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今日は、いつも取材でお世話になっている、ediveの平川恭ちゃんファミリーと、お出かけ中。雨なので室内で遊べる場所へ。恭ちゃんとこのちいさな子供たちの面倒を一番みてあげてるのは、やっぱり、妻と、長男の海友。
その間、奥さんの和江ちゃんは、一人で食材などのお買い物。こういう時間が、子育てママには、貴重らしい。取材の疲労が未回復の僕は、座って荷物番。目の前には、妻が小さい子供たちに買ってきた、たまごぼーろが...。モグモグ、モグモグモグモグ、モグモグ...、モグモグ...!あ、やべ!全部食べちゃった!....、アー、きっと海友に、パパ、ダメだよ〜って叱られるんだ。
ediveは、タイ、シミラン諸島へのファミリークルーズを企画しています。
台風一過のこの日、海友も颯友も、遠足だった。もうすぐハロウィン、二人とも、すでにカボチャでおばけを作ってたんだけど、手伝ってくれたのは、ジェームス。いつもありがとね。
颯友が、「ねえ、ママ〜、パパ今度はどれくらいいれるの?」と訪ねてる。妻が、「今度はね〜、結構長くいれるんだよ」と答える。
颯友「え?やった!颯友の誕生日までいれる?」
妻「いれるよ、だからハロウィンもいれるんだよ」
颯友「わかってるよ〜、誕生日よりハロウィンの方が先だもん」
海友と颯友は今一緒にお風呂に入ってる。風呂場から、オペラ歌手のような颯友の歌が聞こえてくる・・・。
ediveでのファミリークルーズを下船して、宿泊したのは、カオラック・ラグーナ・リゾート(Khaolak Laguna Resort)。このリゾートは、2004年の津波から3年で、カオラックエリアで一番最初に復興して、ゲスト受け入れを再開したリゾート。そのことは、周囲の人たちに再びリゾート地としてこの地で頑張って行こうという勇気を与えた。
今現在、このカオラックエリアで唯一日本人ゲストリレーションがいるリゾートでもあり、英語やタイ語が不安な日本人でも安心して宿泊することができる。セールス、マネージャーもとても日本に好意的な人。オムレツ担当のタイ人のおじさんが、とてもフレンドリー。片言の日本語で大きな声で「おはよ〜!」とか「こんにちは〜!」と挨拶してくれるから、最初はちょっとびっくりするけど、その明るさがだんだん嬉しくなってくる。
<子どもたちにも優しくしてくれた、日本人ゲストリレーションの氣賀澤真子(きがさわまいこ)さん(右から2人目)>
ここも、ヨーロッパからのゲストが多く、ハイシーズンには、北欧3国、ローシーズンはドイツからの観光客がメインだそうだ。ローシーズン(雨期)は、ゲストも少なくて、のんびり過ごしたい人には狙い目。雨期と言っても、日本の夏休みの時期などはそれほど雨も降らないらしい。
妻は「今回の取材期間中泊まった中でもリゾート全体の雰囲気は一番好き。ヴィラタイプの部屋の場合、エキストラベッドが2つまで用意してもらえる(有料)。ベッドの大きさもダブルベッドくらいあるので、快適だし、子どもたちと同じ部屋にいられるから安心」とのこと。
プールサイドは、ビーチに面したところにあるだけで、今回泊まったリゾートの中では一番こじんまりしているが、マッサージ、レストラン、スパ、ジムなど全てがこの周囲にあって、便利。
小さな子ども向けの円形のプールを挟むように、大きめのプールが2つあり、ジャグジーコーナーもある。
子どもたちは、「プールの中で座って食事できるから良かった。あと、サッカーゲームやビリヤード、他の国の友だちと遊べたから楽しかった」とのこと。
レセプションの近くには、サッカーゲームと、ビリヤードがあって、フリーで遊べるので、子どもたちには人気。外にあるプレイグランドは、手作り感のある、ブランコやシーソー、ジャングルジムなどがあるが、日中は暑いので遊具が熱くて遊べないので、朝方か夕方以降に利用した方が良い。
今回泊まったリゾートの中で、部屋でフリーWIFIが利用できたのは、ここだけ。
部屋のカテゴリーは3種類。総部屋数は154。ヴィラタイプのオリエンタルヴィラは34部屋。今回はこの部屋に宿泊。エキストラベッドを2つ置ける十分なスペースがあるので、4人家族全員で一部屋に滞在できた。
10室ある、シミランパールは、オーシャンビューのヴィラ。造りはオリエンタルヴィラと同じだけど、調度品が少し違う。
そしてビルディングタイプのサイアムシャレーが110部屋。こちらの部屋の広さも十分。
徒歩圏内に、Phu KhaoLakRestaurantという高級タイレストランがある。値段はちょっと高いけど、お洒落で美味しい。
カオラックから車で2時間のカオソックという観光地撮影から戻ってきて、いよいよ、今日からediveのスミランファミリークルーズに乗船します。何故ファミリークルーズかというと、3ファミリー、子どもは系7人が乗船するクルーズだからです。
このクルーズで、長男の海友と、同じ年の海ちゃんが海洋実習して、Cカードを取得する予定です。
それに先立ち、ediveのショップ内で、学科講習、そして、隣の欧米人ダイビングショップにある、講習用プールでプール講習を行ないました。
学科はともかく?プール講習の方は、二人ともかなり楽しんで進めることができたようです。
ということで、クルーズ行ってきます〜。
カオラックで、僕たちが忘れられない事、忘れてならない事。それは、2004年12月26日に、この地を襲った津波。カオラックではで4000人以上の犠牲者を出し、当時建設ラッシュが続いていた多くのリゾートホテルを津波が飲み込んだ。水中カメラマンとして、頻繁にタイロケに訪れていた自分にとっては、東北に被害をもたらした津波以上に、とても身近に感じた出来事だった。
自分も理事をつとめる三陸ボタンティアダイバーズの代表理事、佐藤寛志さん(くまちゃん)は、タオとカオラックにあるダイビングサービス、BIG BLUEのスタッフとして、この津波のときにも、ボランティア活動に尽力していた。
今回泊まっているリゾートも、当時甚大な被害を受けて、一時期は壊滅状態になった。2003年、長男の海友が生後5ヶ月のときに取材でタイを訪れたときにお世話になったリゾートのスタッフも、津波に飲み込まれてしまったと、津波から3ヶ月後の復興ボランティアクルーズに乗船するために、カオラックを訪れたときにediveの平川恭さん(恭ちゃん)に聞かされた。
恭ちゃんに案内されて、破壊されたカオラックの町を撮影してまわった。初めて岩手を訪れたときの惨状を目の当たりにした時と同じように、身体が震え、言葉に詰まった。その感情を押し殺すかのように、必死になってシャッターを切っていた記憶がある。
報道カメラマンを辞めたから、もう悲惨な状態を無理して撮影しなくてもいいのに。そんな事を思いながらも、シャッターを押すこと以外に自分にできることがなかった。
特に家族で滞在したリゾートの惨状は、家族との楽しい思い出の中に出て来た、小さな海友に優しく親切にしてくれたスタッフたちの笑顔が蘇ってきて、胸が苦しくなった。
あれから、9年。津波後も何度か取材で訪れたカオラックの復興の早さは、目を見張るものがあった。まだまだ更地のままの所もあるのだけど、リゾート開発は急激に進み、多くのリゾートが復興し、レストランやおみやげ屋さんが軒を並べる。今では欧米諸国に人気の一大リゾートとしての地位を確率している。
そんな中、昨日はediveの高見沢昇治さん(昇治くん)に案内してもらって、家族で撮影に訪れたのは、津波で海から2kmも内陸に流されて来た、タイの国境警備船。今現在、津波のメモリアルパークとして、奇麗に整地され、新たなモニュメントの建築が進んでいる。
船に近づくと、妻は被っていた帽子を脱ぎ、一礼をした。子どもたちの反応は、と様子を伺う。うだるような暑さで、早くリゾートに戻ってプールで泳ぎたい二人。長男の海友は、生後5ヶ月の時にここに来て、リゾートのスタッフにお世話になった事、その人たちが津波の被害で亡くなった事を伝えていた。
何も聞かなかったし、何を考えているのかわからなかったけど、モニュメントとなった船によじ上り、嬉しそうに記念撮影をする大人を見て、「あれ、登っていいの?ダメだよね」と不満そうに、ぼそっと口にした言葉からは、津波の犠牲になった人への思いを何かしら感じていたのだろうなと思った。
今もリゾートのあちこちには、津波が発生したときの避難経路を指示する看板が見られる。
東北の復興は、まだまだこれから。今でも仮設住宅住まいの被災者の人も多い。ダイビング業界でも、くまちゃんをはじめ、いまだに、現地でのボランティア活動に尽力している人が沢山いる。なかなか現地に足を運ぶことができてはいなけど、どんな形でもいいから、この復興に携わって行こうという気持ちは、持ち続けていたいと思う。
今回、ediveのお世話になりながら、カオラックにある4カ所のリゾートを回る予定。日本人に人気のプーケットと違い、カオラックのリゾートはどちらかと言うと、その80%〜90%が、ヨーロッパ、特にドイツ、オーストリアや北欧と呼ばれるスカンジナビア3国、ノルウェー、フィンランド、スェーデン等からの観光客。
日本の旅行会社も、取り扱っているところは少ないという。なので、ダイバーの中には、直接ediveの方に宿泊先のリゾートの手配を頼んで来る場合もあるそうだ。
スミラン諸島やリチェリューロックへのダイビングクルーズの玄関口として、日本人ダイバーには多少馴染みのある"カオラック"というリゾート名も、ノンダイバーの間にはほとんど浸透していない。
実際には、プーケット国際空港から、南へ下って、プーケット島へ行くのと、北上してカオラックに行くのでは、交通事情を考えると、両方とも約1時間と、それほど遠い場所ではない。繁華で、人の多いプーケットを選ぶか、遊ぶ場所は少ないけど、カオラックの、のんびりとしたリゾートライフを楽しみたいか、その選択の違いのような気がする。
もちろん、日本人が少ないから、日本人対応のゲストリレーションが無いリゾートも多いので、やはり旅慣れた人におすすめかもしれない。
まず最初にステイしたのは、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(Mukudara Beach Villa & Spa Resort) 。総面積22エーカー(89030.8413㎡)の敷地には、タイ建築を基調とした、ヴィラが建ち、明るい緑に覆われている。
そんなヴィラと緑に囲まれた敷地のセンターには、レセプションからも眺める事ができるメインプールがある。プールバーもあって、大人の姿が多くて、一見、静かに遊ばなければいけないのかなと、緊張してしまうけど、水球で遊べるプールもあって、子どもたちがはしゃいでも、度が過ぎなければ大丈夫な感じ。
ビーチサイドにも、小さめのプールがあり、作りかけの立体パズルのうように、浅い場所やちょっと深い場所、さらに深い場所と色々と別れているので、親や大きな兄弟が一緒にいれば、小さな赤ちゃんでも水遊びが楽しめるようになっている。
目の前にマッサージする場所や、レストラン、バーがあるので、他の大人の目も多く、小さな子はこっちで遊ばせる方が良さそうだ。ちなみに、マッサージは、午後6時までと終わるのが早く、この場所でしかやってくれない。リゾートにしては350バーツと安い。
夜、マッサージしたい人は、リゾートの正面入り口を出るとすぐのところに、1時間250バーツでタイマッサージをしてくれるところもある。目の前には、ミニマートとか、美味しいレストランが多くあり、立地的にも悪くない。カオラック唯一の日本食レストラン「ENZO」も徒歩圏内。
メインプールは、木々に覆われた敷地内の中央にあって、ジャングルに覆われた池で遊んでる印象があるのだけど、長男の海友曰く、「木に囲まれてるから虫が多い。だから、海側のプールがいい」とのこと。虫をまったく気にしない二男、颯友は、「どっちのプールも楽しかったけど、メインプールでボールで遊べるのが良かった」とのこと。
レストランは海に面したTouch Beach Restaurantだけなので、「毎回海を見ながら食事ができて良かった」と息子たち。
妻の感想は、「リゾートの敷地内が落ち着いた感じで、ちょっと英語の通じないスタッフも多かったけど、皆、親切。所々にある、可愛い石像を見ながら、リゾート内を散策するのもいいかな。でも、木が多いから虫除けは必須」。
仕事を持ち込んでる自分としては、部屋でもフリーWIFIが使えることって結構ポイント。ムクダラでは、フロントエリアでは、フリーでWIFI使えたけど、部屋では1日150バーツ。
部屋のカテゴリーは、6つあって、その内4つを撮影させてもらった。今回僕らが宿泊したスタンダードルームは74部屋。2部屋を使用して、コネクティングルームを希望していたのだけど、今回はコネクティングルームが満席だったので、ただの隣部屋だった。できればファミリーで2部屋利用の場合はコネクティングルームをリクエストした方が良い。
ガーデンヴィラが51部屋、
ジャグジーヴィラが13部屋。この2カテゴリーはサイズや作りはほとんど一緒。
ハネムーンプールヴィラ6部屋には、プールがあって、塀で囲まれているので、プライバシーが保たれる。
ちなみに、ediveの東さんがムクダラで結婚式を挙げて、泊まったのが、このハネムーンプールヴィラ。ここで結婚式を挙げたカップルは、リゾート内に植樹ができて、記念のプレートの書かれた柵で守られている。もちろん、東さんと奥さんのアキコさんの植樹も、ご覧の通り。
そしてプレジデンシャルスィート2部屋の総部屋数計148部屋。
ディナーのときに、ダンスなどのイベントのある日もあって、1日レストランでの食事を予約したのだけど、始まる前に子どもたちが眠くなって、見れずに部屋に引き上げた。
ファミリー的には、もう少し早い時間にスタートしてもらえるといいのかなと思ったけど、チェックを済ませて、帰るときに、ランタンを飛ばさせてくれるサービスは、子どもたちも気に入ったようだ。
ediveの東さん、恭ちゃんの子どもたちが、お母さんたちと一緒に遊びに来たときには、海側のプールで遊んでいた。段差があって浅い場所も多いので、小さい子でも安心。
感心したのは、海友がずっとそんな小さな子どもたちを浮き輪に乗せて、遊ばせてあげていたことだ。東さんのところの雄太君は、それまで水を怖がっていたのに、海友がこうして遊ばせてあげたからか、まったく泣きもしないで、「あっち行って、今度はあっちいって」と海友にリクエストしていた。その様子を見て、パパ、ママも感心していた。少し大きな子が何かしてあげると、小さな子って案外今まで恐くてできなかった事ができちゃったりするんですよね。
そういうの見てると、やっぱり年齢の違う子どもたちで、色々遊ぶのはとても必要な事のように思えます。
最初は感心の無かったように見えた颯友も、いつの間にか、兄に習って、小さい子どもたちの浮き輪を引っぱってあげていたし。親や大人はそんな様子を側で見守ってればいい。何かトラブルが発生したときだけ、助け舟を出せばいい。そんな環境が沢山あるといいなと思います。
カオラックのハイシーズン(11月末頃から4月末ころまで)には高い宿泊料金。雨期となるローシーズンには半額になるそうだ。でも、雨期だからと敬遠しがちだけど、「意外と7月から8月は、雨も少なくて、料金も安いからおすすめ」とのこと。この時期に休みが取れる、通の日本人ゲストも宿泊にやってくることもあるとか。
ということで、慣れないリゾート情報を書いてみました。
次に宿泊したのは、ウォータースライダーのある、シービューリゾート。
スミラン諸島は、タイでももっともダイバーに人気のあるダイビングエリア。南北に連なる島々の東側には、白い砂地と、ハードコーラルやカラフルなソフロトコーラルの根が点在する癒しのポイント。西側には、岩がちの豪快な地形が連なる。
メインの島となるスミラン島他、9個の島々からなり、それぞれに名前がついているのだけど、ダイバーの間では、その島を南から北へ、No1~No9と呼ぶ。
この日最初に向かったのは、No4。透明度の高い事は、船上から見ても一目瞭然。船がポイントに接近すると、ダイバーたちが、エントリーの準備を始め、それぞれのガイドに付いて、OKのサインとともに、透き通る海に次々とエントリーしていく。
全てのダイバーのエントリーが終了すると、スノーケルのゲストをディンギーで島のビーチまで送ってくれて、スノーケル開始。
と行きたいところだけど、3時間海を目の前にしながら、泳ぐことができなかった息子たちは、スノーケルギアを付ける前から、「きゃ〜〜〜!」と歓声を上げて海に飛び込み、暴れ回る。お気に入りのサンゴを自慢気に持ってきて、嬉しそうに差し出すので、撮影してやって、「さあ、スノーケルの準備して〜」と言うのも聞かず、また「きゃ〜!」とか言って、そのまま海に飛び込んで行く。
「おい!スノーケルシーンの撮影したいんだから、ちゃんと準備しろよ!」
と言ったところで、
「は〜い」と生返事したまま、さらに歓声を上げて浅瀬で取っ組み合いして暴れ回り続ける。
遊べるのは、ダイバーがエキジットしてくるまでの小一時間。「はやくしろ!」と何度か言って、やっと準備始めるのだけど、そこにきて、「あ、マスク船に忘れた〜」だの、「マスクが顔に合わなくて水が入って来る〜」だの、お前らオレの仕事なめてんのか!と怒鳴りたくなるような事ばかり。撮影の仕事が無ければ、本来は「どーとでも好きにしてろっ」て思えるんだけど、「今回は仕事なんだからな」と何度念押ししても、自然の楽しさにはかなわない。まあ、プロの子役じゃないから、当然か。
どうにかこうにか、撮影の準備ができて、本当は3人一緒のところを撮影したいのだけど、今度は、水中で好き勝手に移動を始める。収集がつかない。
ediveの昇治君に二男の颯友を託し、僕は、海友をともなって、少し深い場所で、まずは素潜りの練習シーンやコンデジで魚なんか撮影してるシーンを撮影。
そこへ昇治君の背中に乗った颯友がやってくると、それを見つけた海友が、「おれも〜」とばかりに、のしかかってく。二人で昇治君の背中の奪い合いを始め、その重みに耐えられなくなった昇治君が僕の目の前で徐々に沈んで行く。
「溺れるかと思いましたよ」と事後、笑いながら呆れる昇治君。
本当〜にすみません。でも、これが「父親」って奴の現実なんだよ。
とにかく、「仲良く浅瀬でスノーケル」のシーンを撮影できた頃には、ダイバーたちが、母船に戻り始めていて、ディンギーが他のスノーケルのゲストをピックアップして、島に僕らを迎えに来た。
「撮影」で苦労したからかもしれないけど、もう少し時間が欲しいところかな。船に戻ると真水のシャワーを浴びます。使い過ぎに注意。
No4からNo7に移動。浅瀬に船をモーリングして、そこで、ランチタイム。朝食を抜いたので、ランチは沢山食べました。この頃には、日差しの強さに、二人とも、全身真っ赤。日焼け止めを塗っても、塗っても、この時期のタイの日差しは強烈なので、日焼け対策はしっかり取っておかないといけません。
ランチを終えると、2本目にダイバーがエントリーする前から海に入る。しかし、流れが強くて、ロープにしがみついているしかない。おかげで透明度は高かったけど。
他のダイバーたちが、エントリーした後、僕らも、ドリフトしながらスノーケルを楽しんだ。海友は、母親に手伝ってもらって、ここでもスノーケルの練習。今までゴーグル、素足でしかほとんど海で遊んだことがなかったから、スノーケルをつけて潜ると、「海水が入ってくる」とちょっと違和感を感じていたけど、すぐに慣れてました。それにしても、お母さんやお父さんがダイバーだと、スノーケルとかも教えてあげれるから、子どもの楽しみも増えます。
流れの強いところから、島影に回り込んで、そこでディンギーがピックアップしてくれるのを待って、船に戻ります。
船に戻るとすぐに、カオラックへ向けて移動を開始。帰るの移動途中でフルーツが出されます。そして、コーラは飲み放題。
帰りの移動では、疲れて爆睡(自分も爆睡していたので、写真撮るの忘れた)。夕暮れ時(6時くらい)にタプラム湾に戻って、解散。
帰り際、船を操船してくれたキャプテンにタイ語で「ありがとうごさいました」と握手してご挨拶。「こっぷるんかる」・・・・ちょっと違うけど、まあ気持ちは通じているでしょう。
行きと同じソンテウに乗ってホテルへ送迎。行きも一緒だった、スイス人カップルと、ダイビングの話で盛り上がる。
そして、この日は、これで疲れて終わりかな〜と思っていたのに、ホテルに戻るなり「プール行く!」と言って、日が暮れるまでプールで遊び続ける二人。本当に水が大好きです。さすがに疲れて付き合いきれませんでした。
次回は、宿泊したリゾートホテルのお話。
二男の颯友が幼稚園を卒園した今年の春休みの期間中、卒園のお祝いも兼ねて、どこか南の暖かい国のビーチリゾートで家族でのんびりしたいと思っていた。
候補地を探している頃に、オーシャナの取材の件で、タイのカオラックにあるediveの平川恭さん(普段は「恭ちゃん」と呼んでいるので、個人的に「さん」付けするのに違和感があるので、以下「恭ちゃん」とさせてもらう)とfacebookでメッセージのやり取りをしていた。
この企画は「どうせ春休み期間の取材なら、家族で来ちゃえば?」という、あまり物事を深く考えずに、その場のフィーリングで発言をしてしまう(ネガティブに書いているようだけど、僕は彼のそういうところが気に入っていて、長年仲良くさせてもらっているので、誤解の無いように)恭ちゃんの一言から始まった。
「え?本当に連れて行っていいの?結構大変だよ、奴ら」
「いいんじゃないっすか〜」
「でも、取材内容はどうするの?」
「そうっすね〜、じゃあ、ファミリー企画ってことで」
「どんな?」
普段は、クルーズ主体の取材を行なっているedive。ここ最近は、タイ国内での取材ではなくて、インドのアンダマン諸島、隣国のミャンマーへのチャータークルーズを取材した。それ以外にも、インドネシアのコモド諸島やラジャアンパット、デラワン・サンガラキクルーズなどを積極的に企画している。
まだダイビングのCカードも持っていない子どもたちを一緒に乗船させて、どんな取材をすればいいのか。
「じゃあさ、クルーズで海友(小学生の長男)にCカード取らせちゃいましょうよ。まあ、本人のやる気次第だけど」
「え〜、どうかな、本人に聞いてみるよ」と言って、海友に「ダイビングのライセンス取りたい?」と訪ねたところ、即答で「取りたい!」と返事が返ってきた。
「取りたいって」
「じゃあ、決まりっすね。後は〜、そうだな〜デイトリップでスノーケル、リゾートステイ、カオソックで川下りやエレファントライドとかかな〜。まあ、適当でいいっすよ」
・・・ダイビングの「ダ」の字も出てこないんだけど、まあ、とにかくそんな感じでファミリー企画がスタート。
で、最初に取材したのは、デイトリップで行く、スミラン諸島でのスノーケル。
カオラックから出ているスミラン諸島へのデイトリップには、大きく分けて、2通りの方法がある。
一つは、スピードボートに乗って行くパターン。そしてもう一つが、デイトリップ用の大型のダイビングボートに便乗して行くパターン。どちらもいつくかのダイビングショップが乗り合いになる。
大きな違いは、スピードボートの場合、シミラン諸島まで約1時間弱で着くのに対して、大型のダイビングボートの場合は、2時間30分から3時間かかるということ。
ただし、スピードボートは早くに現地に着くけど、居住スペースが狭く、海が荒れると、結構跳ねて大変。大型ダイビングボートの場合は、のんびりゆったりで、天気が良ければ船首のスペースなどで居眠りしながら移動ができる。
個人的には、海風を感じながら、のんびりゆったりが好みだけど、果たして子どもたちが長時間の移動をどう感じるのか、多少気になりながらも、大型船でのスミランスノーケルツアーを選択。
まずは、ホテルのフロントに迎えに来てくれた、ソンテウ(ピックアップトラックの荷台を改良して、座席が設置してある、タイでは定番の)送迎車に乗って船の出るタプラム港へ。ソンテウの中で、一緒に乗船するゲストとの間で会話が生まれる。今回一緒だったのは、ドイツからのカップルと、スイスからのカップル。皆ビギナーダイバーなのだけど、「海の中は最高だよ!昨日はカメを見たよ!」とダイビングで経験した感動を嬉しそうに話してくれた。
スイス人の男性は、最近空手を始めて、日本の文化に興味があるので、いつか行ってみたいと話していた。色帯を持つ息子たち、特に二男の颯友は、白帯の男性に対して、ちょっと自慢気な表情を見せる。片や、兄、海友はちょっと恥ずかしそう。
港に停泊中のデイトリップの乗り合い船に乗船。ボート名はディスティニー号。今年できたばかりの新造船。ediveの高見沢昇治さん(以下、昇治君)がガイドとして乗船してくれた。今回は、一緒に乗船してくれたけど、繁忙期などで、ダイビングのゲストが多いときには、ediveのスタッフではなくて、船のスノーケルスタッフ(タイ人)が対応する場合もある。
後方のトップデッキは、すでに、ゲストで満杯なので、船首側に移動。移動時間3時間近くと聞いて、朝早かったので、早速眠る体勢に入る息子たち。
その頃、後方では早速朝食の用意が。今回はリゾートで食べてきたので、スキップ。
さすがに、途中で起き出して、船首で海を眺める。移動途中島も見えないので、もっぱらの感心事は、たまに飛び跳ねるトビウオ。
「あ!トビウオ!」と指をさし、「ねえ、トビウオって何メートル飛べるか知ってる?」と質問してくる颯友。「さあ?どれくらい飛べるんだろう?」と答えると、「100mだよ!100mも飛べるんだよ!だからさ、101mは絶対飛べると思うんだよね〜、どう思うパ〜パ〜?」と言うので、「そうだね。きっと飛べるね」と返事を返した。
後で、ウィキペディアで調べたら、確かに「滑空時は100mくらいは当たり前に飛ぶことができ、水面滑走時の速度は35km/h、空中滑空時の速度は50~70km/h、高さ3~5mに達する(大型のものであれば600m程度滑空するものがある)」と記載されていた。ちゃんと調べてるのね。
移動途中でダイビングのゲストにブリーフィング。魚の写真の沢山載っているブリーフィング用のファイルに興味を示し、やたらとガイドに質問をする颯友。「これ知ってる!これはリーフィーシードラゴンだよね〜?」。「それはニシキフウライウオ。リーフィーはオーストラリアにしかいなんだよ」と優しく答えてくれる、ガイドのランちゃん。ブリーフィングが進まず、申し訳ありませんでした。
太陽の下で、さんざん質問しまくった挙げ句、あまりに質問し過ぎて、喉が乾き、日陰でコーラを飲んでいた兄海友に「オレにもコーラ〜!」と懇願する颯友。「ただなんだから、自分で取って来いよ」と言いながらも、しょうがなく分け与える。船上では、水とコーラは飲み放題。
そして、いよいよスミラン諸島が見えて来た。と書いたところで、あまりに長いので、スノーケルのお話は次回。(ちなみに、スピードボートの場合、ライフジャケットを必ず装着。この船でも、リクエストすれば、子ども用のライフジャケットを用意してくれる)