INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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フロリダ マナティスイム

2006年フロリダ・マナティースイム2nd week 羊水の中で眠るマナティー

2006.01.30 / Author.


この日は朝から雨。皆行かないかもと思って連絡したら、昨日の午後の事もあるからか、行く気満々。7時に出発してスリーシスターズに向うとすでに2~3隻のボートが。サンクチャリーには、40頭くらいのマナティーが眠っていた。

これは皆もう外に出ちゃったかな~と思いながら中に入ると、中にはまだ20頭以上のマナティーが眠っていた。皆撮影に没頭。しかし、徐々に他のお客さんも増えてきたので、マナティーだけで撮影するのはなかなか難しかった。

僕は巨大なカメを見つけて撮影。最初はワニガメかと思ったが、図鑑で調べるとワニガメは生息域がもう少し北の方で、スナッパーという別のカメ(同種)だった。僕が「ワニガメみたいのいましたよ」と言うと毛塚さんは、「マジっすか~、み、見たい~」と言って、そのカメ探しに躍起になっていた。でも結局見つからなかったけど。僕はしっかりビデオ撮影しておいた。入れ替わり立ち替わり僕らが引きあげる頃には、泉の中にはマナティーは1頭もいなくなっていた。
午後は一度キングススプリングスにターポン狙いで向う。風が強くてボート上にいるのは寒かったけど、入ったのは毛塚さんとグレッグだけ。ターポンはいたけど、透明度が悪く撮影は難しかったようだ。マナティーも1頭しかいなかったらしい。入ってないからわからないけど。
で、またスリーシスターズへ。ボートは一隻も無く、サンクチャリーにいるマナティーの数は午前中とあまり変わりない。中に入ると、誰もいない透き通った泉の中にマナティーが、、、10、20、30、40、50、、、70?僕らが撮影している間にもどんどんとサンクチャリーから泉にマナティーが入ってきた。暗かったので、僕はほとんどビデオ撮影を行っていた。

まるで母親の羊水につかって安心して眠るかのように、沢山のマナティーが透明度の良い水の中でふわふわと浮遊している姿が遠くまで見渡せるのは、なんだか不思議な感じだった。サンクチャリーの中でなく、これが、大昔からの、本来のマナティーたちの生息環境なのかと思うと、ちょっと感動した。でも、実際にはこんな透明度の良い場所はそんなに無いとは思うけど。そう考えると、やはりスリーシスターズは、特別な場所だ。写真はスリーシスターズでマナティー撮影する毛塚さん。ストロボは魚の撮影用につけている。(注)マナティーをストロボで撮影すると、不気味になるので、やめたほうが良い

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