めた方がいいのかなと相談したら、「まあ、難しそうだけど、決めるのはあなたたちだから、今帰るにしても、あと1時間で帰るにしても、そちらの判断に任せるよ」と答えたので、この日を最後に帰国するゲストの人に「どうしますか?」と訪ねると、「うん、いいですよ、もう帰りましょう」と言うので、ロヘリオに「今帰っていいって」と伝えると、「わかった」と返事をしたので、皆帰り支度を始めていたら、しばらくして彼が「あと30分、あと30分様子を見させてくれ」と自ら時間の延長を頼んできたことだ。
結果的には見れなかったけど、この日も彼らのプロ根性を見せられた気がした。彼らを選んで良かったと毎日思い知らされる事ばかりだと誰もが感心した。見れなくても悔いは無い。
以下の写真は、3日目に撮影した写真
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