INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

岩手の空に舞った、246匹の手描きの鯉のぼり

2012.05.06 / Author.

ツバタハクルーズから戻ってきた5月4日夜、自宅までocean+αのメンバーに車で迎えに来てもらい、夜通し走って、朝5時頃、手描きの鯉のぼりを揚げる予定の岩手県大船渡市にある、サンアンドレス公園のけせんフェス会場に到着した。
本当なら、到着した時にはこの会場のシンボルの塔に246匹の鯉のぼりが舞っているシーンを目にする予定だったのだけど、前日までの悪天候から、3日に設置の予定が、5日の朝の設置に予定が大幅に変更されていた。
結果的に、設置に間に合った事にはなったけど、今日揚げれなければ、皆の思いを乗せたメッセージ入りの鯉のぼりを、被災地の人たちに見てもらう機会を失ってしまう。
風は強いものの、雨は降らず、雲の合間から、青空や、時折太陽が顔を覗かせる天気。
すでに鯉のぼりたちは、LoVE uPのメンバーと三陸ボランティアダイバーズのメンバーがロープに等間隔に結びつけていて、重しとなる砂袋も設置してあったので、鯉のぼりの設置は短時間で終わらせられる予定ではあったけど、強風で暴れ回る鯉のぼりたちに悪銭苦闘。
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この日、大船渡港には、日本一周を行なっているにっぽん丸も入港していた。
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無事設置も完成して、メンバーたちも飛び上がって大喜び
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地元の子供たちも、大喜び
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無地の鯉のぼりに絵を描いてくれる子供や、ミュージシャンたちも。・・・でも、描いている場所が違うような・・・。
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設置を行なったLoVE uP KOKOROKOINOBORIプロジェクトと三陸ボランティアダイバーズ、MORE PROJECT JAPAN、そしてocean+αのメンバーが集合して、鯉のぼりの塔の前で記念撮影。
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けせんフェスのイベントも始まり、ステージでは地元のミュージシャンが演奏を行なった。そのバックで鯉のぼりたちは元気に泳ぎ続けてくれました。
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近くで行なわれていた、おおふなと夢商店街のイベントでも、何点かの手描きの鯉のぼりが飾られていた。
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最後には、「メッセージの入った鯉のぼりが欲しい」という地元の方々に、記念に鯉のぼりをおわたしするシーンも。
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1年をかけて、集まった手描きのメッセージ入り鯉のぼりは、このような形で、被災地の人たちの元へ届けられました。
鯉のぼりの作成にご協力頂いた皆様、また鯉のぼり購入資金、設置資金などにご寄付を頂いた皆様、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
これからも、被災地の事を忘れず、復興に向けてできる事を続けていければと思います。
本当にありがとうございました。

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