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子育て日記

Sun 21
2009、父子でバハマ イルカに触ったよ!
2009.06.21

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2009年3週目のクルーズも無事終了して、現在フロリダのオーランドに滞在している。今週も海友はゲストの人たちに本当によくしてもらった。そして何よりも嬉しかったことは、日本からこちらに来る前からの海友が「バハマに来てしたいこと」の中の一番難しいリクエストだった、「野生のイルカに触りたい」という夢がかなったことだ。

フォトグラファー日記にも書いているけど、今週は4頭のお触りイルカがいて、最終日までにゲスト、海に入っていたクルーの全員が水中でイルカと触れ合うことができていた。海友をのぞいては。

いくら超接近してきてくれるとはいっても、5歳の子供を背中に背負って泳ぐ僕にのんびりつきあってくれるほど、ゆっくりとはなかなか泳いではくれない。それに、3週目でそろそろ船上生活に飽きてきていたためか、色々な彼なりの理由もあったのだろうけど、今週はあまり海に積極的に入ろうとはしていなかった。

こちらとしては、撮影がスムーズだからいいと言えばいいんだけど、やっぱりもう少し興味を持って欲しい。ランチ後に船を停泊させているときは、移動するぎりぎりまで遊び続けるのだけど、いざ、イルカが出るとなると、なかなか追いつけないからか、「泳がない。上で遊んでる」と言うことが多くなっていた。

自分自身も、お触りイルカも多くて面白い写真が撮れるものだから、「少し写真撮らせてくれる?ちょっとだけ待っててね」と言ってしまっていたことが、海友に対して、海に入ることを留まらせている理由の一つになっていたのは十分にわかっていたから、なおさら気になっていた。

だから、週の後半は、極力撮影ではなくて、海友と一緒に泳ぐことを心がけようとしたのだけど、結局最終日まではほとんどイルカが出たときに海に入ることは無かった。

この週は海友以外の全員がイルカに触れていて、皆大喜びしていた。皆の前ではそのことに無関心のように振る舞っていた海友だったけど、寝るときに二人だけになったとき「海友もイルカに触りたいな」とぼそっと言った一言が強烈に心に突き刺さった。

今までも、そうだったのだけど、自分自身は楽しく泳げて喜んでいる人よりも、その状況に参加できなかったゲストのことを気にしながらクルーズ生活を行うように心がけていた。楽しい経験ができた人たちは、僕が一緒に喜ばなくても十分に楽しめる。でも、体調が悪かったり、疲れていたりして、そこに参加できなかった人もいて、本人は「良かったね~」と言ってはいても、自分がそういう状況を経験できなかったことに寂しさや悔しさを感じている人が少なからずいたりして。そういう人たちにどう接してあげるかが一番大切だと思っていた。

なのに、自分の息子がそう感じていたことにその一言を言われるまで気づいてあげることができなかったことをとても後悔した。

なんとか、最終日、ほんのちょっとでもいいから海友にイルカを触らせてあげたかった。バハマに来たことが無い人からすると、「野生のイルカに触ろうとするなんて!」と思うかもしれないけど、ドルフィンドリーム号では、イルカに触れることを特に禁じてはいない。もちろんあくまでイルカの方がそういう接触を求めてきたときだけだけど。

最終日も、お触りイルカたちが姿を見せてくれた。僕は「海友、一緒にイルカに触ろう!」と初めて伝えて、海に誘った。海友も「うん!」と言って海に入る準備を始めた。

カメラも、一眼のハウジングではなくて、自分がクロールできて、少しでもイルカに追いつけるようにと、コンパクトデジカメのTZ7を海友に持たせてエントリー。

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目の前で同じように皆がお触りイルカたちと触れ合っているのを見ながら、必死に泳ぎ続けた。背中の上では接近してきたイルカに手をのばす海友が「あ~、もう少し!あっち~、触りたい~!触りたい~!」と叫んでる。それにいちいち答えていられるほど、体力的な余裕はなかった。自分はとにかく、海友を背負ったまま、イルカに追いつくことだけに集中した。

何度かチャンスがあったのだけど、もう一歩のところでイルカをスルーしてしまう。そのうち、海友も触ることをあきらめたのか、写真を撮り始めた。ゴーグルもつけていなくて、イルカの影が水面から見える方向にカメラを向けて、シャッターをきり続ける。僕はモニターを見ながら、そのモニターの中にイルカと一緒に泳ぐ人たちがちゃんと写り込むように調整してやった。

気がついたら、そんな状況で、ほとんど全員がイルカと泳いでいるシーンを撮影していた。それだけ、イルカたちが側で泳ぎ続けてくれていたということだ。

クルーやゲストの多くが、そんな僕たちの側に少しでもイルカを近づけてくれようと、イルカを誘って泳いでくれたり、「海ちゃん、あっち!あっちからイルカ来るよ!」と何度も叫んで教えてくれた。僕はその度に海友の手を引っ張ってイルカに近づけようとするのだけど、やっぱりあと一歩のところで届かない。

いつしか、海友も「触れない」と諦め始めたのか僕の背中で、「トムとジェリー」の中でトムが歌っていた歌を歌っていた。

1時間も泳いだだろうか。イルカたちが泳ぎ去り、背中に海友を背負って泳ぎ続けたのに、願いをかなえてあげれなかった疲労感が強く残った。「次でラストだ」とスコットに告げられた。僕も可能性は無いかなとあきらめていた。でも、もう一回。そう思って最後は一番最初に二人して海に飛び込んだ。

同じ群れが、こちらに向かってやってきた。お触りイルカたちもいる。最初に僕がまだ触れそうか確認するために触れてみた。まだ大丈夫そうだった。僕は海友の手をつかみ、そのイルカの背中に手をのばした。半ば強引ではあったと思うけど、そのイルカの背中に2回海友の右手が触れた。

「さわった!」「イルカにさわったよ~!」

海友は大声で皆に伝える。その様子を近くで見ていたゲストの皆からも歓声があがった。そんな中、僕は(やっとおわった~)と、半ば放心状態になっりながら、(あ~、その瞬間を撮影したかったな~)と嬉しい反面、正直ちょっとがっかりもしていたりして。

でも、海友が本当に本当に嬉しそうにしていたから、それだけで十分満足だ。

正直足は疲労でぼろぼろだったけど、なんだか久々の達成感。ゲストの人たちの協力もあって、海友の夢を叶えてあげることができた。

ちょっと沢山になっちゃうけど、海友がそのとき撮影した、皆の写真をアップします。なかなかうまいでしょ?でも、海友が一番気に入ってるのは、自分が触ったイルカの背中の写真なんだけどね。あと、プーさんだけ、水中で撮影できなかったから、船の上での写真でごめんなさい。

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ゆうちゃん

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森えりちゃん

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チョコさん&アイちゃん

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グレッグ

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はるちゃん

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えりちゃん

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たかちゃん

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かずよん

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プーさん

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海友が触ったイルカの背中の写真


海友の夢を叶えさせてくれて、本当に、本当にどうもありがとうございました。

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コメント(6)

海友、すごい!イルカに触れたんだねー!!よかったね♪
写真も上手じゃん!今度見せてね!

隆治さん、おつかれさまでした!
隆治ラッキーは、海友も受け継いでそうだね♪

越智ジュニアの水中写真デビューですか?

ちゃんと撮れていますね。

将来が楽しみですね。

アンナちゃん>元気?子育ては順調ですか?海友、写真うまいでしょ。まあ、俺も一緒に撮影はしていたんだけどね。4週目も、5週目もラッキーな週であることを願っています。今度会ったときに見せるね~。

安倍さん>意外にちゃんと撮れてて、関心しました。でも、本人はかなりアーテスティックな写真の方が好きみたい



海チンもついにお触りでびゅーとはっ☆
いつか必ず!我が子も連れて行きたいデス♪
子連れ参加可能な企画どうぞお願いします^^;えへへ♪

海ちゃん、やったね!!!

もう、日記を読みながら、会社のmyデスクであることを忘れて、
涙流しちゃった~(^_^;)ちょー、感度しました。

毎週毎週、どんどんたくましくなる海ちゃん。
子供ってすごいですね。

息子は、図書館で越智さん御夫婦で出されているイルカの本を見つけ、
いっつも読んで読んでと持ってきます。
それで、「あ”あ”か~、あ”あ”か~・・・」と一生懸命指指して言っています。

本当にいつか子連れバハマ企画立ててくださーーーい(^_-)-☆

残りの週も、素敵な出会いがありますように~
体調におきをつけて・・・♪

ゅ*^^*ゅちゃん>是非いつか、海友をグループリーダーにして、親子企画開催したいね~。

まゆりん>どうもありがとう。本当に、本当に、皆さんのおかげでとても貴重な経験をさせてもらっています。大人にとっては他愛もないことかもしれないけど、それを達成できたときの子供の目の輝きは、これからも大切にしてあげたいなと思います。自分の子供だけでなくてね。まあ、それは大人にも言えることだと思うけどね(笑)。いつか、企画を実現しようね。

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