INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

セブロケ、ここに来ると必ず撮ってしまうもの

2013.02.11 / Author.

BLUE CORALさんでのセブロケ。昨年も5回も取材などで訪れているのだけど、ここ最近のメインの取材テーマは、やはりセブ南のオスロブで見られるジンベエザメ。もう、10回以上潜りに訪れているけど、1度もジンベエザメを外した事がない。最高では16匹ほどのジンベエザメがいたこともある。こうなって来ると逆に「いない」方が珍しい。
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メインテーマだから、当然ジンベエザメは撮影しなければいけない被写体。しかし、別に撮らなくてもいいのに、つい気合い入れて撮影してしまうものって、どこの海にいっても必ず一つくらいあるものだ。セブの場合、オスロブでのジンベエ撮影を終了すると、お決まりのコースとして、オスロブの沖にあるスミロン島で潜る。
ここでは、まず島のビーチに上陸してモデルの陸撮。
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そして次には、モデル絡みでハナダイやスズメダイ系の魚たちの群れるサンゴのワイド撮影を撮り終えると、カメラをマクロに持ち替えて、モデルを放置し、そそくさと水深15m辺りの急なスロープで、ある、かわい〜い、お魚ちゃん(気持ち悪い?)探しに没頭する。そこは、無数のクロオビスズメダイのコロニーになっているのだけど、その中から宝物でも探すかのように僕が目を凝らして探そうとしてるのが、バーチークダムゼル。それも幼魚ちゃん。
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時期によっては、なかなか幼魚が見つからず、「ちっ、しょうがない、こいつで我慢するか」くらいな感じで、成魚、あるいは、体色がすでに変化してしまった若魚を撮影して終える。しかし、今は春!幼魚が見られる可能性の高いシーズンでもある。
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思った通り、1ダイブで7匹くらいのバーチークの幼魚ちゃんを発見!「あ!バーチクちゃん、またみ〜つけちゃった〜。うふふふふ(気持ち悪い?)」と内心ウキウキ状態。もうそれからは、「僕、今から周囲のものは何も見えません、聞こえません。この子と二人だけにしてください」ばりのオーラと心のバリケードを張って、撮影に没頭するのでした。何故、この子にこんなに魅かれているのか、自分でも良くわからないのだけど、とにかく、スズメダイの幼魚の中では、今のところ一番のお気に入り。
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でも、今回は、自分の押しが甘かったのか、良いポーズを取ってもらえず、お気に入りの写真は撮影することはできず・・・。まあ、それでも「見れただけでも幸せ」な気分でエキジット。「いや〜、今日は沢山見れちゃいました〜」とジンベエが7匹いたときよりも、嬉しそうにBLUE CORALのオーナーガイド、ヒロさんに報告して、ちょっと呆れられるのでした。
それから、もう一つ、最近気になって良く撮影してしまうのが、このホヤの一種。ワライボヤとかみたいに、特に顔に見えるわけではないのだけど、なんか透明な電球の中に黄色のフィラメントがぐるぐる通ってる蛍光感とか、なんか気になるんです。
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さあ、今日は今回のセブロケ、最終日。モデルさんもいないので、マクロ撮影オンリー。何を撮影しようかな〜。
今年5月に、BLUE CORALさんでフォトツアーを開催します。興味のある人はお問い合わせ下さい。ジンベエ遭遇率、過去100%です。

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