その日は1日オフ日ということで、遅くまでゆっくり寝ることになっていたのだが、東に面した窓から朝日が差し込む前から海友が起き出して、「ビーチであそぼ～！」と言い出したので、結局僕が一緒に砂遊びをすることに。4時過ぎにリゾートに着いたのに、奴に起こされたのは6時30分頃。はっきり言って、眠いし、だるい。しかし、早起きしたおかげで、空に架かった虹を見ることができた。

ミナと颯友はベッドで、9時の朝食の時間まで眠っていた。僕は朝食の後も、「ビーチであそぼ～」という海友につきあってはいたものの、ライズのスタッフたちがかわるがわる面倒を見てくれるので、助かった。

ビーチで、日記ちゃんにだっこされる海友と、颯友を犬の背中に乗せるミナ

一応、初日だからと服を着せていたのだけど、結局午後には全裸。そのままビーチやリゾートの近辺を好き勝手にうろちょろ、うろょろし始めた。日本で今住んでいるところには、子供も多く、目の前に公園もあって、子育てするには恵まれていると思うのだけど、ヤップにきて、誰に何を止められることもなく、全裸で、目を輝かせて走り回る海友を見ていると、長旅を乗り越えてでも、連れてきて良かったと思う反面、帰国して早々幼稚園に入るのだけど、日本のペースに戻ることができるかなとちょっと心配にもなる。

でも、最近日本で怖がっていた犬にもあっという間に慣れて、触ってるし、ニワトリ追いかけてはしゃぎまくってるし、素っ裸でリゾートの高いテラスからオシッコしてるし。この島に来る度に、5歳くらいまでここで育てないな～と思ってしまう。

そして、颯友。日本では、乾燥しすぎていたためか、頭の髪の毛の部分にできていた脂漏性湿疹も出なくなり、かゆみを感じなくなったのか、初日からとても機嫌が良くなった。肌も日本にいるときよりもつやつやになってきた。ヤップの湿気が、3ヶ月の颯友の肌にはかなり良かったようだ。そして、本人も解放感を感じたのか、初寝返りをした。そういえば、海友が初寝返りしたのも、生後3ヶ月のとき、フロリダへマナティー撮影に連れていったときのことだった。

「オーナーやスタッフも毎年家族で取材においでよ」と今回も言ってくれたので、是非継続して、家族で訪れたいと思っている。

この時期、ヤップには東から風が吹き、東海岸に面したリゾートの中にある、ムーンライズカフェには、心地良い海風が吹き抜ける。その風に全身を包まれながら、家族と、信頼できる仲間たちと、その場にいれることに幸せを感じる。