INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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南アフリカ サファリトリップ

南アフリカ4月22日

2007.05.08 / Author.

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朝5時30分起床だったが、3時には目が覚めていた。まだ時差ぼけがあるようだ。ぼくの泊まっているツリーハウスは、部屋の外にトイレとバスがある。真っ暗な時間帯に一度外に出て、用をたすのは、ちょっとだけ気合を入れる必要がある。

 5時半、準備をして、お茶を飲むと、車に乗ってサンドリンガムネイチャーリザーブへと向かう。昨日の帰路の寒さもあり、僕はかなり防寒着を身に着け、ブランケットを出してもらって、対応していた。その格好はまるでエスキモーみたいだった。でもそれくらい寒いということだ。
 本当は、生田さんがマイクロライトに乗って、空から来て、ゾウやサイ、バッファローの群れを探す予定だったのだけど、朝になって急遽ウェスが予定を変更した。別の人を乗せて、手負いのバッファローが群れに残っているらしく、それを探して処理するというのだ。
 昨年僕が空から捜索したように、滑走路で集合することになっていた。行きしな、別のキャンプで、ライオンの群れを発見。アンドリューが言うには、今の時期、まだ湿気も多く、茂みも暑い。そのため、朝露が草に沢山つくのを嫌がって、多くの動物たちが、トレイルで休みたがるのだそうだ。そのため、このライオンたちも、トレイルに出てきていたらしい。ラッキーだった。これで、ビッグ5のうち、ヒョウを残す4種類はとりあえず見れたことになる。
 さて、滑走路尾で待ち合わせ。どうやら手負いのバッファローは見つからなかったようだ。何故処理しなければいけないかというと、手負いのバッファローほど危険なものは無いのだという。だから、ゲームウォークをする前にどうにかしておきたかったのだろう。
 まあ、見つからなかったのだからしょうがない。まずは、交代にマイクロライトに乗ることになった。 空からは、キリン、ヌー、ゾウ、バッファロー、カバ、インパラ、クドゥなどが見れたが、ライオンなどは見当たらなかった。それでも、久しぶりに見るマイクロライトからの景色は気持ちよかった。しかし、滑走路には、おそらくバッファローの群れが落とした糞が沢山あって、ちょっと気になるところだった。
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 ゾウやバッファローの群れを確認した場所にウェスの運転で向かう。アンドリューはボンネットにある椅子に乗っていた。それにしても、前も思ったけど、ウェスの運転は荒い。スピードも早くて、一度くらい乗るのはいいけど、毎回彼が運転するのでは、内臓への負担が大きくなるから、1回で十分だ。
 どうやら、昨日見たゾウのところへ向かっているらしい。途中、そのゾウがトレイル伝いに、木々を押し倒して行った跡が転々と続いていた。その木々は、まるでトレイルを意図的に、通行しづらいようにしているようでもあった。
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 適当な場所で車を下りて、ウェスとアンドリューがライフルをもって、僕らはその間に入って、ブッシュの中を歩き始めた。朝露で草が濡れていたので、ズボンはすぐに濡れてしまった。結局ゾウは見つからず、またトレイルに出た僕らは、ウェスの指示でそこに待機、彼だけが一人ブッシュへと入っていった。しばらくして戻ってきた彼が、「あまりに茂みが厚い場所にいるから、歩いて接近したら、向こうが向かってきたら、逃げ場がなくて危険なのでその場所まで車で移動する」ということに。
 皆またブッシュの中を車まで移動して、ゾウの場所へ。確かに、ゾウはブッシュの茂みの奥で食事をしていた。
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ここで、ウェスはマイクロライトに乗って、戻らなければいけなくなったので、また猛スピードで滑走路に戻る。戻ると、マイクロライトの右のタイヤがパンクいていた。ウェスは、「ちくしょう!なんてこった!」と連発しながら、そのパンクしたタイヤで離陸して戻っていった。あんなのでも大丈夫なんだな。
 僕らは、別のゾウの群れとバッファローの群れがいた方向へと向かう。やはりアンドリューの運転は静かなので、安心する。というか疲れない。途中、空から見えていたカバのいた池に来た。するとカバがひょっこり顔を出した。僕らはそれを撮影していたのだが、アンドリューが、10時までに戻って朝食を食べないと、食事担当のスタッフが家に戻れなくて、不機嫌になるからという理由でブッシュウォークは終了。なだかあまり成果がなかったのが残念だ。
 戻って朝食を食べ、午後何をするか相談したが、結局リゾート内でのんびりすることになった。敷地内を歩いている間に、ウォーターハグ、インパラ、シマウマなどが姿を見せた。
 空には、雨雲が広がっていて、雷も鳴っていたので、今日は休息にして良かった。部屋に戻ると、ハイティーを食べて、生田さんと一緒に2階のバーで軽くアルコールを飲んで会話をしていた。バハマの苦労話を色々したのだけど、生田さんはそれをかなり面白がっていて、「本にすればいい」と言っていたが、あまり気乗りはしていなかった。こういう話を他人にしたのも初めてのことだけど。グレッグも途中から加わり、僕がそういう話をしていると言ったら、彼にも本にしたほうがいいと言われたけど。
 話しこんだまま、ディナー。途中で南アフリカの空軍基地で働くという家族が合流した。上の男の子は4歳、下の女の子は7ヶ月。海友と颯友と一緒くらいの年齢だ。ちょっとうらやましかった。シャーメインには、「この子を見て、次は女の子ができるようにイメージトレーニングしなさい」と言われた。彼女は気さくに僕らにも話しかけてくれるので、気が楽だ。
 ハイティーのキッシュが美味しかったのと、その後の酒のつまみに、マカダミアナッツを食べ過ぎたために、ディナーはほとんど手が付けられなかった。この日は小雨が降っていたので、中で食事をした。

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