INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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南アフリカ サファリトリップ

南アフリカ 4月21日土

2007.04.26 / Author.


翌日は朝5時30分起床で、同じジラフキャンプヘ。朝のサファリの収穫はキリンの群れとシマウマ。どちらも子供を、かなり近くで撮影できた。他にも様々な動物などを観察。そして、昼間ペズールに戻って休憩。ランチを食べているときに、リゾートの目の前に、ウォータホグ(ブンバ)の親子が姿を見せて、走り去って行った。

何故かリゾートには、バリバリに迷彩を着た男女がくつろいでいた。聞くと、スペインからハンティングサファリをしにきたメンバーだという。ハンティングをペズールの敷地内で行うのだとか。狙いは、ヌーらしい。捕らえた動物をどうするのかと聞いたら、首だけ剥製にして、皮をはいで持って帰るらしいとのこと。ということで、休憩している間、僕らはツリーハウスの近くから離れてうろうろしないようにと注意を受けて、休憩することに。
うろうろするなと言われなくても、僕は部屋に戻るとすぐに眠ってしまった。しかし、銃声らしきものは、一度も聞こえなかった。後で聞いたのだが、彼らは銃ではなくて、ボウガンでハンティングをしていたらしい。どうりで聞こえないわけだ。で、結果を聞いたのだけど、1頭も捕獲できなかったらしい。しかも困ったことに、1頭のヌーをボウガンでしとめたらしいのだけど、その矢を身体につけたまま逃げられたらしい。大丈夫なのだろうか・・・・。明日、ウエスとグレッグが、その手負いのヌーを捜索すると言っていた。
午後からは、ビッグ5が見れる可能性のある、サンドリンガムプライベートネイチャーリザーブに向かい、ナイトサファリを行った。
車での移動距離が長く、行きはTシャツでも良かったのだが、帰り、日が暮れてからは、アルコールが入っていたせいもあったけど、かなり寒さを感じた。ホロも何も無く、風が直接あたるのもあるのだけど。
さて、このときメインで見れたのは、ゾウ。これもビッグ5の1つ。ずっとゾウの糞をたどって、車を移動させていて、1頭だけで行動しているオスのゾウを発見した。他にゾウは見当たらなかったが、トレイルの反対側には、バッファローがいるとアンドリューが教えてくれた。昨日のバッファローとサイもかなり近くにいたが、ゾウとバッファローも近くにいて行動することが良くあるのだそうだ。
茂みの中にいて全容を見ることができない。アンドリューはライフルを持ち、僕らに歩いて近づくように促した。皆車から降りて、しばらく歩き、像に接近する。ゾウが食事をするためか、体をこすり付けるためか、木が大きく揺れて、姿は見えなくても、どこにゾウがいるのかが確認できる。その木が揺れる場所が少しづつ移動する様子が、最近見た映画のキングコングがジャングルをかき分けて姿を見せるシーンを思い起こさせた。
横にライフルを持ったアンドリューがいるので、多少は安心していたのだけど。突然こちらに向かってきたらと考えると、やはり緊張する。
トレイルを挟んだ後方からは、バッファローの気配が感じられた。アンドリューは、微妙に危険を感じたのか、「このまま車に戻って、また車でここまで戻ってこよう」ということになった。僕らは少しだけ警戒しながら、静かに車まで戻る。しかし、皆が車に乗り込む直前に、アンドリューが立ち止まって、何かを始めた。
僕はそのときビデオを回していたのだが、なんだか銃をいじくっている。危険に備えて、再度銃をチェックしてるのかなと思って、近づいて撮影をしていたら、彼はポケットから弾丸を取り出して、銃にその弾丸を込め出した。(おいおい、さっき、玉入ってなかったのかよ~、もしかして~)。と声に出して言いたかったのだ、やめておいた。
明日、同じ場所で、ブッシュウォーキングサファリを行うのだけど、そのときはちゃんと玉つめておいてよね。と思った。
さて、車で同じ場所に戻ると、ゾウも、バッファローもまだ同じ場所にいた。しかも車からだと高いので、どちらもかなりはっきり姿が見えた。といっても撮影にはいたらないんだけど。バッファローは車の気配を感じて逃げ出したが、ゾウはまだ草を食べているようだった。しばらく停車して、アンドリューがまた車から降りて様子を見に行くと、突然慌てて車に戻ってきた。すると、木々の揺れがだんだんとこちらに接近してきて、当然茂みの中から、ゾウがはっきりと姿を現した。皆撮影に集中する。トレイルの後方では、バブーンという猿の仲間が大移動をしていた。前方では、キリンの親子がこちらの様子を伺いながら、トレイルを横切っていく。

ゾウは益々車に接近してきた。アンドリューは、「これ以上近づいたら、車をすぐに動かすから、そのときはしっかりつかまっていてくれ」と言ってきた。それもそのはず、皆少しでも目の前の茂みが邪魔にならないように、シートに立ち上がって、撮影をしていたからだ。こんなに真正面でしかも近くでゾウを見れたのも、今回が初めてだった。
しばらくして、ゾウは方向を変えて、また茂みの中に入っていってしまったので、別の動物を探しに行くことに。聖美ちゃんは「なんだか、2日間で十分だったのかも・・・」と言っていたが、「まだまだ、ビッグ5のうち、ライオンもヒョウも見てないし、もっと面白くなるよ」と一応伝えておいた。
結局暗くなるまで探すが、あまりその後は成果がなかった。暗くなってから、車を止めて、飲み物を飲んだ。僕は薬を飲んでいるのもあって、ミネラルウォーターしか持ってきていなかったが、グレッグと生田さんは、ジンとスパークリングワインを飲んでいて、グレッグが僕にもジンを勧めるので、飲んだのだが、半分も飲まないですぐに酔っ払い、後は生田さんに飲んでもらった。おまけに、やはり虫歯が痛み出して、帰路は寒さと痛みで、辛かった。空には満点の星空が広がっていた。
ペズールに戻ると、あと10分で食事と言われていたのだが、部屋に戻ってベッドに横になるとそのまま寝入ってしまって、また起こされた。食事の場所に行くと、モザンビークに行っていたウエスが戻ってきていた。挨拶をして食事。
相変わらす面白いオヤジだ。2年後にはリゾートが完成するというので、機会を見つけて潜りに来ようと考えている。
翌日は朝5時半起きで、サンドリンガムに行き、ウォーキングサファリを行う。手負いのバッファローがいるらしく、それを探しに行くらしい。手負いのバッファローほど危険なものは無いのだというのだけど・・・・。

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