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イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > ただ、空港へ行くだけなのに・・・
今、この文章は機上で書いている。パースへはシンガポール航空でシンガポールを経由するのだけど、トランジット時間が7時間くらいあるので、そこでアップするつもりだ。でも、長いから機上で書き上げちゃった方がいいかなと思って書いている。
今朝、海友は幼稚園を休んで、家族で空港まで見送りに来てくれた。それはそれで僕にとっては嬉しいことなのだけど、毎回、家から空港まで行くのがどれほど大変なことか。まるで戦場なのである。
旅なれてしまった僕は、出発日の朝まで荷造りを終えずにいる。目が覚めてから慌てて荷造りする。この日も、朝8時30分には家を出て空港に向かいたいと予定をたてていた。しかし、今ままで、まともに予定時間に家を出れたためしが無い。
この日も、朝食を食べ終えると、もう8時15分を回っていたので、「もう準備しなきゃ!」とママに伝える。「わかってるよ!海友早く着替えなさい!」と言っても、海友はテレビ見ながら「え~、一人じゃきれにゃ~い」と甘える。意図してのことなのか・・・。普段は率先して「自分でやる!」とか言うくせに。
普通なら、「自分で着ろ!」と言いたいところだけど、今は時間との戦い。少しでも無駄は省きたいから、しょうがなく服を着せる。
「もう行くよ!」と叫ぶと、今度はママが「ゴミ出すから、待って~」。(何だよ。時間無いって言ってるじゃん!)。そう思いながらも、僕も自分の部屋のゴミ箱のゴミを慌ててビニール袋に詰める。
ママはそれ以上のゴミを玄関に持ってくる。ゴミ袋3個。それにスーツケース2個、カメラバック、コンピューターバック。そして、ママは自分のバッグと颯友の乗るベビーカーを押して行くわけだ。海友に手伝ってもらわなければ、全部は持てない。
それなのに、奴は「あ、オレ、カーズのおもちゃもってきゅ~!」と言って、いまさら部屋に散乱させているカーズのおもちゃを自分のバッグに詰め始めた。(ふざけるなよ!おい!)。
そうこうしてるうちに、ママが「なんだか嫌な予感と匂いがするわ・・・、あ、はっやっと~、うんち出てるね~。も~、かわいいんだから~」。(かわいくね~だろ、この状況で~)。
ママは、颯友のおむつを換えて、服を着せながら、「あ、そうだ、玄関にある荷物、宅急便で返品するから持っていかなきゃ~。パパ、颯友に服と靴下着させてくれる?」。(・・・・まじですか・・・)。
しかし、服着せようとしても、ママじゃなくて、僕が着せようとすると、身体をエビ反らして、「だ~!」とか言いながら逃げ回る。(ふざけんなよ~・・・。あ~いっそミゾオチにエルボー入れて気絶させたい!)。
そして、玄関にあったその荷物は、大きなダンボール箱大・・・。「この荷物の量の上にこれは1回で持っていけないだろ~。帰って来てからにすれば?」と訴えるも「一緒のときじゃないと面倒なんだもん。私が持って行くからいいよ」とちょっとほっぺたを膨らませたママは、IKEAで買った大きな買い物バッグにそのダンボールを詰めて、自分でかかえはじめた。
軽いゴミ袋を海友に持ってもらおうと、「海友、これ持って!」と言うと、「え~、オレカーズ持ってるから無理だよ~」。(普段は率先して持つくせに、こ、こいつは~)と思うも、ママが「ベビーカーに引っ掛けていくから大丈夫よ」とゴミ袋を僕から奪い取る。
その直後、「オレはここに乗る~」と言って、スーツケースによじ登ろうとする海友。(てめ~!)と思ったけど、ママの「ダメ!自分で歩きなさい!」の一言に、「ガク~」と言ってうなだれたポーズをして、あっさり諦める海友。しかし、その直後に、にやっと企み笑いをして、僕に抱きついてきて、「パッパ~、かたぎゅるま~(肩車)」。(あ、ありえない・・そんなことは・・)。
ベビーカーに荷物とゴミ、宅急便の荷物を抱え、子供たちを従えた僕らは、まるで戦場から家財道具を持って逃げ出す家族のごとく、慌てて部屋を出て、エレベーターのボタンを押す。9階でエレベーターを待つ僕らの階をあっさり通過して、最上階へ。「あ~あ、上いっちゃったよ~」。
戻ってきたときには数人の人が乗っていて、この荷物の量では全員が乗れない。しかもドアが開く直前に、重いゴミ袋をかけていたベビーカーが重心を失って倒れる。びっくりする颯友。しかし、それを心配する心と手の余裕は僕には無かった。
荷物を入れなければいけないので、倒れたベビーカーを起こすママと颯友を置いて、僕と海友のみ先に乗り込み1階へ。車に荷物と「ママは~?、ねえママは~?」と質問しまくる海友を「後から来るって!」と車に押し込み、ゴミを捨てに行ったママを向かえに行こうとしたら、突然海友が「ねえ、おしっこしたいんだけど」。(・・・・家でテレビ見てる間にしてこいよな~)。と思ったが、「も~、はいはいはい」と海友を降ろして、駐車場の端に連れていき、おしっこさせる。「わ~、おちんちん、しゃむいね~」。(寒いに決まってるだろ!冬の朝だ!)
まだ「ママは~?ねえママは~?」といい続ける海友を再度車に押し込み、ママを迎えに。ママがちょうどゴミを捨てて、ベビーカーを押しながら走って戻ってきたところで、合流。宅急便の荷物を受け取り、一緒に車へ。(これでやっと出発できる)。そう思ったのだけど、運転席に座った瞬間、ETCカードが見当たらないことに気がついた。記憶では確か仕事部屋の机の上に・・・。
ETCが無いと、空港からの帰り道、暴れん坊二人を乗せたママが苦労をするのだ。持って来ないわけにはいかない。
「ETCカード忘れた!」。「え~」。「とっ、取ってくる!」と言ってダッシュでエレベーターに乗って9階の家に戻り、自分の部屋へ駆け込む。しかしETCカードは見当たらない。はっと思い出し、身に着けていた財布の中を見直すと、中にETCカードが・・・・。(や、やっちゃた)。
慌てて、車まで戻る。「ETCあったの?」とママに聞かれて、「はい、ありました。財布の中に・・・」と答える。呆れて言葉も出ないママ。
ステレオからは、ママの好きなコブクロの歌が流れている。しかし、「カーズの歌にして~!。カ~ズの歌にして~!」と後部座席から海友が叫び、チャイルドシートの颯友は「まんま~!まんま~!」と何か食べ物を要求し続ける。「はいはいはい、たまにははママの好きな音楽も聞かせてよ」とママが抵抗するも、「カ~ズ~!カ~ズの15ばん~!」とさらにヒートアップ。仕方なくいつも流れるカーズの音楽に変更。
この状況で、忘れ物が無いのが不思議なくらいだ。とにかく車を走らせて、近くのコンビニで宅急便を出すために車を止める。その頃には暴れていた颯友が眠りに着きそうになっていた。(せもて一人でも寝ていてくれれば気が楽だ)。
と車を降りようとすると、「そのジュースの空き缶も捨ててね」と降り際にママに言われて、缶を握り締めて、コンビニへ。何か忘れてる。「あ、宅急便の荷物持って来るの忘れた!」。降り際に「缶捨ててなんて言うから、一番重要なこと忘れたじゃんかよ」と言いながら荷物を取りに車に戻り、再びコンビニへ。
荷物を出してから、皆のジュースを買い、車に戻ろうとしたら、海友が入ってきて、「お腹すいたんだよね~。だから何か食べるもの買って~」。(最初に言えよ!そんなことは~!)と思いながらも、「どれ!?これ!?」と言っておにぎりを指差すと、「うん、それでいい」と言うので、4個くらい適当に取って、再びレジへ。
そして、出発!しようと思ったら、おにぎりの匂いに感づいた颯友が完璧に目を覚まし、おにぎりを食べる海友をにらみつけ、「あ~!バンバ~!(マンマ~)、バンバ~!(まんま~)」と号泣を始める。(もう、死ぬ・・・)。
8時30分出発の予定が、コンビにを出るときには時間はすでに9時10分を過ぎていた。「飛行機何時なの?」ママには最近フライト時間をちゃんと教えていないことが多い。「えっとね、11時40分」。
「なんだ、じゃあ9時40分までに行けばいいんでしょ。余裕じゃない~。も~」とママ。確かに、家から空港までは30分くらいで行けるのです。
でも、「もうすぐチャイニーズニューイヤーで飛行機混んでるし、早く行きたいんだよ」。「でも、チケットあるんだから大丈夫じゃない」。「大丈夫じゃないよ!遅いと座席が、真ん中しか空いてないかもしれないんだよ!シンガポールまでの7時間近く、真ん中の席は嫌だよ!遠慮してトイレにも行けないしさ~」。その一言がママに火をつけた。
「な~に言ってるのよ~!そんなの、子供二人連れて飛行機乗るのに比べれば全然楽じゃない!身体だって自由になるんだから。二人がのしかかって、眠ったら、トイレ行けないどころか、身動きだって取れないんだよ!もう、その苦労がわかってないでしょ、パパは!」
「・・いえ、その・・・」(ごもっともです。はい)。
「そのくらい我慢しなさい!もう~そのためにあんなに大騒ぎしてたの!」
「・・・な・・なんか、ね、ねむい」。
結局この後、空港に着くと「先に荷物降ろして、チェックインしてきなよ。その間に駐車場に車止めておくから」というママの一言と、スターアライアンスゴールドカードのおかげでプライオリティーレーンに並べたことで、どうにか最後尾の通路側のシートを確保することができた。
「先に荷物降ろしてチェックインして良かったでしょ」と自慢気なママ。「本当は、僕もそうしたいと思っていたんだけど、叱られそうで、言えなかっただけだよ」。と小声で呟く。
ということで、今は通路側、しかも、隣のほぼ唯一隣の座席も空いているラッキーな場所で、気兼ねせずに、この文章を書いている。
こうした日常が、出発日の朝にほぼ毎回繰り広げられているのです。だから出発前から疲労困ぱい。ただ、出発するだけなのに、空港に行くだけなのに・・・。
写真は、成田の展望台で、飛行機が飛び立つたび、嬉しそうに飛行機を追って走り回る海友と、やたら冷静な表情の颯友。
それでは、西オーストラリアに行ってきます。アシカスイムに参加される皆さん、現地でお待ちしています。
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もう、すごい戦場であることはわかるけど、
笑わせて頂きました。
というか、心が和みました。母は強しですね♪
そういうミナさんと、海ちゃん達がいるから、
越智さんは思いっきり仕事ができるんですよね!!
そして素敵な写真は情報をみんなに披露できるんですよね~。
越智家を尊敬しまーす!!
気をつけていってらっしゃーい♪
目に浮かぶ・・・。
(笑)
あと1週間。
仕事がんばります。
楽しみだよ~~~。
おもしろすぎ~(^-^)
読みながら大笑いです!!
パパの慌てぶりが目にうかびます。
越智家は最高だね~!!
いやいや~
面白いよ~
この光景が目に浮かぶのは私だけじゃないかと^^
アシカスイム
気を付けてくださいね^^
昨日morikoと会ったけど、やっぱり大雪だった(;。;)
いつかのマナティーに行く時の事を、moriko話していました。
何事も無い事を祈っていま~す^^
目に浮かぶ!そして母は強しっ!!
学ぶこと多いわ~(あくまで母支持^^;)
うちのプレパパにも、この文章読んで
どこの親も一緒よっと安心させよう。
アシカ行ってらっしゃい!私も必ずいつか!
皆さん、コメントどうもありがとうございます。これから子供が生まれるときの参考になったのであれば幸いです。でも、きっとパパである僕を支持してくれる人はあまり多くなさそうなのが残念ですけど・・・。まあ、しょうがないですね(笑)。昨日エスペランスよりパースに戻ってきました。日本は雪のようですが、パースは気温35度!快晴の真夏日です。