IDNo.1. 2023081501
ID name HAJIME(ハジメ)male
2023年8月15日火曜日。2023年1番目に遭遇した親子。ババウへの到着が遅く、NORTH BAYで泳いでいる親子とエスコートを譲ってもらい泳ぐ。ゆっくりと移動、または停止を繰り返し、オスは歌を歌っていることもあった。ノースベイ南西側からWHITE PATCH方面まで泳いで離れた。2023年初めての親子なので「HAJIME」と識別名をつけた。
RIGHT SIDE OF 2023081501
LEFT SIDE OF 2023081501
ESCORT OF 2023081501
IDNo2. 2023081601
ID name WHITE WING (ホワイトウイング) male
8月16日(水曜日)、7時30分に出港してFAIHAVA PASSAGEからHUNGA島南部外洋側に出てすぐに親子のブローを発見。お母さんは頭を上、テールを下にして海中に止まっていることが多く、水面に浮上してきた子クジラに接近しすぎると、母クジラが浮上して、しばらく泳いでまた水中に停止する行動を繰り返した。子クジラは好奇心旺盛なようで、浮上してくると人の方に向かって泳いでくることも何度かあった。識別名は、親子共に胸びれの表裏が白いので、WHITE WINGにした。
IDNo3. 2023081801
ID name YANCHA(ヤンチャ)male
8月18日(金曜日)曇天ではあったけど、Week1で一番凪の日。南東風が強く、行けていなかった南のリーフエリアに初めてクジラを探しに向かった。あちこちでブローが上がり、1箇所に止まっていて30近くのブローを確認したりした。この日はゲストがヒートラン希望だったので、親子を見つけてもブローが多く上がってるのを見たり、ほかのボートからヒートランの情報がある度に、親子を放棄して、そちらに向かったため、なかなか親子と泳げていなかったが、FUA`AMOTU島北側で泳げている親子を譲っってもらった。
母親はテールを上、頭を下にして眠っていて時にそのままテールから同じ場所に浮上してくることが多かった。なので、テール側にいればテールの写真、頭側で待っていれば、正面からの親子の撮影ができた、子クジラは一頭で浮上すると人の周りをグルグルと泳ぎ回るとてもやんちゃなオス。あまりに人と遊ぶのに夢中になって母クジラから離れすぎるため、流石に母親が心配して凄い勢いで子クジラの元に浮上してきたり、一時フルブリーチングを含む、複数回のブリーチングを見せてくれた。また、ちょっとびっくりしたからなのか、糞をするシーンも目撃した。元気なオスだったので、YANCHAと命名。
テールかr浮上してきた2023081801の母クジラ
頭の部分で待っていれば正面顔の撮影も可能だった。
母クジラの脱糞の瞬間。
IDN04. 2023081901
ID name SLEEPY (スリーピー)female
8月19日(土曜日)、AVA PULEPULEKAI CHANNELのLUAMOCO島近くで水面にべた止まりする親子と泳ぐ。母親の体色はグレーがかっていて、白い部分も多くて明るいイメージ。もしかしたら何年か前に会っているかもしれない。正面から接近しても、微動だにしないし、小クジラも水面に浮いて眠っているようだった。さらに接近すると少し潜るのだが、それも2m程度なので、逆に撮影しやすくなったりした。たまに少し移動するのだけど、同じように止まるので、6回ほど入水して次の順番待ちのボートに譲った。目が覚めると子クジラは母クジラの頭の上で甘えるように泳いでいて、親子の愛情あるシーンを撮影するのは、2週間を終了した時点では、この親子がベストだった。私たちのボートの前にも2隻がこの親子とそれぞれ泳いでいたので、この親子は同じ場所に6時間以上止まっていたことになる。まったり寝ていたので、SLEEPYと命名。
IDNo5. 2023082101
ID name OPHELLIA(オフェリア)female
8月21日(月曜日)Week2初日。乗合のボートで海へ。HUNGA島の外洋側で、親子と泳ぐ。最初は母クジラの行動が2023081901と似ていて、テールから浮上してくることから、同じ個体ではという話になったが、性別を確認すると2023081901はオスだったが、2023082101はメスであったため、別個体と判明。それに子クジラのサイズもこちらの個体の方が小さかった。乗合のボートに乗っていた小学生の女の子の名前をつけた。
IDNo6. 2023082102
ID name. BIG BABY (ビッグベイビー) female
2023082102親子の目と鼻の先で他のボートが泳いでいた親子とエスコート。母クジラの側面はかなり白い部分が多い。あまり時間も無かったので、親子の両サイドを撮影して離れた。子クジラはかなり成長していて、7月頃には生まれていたのではと推測し、その大きさからBIG BABYと名付けた。2週間が終了した時点では遭遇した中で一番大きな子クジラだった。
IDNo7. 2023082201
ID name HINE HINA (ヒネヒナ)female
Week2のメンバーが合流した初日、南のリーフエリアに向かう。この日もあちこちでブローが上がっていた。FUNGASITO 島、FONUA`ONEONE島の北側エリアで、見える範囲で8隻のボートがいて、その全てが親子と泳いでいた。全ての海域で20組近くの止まっている親子がいたようだった。1組目が白い子クジラだったので、トンガ語で白いという意味のHINE HINAと命名。
IDNo.8. 2023082202
ID name. ROCKET (ロケット)gender unknown
2023082202と同じエリアで他のボートから譲ってもらう。母クジラは頭を上にして止まっていた。子クジラが浮上してくると同時に母クジラも浮上してくる。その勢いと近さから子クジラにはロケットと命名。性別は確認できず。
IDNo9. 2023082203
ID name TORU (トル)female
同じく、同じエリアで泳いだ3組目の親子。特に特徴も無いのでトンガ語で3番目の意味のトルと名付ける。
IDNo10. 2023082204
ID name KAJIRARE (カジラレ)male
テールを上にして海中に止まる母クジラとテールの周りを泳ぐ子クジラの行動は、2023081801(YANCHA)や2023082191(OPHELLIA)に似るし、母クジラの身体の黒い部分が多いのだけど、明らかに違うのが、左テールにサメにかじられた?ような痕跡があること。なので、この部分を確認すればすぐにこの個体と確認できる。かじられたような痕跡からKAJIRAREと命名。母クジラのお腹の模様も特徴的だった。
母クジラの左テール部分には、サメ?にかじられたような大きな傷跡がある。
IDNo11. 2023082205
ID name ESCORT HUNTER (エスコートハンター) gender unknown
同じ海域で最後に遭遇した親子とエスコート。子クジラは一度近くに浮上してきたが、性別は確認できなかった。母クジラとエスコートが仲睦まじかったので、この名前をつけた。一度しかエントリーしていないので、性別は確認できず。
子クジラの身体にはダルマザメに噛まれた痕跡があり、特徴的。
仲良くくっついて泳ぐ親子とエスコートはまるで本当の親子のようだった。
IDNo12. 2023082301
ID name NORTH BAY (ノースベイ)gender unknown
NORTH BAYにいた親子とエスコート。最初は 2023082102 (BIG BABY)ではないかとキャプテンのAKIが言っていたが、水中で撮影すると母クジラの模様が全く違っていた。特に特徴も無く、あまり近寄らせてくれなかったので、泳いだNORTH BAYと識別名にした。
IDNo13. 2023082302
ID name WHITE SAND(ホワイトサンド)female
NORTH BAYのもう一つ北にある小さな湾の砂地エリアで泳いだ親子とエスコート。母クジラの白い部分の模様と子クジラのダルマザメに噛まれた痕跡が特徴的。エスコートは、胸ビレの表裏が白い。
IDNo14. 2023082303
ID name GIRIGIRI (ギリギリ)female
NORTH BAYにいて、最初にアプローチしようとしていた親子。2023082301(NORTH BAY)を選択して、こちらを他のボートにアプローチさせたのだけど、結果、こちらの親子の方が良い泳ぎができた。泳いだのはWHAITE PATCHIで、最初はゆっくり泳いでいたので、前に回り込んでドロップしてもらい通過するところを撮影しtれいたが、母クジラも子クジラも私たちを避けることもなく、逆に近寄ってくるような動きをしていた。何回か入ると停止したので、近寄ってみると母クジラは水面に止まって、逃げることもなく、頭を上げてしばらく停止したりしていた。あまりに近いので、GIRIGIRIという識別名をつけた。
IDNo15. 2023082304
ID name YURAYURA. (ユラユラ)gender unknown
同じ日に遭遇した4組目の親子。あまり近づけず、追跡して泳ぐと、ゆらゆらを左右に身体を振りながら移動していた。性別は確認できず。
IDNo16. 2023082401
ID name CRAZY BABY (クレージーベイビー) male
8月24日(木)AVA FULEPULEKAI CHANNELのLUAMOCO島に北側で遭遇した親子。母クジラは水面に止まり、小クジラはめちゃくちゃ遊びたがりで、ヤンチャどころかもう人にぶつかりたくてしょうがないといった様子で一直線に突進してくる。逃げながら撮影するのに苦労した。さすがにゆったりしていた母クジラも息子があまりに人に向かっていくので、仕方なく移動しているような感じだった。止まる度にゆっくり警戒しながら寄って行っても、こちらの姿を確認すると「オラオラ〜!」という感じで嬉しそうに向かってくる。まるでペットの子犬が飼い主を見つけた時みたいな。。。でも、大きさが違いすぎる。あまりに凄いので、CRAZY BABYという識別名をつけた。
IDNo17. 2023082402
ID name FREE (フリー) gender unknown
HUNGA島外洋側で遭遇した親子。子クジラが小さい。最初はヒートランのようになっていたのが、1頭のエスコートになり、最終的にはそのエスコートも離れて親子のみになった。心配だったのは、小さいにもかかわらずほとんど母クジラの側にいなくて自由に泳いでいる。時にボートを母クジラと間違えてついてきて「あ、これママじゃない」という感じで戻って行ったり。全く母クジラが見当たらないのに、気にせずマイペースで泳いでいたり。母クジラも母クジラで、子クジラを迎にくる素振りも見せない。どんなに成長しても、ここまで放任な母クジラは初めてで、とにかく逸れてしまわないか心配になるくらいだった。その様子からFREEという識別名を付けた。
一応なんとなーく母クジラももとへ戻って行く。
子クジラと離れてシングルクジラのようにリーフを泳ぐ母クジラ。子クジラは私達の反対側にあるボートのさらに向こうを泳いでいた。
IDNo18. 2023082501
ID name MORNING (モーニング)male
8月25日(金曜日)Week2メンバー最終日。朝一でHUNGA島外洋側で止まっていた親子にアプローチ。最初は撮影できる距離までは行かず、しばらく観察できるくらいの距離で見守った。母クジラを安心させるために、時間をかけるのがトンガのスタイル。でも、説明してもなかなか理解してもらえない。「あんな野生のクジラを慣らすってどういうこと?」と多くの人が思うのだろうけど、トンガでは普通に行ってきたやり方だ。もちろん個体数が多いからできることだとは思うけど、時間をかけて慣らして、こちらへの警戒心が無くなってくれたときの感動は良い写真を撮影する以上に嬉しかったりする。
この親子は朝泳いで、他のボートに譲り、別の親子と泳いだ後、ヒートラン状態になっていたところでまた一緒に泳いだ。
IDNo19. 2023082502
ID name SCRATCH (スクラッチ)gender unknown
母親の胸ビレ後ろ部分の両サイドに、まるで落書きされたかのようなひっかき傷がるので、この名前をつけた。ヒートランになったり、エスコート1頭になったりを繰り返しながら、少しづつ移動をしていた。親子だけになれば止まりそうだったけど、エスコートがそれを許していない感じだった。HUNG島の外洋側の浅瀬エリアを行ったり来たりしていた。エスコートがバブルカーテンを出したり、大きく口を開けるシーンなども見られた。
IDNo.20 2023082801
ID name SPOTTED(スポッテッド)gender unknown
Week3 Day1 2023年8月28日、LUAMOCO島の北側で親子とエスコートを発見、HUNGA島に沿って北へ移動するのでしばらく様子を見てTONGASIKAの外洋側からエントリーしてWHITE PATCHの外洋まで移動する間に何度かエントリー。母クジラの身体には沢山の白い斑点があり、SPOTTEDと命名。外洋に泳ぎ続けるので、諦めて離れる。
IDNo.21 2023082802
ID name KISS (キス)male
NORTH BAYのベタ凪のエリアの水面にベタ止まりしていた親子を譲ってもらいスイム。少し距離を置いて観察していたので、お母さんは同じ場所から全く動かないで、この状態のままだった。子クジラはオス。お母さんの顔の前を回って、お腹の下に回り込み、反対側から顔をだして浮上してまたお母さんの前を移動して反対側へという行動パターンを繰り返していて、親子の愛情あるシーンや、半水面の写真を撮影することができた。何隻かのボートが順番待ちしていたので、数回泳いで次のボートに譲った。
2023082802、KISSは、8月29日にもAVA PULEPULEKAI CAHNNEL内で遭遇。前日は前か横からのアプローチだったけど、この日はテール側からアプローチした人がいて、その瞬間にお母さんが敏感に反応して動きだした。これは2回確認できたので、もし次回また会ったときには、テール側からのアプローチはしないようにした方が良いようだ。
IDNo22. 2023082803
ID name PIGGYBACK (ピギーバック)male
帰り際、SWALLOWS CAVEの前で、止まっていた親子とエスコートを譲ってもらった。エスコートの姿は見えなかったが、ずっと歌を歌っていた。親子は20230802 KISSと同様に水面に止まっていて、時折子クジラが母親の頭の上に乗っかって甘えていた。おんぶとは違うのだけど、この名前をつけた。接近しすぎると、少し移動するのだけど、また近くに止まって最初は10mくらいの浅い水深にいるのだけど、徐々に浮上してくる感じだった。
2023082803 、PIGGYBACKは8月29日には、リーフ内SISIA島近くで、30日にはAVA PULEPULEKAI CANNELのLUAMOCO島近くで2度再会。特に2度目の再会の時には、かなり慣れたのか、相当に近寄っても母クジラは全く動じなくなっていた。
2度目の遭遇で、暗くもあったので、スローシャッターで撮影してみた。8月29日
9月5日にも、リーフの南のエリアで遭遇。8月28日、29日、30日と連続して遭遇したのち、6日振りに遭遇。この時はエスコートがついて歌っていたせいか、それとも沢山のボートが着いて人と沢山泳いだせいか3度目の遭遇時のようなフレンドリーさは無かった。どちらかと言うと2度目の遭遇のときのような素っ気ない動きだった。