INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

2023年トンガ🇹🇴ホエールスイムWeek2 1日に5組の親子、トータルで16組の親子と泳ぐ。最終日にはハイパーグランドスラム

2023.08.27 / Author.

タイトルの通り、Week2は合計16組の親子と泳ぎ、かつ個体識別の撮影もしたという2004年からのトンガでのホエールスイム中でも最高に親子の個体数が多い週だった。1週目と併せて11日間海に出て、親子と泳がなかった日はたった二日。その二日間もペアや撮影しやすいシングルのクジラと泳ぎ、水中でのクジラとの遭遇率は、2週間を終了した時点で100%を維持している。

今年は明らかにコロナ前よりもクジラの個体数が多い。それにしても、今週の親子とのスイム回数は半端ないというか、見つける必要もないくらいに沢山いる。なので個体識別リストを作成するのも面白い。Week2に関しては、Week1とWeek2のトータル19組中16組が親子だったので、別で作成している親子の個体識別リストと重複する部分も多い。

Week2 day1 total day6 親子が多い

天気は快晴で、海も穏やか。この日も3週間滞在のゲストと2人で乗り合いの船で海へ。

親子1組と親子とエスコート1組と泳ぐ。

個体識別番号No5  2023082101

識別名 オフェリア メス

個体識別番号No6  2023082102

識別名 ビッグベイビー     メス

Week2 Day2 5組の親子と泳ぎ、個体識別用の撮影も行う。個人的には、5組と泳いだのは最高記録

week2のメンバーが合流した初日、快晴で凪。

昨日は、親子2組と泳いだエリアに8隻のボートがいたが、全てのボートがそれぞれの親子と泳いでいたそうだ。見える範囲に8組の親子がいたことになる。他のエリアも入れたら20組近い親子が泳げていたらしい。

そして今日も、親子だらけ。今年は本当に親子だらけ。ということで、過去に1日で4組の親子と泳いだことはあったけど、何組と泳げるかにチャレンジ。5組の親子と泳ぎ、個体識別用の撮影も全てできて、個人的に新記録達成。

写真は1番目から5番目まで順番に泳いだ親子。

個体識別番号No7 2023082201

識別名  ヒネヒナ メス

子クジラが白いことからトンガ語の白いという意味の名前をつけた。

個体識別番号No8 2023082202

識別名  ロケット 性別不明

母クジラがロケットみたいな動きをしたから

個体識別番号No9 2023082203

識別名  トル  メス

あまり特徴がなかったので、トンガ語で3の意味

個体識別番号No10 2023082204

識別名  カジラレ オス

母クジラのテールがサメか何かにかじられた痕跡があったから。

個体識別番号No11 2023082205

識別名  エスコートハンター 性別不明

エスコートと母クジラの仲が良さそうだったから

Into the Blue トンガ🇹🇴ホエールスイム Week2 Day3  砂地のクジラと肝っ玉母さん

天気は良いけど、南東風が強く、昨日行けていたリーフエリアは波風が強いので早々にノースベイを目指す。多くの船が昨日沢山クジラの親子がいたリーフエリアに向かっていたが、今日はなかなか泳げないで苦戦していたようだ。

ノースベイには運良く、親子、親子とエスコート、シングルがいて、親子とエスコートにアプローチ。

透明度が高いので見ることはできるけど、微妙な距離を保って移動する。個体識別用の撮影をした後、さらに北で親子とエスコートと泳ぐ。綺麗な砂地の上を泳いでいて、撮影背景としては今シーズン1だった。

3組目はホワイトパッチまで戻ったところで発見した親子。最初はしばらくは止まらないかなーと思ったので、前にドロップしてもらい移動するところを撮影していた。この日まだ泳げていないボートとシェアすることに。何度目かで母クジラが急に海中に止まったので何度か交代でスイム。かなり良いアプローチができた。

帰り際に、もう一組の親子を発見し、個体識別用の撮影をして引き上げた。結局この日も4組の親子と遭遇し、合計15組の親子と泳いだ。特にWeek2に入って天気が回復したこともあるけど、合計11組とハイペースで親子と泳いでいる。

明日も親子か、それとも別も狙うか…贅沢な悩み。

個体識別番号No12  2023082301

識別名 ノースベイ 性別不明

個体識別番号No13   2023082302

識別名 ホワイトサンド  メス

個体識別番号No14 2023082303

識別名 ギリギリ  メス

個体識別番号No15 2023082304

識別名  ユラユラ 性別不明

Into the Blue トンガ🇹🇴ホエールスイムWeek2 Day4 クレイジーベイビー

出港してチャネルエリアに向かい、すぐにいくつものブローを発見。あまりにブローが多いのでしばらくどれに行こうかなかなか選択できない贅沢な悩みの中、ルアモコ島近くにブローがいくつか上がっているのでそちらに向かう。

おそらく昨年生まれて親離れしたばかりの若いクジラ2頭と泳いだあと、シンガーらしきクジラにアプローチ。歌は聞こえるけど姿は見えず。

その後ルアモコ近くで水面で止まってる親子と泳ぐ。

個体識別番号No16  2023082401

識別名 クレイジーベイビー オス

識別名通り、ヤンチャ通り越してやばいくらいに寄ってくる子クジラ。こっちが逃げてもどんどんな追いかけてくる。

最初のエントリーで近づくと、まだそんなに寄ってもいないのに、向こうから「あ、またきたーあそぼー!いっくぞー!オラオラ〜!」とばかりに母親から離れて真っ直ぐにこちらに泳いでくる。僕らは皆逃げ惑いながら撮影を行った。

その後フンガ島の外洋でもう一組の親子と泳ぐ。子クジラはまだ小さいのに、母クジラが寄り添うこと無く、かなり放任主義な感じだった。

個体識別番号No17 2023082402

識別名 フリー  性別不明

Week1から合計9日間、毎日参加者全員が水中でクジラと泳げてます。

Into the Blueトンガ🇹🇴ホエールスイム

Week2 Day5 total Day10

Week2ゲスト最終日の今日は、親子、親子とエスコート、ヒートラン、シンガーそしてペアを1日で水中で観察&撮影

1週間で全部見た場合がグランドスラム

全部撮影した場合がスーパーグランドスラム

そして1日で全部見て撮影した場合をハイパーグランドスラムと勝手に決めているのだけど、ハイパーグランドスラムは、過去に確か二回くらい経験してるので、今回で3回目。

また、Week2メンバーが4日間で今回見た親子の個体識別数は5、4、2、2で13個体。4日間で個体識別できた親子の数としては多分過去最高。

最終日に曇り、雨も降ってきたけど、全般的に快晴で風も弱く、広範囲に捜索できたのは大きい。それにしても、今年は今の所親子の個体数が半端なく多い

個体識別番号No18  2023082501

識別名 モーニング オス

個体識別番号No19  2023082502

識別名 スクラッチ オス

 

Into the Blue トンガ🇹🇴ホエールスイム

week2 Day6 total Day11

今日は3週間滞在のゲストと2人で乗り合いの船で海へ。

南東風が強く、南のリーフへは行けず、最北端まで足を伸ばす。ようやく見つけた親子は南東の荒れた海域へ向かい追跡困難と判断して引き返す。

空も曇天で時折雨も降ってきて、視界を奪う。

ホワイトパッチまで戻ってきたが、そっけないシングルクジラが数頭のみと昨日までとは違い捜索に苦戦を強いられる。

今年11日目にして初のボウズを覚悟したが、最後に止まってる若いオスクジラに遭遇。これが真上にゆっくりと浮上してくるので、潜って4回くらい撮影した。

一度浮上のときに、何かに興奮したのかペニスを出しているところも撮影。結果的に親子とは違う面白い撮影ができた。

 

撮影:大原信人さん

これで、初日から11日間連続水中でクジラの撮影に成功している。ホエールスイム&撮影成功率100%

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

2024年もお盆の時期からシルバーウィークまでの7週間、トンガでのホエールスイムを開催予定です。現在のスケジュールとしては

Week1 2024年8月10日(土)日本発〜18日(日)日本着

Week2 2024年8月17日(土)日本発〜25日(日)日本着

Week3 2024年8月24日(土)日本発〜9月1日(日)日本着

Week4 2024年8月31日(土)日本発〜9月8日(日)日本着

Week5 2024年9月7日(土)日本発〜9月15日(日)日本着

Week6 2024年9月14日(土)日本発〜9月22日(日)日本着

Week7 2024年9月21日(土)日本発〜9月29日(日)日本着

を予定しています。

ご興味のある方はお問い合わせください。

https://takaji-ochi.com/reservation/

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