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イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 海友へ、卒業おめでとう
長男の海友が小学校卒業して、今年から中学生になる。小学校卒業という節目に、過去一緒に過ごした思い出を振り返り、これから先どんな生き方してくれるのかな、と思いを巡らせたりもするのだけど、正直なところあまり過度な期待はしていない。どっちらかといえば、自分が本当に好きでやりたいことをやって生きていってくれれば、いいんじゃないかなと思っている。人に対しての思いやりはある方だとは思う。でも、かなりのんびりした性格だから、一般社会の荒波についていく器用さは持ち合わせてはいないかもしれない。
お腹の中にいるときから、撮影旅行に連れていき、バハマのイルカたちとは、母親のお腹の中にいるときから一緒。自宅で水中出産。赤ちゃんのときにも、フロリダのマナティ、バハマのイルカたち、パラオやヤップ、タイ、マーシャルなどあちこちの海を見て、沢山の生き物と触れ合って、多くの人たちに優しくしてもらった。でも、そうしたからって、自分が理想とし、期待しているような成長をしてくれているかって言ったら、正直なところ「う〜〜ん」と思うところも多々ある。ちょっとぽっちゃりしちゃって、ベイマックスって言われることもあるし(笑)。
勉強の要領も良いとはいえないし、スポーツがメチャクチャできるわけでもないし・・・。
それでも、今日この日まで元気に生きてきてくれて、はにかんだり、ときにはちょっとイタズラな、そして優しい笑顔を僕らに見せてくれると、もう、それだけで十分だなと思う。
でも、この日、調子に乗った海友の、母子食事会での、妻に対する言動を聞いて、つい頬をひっぱたいてしまった。目を潤ませながら僕の顔を見上げる海友の顔を見ていると、胸が締め付けられる思いがした。でも、海友は僕がなぜ厳しくしかったかを、ちゃんと理解してくれただろうか。
そう思いながらスリランカに向かう。成田までのリムジンバスの中で母親のIphoneを使って「カイトだよ。昨日はゴメンなさい。パパお仕事頑張ってね」というLINEのメッセージとスタンプが送られてきた。もしかしたら、母親に言われて書いたのかもしれないけど、正直、本当に嬉しかった。
どうか人に対しての思いやりの気持ちをけっして忘れないで、そして自由に生きていってください。12年間生きてきてくれて、いつも優しい笑顔を見せてくれて、本当にどうもありがとう。卒業おめでとう。
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