INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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メキシコ セールフィッシュスイム

セールフィッシュスイムday23 。巨大なイワシ玉

2012.01.26 / Author.Takaji Ochi

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week5、プロの水中ビデオカメラマンの古島さんたちとの乗船2日目。キャプテンのロヘリオが戻ってきたので、いつもの船で海に出る。出会って早々にお悔やみを伝えた。
ロヘリオが「昨日はどうだった?」とか「あっちの船とこっちとどっちがいい?」とか聞いてきたので、他の船が合流して、人が多くて大変だったとか、やっぱりこっちの船がいいよと伝えた。
ロヘリオは「今日は絶対他の会社の船が来ないようにしよう」と意気込んでいた。撮影に支障をきたすからというだけでなく、昨日乗船した船のキャプテンに負けたく無いという思いもあったように思う。「オレはあいつより凄いものを見せてやる」。そういう男の意地みたいなものかもしれない。
快晴。昨日よりも風もおさまり、穏やかになっている。ロヘリオは延々と船を北へ走らせた。グンカンドリのいるコントイ島の北端にある灯台をあっさりと通過して、さらに船を走らせる。クルーのウワンが、「ボッシュまで行くつもりかな」と僕に耳打ちをした。
ボッシュとは、ホルボッシュという地名で、ジンベエスイムで有名な場所。行ったことは無いけど、相当な数のジンベエザメが集まるとか。ただ、透明度が悪いらしい。
とにかく、灯台も見えなくなってやっと目の前に鳥山を発見した。しかし、微妙な動きをしている。海が穏やかなので、船の上からウワンが確認すると、巨大なイワシ玉だとのこと。しかも、水面まで浮いてきていないので、鳥たちも躊躇しながら飛んでいるようだ。しかし、バショウカジキの数は少ないが、いるとのこと。
どうしようと考えていたら、ロヘリオが、「タカ!入れ!鳥たちが諦めたら群れがどこにいるかわからなくなる。とにかく入って群れを確認しろ!」というので急いで海に入った。透明度は悪い。
少なくなっていく鳥たちを目印に移動していくと、巨大なイワシ玉を発見。周囲にバショウカジキが10数匹ついていた。
イワシの群れが大きいとあっという間に移動してしまうことの方が大半だけど、今回の群れはあまり動かない。これはなら落ち着いて撮影できる。皆を呼び、撮影を行なった。いつも捕食と群れがメインの撮影になりがちだけど、これなら、バショウカジキに追い立てられたイワシの群れが変幻自在に群れの形を変えるシーンを撮影できる。その様子は見ていてほれぼれするものだった。
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自分も今までに無い写真が撮影できた。
しかし、古島さんと水面に顔を上げて、タンクをつけて撮影できないかの相談をされたので、「試しにつけてみますか?」と言って再度海中を覗くと、群れの姿が消えていた。もう少し時間をかけて撮影したかった。
その後、また別の群れに遭遇してエントリー。今度は先ほどの群れより小振り。こちらもあまり動かない状態だったので、ゆっくり撮影できた。しかし、しばらくして、同じ会社の船で、バショウカジキの調査のためにタグ付けしてる船が来て、タンクをつけて近よってきた途端に、ほとんどのバショウカジキが逃げてしまった。
明らかにタンクのせいなのかどうかは定かでは無いけど、その可能性は高そうだった。
古島さんも、「なんか微妙だな」と自分がタンクを使うことを躊躇っていた。
それでも、2日間連続で撮影ができて、昨日と違い、ゆっくり、しかもほとんど独占状態で撮影ができたので、満足そうだった。3Dの映像が楽しみだ。

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